「もしイセ。」~もしも、えっちなことをしてる途中で異世界転移しちゃったら。【異世界転移奇譚 NAYUTA 1,2】~

あめの みかな

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第21話 サクラちゃんは見た。

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 戦いを終えたピノアたちは、数万の異形の兵たちに破られた国のバリアをさらに強化した後、明日今後の作戦を練ることにし、その夜はエウロペの城でゆっくり休むことにした。

 サクラはひどく疲れていたが、なかなか寝付けなかった。
 たった1日でいろいろなことが起きすぎていた。

 一週間前に行方不明になったピノアが、無事帰ってきたかと思えば、彼女は異世界で17年も過ごしていたという。
 それだけではなく、ナユタという、サクラと同い年の男の子といっしょだった。
 しかも、ナユタはピノアの恋人なのだという。

 昨晩、同盟国であるジパングをランスの竜騎士が襲撃し、ふたりの女王が行方不明になっていることがわかった。
 それだけでなく、この国の女王である母ステラが、17年前に世界から魔法が失われたことや、一週間前にピノアが行方不明になったことは、すべてジパングのふたりの女王の仕業であるとし、ランスの国王に女王暗殺を頼んだのだという。
 当然母や父には全く寝耳に水の話であった。

 竜騎士たちが戻らず、ふたりの女王もまた行方がわらなくなり、ランスはエウロペこそが世界の脅威だとしてゲルマーニやアストリアと共に宣戦布告をしてきた。

 月の審神者という、太陽の巫女と呼ばれるジパングのふたりの女王と相反する存在がいることがわかった。
 世界の理を変える力というおそろしい力を持ち、その力によって混沌の世界を作り出そうとしているという。

 母や父たちは、エウロペの民を守るために、エウロペの民すべてを異世界へと転移させることに決め、転移した。
 サクラもいっしょに転移するはずだったが、なぜか残されてしまった。
 それだけでなく、サクラはこれまでなかった力に目覚めた。髪や瞳の色も変わってしまった。

 戦争をした。
 三国の軍隊は、異形の姿に変えられてしまっていたから、あまり命を奪ってしまったという実感はなかった。


 寝付けないときは、サクラはいつもピノアの部屋にいくことにしていた。

 ピノアがこの世界に帰ってきたとき、ナユタとしていたせっくすという赤ちゃんができる行為のことや、サクラが今日はじめて知った、赤ちゃんが産まれてくるところを触るとすごく気持ちがいいことについて教えてほしかった。


「ピノアちゃん、入ってもいい?」

 サクラは、いつものようにピノアの部屋のドアを開けた。

 ピノアはベッドの上で裸でよつんばいになっており、ナユタもまた裸でピノアのお尻を後ろから突くように、腰を前後に振っていた。

 ふたりともすごく気持ち良さそうにしていた。

 ふたりともサクラが部屋に入ってきたことにまったく気づいていなかった。

 昼間見たときは、ピノアはナユタの上に馬にまたがるようにしていたが、これもそのせっくすというものなのだろうか。


「ナユタ……もっといっぱいついて……すごくきもちいいの……おっぱいもさわって……」

「だめだよ……ちくびとくりちゃんをどうじにさわるのは、はんそくだよ……きもちよすぎて、おかしくなりそう……」

「ナユタ……わたし、もう、イキそう……」

 ピノアは身体をびくんびくんとさせて、どうやらイッてしまったようだった。

「いつもわたしばっかりさきにイッちゃってごめんね……」

 ナユタは、ピノアの赤ちゃんが産まれてくるところにいれていた何かを抜いた。

 おちんちんにしては大きすぎるけれど、それはおちんちんがついているところにあって、サクラが知るおちんちんらしきものは他のどこにもなかった。

「そんなの気にしなくていいのに」

 ナユタは、ベッドにぐったりとしているピノアを抱きしめてそう言った。
 優しく頭を撫でてあげていた。
 ピノアはすごく幸せそうで、ナユタはすごく愛おしそうな顔をしていた。

 せっくすをすると赤ちゃんができる。
 そして、それはすごくきもちがいいことで、人に見られたら恥ずかしいけれど、けっしてやましいことではなく、心と体の両方で愛しあうということなのだと、なんとなく理解できた。


「それに、一回イッちゃった後、ピノアちゃん感じやすくなるよね?」

 ナユタは、ピノアの耳を舐めた。

「ナユタのいじわる……もっとかわいがって…… いっぱいいじめて……」

 ふたりは、今度は別の体勢になった。

「きじょういもばっくもいいけど、やっぱりせいじょういがいちばんすき……
 ナユタのきもちよさそうなかお、かわいい……」

「ぼくも……ピノアちゃんがきもちよさそうにしてるの見るの大好きだよ」

「いりぐちのところ、ぐるぐるってかきまぜるのして……
 あっ、すごいきもちいい……
 ナユタの、おっきくて、かたくて、ふとくて、あつくて、わたしのあそこのきもちいいところにぜんぶあたる……」

「ピノアちゃん、ぼく、そろそろイキそう……」

「わたしも……いっしょにいこ?
 いっぱいなかにだして……」


 サクラは、いつの間にか昼間のように、ひとりで気持ち良くなることをしていた。

 そして、ふたりがイクよりも先に、「ひゃん!」と声を上げてイッてしまった。

 頭が一瞬真っ白になって、

「あのさ……サクラ……いつから見てた?」

 ピノアの声が聞こえた。

 サクラはぼんやりとしながら、

「ナユタ……もっといっぱいついて……すごくきもちいいの……おっぱいもさわって……ってところ……」

 と答えた。

 ピノアはなんだか大きくため息をついていた。


「おいで、サクラ。3人でしよ?」

 ピノアに手を引かれ、サクラは気づくとピノアとナユタにおっぱいを舐められていた。
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