9 / 29
序章ー人生の分岐点
第7話 「かつてない絶望…」
しおりを挟む
―――オーデンス=ペルギウル視点―――
何かがおかしい…。
帰路について数分経ってそう思い至った。
まずまだ夕方前なのに静かだ。
しかもただ静かなわけじゃない、なんだこのヒリつくような静けさは。
さらには人が一人も見当たらない。
そんなこと今まで一度もなかったのに…。
汗がすごい。
風は冷たいはずなのに、体は熱いわけでもないのに。
まるで何かに震えているみたいだ。
やばい、これ以上この先を歩くといけない気がする。
今からでも引き返すべきだ。
引き返そうと思ったその時だった。
道端で人が倒れていたのだ。
「だ、大丈夫ですか!?目を覚ましてください!」
心臓は…!?
よかった、動いている。
ただ眠っているだけか。
周りを見渡してみるとそこらに人がたくさん倒れていた。
なんだこの状況…?異常すぎる。村に何か起きたのか…?
父さんは?母さんは?そして…
「アイリが…」
「!?」
アイリ。そう口にしたのは僕ではなく今抱きかかえている人からだった。
「アイリ!?アイリがどうかしたのですか?」
「うう…」
とても辛そうだ…。
答えてはくれない。
考えろ!アイリがここにいたということは確かなはずだ。
アイリがいたらこの状況どうする…。
逃げるか?いやアイリに限ってそれはさすがにないか。
ということはまさかこの先に…?
そういえば!この先にはアイリの家もあるじゃないか!
なんで早く気が付かなかったんだ…。
「い、行かないと…」
もしくはだれか助けを呼ぶべきか…?
いや時間が惜しい。
何が起きたかわからないがはやくアイリを見つけて逃げないと!
このままだとアイリが危険な気がする、理由はわからないが…。
僕は震えながらもその重い足取りで必死に足を動かした。
「動け!はやく、はやく!」
走っていると徐々に狂気な何かが強くなっていった。
少ししか走っていないのに息が苦しい。
止まってしまいたい、なんとしても引き返すべきだ。
そういう考えがどんどん強くなっていく。
怖い、逃げたい、怖い、逃げたい、怖い、逃げたい……、死にたくない…。
「あ…」
そして気が付けば僕はアイリを見つけていた。
でも声はかけれなかった。
なぜならアイリの目の前に狂気の元凶が立っていたからだ。
やばい、絶対やばい、あれは僕らが関わっちゃいけないものだ。
それは人型の化け物だった。
いや化け物と呼ぶには生ぬるい、あれは人型のナニカだ。
「む…、ハエが紛れ込んだみたいだな」
気づかれた!逃げないと、いや逃げれるわけがない。
だけどそれでも逃げないと。
1秒でも長く生き延びないと…。
あ、アイリは?アイリはどうしているんだ?
そういえばさっきから何か固まったままだ。
一緒に逃げないと。
「アイリ!」
「!」
名前を呼ぶと洗脳が解けたように体の硬直がなくなり、こちらを振り返った。
「オーデンス…」
良かった無事だ、早く来た甲斐があった。
でも依然ピンチなのには変わりない。
どうやってアイリをこちらへ連れて逃げる?
ま、まずは…そうだ!目的を聞かないと。
「も、目的はなんですか?」
できるだけ敵意の視線を向けず質問した。
なるべく、相手を触発させないようにしないと。
目的さえ叶えればおとなしく帰ってくれるはずだ。
「ほう、この状況で俺に質問をするなんて肝が据わってるじゃないか。だがな、貴様が今すべきことは質問じゃない。命乞いだ、俺はいつでもお前の首をはねることができる」
「だ、だめ!それだけは絶対にダメ!わかったわ、あなたの言うとおりにする。だからオーデンスは殺さないで…」
「貴様も俺に命令するのか?俺はお前を無理やり連れていくこともできるんだぞ…?」
一体何を言っているんだ?
全く話が読めない。
アイリを連れていくといったのか…?
なんでだ、なんのためにそんなことをする。
わからない、わからなすぎて頭がおかしくなりそうだ。
「もし無理やり連れていくなら、あなたもろとも自爆してやるわ。絶対ただでは返さない」
「12歳のガキにそんなことができるとは到底思えないがな。まあいい、連れて行った先で暴れまわられても面倒だからな、今回は貴様のいう通りにしてやる」
やばい連れていかれる。
早く誰か来てくれ!お願いだ、このままじゃ…、このままじゃ僕は一生アイリに会えなくなる。
考えろ、考えろ…!
誰かを呼びに行く時間は残されていない。
どうすればいいんだよ!誰か教えてくれ…。
「じっとしていろ。そしたら奴は見逃してやる」
「はい…」
答えが出ない…。僕はなんて無力なんだ。
いざってときになにもできない、誰かを呼ぶことしか考えられない。
本当に情けなくてどうしようもない人間だ。
僕は弱い、弱者は強者に従うしかないのか。
弱者は強者にただ黙って奪われるしかないのか…。
最後にアイリの声が聞きたい。
「アイリ…」
「…」
アイリは答えてくれない。
どうして、何も言ってくれないんだ。
さっきのことまだ根に持っているのか?
こんな別れなんて僕は嫌だよ。
「貴様らはこれで会うのは最後になるだろう。最後に何か言わなくていいのか?」
「大丈夫です。彼に言うことは何もありません」
「そうか…、では飛ぶぞ」
「はい…」
僕は力が抜けていくのを感じ、膝から崩れ落ちた。
なんだよ、それ。
もう僕のこと嫌いになっちゃったのか?
そんな…。僕は体の力が段々抜けていくのを感じた。
僕には助ける力がない、そしてこの状況を打破する策もない。
さらにはアイリに嫌われてしまった。もう僕には助ける原動力はない。
どうせ立ち向かったって無様に殺されるだけだ。
せっかくアイリのおかげで生かされたんだ。
そのことに感謝して、生きていけばいいじゃないか…。
大丈夫、アイリは殺されることはないはずだ。
きっと連れていかれても幸せに生きてくれるはずさ。
そしてきっと好きな人を作って、結婚して子供を産むのだろう。
ってか、なんで今アイリの将来なんて考えているんだ僕は…。
アイリの将来なんて自分が気にしたって仕方ないじゃないか。
はあ、結局モヤモヤもわからずじまいか…。
僕は暗くなった空を眺めながらぼんやりそう考えた後、もう一度アイリの方を向いた。
アイリの体は震えていた…。
「うう…」
アイリは泣いていたのだ…。
僕にはそれがわかった。
アイリはこっちに顔を向けなかったが、僕は何となく泣いていることに気づいた。
そうだ、アイリはもともと泣き虫だった。
ことあることに僕と言い合いをして、最後には大泣きして、周囲からは僕が軽蔑の目を向けられて親にも味方されず何度怒られてきたことか…。
10年間一緒にいてアイリのことはわかったつもりでいたが、全くわかっていなかった。
そうだ、この状況アイリが一番苦しいはずだ。
憧れの英雄養成学校に特待生として招待されて、村のみんなにとってそれが誇りだった。
なのに見ず知らずの男に今はどこかへ連れていかれそうになっている。
そしてきっと一生家族とも、村のみんなにも会えないのだろう。
なんでアイリがこんな苦しい思いをしないといけないんだ!
アイリはこれから多くの人を救うんだ。
そして本当にあの英雄になってしまうのだろう。
アイリはあれでもとても正義感のある子だ、僕はアイリより英雄にふさわしいと思う人なんていないと思う。
だからこんなところでアイリの夢をつぶすわけにはいかない。
僕は勇気を振り絞り立ち上がった。
何かがおかしい…。
帰路について数分経ってそう思い至った。
まずまだ夕方前なのに静かだ。
しかもただ静かなわけじゃない、なんだこのヒリつくような静けさは。
さらには人が一人も見当たらない。
そんなこと今まで一度もなかったのに…。
汗がすごい。
風は冷たいはずなのに、体は熱いわけでもないのに。
まるで何かに震えているみたいだ。
やばい、これ以上この先を歩くといけない気がする。
今からでも引き返すべきだ。
引き返そうと思ったその時だった。
道端で人が倒れていたのだ。
「だ、大丈夫ですか!?目を覚ましてください!」
心臓は…!?
よかった、動いている。
ただ眠っているだけか。
周りを見渡してみるとそこらに人がたくさん倒れていた。
なんだこの状況…?異常すぎる。村に何か起きたのか…?
父さんは?母さんは?そして…
「アイリが…」
「!?」
アイリ。そう口にしたのは僕ではなく今抱きかかえている人からだった。
「アイリ!?アイリがどうかしたのですか?」
「うう…」
とても辛そうだ…。
答えてはくれない。
考えろ!アイリがここにいたということは確かなはずだ。
アイリがいたらこの状況どうする…。
逃げるか?いやアイリに限ってそれはさすがにないか。
ということはまさかこの先に…?
そういえば!この先にはアイリの家もあるじゃないか!
なんで早く気が付かなかったんだ…。
「い、行かないと…」
もしくはだれか助けを呼ぶべきか…?
いや時間が惜しい。
何が起きたかわからないがはやくアイリを見つけて逃げないと!
このままだとアイリが危険な気がする、理由はわからないが…。
僕は震えながらもその重い足取りで必死に足を動かした。
「動け!はやく、はやく!」
走っていると徐々に狂気な何かが強くなっていった。
少ししか走っていないのに息が苦しい。
止まってしまいたい、なんとしても引き返すべきだ。
そういう考えがどんどん強くなっていく。
怖い、逃げたい、怖い、逃げたい、怖い、逃げたい……、死にたくない…。
「あ…」
そして気が付けば僕はアイリを見つけていた。
でも声はかけれなかった。
なぜならアイリの目の前に狂気の元凶が立っていたからだ。
やばい、絶対やばい、あれは僕らが関わっちゃいけないものだ。
それは人型の化け物だった。
いや化け物と呼ぶには生ぬるい、あれは人型のナニカだ。
「む…、ハエが紛れ込んだみたいだな」
気づかれた!逃げないと、いや逃げれるわけがない。
だけどそれでも逃げないと。
1秒でも長く生き延びないと…。
あ、アイリは?アイリはどうしているんだ?
そういえばさっきから何か固まったままだ。
一緒に逃げないと。
「アイリ!」
「!」
名前を呼ぶと洗脳が解けたように体の硬直がなくなり、こちらを振り返った。
「オーデンス…」
良かった無事だ、早く来た甲斐があった。
でも依然ピンチなのには変わりない。
どうやってアイリをこちらへ連れて逃げる?
ま、まずは…そうだ!目的を聞かないと。
「も、目的はなんですか?」
できるだけ敵意の視線を向けず質問した。
なるべく、相手を触発させないようにしないと。
目的さえ叶えればおとなしく帰ってくれるはずだ。
「ほう、この状況で俺に質問をするなんて肝が据わってるじゃないか。だがな、貴様が今すべきことは質問じゃない。命乞いだ、俺はいつでもお前の首をはねることができる」
「だ、だめ!それだけは絶対にダメ!わかったわ、あなたの言うとおりにする。だからオーデンスは殺さないで…」
「貴様も俺に命令するのか?俺はお前を無理やり連れていくこともできるんだぞ…?」
一体何を言っているんだ?
全く話が読めない。
アイリを連れていくといったのか…?
なんでだ、なんのためにそんなことをする。
わからない、わからなすぎて頭がおかしくなりそうだ。
「もし無理やり連れていくなら、あなたもろとも自爆してやるわ。絶対ただでは返さない」
「12歳のガキにそんなことができるとは到底思えないがな。まあいい、連れて行った先で暴れまわられても面倒だからな、今回は貴様のいう通りにしてやる」
やばい連れていかれる。
早く誰か来てくれ!お願いだ、このままじゃ…、このままじゃ僕は一生アイリに会えなくなる。
考えろ、考えろ…!
誰かを呼びに行く時間は残されていない。
どうすればいいんだよ!誰か教えてくれ…。
「じっとしていろ。そしたら奴は見逃してやる」
「はい…」
答えが出ない…。僕はなんて無力なんだ。
いざってときになにもできない、誰かを呼ぶことしか考えられない。
本当に情けなくてどうしようもない人間だ。
僕は弱い、弱者は強者に従うしかないのか。
弱者は強者にただ黙って奪われるしかないのか…。
最後にアイリの声が聞きたい。
「アイリ…」
「…」
アイリは答えてくれない。
どうして、何も言ってくれないんだ。
さっきのことまだ根に持っているのか?
こんな別れなんて僕は嫌だよ。
「貴様らはこれで会うのは最後になるだろう。最後に何か言わなくていいのか?」
「大丈夫です。彼に言うことは何もありません」
「そうか…、では飛ぶぞ」
「はい…」
僕は力が抜けていくのを感じ、膝から崩れ落ちた。
なんだよ、それ。
もう僕のこと嫌いになっちゃったのか?
そんな…。僕は体の力が段々抜けていくのを感じた。
僕には助ける力がない、そしてこの状況を打破する策もない。
さらにはアイリに嫌われてしまった。もう僕には助ける原動力はない。
どうせ立ち向かったって無様に殺されるだけだ。
せっかくアイリのおかげで生かされたんだ。
そのことに感謝して、生きていけばいいじゃないか…。
大丈夫、アイリは殺されることはないはずだ。
きっと連れていかれても幸せに生きてくれるはずさ。
そしてきっと好きな人を作って、結婚して子供を産むのだろう。
ってか、なんで今アイリの将来なんて考えているんだ僕は…。
アイリの将来なんて自分が気にしたって仕方ないじゃないか。
はあ、結局モヤモヤもわからずじまいか…。
僕は暗くなった空を眺めながらぼんやりそう考えた後、もう一度アイリの方を向いた。
アイリの体は震えていた…。
「うう…」
アイリは泣いていたのだ…。
僕にはそれがわかった。
アイリはこっちに顔を向けなかったが、僕は何となく泣いていることに気づいた。
そうだ、アイリはもともと泣き虫だった。
ことあることに僕と言い合いをして、最後には大泣きして、周囲からは僕が軽蔑の目を向けられて親にも味方されず何度怒られてきたことか…。
10年間一緒にいてアイリのことはわかったつもりでいたが、全くわかっていなかった。
そうだ、この状況アイリが一番苦しいはずだ。
憧れの英雄養成学校に特待生として招待されて、村のみんなにとってそれが誇りだった。
なのに見ず知らずの男に今はどこかへ連れていかれそうになっている。
そしてきっと一生家族とも、村のみんなにも会えないのだろう。
なんでアイリがこんな苦しい思いをしないといけないんだ!
アイリはこれから多くの人を救うんだ。
そして本当にあの英雄になってしまうのだろう。
アイリはあれでもとても正義感のある子だ、僕はアイリより英雄にふさわしいと思う人なんていないと思う。
だからこんなところでアイリの夢をつぶすわけにはいかない。
僕は勇気を振り絞り立ち上がった。
0
あなたにおすすめの小説
『異世界ガチャでユニークスキル全部乗せ!? ポンコツ神と俺の無自覚最強スローライフ』
チャチャ
ファンタジー
> 仕事帰りにファンタジー小説を買った帰り道、不運にも事故死した38歳の男。
気がつくと、目の前には“ポンコツ”と噂される神様がいた——。
「君、うっかり死んじゃったから、異世界に転生させてあげるよ♪」
「スキル? ステータス? もちろんガチャで決めるから!」
最初はブチギレ寸前だったが、引いたスキルはなんと全部ユニーク!
本人は気づいていないが、【超幸運】の持ち主だった!
「冒険? 魔王? いや、俺は村でのんびり暮らしたいんだけど……」
そんな願いとは裏腹に、次々とトラブルに巻き込まれ、無自覚に“最強伝説”を打ち立てていく!
神様のミスで始まった異世界生活。目指すはスローライフ、されど周囲は大騒ぎ!
◆ガチャ転生×最強×スローライフ!
無自覚チートな元おっさんが、今日も異世界でのんびり無双中!
ラストアタック!〜御者のオッサン、棚ぼたで最強になる〜
KeyBow
ファンタジー
第18回ファンタジー小説大賞奨励賞受賞
ディノッゾ、36歳。職業、馬車の御者。
諸国を旅するのを生き甲斐としながらも、その実態は、酒と女が好きで、いつかは楽して暮らしたいと願う、どこにでもいる平凡なオッサンだ。
そんな男が、ある日、傲慢なSランクパーティーが挑むドラゴンの討伐に、くじ引きによって理不尽な捨て駒として巻き込まれる。
捨て駒として先行させられたディノッゾの馬車。竜との遭遇地点として聞かされていた場所より、遥か手前でそれは起こった。天を覆う巨大な影―――ドラゴンの襲撃。馬車は木っ端微塵に砕け散り、ディノッゾは、同乗していたメイドの少女リリアと共に、死の淵へと叩き落された―――はずだった。
腕には、守るべきメイドの少女。
眼下には、Sランクパーティーさえも圧倒する、伝説のドラゴン。
―――それは、ただの不運な落下のはずだった。
崩れ落ちる崖から転落する際、杖代わりにしていただけの槍が、本当に、ただ偶然にも、ドラゴンのたった一つの弱点である『逆鱗』を貫いた。
その、あまりにも幸運な事故こそが、竜の命を絶つ『最後の一撃(ラストアタック)』となったことを、彼はまだ知らない。
死の淵から生還した彼が手に入れたのは、神の如き規格外の力と、彼を「師」と慕う、新たな仲間たちだった。
だが、その力の代償は、あまりにも大きい。
彼が何よりも愛していた“酒と女と気楽な旅”――
つまり平和で自堕落な生活そのものだった。
これは、英雄になるつもりのなかった「ただのオッサン」が、
守るべき者たちのため、そして亡き友との誓いのために、
いつしか、世界を救う伝説へと祭り上げられていく物語。
―――その勘違いと優しさが、やがて世界を揺るがす。
転生したら名家の次男になりましたが、俺は汚点らしいです
NEXTブレイブ
ファンタジー
ただの人間、野上良は名家であるグリモワール家の次男に転生したが、その次男には名家の人間でありながら、汚点であるが、兄、姉、母からは愛されていたが、父親からは嫌われていた
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
転生貴族の領地経営〜現代日本の知識で異世界を豊かにする
初
ファンタジー
ローラシア王国の北のエルラント辺境伯家には天才的な少年、リーゼンしかしその少年は現代日本から転生してきた転生者だった。
リーゼンが洗礼をしたさい、圧倒的な量の加護やスキルが与えられた。その力を見込んだ父の辺境伯は12歳のリーゼンを辺境伯家の領地の北を治める代官とした。
これはそんなリーゼンが異世界の領地を経営し、豊かにしていく物語である。
ガチャで領地改革! 没落辺境を職人召喚で立て直す若き領主
雪奈 水無月
ファンタジー
魔物大侵攻《モンスター・テンペスト》で父を失い、十五歳で領主となったロイド。
荒れ果てた辺境領を支えたのは、幼馴染のメイド・リーナと執事セバス、そして領民たちだった。
十八歳になったある日、女神アウレリアから“祝福”が降り、
ロイドの中で《スキル職人ガチャ》が覚醒する。
ガチャから現れるのは、防衛・経済・流通・娯楽など、
領地再建に不可欠な各分野のエキスパートたち。
魔物被害、経済不安、流通の断絶──
没落寸前の領地に、ようやく希望の光が差し込む。
新たな仲間と共に、若き領主ロイドの“辺境再生”が始まる。
家族転生 ~父、勇者 母、大魔導師 兄、宰相 姉、公爵夫人 弟、S級暗殺者 妹、宮廷薬師 ……俺、門番~
北条新九郎
ファンタジー
三好家は一家揃って全滅し、そして一家揃って異世界転生を果たしていた。
父は勇者として、母は大魔導師として異世界で名声を博し、現地人の期待に応えて魔王討伐に旅立つ。またその子供たちも兄は宰相、姉は公爵夫人、弟はS級暗殺者、妹は宮廷薬師として異世界を謳歌していた。
ただ、三好家第三子の神太郎だけは異世界において冴えない立場だった。
彼の職業は………………ただの門番である。
そして、そんな彼の目的はスローライフを送りつつ、異世界ハーレムを作ることだった。
二月から週二回更新になります。お気に入り・感想、宜しくお願いします。
1歳児天使の異世界生活!
春爛漫
ファンタジー
夫に先立たれ、女手一つで子供を育て上げた皇 幸子。病気にかかり死んでしまうが、天使が迎えに来てくれて天界へ行くも、最高神の創造神様が一方的にまくしたてて、サチ・スメラギとして異世界アラタカラに創造神の使徒(天使)として送られてしまう。1歳の子供の身体になり、それなりに人に溶け込もうと頑張るお話。
※心は大人のなんちゃって幼児なので、あたたかい目で見守っていてください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる