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第二章:婚約者を迎えて
第19話 どちらが大事
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「ほんっとに信じられないっ!」
先程まで考え込んでいたハルカが、なにかを思い出したのか、急に真っ赤な顔で叫ぶと、床を何度も踏みつけだした。
信じられないとは、習いのことを貴族どもに言ったからか?
そこでカレヴィは自分の失言に気が付いたが、言ってしまったことはもう元には戻らない。
「ハ、ハルカ落ち着け」
怒りまくるハルカに、さすがに止めないとまずいと感じ、カレヴィが慌てて立ち上がる。シルヴィもハルカを止めに近づいていく。
「気持ちは分かりますが、ハルカ落ち着いてください。淑女らしくないですよ」
年下のシルヴィにそう言われたのが恥ずかしかったのか、ハルカは暴れるのをやめた。
しかし、ハルカはまだ不服そうにカレヴィを見つめ、そして叫んだ。
「今日は夜の習いしない!」
──なんだと? まだ一日しかしていないじゃないか。
「なにを言っている。そんな勝手が許せるか。それに、あれは褒めたんじゃないか。なのに、なぜ怒る」
カレヴィがそう言ってもハルカは納得せず、さらに怒りに頬を染めてきた。
「あの言い方じゃ、まるでわたしがカレヴィを惑わしてるみたいじゃない。カレヴィ、酷すぎるよ」
そのうちに、羞恥からかハルカが涙を浮かべた。
それを拭おうとカレヴィが思った矢先に、シルヴィが動いた。
「ハルカ」
シルヴィは心配げにハルカに腕を伸ばし……だが、途中で自分の立場に気が付いたようだ。
はっとしたようにシルヴィがその手を引っ込めると、ハルカが不思議そうにそれを見つめていた。
「兄王申し訳ありません。出過ぎた真似をしました」
「……まあ、いい。だが、ハルカは俺の婚約者だということを忘れるな」
「はい」
ハルカの涙を拭うのはシルヴィではなく、自分の役目だ。
カレヴィがハルカに腕を伸ばし、その涙を拭おうとした。
しかしハルカはカレヴィの腕をはねのけると、彼から数歩下がってから、ぐいっと手の甲で涙を拭った。
「……ハルカ、その態度は可愛くないぞ」
思わずカレヴィがむっとする。しかし、それでもまだハルカは怒っていた。
「カレヴィが悪いんでしょ。あんな恥ずかしいこと言うから。あの人達、わたしのことまるで悪女かなにかみたいに言ってたじゃない」
そう言いながらハルカが真っ赤な顔でカレヴィを睨んでくる。
その様子に、仕方ない、これは謝罪しないとハルカの機嫌は直りそうもないな、と、カレヴィは思わず溜息をついた。
「……悪かった。俺の考えがなさすぎた。ハルカ、頼むから機嫌を直してくれ」
しかし国王の自分がこうまで言ってもハルカの機嫌は直らなかった。
ハルカは真っ赤な顔のまま、そっぽを向いていた。
これはどうしたものかと考えていたら、シルヴィがハルカに言った。
「ハルカ、俺からも頼みます。どうか機嫌を直してください」
すると、カレヴィの懇願にも耳を貸さなかったハルカが困ったようにシルヴィを見てきた。
……なぜ婚約者の俺には頑ななのに、シルヴィにはそんな態度なんだ。
ひょっとして、こいつに気でもあるのか?
「……分かったよ。でも、カレヴィはもう人前であんなこと言わないで。わたしはすごく恥ずかしかったんだからね」
「ああ、すまない」
……シルヴィの言葉で了承したことを考えると、カレヴィもなんとなく面白くなく、つい返事もそっけなくなってしまう。
すると、またハルカがむっとする気配がした。
「ハルカ、兄王も反省していることですし、もうこの件を蒸し返すのはやめましょう」
「……分かったよ。シルヴィがそこまで言うならやめる」
──おもしろくないな。
シルヴィの言葉には素直に従うハルカに、おまえの婚約者はいったい誰だとカレヴィは言いたくなる。
だが、自分に非のあるカレヴィは、ここでハルカを責める大義名分もないと思い直してその場は黙っていた。
そして時間も遅くなったので、その後は場所を移して共同の間で晩餐ということになった。
「シルヴィも食べていくでしょ?」
「はい」
ハルカの誘いにシルヴィが頷くと、目に見えて彼女は嬉しそうにした。
カレヴィはそれになんとなくいらいらしながらも、ハルカの礼儀作法の授業について質問した。
「今日は略式の礼の仕方とお茶の時のテーブルマナーを教わったよ」
さほど苦にならなかったのか、ハルカはにこにこしながら食前酒を口にして言う。
「千花に礼儀作法の先生は厳しいから覚悟しておいた方がいいって聞かされてたからどうなるかと思ってたけど、実際は優しい先生でよかったよ」
肉を切り分けながら笑顔で言うハルカがなんとなく小憎らしく感じられ、カレヴィは少し彼女に意地悪をしてやることにした。
「そうか。……おまえにはもっと厳しい教師を付けた方がよかったか?」
「え、えっ? いや、今のままで結構です!」
「……冗談だ」
思った通りに焦ったハルカに、カレヴィはしてやったりと笑った。
カレヴィに遊ばれて複雑そうな顔をしているハルカに対して、シルヴィが邪気のない様子で言った。
「けれど、ハルカと教師の相性が良さそうでよかったですね。よい信頼関係を作っていくのも作法を教わるには大事です」
「うん、そうだね」
シルヴィに愛想良く笑いかけながらハルカが頷く。
「なんだ、ハルカはシルヴィには随分と愛想がいいんだな」
……ハルカの中では婚約者の自分よりもシルヴィの方が上なのか?
むかつきながらも、ことさらなんでもないことのようにカレヴィがそう言うと、ハルカは素直に話してきた。
「わたし、弟が欲しかったから、シルヴィとは仲良くなりたいんだよね」
「そ、そうですか……」
カレヴィがシルヴィを横目で見やると、それに気づいた彼が困ったように頷いた。
「まあ、程々にしておけよ。それこそ、先程のやつらに妙な噂を立てられかねん」
一応釘を刺しておくと、ハルカは分かったのかどうか、のんびりと言ってくる。
「これだけ歳が離れていたらそんな気になるはずないのにねえ。わたしにはシルヴィは可愛い弟みたいに思えるけど」
すると、シルヴィが子供扱いされたと思ったのか、むっとした顔をした。
「失礼ですが、俺はもう成人しているんです。あなたの相手として噂される可能性はいくらでもあるんですよ。それなのに、そんなことを言われるのは心外です」
シルヴィ、よけいなことは言うな。
ハルカが間違って男としておまえを意識したらどうする。
そうは思ったがカレヴィは事の成り行きを黙って見ていた。
「ご、ごめんね。シルヴィのプライドを傷つけるつもりはなかったんだ。許してね」
ハルカがシルヴィに頭を下げると、彼は少し息をついて、首を横に振った。
「……俺も言い過ぎました。ただ、本当にやつらに妙な言いがかりをつけられるようなことには気をつけてください」
「う、うん、分かった。気をつける」
ハルカは戸惑ったように頷くと、それから気を取り直すように話題を変えてきた。
「ところで、礼儀作法の先生に今日習ったことの復習してくださいって言われたんだよね。だから、カレヴィ後でわたしがきちんと出来ているか見てほしいんだけど」
「ああ、いいぞ。しっかり見てやる」
……ただし、代償はしっかり受け取るがな。
「その代わり、おまえには夜の方も頑張ってもらうぞ」
カレヴィのその答えに、それまで笑顔でいたハルカががっくりとなった。
シルヴィはといえば、そのことを想像でもしたのか真っ赤になっている。
「……なら、侍女達に見てもらうからいいよ」
「礼儀作法なら俺が見た方が確実だぞ。遠慮するな」
なにせ、幼少から作法はこの身に叩き込まれている。
うぬぼれる訳ではないが、最初に自分を作法の復習相手に選んだハルカは正しい。
ハルカはしばらく躊躇していたが、結局は観念したようだ。
シルヴィも邪魔をしては悪いと思ったのか、早々に自分の居室へと帰っていった。
そして、彼女を実際に見てみれば、筋はいいしなにも問題はない。ハルカは実によい生徒だった。
夜の習いに入ると、カレヴィは早速ハルカを寝台に押し倒した。
「……約束は守ってもらうぞ」
「わ、分かったよ」
あんな簡単な復習で楽しませてもらうのも少し気が咎めたが、約束は約束だ。
ハルカは自分の身に降りかかる事態を想像したらしく頬を染める。
カレヴィはそれを楽しく眺めながらこれからの夜について期待を膨らませていたが、ハルカが不意に言った言葉に彼の機嫌は急降下した。
「……よくよく考えたら、復習を見てもらうのはシルヴィでも良かったんじゃない? 彼も王族で礼儀作法は完璧なはずだし」
閨で他の男の名を出すとはいい度胸だ。
ハルカ、覚悟しておけよ。
それからすぐにハルカの嬌声が寝室に響きわたり、彼女は体力の続くまでカレヴィにつきあわされる羽目になるのだった。
先程まで考え込んでいたハルカが、なにかを思い出したのか、急に真っ赤な顔で叫ぶと、床を何度も踏みつけだした。
信じられないとは、習いのことを貴族どもに言ったからか?
そこでカレヴィは自分の失言に気が付いたが、言ってしまったことはもう元には戻らない。
「ハ、ハルカ落ち着け」
怒りまくるハルカに、さすがに止めないとまずいと感じ、カレヴィが慌てて立ち上がる。シルヴィもハルカを止めに近づいていく。
「気持ちは分かりますが、ハルカ落ち着いてください。淑女らしくないですよ」
年下のシルヴィにそう言われたのが恥ずかしかったのか、ハルカは暴れるのをやめた。
しかし、ハルカはまだ不服そうにカレヴィを見つめ、そして叫んだ。
「今日は夜の習いしない!」
──なんだと? まだ一日しかしていないじゃないか。
「なにを言っている。そんな勝手が許せるか。それに、あれは褒めたんじゃないか。なのに、なぜ怒る」
カレヴィがそう言ってもハルカは納得せず、さらに怒りに頬を染めてきた。
「あの言い方じゃ、まるでわたしがカレヴィを惑わしてるみたいじゃない。カレヴィ、酷すぎるよ」
そのうちに、羞恥からかハルカが涙を浮かべた。
それを拭おうとカレヴィが思った矢先に、シルヴィが動いた。
「ハルカ」
シルヴィは心配げにハルカに腕を伸ばし……だが、途中で自分の立場に気が付いたようだ。
はっとしたようにシルヴィがその手を引っ込めると、ハルカが不思議そうにそれを見つめていた。
「兄王申し訳ありません。出過ぎた真似をしました」
「……まあ、いい。だが、ハルカは俺の婚約者だということを忘れるな」
「はい」
ハルカの涙を拭うのはシルヴィではなく、自分の役目だ。
カレヴィがハルカに腕を伸ばし、その涙を拭おうとした。
しかしハルカはカレヴィの腕をはねのけると、彼から数歩下がってから、ぐいっと手の甲で涙を拭った。
「……ハルカ、その態度は可愛くないぞ」
思わずカレヴィがむっとする。しかし、それでもまだハルカは怒っていた。
「カレヴィが悪いんでしょ。あんな恥ずかしいこと言うから。あの人達、わたしのことまるで悪女かなにかみたいに言ってたじゃない」
そう言いながらハルカが真っ赤な顔でカレヴィを睨んでくる。
その様子に、仕方ない、これは謝罪しないとハルカの機嫌は直りそうもないな、と、カレヴィは思わず溜息をついた。
「……悪かった。俺の考えがなさすぎた。ハルカ、頼むから機嫌を直してくれ」
しかし国王の自分がこうまで言ってもハルカの機嫌は直らなかった。
ハルカは真っ赤な顔のまま、そっぽを向いていた。
これはどうしたものかと考えていたら、シルヴィがハルカに言った。
「ハルカ、俺からも頼みます。どうか機嫌を直してください」
すると、カレヴィの懇願にも耳を貸さなかったハルカが困ったようにシルヴィを見てきた。
……なぜ婚約者の俺には頑ななのに、シルヴィにはそんな態度なんだ。
ひょっとして、こいつに気でもあるのか?
「……分かったよ。でも、カレヴィはもう人前であんなこと言わないで。わたしはすごく恥ずかしかったんだからね」
「ああ、すまない」
……シルヴィの言葉で了承したことを考えると、カレヴィもなんとなく面白くなく、つい返事もそっけなくなってしまう。
すると、またハルカがむっとする気配がした。
「ハルカ、兄王も反省していることですし、もうこの件を蒸し返すのはやめましょう」
「……分かったよ。シルヴィがそこまで言うならやめる」
──おもしろくないな。
シルヴィの言葉には素直に従うハルカに、おまえの婚約者はいったい誰だとカレヴィは言いたくなる。
だが、自分に非のあるカレヴィは、ここでハルカを責める大義名分もないと思い直してその場は黙っていた。
そして時間も遅くなったので、その後は場所を移して共同の間で晩餐ということになった。
「シルヴィも食べていくでしょ?」
「はい」
ハルカの誘いにシルヴィが頷くと、目に見えて彼女は嬉しそうにした。
カレヴィはそれになんとなくいらいらしながらも、ハルカの礼儀作法の授業について質問した。
「今日は略式の礼の仕方とお茶の時のテーブルマナーを教わったよ」
さほど苦にならなかったのか、ハルカはにこにこしながら食前酒を口にして言う。
「千花に礼儀作法の先生は厳しいから覚悟しておいた方がいいって聞かされてたからどうなるかと思ってたけど、実際は優しい先生でよかったよ」
肉を切り分けながら笑顔で言うハルカがなんとなく小憎らしく感じられ、カレヴィは少し彼女に意地悪をしてやることにした。
「そうか。……おまえにはもっと厳しい教師を付けた方がよかったか?」
「え、えっ? いや、今のままで結構です!」
「……冗談だ」
思った通りに焦ったハルカに、カレヴィはしてやったりと笑った。
カレヴィに遊ばれて複雑そうな顔をしているハルカに対して、シルヴィが邪気のない様子で言った。
「けれど、ハルカと教師の相性が良さそうでよかったですね。よい信頼関係を作っていくのも作法を教わるには大事です」
「うん、そうだね」
シルヴィに愛想良く笑いかけながらハルカが頷く。
「なんだ、ハルカはシルヴィには随分と愛想がいいんだな」
……ハルカの中では婚約者の自分よりもシルヴィの方が上なのか?
むかつきながらも、ことさらなんでもないことのようにカレヴィがそう言うと、ハルカは素直に話してきた。
「わたし、弟が欲しかったから、シルヴィとは仲良くなりたいんだよね」
「そ、そうですか……」
カレヴィがシルヴィを横目で見やると、それに気づいた彼が困ったように頷いた。
「まあ、程々にしておけよ。それこそ、先程のやつらに妙な噂を立てられかねん」
一応釘を刺しておくと、ハルカは分かったのかどうか、のんびりと言ってくる。
「これだけ歳が離れていたらそんな気になるはずないのにねえ。わたしにはシルヴィは可愛い弟みたいに思えるけど」
すると、シルヴィが子供扱いされたと思ったのか、むっとした顔をした。
「失礼ですが、俺はもう成人しているんです。あなたの相手として噂される可能性はいくらでもあるんですよ。それなのに、そんなことを言われるのは心外です」
シルヴィ、よけいなことは言うな。
ハルカが間違って男としておまえを意識したらどうする。
そうは思ったがカレヴィは事の成り行きを黙って見ていた。
「ご、ごめんね。シルヴィのプライドを傷つけるつもりはなかったんだ。許してね」
ハルカがシルヴィに頭を下げると、彼は少し息をついて、首を横に振った。
「……俺も言い過ぎました。ただ、本当にやつらに妙な言いがかりをつけられるようなことには気をつけてください」
「う、うん、分かった。気をつける」
ハルカは戸惑ったように頷くと、それから気を取り直すように話題を変えてきた。
「ところで、礼儀作法の先生に今日習ったことの復習してくださいって言われたんだよね。だから、カレヴィ後でわたしがきちんと出来ているか見てほしいんだけど」
「ああ、いいぞ。しっかり見てやる」
……ただし、代償はしっかり受け取るがな。
「その代わり、おまえには夜の方も頑張ってもらうぞ」
カレヴィのその答えに、それまで笑顔でいたハルカががっくりとなった。
シルヴィはといえば、そのことを想像でもしたのか真っ赤になっている。
「……なら、侍女達に見てもらうからいいよ」
「礼儀作法なら俺が見た方が確実だぞ。遠慮するな」
なにせ、幼少から作法はこの身に叩き込まれている。
うぬぼれる訳ではないが、最初に自分を作法の復習相手に選んだハルカは正しい。
ハルカはしばらく躊躇していたが、結局は観念したようだ。
シルヴィも邪魔をしては悪いと思ったのか、早々に自分の居室へと帰っていった。
そして、彼女を実際に見てみれば、筋はいいしなにも問題はない。ハルカは実によい生徒だった。
夜の習いに入ると、カレヴィは早速ハルカを寝台に押し倒した。
「……約束は守ってもらうぞ」
「わ、分かったよ」
あんな簡単な復習で楽しませてもらうのも少し気が咎めたが、約束は約束だ。
ハルカは自分の身に降りかかる事態を想像したらしく頬を染める。
カレヴィはそれを楽しく眺めながらこれからの夜について期待を膨らませていたが、ハルカが不意に言った言葉に彼の機嫌は急降下した。
「……よくよく考えたら、復習を見てもらうのはシルヴィでも良かったんじゃない? 彼も王族で礼儀作法は完璧なはずだし」
閨で他の男の名を出すとはいい度胸だ。
ハルカ、覚悟しておけよ。
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