聖獣騎士隊長様からの溺愛〜異世界転移記〜

白黒ニャン子(旧:白黒ニャンコ)

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第3章 翡翠の剣姫

4.求める結果がそれだけだとは限らない!⑤




気まずい。
カイザー、超、不機嫌でムッスリ黙り込んでるし。シャイアは妙に得意気だし。ジディは口を挟めず困惑いっぱい。キリアンは頭ガリガリ掻きながら溜め息ついてる。
結局、誰に何をどう聞いたらいいのか……

「まずは聖下、謝らせていただきたい!」
「謝るっ、、て?」
「私は知らなかったのだ。聖下とカイザーがただならぬ仲だとは」
「ただならぬって……………………」

…………………………………………むしろ、どんな仲だよ⁈
俺が聞きたいわ!!
如何にもいかがわしい関係みたいじゃん!
マジ、やめれ!
俺とカイザーは普通に……
シャイアの言葉に絶句した後、自分の中で返したに、思わず赤面し顔を伏せた。

「聖下?」
「シャイア、いい加減にしろよ!話をしたいと無理矢理ねじこんでおいて何だそれは⁉︎お前は誤解を解く気があるのか?」
「あるから話しておるではないか?何がおかしい?」
「全部だ!お前の何もかもがおかしい!!時間の無駄だな。お前が話してもマヒロを混乱させるだけだ!やはり俺が話す。ただし!!」

ムッとした顔で口を開き、、かけたシャイアに手の平を向け、カイザーが制止をかけた。
目を瞠り口をつぐむシャイアに、カイザーが更に畳み掛ける。

「お前がいないところで、マヒロと2人だけで、だ!マヒロ、行くぞ?」
「え?あ?う??」

手を取られ、ソファから立ち上がらされた。

「カイザー!私はまだ話してないぞ!!勝手が過ぎるではないか!!」
「勝手なのはどっちだ⁉︎散々、引っ掻き回しやがって!アウランゼに滞在中は、俺の屋敷に部屋をとの皇太子殿下よりの言葉だったが断るッ!城の貴賓室きひんしつを用意するよう手配するからそちらへ行け!」
「なっ⁉︎私が聖下に誤解されたままでもいいと言うか⁉︎ここでが駄目なら、お前の屋敷で…」
「知るかッッ!!もう、これ以上はたくさんだ!!しばらくはお前の顔は見たくない!キリアン!!」
「はいは~い!足留め……じゃ、なくて!おもてなしっすね?」

やれやれとばかりに肩を竦めるキリアンに、カイザーがフンと鼻を鳴らし、用は済んだときびすを返す。
怒り狂いながら何やら騒ぐシャイアを完全無視だ。

「ジディ…悪いが、貴賓室への手配を頼めるか?」
「かしこまりました……ですが、よろしいのですか?」
「他国の使者だからな…確かに面倒な事にはなるだろうが、俺がもう我慢ならん!皇太子殿下へは俺が上手く取り繕うから大丈夫だ」
「分かりましたわ。では、そのように…」

短いやり取りだけで、ジディが静かに下がる。
すごい……有能な女性秘書みたいだ。
カイザーも満足そうに小さく笑んで離れた。

「マヒロ」
「ぁ…………う、ん」

手を引いて促される。

「聖下!」

すがるようなシャイアの呼びかけに、後ろめたくて振り返りかけた俺の体が、目の前の男に強引に扉の外へと引っ張り出された。








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