君の「赤」は僕の「茶」

たらしゅー放送局

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パート1、茶は赤

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どうもこんにちは、私は、そうですねぇ、色彩とでもお呼びください。さて、今から見せます幻灯はとある少年の半生を描いた幻灯です。この少年は私の若い頃に似ております。さてまぁそんな話はどうでもよくて、皆様は赤色を知っていますか?まぁ知っている人が大概でしょう。しかし私とこの少年は赤色を余り知りません。そんな少年の半生、とくとご覧ください。


俺は赤を知らない。ちっさい頃からそうだった。戦隊物のなんたらレッドも俺はわからない。レッドと言い張るスーツを着た男は俺から見ればレッドではなく茶色である。

小学校に入った時、黒板にかかれた紅色の字を俺は近くからでも見えなかった。それを受けてか、俺はクラスから少し浮いていた。小学四年生の時、生まれて初めていじめにあった。物を隠され、無理矢理黒板に書いた字を読ませたり、とにかく色々とされたのだ。そんな事をされて精神的に参ってしまった。そこから小学校時代は波乱の連続だった。物が盗まれるたびに犯人を力ずくで探し出し、殴りまくった。ある時は男子の股関を膝蹴りして大事な所をつぶしかけたり、女子には拳の連続アタックを喰らわした。今じゃ情けない話たが人間、精神的に参ると人って変わるんだと初めて知った。


中学生活はとにかくいい思い出が多い。やっと理解してくれる人が出て来た。先生の一人にも同じ特徴の人がいたりした。


ここから先、恐らく俺はこの世界に受け入れられないだろう。いじめられ、迫害されてゆくだろう。自殺だって考えるかもしれない。しかし、これだけはわかってほしい。
『君の見ている世界の色は人によって変わること、君の色は一つではないこと、色は一つではないこと。』これだけはわかってほしい。



fin


さて、どうだったでしょう。え?この少年の人生の続きが気になるですって?そうですね、それではここから二年後、またこの幻灯のパート2を上映しましょう。それではこれで私の幻灯の上映を終わりにします。
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