楽しい

アメ

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「はわわわ!?」
こ、これがジェットコースター!?大きいなあ・・・。
「すごい。こんなに遊園地ではしゃいでる中学生初めて見たかも」
「しょ、しょうがないじゃん。来たことなかったんだし」
友達に言われ、むっとした私だったけど、そんなものどこかに行ってしまう。
だって、目の前にジェットコースターがあるんだもん!!
数日前、友達に遊園地行かない?と誘われ、すぐに行く!と返事をした。
昨日なんて、夜なかなか寝れないし、朝も忘れものないかな!?とずっと楽しみにし
てた。そして、今、一番楽しみにしていた乗り物に乗るのだ。
「じゃ、乗ろっか」
「う、うん!!」
ジェットコースターに乗るまで、ずっと足が軽かった。今なら、空を飛べるんじゃな
いかって思うくらい。
「ね、一番前が空いてるよ!」
ええっ!?一番前!?
心の中で、存分に叫び、友達の隣に座った。間もなくして、がこんという音がして、
ジェットコースターが動き出す。ドクンドクンと心臓の音が高鳴っていく。
上り坂が、もうすぐで終わる・・・。そんな時、頂上に来た!
わ、高い・・・!
なんて思っていると、風が顔に体に吹き付けた。
「わー!すごい、気持ちい!!」
自分の体に吹き込む風がくすぐったい。楽しい。ただ、純粋にそう感じた。
ジェットコースターに乗り終えた後は、
楽しい!なんで、遊園地に来なかったんだろう?
という気持ちで溢れていた。
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