私はゴミ箱の中に住んでいる

昼

家に帰って来た時には、お腹がぺこぺこだった。
急いでキッチンに行き、昼食を作る。昼食は、オムライスだ。
卵で包む時、失敗しそうになったがそれ以外はなんなくできた。
美味しい匂いがキッチンを包み込み、また、お腹がグ～～～っとなった。
「いただきま～す！」
自分が作った中で一番ぐらい出来は良くて、美味しかった。
オジサンもばくばくと食べている。
昼食を食べ終え、鼻歌を歌いながら、お皿洗いをしていると、
「ふんぎゃっっ！！」
という鳴き声が。え？と思い、下を向くとオジサンが走ろうとじたばたしている。
だけど、全然前に進んでいない。と、オジサンが私の足を見ている。
慌てて足を上げるとオジサンは、リビングに駆け出した。
どうやら、尻尾を踏んでいたらしい
ごめん、オジサンっ！
そう思いながら、私は小さく舌を出した。
お皿洗いが終わると、オジサンと一緒にテレビを見る。
録画している、アニメや映画、DVDなどだ。テレビを見ていると、
　そんな、あわただしい午後は、ゆっくりと過ぎて行った。