28 / 33
生きてる?
しおりを挟む
「オレは、ほんとは罰を受けないといけないんだ」
それが私が気絶する前に聞いた言葉だった。
その後、私達は激しい波にのみ込まれた。
¥¥¥
「あ、あれ?」
眩しい光で目が覚めた。崖から落ちたはずなのになぜか今、生きている。
思い返せば、ミナトが助けてくれて・・・。
「み、ミナトはっ!?」
周りを見渡すとすぐそば__隣__にミナトがいた。
が、寝息が聞こえるだけで、起きる気配はない。
そういえば・・・と考え込む。崖の下は、激しい水流だったはずだ。
なのに私には怪我一つない。ちらとミナトを見る。
肌が出ている所は怪我だらけだった。
(ミナトが、かばってくれた?)
と、ここまで思って気が付いた。
ミナトは、自分が悪い奴、と言っていた。それはどういうことなのだろうか。
私が考えていると、
「いてて・・・」
顔をしかめながらミナトが上半身を起こした。
いつものようにミナトに接したいのに、気になって接し方がわからない。
下を向いてしまうとミナトが初めて会った時のように、顔を近づけてきた。
「未菜?大丈夫?」
そう心配してくれるのに、考え過ぎて何も言えない自分に腹が立った。
それが私が気絶する前に聞いた言葉だった。
その後、私達は激しい波にのみ込まれた。
¥¥¥
「あ、あれ?」
眩しい光で目が覚めた。崖から落ちたはずなのになぜか今、生きている。
思い返せば、ミナトが助けてくれて・・・。
「み、ミナトはっ!?」
周りを見渡すとすぐそば__隣__にミナトがいた。
が、寝息が聞こえるだけで、起きる気配はない。
そういえば・・・と考え込む。崖の下は、激しい水流だったはずだ。
なのに私には怪我一つない。ちらとミナトを見る。
肌が出ている所は怪我だらけだった。
(ミナトが、かばってくれた?)
と、ここまで思って気が付いた。
ミナトは、自分が悪い奴、と言っていた。それはどういうことなのだろうか。
私が考えていると、
「いてて・・・」
顔をしかめながらミナトが上半身を起こした。
いつものようにミナトに接したいのに、気になって接し方がわからない。
下を向いてしまうとミナトが初めて会った時のように、顔を近づけてきた。
「未菜?大丈夫?」
そう心配してくれるのに、考え過ぎて何も言えない自分に腹が立った。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
5
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる