うえる

アメ

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飢える

「ミケ、どこに行ったのー?」
大きな声を出して、探すがまったく見つからない。
もう、あの子ったら、どこに行ったの?
私のペットの猫。ミケは、なぜだか喋れる。赤ちゃんの時は、全然わからなかったけ
ど、大人となった今は、話しができるのだ。そんなミケがどこかに行ってしまった。
「ミケー!!」
庭にもいない。部屋にもいない。さて。ミケのお気に入り場所はどこだったかな?
ときどき、
「布団・・・」
とか、
「ご飯は、魚・・・」
などと、声が聞こえる。私は、その言葉を頼りに押し入れや、キッチンを探した。
だけど、ミケが言っているところに行っても、まだ見つけれていない。
「もしかして、嘘ついてるとか・・・?」
でも、そんなことはない。私たちはよく、この遊びをするのだ。どちらか、一方が鬼
で、逃げる人が言うキーワードを頼りに、見つけるという遊び。
その遊びで、嘘をついてはいけない。と二人で、ルールを作った。
だから、その言葉の通りに探してたんだけど・・・。
「なんで、いないの・・・?」
疲れ果てた私が、自分の部屋に座り込むと、
「眠いなぁ・・・」
と、聞き慣れた声がすぐ近くで聞こえた。ばっと後ろの布団をめくると、そこには丸
まったミケがいた。
「ミケ、ここにいたの?」
そう聞くが、返事はない。たぶん、寝てる。
「なんだ、そういうことか。ただたんに、寝言だったんだね」
これで、ミケの件は一件落着!
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