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1章 春
係
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「今日は、タケノコニョッキをしまーす」
前に出ている女の子が、説明を始める。
私は、前に出ていながら、その説明を聞いていた。
今日は、私たちが担当の係の日。休み時間の最後の、10分間を使っているから、
簡単な遊びを考えたのだ。でも、簡単な遊びってだけじゃ、いけない。
この遊びをする、理由がないといけないのだ。
私たちの係では、『相手を受け入れて、仲良く』がテーマ。
だから、男女仲良くなれるような遊びにしないといけない。
で、思いついたのが、タケノコニョッキってわけ。
「では、始めまーす。せーの、タケノコタケノコニョッキッキ!」
説明が終わり、タケノコニョッキが始まった。でも、一瞬間ができ、係の人が
「1ニョッキ!」
と言う。そして、また間ができ、他の係の人が
「2ニョッキ!」
と言う。ここでやっと、係ではない人が
「3ニョッキ」
と言った。それに続いて、4、5、6・・・と声があがる。
もちろん、最後になってしまったら、負けてしまうので、由衣もタイミングを
見計らって、
「8ニョッキ!」
と言った。その後、少しずつ続いていき・・・。
「15ニョッキ!」
「15ニョッキ!」
誰かと、誰かの声が重なりあった。私たち、係の人は「あ、」と顔を見合わせた。
そして、説明をしていた女の子が、教室全体に聞こえる声で言った。
「同じ言葉が被ったので、タケノコニョッキは終わりになりまーす」
「まじかぁー」
その言葉に、「言わなきゃよかったー」と声があがる。
もう一回する?という話になったが、キーンコーンカーンコーンと
チャイムが鳴ったので、今日は終わりになった。
前に出ている女の子が、説明を始める。
私は、前に出ていながら、その説明を聞いていた。
今日は、私たちが担当の係の日。休み時間の最後の、10分間を使っているから、
簡単な遊びを考えたのだ。でも、簡単な遊びってだけじゃ、いけない。
この遊びをする、理由がないといけないのだ。
私たちの係では、『相手を受け入れて、仲良く』がテーマ。
だから、男女仲良くなれるような遊びにしないといけない。
で、思いついたのが、タケノコニョッキってわけ。
「では、始めまーす。せーの、タケノコタケノコニョッキッキ!」
説明が終わり、タケノコニョッキが始まった。でも、一瞬間ができ、係の人が
「1ニョッキ!」
と言う。そして、また間ができ、他の係の人が
「2ニョッキ!」
と言う。ここでやっと、係ではない人が
「3ニョッキ」
と言った。それに続いて、4、5、6・・・と声があがる。
もちろん、最後になってしまったら、負けてしまうので、由衣もタイミングを
見計らって、
「8ニョッキ!」
と言った。その後、少しずつ続いていき・・・。
「15ニョッキ!」
「15ニョッキ!」
誰かと、誰かの声が重なりあった。私たち、係の人は「あ、」と顔を見合わせた。
そして、説明をしていた女の子が、教室全体に聞こえる声で言った。
「同じ言葉が被ったので、タケノコニョッキは終わりになりまーす」
「まじかぁー」
その言葉に、「言わなきゃよかったー」と声があがる。
もう一回する?という話になったが、キーンコーンカーンコーンと
チャイムが鳴ったので、今日は終わりになった。
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