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第23話 究極の美の体現者クマちゃん
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クマちゃんは現在どんな長毛種のもこもこも敵わないほど、美しく煌めくサラもこになっていた。
もともと美しかったクマちゃんは、たった一度のお手入れで美哺乳類の頂点に立ってしまったのだ。
◇
「無理無理無理なにそのファサァって感じ。無い。マジでムリだから」
毛足の長い猫か、犬か、クマか――何にせよ、新たなる美を体現しているクマちゃんにリオは否定的だ。
高級感があふれすぎて近寄りがたいのだろうか。
ルークは格段に質が高くなったクマちゃんの被毛をファサっと長い指で梳かし、手触りを確かめている。
「効いてんじゃねぇか」
――ファサァ――。
「いやいやいやいや。あれそんな恐ろしい薬じゃないから。一晩で伸びるわけないし塗ってないとこまで伸びてるし。そもそもソレ塗って生えた人見たことねーし」
「どっかにいるだろ」
――ファサァ――。
「一晩でそんな頭になったら噂になるに決まってるっしょ。つーかリーダーそのファサァってするのやめてもらっていい? なんか腹立つんだけど」
無益な会話をやめ、朝の支度をする。
少しくらい誰かの髪が伸びたからといって、仕事に遅れるわけにはいかないのだ。
まるで秘境の洞窟のように神聖な空気が漂う薄暗い部屋。
ルークが専用の引き出しに手を伸ばし――黒と銀の色合いの――意匠の凝ったリボンを取り出す。
その際「えぇ……」と肯定的ではない声が近くから上がったが、当然黙殺された。
◇
二人と一匹が一階の酒場へ下りてすぐ。
ウィルが彼らと合流し、風に被毛をサラサラふわふわ靡かせているもこもこへ、透き通った声を掛けた。
「おや、今日のクマちゃんは何故そんなに艷やかな風采なのだろう」
食事中の冒険者達がざわめき、視線がもこもこに集中する。
「――酒場の皆も驚いているみたいだね。でも僕は新しい髪型も素敵だと思うよ」
理由を察したらしい彼が養護するように付け加えた。
「えぇ……」
仲間内での反対勢力はひとりだけのようだ。しかし彼は心に決めた。
――今夜絶対あの変な毛を切る――。
クマちゃんは気付かない。仲間の一人が裏切ろうとしていることに――。
◇
「おい……。今度は一体何があった」
マスターがこめかみを揉み、何かを諦め、凪いだ海のような目を向け静かに尋ねた。
「何もねぇよ」
白いミステリーを抱えた男は怪事など無いと言う。
「リーダーがギルドで売ってる全く効果がない例の薬をクマちゃんに塗ってました」
いじめっ子の悪事を告げ口する子供のような口調で証言する『へこみ擦りこみ事件』の目撃者リオ。
ついでにギルドの商売への批判も混じっている。
「例の薬というのは、豊かになるというあの薬? あれは誰にも効かないのではなかった?」
『効かない薬』と聞いただけでそれを思い浮かべるあたり、ウィルもその件についてはギルドを信用していないのが窺える。
自身の所属するギルドが効果のない薬を販売しているのは、あまり気分のいいものではない。
「お前ら……。まぁ、言いたいことはわかる。その件は一度ギルドで話し合っておく。効果がねぇとわかっていて金を出させるのは、確かに問題だな」
マスターはギルドへの批判を真摯に受け止めた。
「それで、なんでその白いのだけそんな効果が出たんだ。……いや、考えたってわからねぇな。その件も、今話し合って答えが出るもんでもねぇ」
最近諦めの早いマスターはクマちゃんの艶やかな被毛についての言及を避け、いつものように三人を森の調査へ送り出した。
◇
美の体現者クマちゃんは、昨日頼まれた二種類の飲み物を作るため自分の店に来ていた。
石の確保はどうにかなったが、瓶を作り続けるには魔石が必要である。
今持っているものは、あと一つだけになってしまった。
今日の試飲用のものは昨日つくった瓶に入れるとして、もしもギルドで元気になる飲み物の販売が認められたら、報酬に魔石を貰えないだろうか。
最後の一つは大事に使おう。
あらゆるプロジェクトを中止するしかない資金難なクマちゃんだったが、ふと素晴らしいアイテムを思いついた。
――今後も役に立つだろうから、朝のうちに作ることにしよう。
こうしてクマちゃん製作所の資金は枯渇した。
◇
「うわ……。なんかますますやべーことになってるんだけど……」
酒場に戻ってすぐに白い店に来たリオが目にしたものは、良くない方向に突き進んでいるクマちゃんだった。
目の前のクマちゃんは、高級感の増した長い被毛と合わせたように黒と銀の豪華なリボンを身に着け、何故か、顔に黒いサングラスをかけている。
「なに、そのサングラス。絶対似合ってないって……」
怪しげなサングラスをかけ、長い毛をなびかせ、マグカップで牛乳を飲んでいるクマちゃんを見て、彼は思った。
(マジあの毛ぜってー切る)
変な毛絶対許さない派リオのおそろしい計画に気付かないクマちゃん。
エキセントリックな長毛種はルークにサングラスを外され、優しく撫でられている。
サンも室内の光も遮るグラスはルークのお気に召さなかったようだ。
「うーん。クマちゃんは顔がきちんと見えていたほうが可愛いのではない?」
大抵なんでも肯定するウィルの賛成も、今回は得られなかった。
◇
「ああ、作ってくれたか。悪いな。……それで被験者だが、さすがに怪我人に俺が呼ぶまで待て、というわけにもいかねぇからな。怪我と言っていいのかわからんが、最近ずっと腰が痛いと言っている奴と、立ちっぱなしの仕事であちこち痛いと言ってる奴しか見つからなかった」
『謎の長毛種が作った飲み物』の運び屋リオからそれを受け取ったマスターは、白い何かに礼を言い、渋い声で告げた。
大事な冒険者に怪我人のままでいろというほど、ギルドは鬼畜ではない。
過去に回復薬で治せなかった怪我をもつ者もいるが、彼らを呼び出すのは早計だろう。
「マスター。いつ試すの?」
「もうすぐ来る。あいつらが来たらすぐに飲んでもらう。終わったらまた、仕事があるからな」
ギルドの人手不足は深刻なようだ。
謎の液体を飲まされた人間は、そのまま働きに出されるらしい。
◇
扉を数回叩く音が聞こえ、料理人らしい服装の男と、庭仕事の途中で呼び出されたような男が入ってきた。
「新しい回復薬がどうとかって言われて来たんですがね。オレは仕事が減れば薬なんてもんは貰わなくたって治ると思いますよ」
マスターに生意気な口を利く料理人らしい中年男性は、ガタイはいいが疲れているせいで、少しやつれていた。
薬より休みを寄越せと顔にも書いてある。
立ちっぱなしというのは彼の仕事のことだろう。
「あの……。マスター……。俺も、薬とかいいんで……。そろそろ引退しようかと……」
庭師なのか作物を作っているのか、外の仕事であろう男性はマスターよりも年上のようだ。
腰の痛みだけでなく年齢的なものもあって引退したいらしい。
料理人とは違い、気が強くはなさそうに見えた。
「忙しいところ呼び出して悪いな。これを飲んだら持ち場に戻ってくれてかまわない」
二人の本当の望みは仕事に戻ることではない。
マスターはわかっていて受け流した。
マスターの指示により、症状の比較的軽い料理人が白い方、外仕事の男性が緑色の方を飲むことになった。
「マスター。なんでただの牛乳をこんな……宝石より高そうな光った瓶に入れてるんです?」
匂いで『ぎゅ』から始まる白い液体の正体に気付いた料理人が『正気か』と尋ね、
「いいからやれ」雑念をもこもこに捨てられたマスターが神々しい瓶を顎で指す。
胡散臭そうな顔をして牛乳に口をつけた彼はとんでもない甘さのそれに顔を歪め――正面で見張るマスターと目が合い、一気に飲み干した。
世にも珍しい瓶に入った謎の乳飲料が、料理人の繊細な舌を襲う。
――さては砂糖ツボをひっくり返しやがったな――。
だが怒りは長くは続かなかった。
「……なん、だこれ、急に……」
彼はからだに起こった変化に驚愕した。
声が震え、言葉がつまる。
先程まであった痛みも、だるさも、不快感もすべてが消えている。
目に浮かぶ砂糖ツボに青筋を立てていたはずだったのに、その苛立ちすら跡形もなく、きれいさっぱり消えてしまっていた。
マスターが視線で『早く飲め』と言っている。
理解した外仕事の男は仕方無さそうに瓶に口をつけた。
果物と野菜がほど良く混ざり、普通の野菜ジュースと変わらない。
自然な甘さで味も悪くない――。
「…………」
液体を飲み、瞬く間に現れた効果に驚きすぎて呆然としている男性を見て、周りで見ていた者達も息を呑んだ。
一瞬前までそこにいたのは、俯き、腰を曲げ、疲れ切った顔をした引退間近の男性だったはずだ。
しかしいま同じ場所に立っているのは、背筋が伸び、顔の肌艶もよくなり、半分落ちていたまぶたを開き、先程よりもずっと健康的で、そのおかげか何歳も若返って見える、先程とはまるで別人の外仕事の男だった。
もともと美しかったクマちゃんは、たった一度のお手入れで美哺乳類の頂点に立ってしまったのだ。
◇
「無理無理無理なにそのファサァって感じ。無い。マジでムリだから」
毛足の長い猫か、犬か、クマか――何にせよ、新たなる美を体現しているクマちゃんにリオは否定的だ。
高級感があふれすぎて近寄りがたいのだろうか。
ルークは格段に質が高くなったクマちゃんの被毛をファサっと長い指で梳かし、手触りを確かめている。
「効いてんじゃねぇか」
――ファサァ――。
「いやいやいやいや。あれそんな恐ろしい薬じゃないから。一晩で伸びるわけないし塗ってないとこまで伸びてるし。そもそもソレ塗って生えた人見たことねーし」
「どっかにいるだろ」
――ファサァ――。
「一晩でそんな頭になったら噂になるに決まってるっしょ。つーかリーダーそのファサァってするのやめてもらっていい? なんか腹立つんだけど」
無益な会話をやめ、朝の支度をする。
少しくらい誰かの髪が伸びたからといって、仕事に遅れるわけにはいかないのだ。
まるで秘境の洞窟のように神聖な空気が漂う薄暗い部屋。
ルークが専用の引き出しに手を伸ばし――黒と銀の色合いの――意匠の凝ったリボンを取り出す。
その際「えぇ……」と肯定的ではない声が近くから上がったが、当然黙殺された。
◇
二人と一匹が一階の酒場へ下りてすぐ。
ウィルが彼らと合流し、風に被毛をサラサラふわふわ靡かせているもこもこへ、透き通った声を掛けた。
「おや、今日のクマちゃんは何故そんなに艷やかな風采なのだろう」
食事中の冒険者達がざわめき、視線がもこもこに集中する。
「――酒場の皆も驚いているみたいだね。でも僕は新しい髪型も素敵だと思うよ」
理由を察したらしい彼が養護するように付け加えた。
「えぇ……」
仲間内での反対勢力はひとりだけのようだ。しかし彼は心に決めた。
――今夜絶対あの変な毛を切る――。
クマちゃんは気付かない。仲間の一人が裏切ろうとしていることに――。
◇
「おい……。今度は一体何があった」
マスターがこめかみを揉み、何かを諦め、凪いだ海のような目を向け静かに尋ねた。
「何もねぇよ」
白いミステリーを抱えた男は怪事など無いと言う。
「リーダーがギルドで売ってる全く効果がない例の薬をクマちゃんに塗ってました」
いじめっ子の悪事を告げ口する子供のような口調で証言する『へこみ擦りこみ事件』の目撃者リオ。
ついでにギルドの商売への批判も混じっている。
「例の薬というのは、豊かになるというあの薬? あれは誰にも効かないのではなかった?」
『効かない薬』と聞いただけでそれを思い浮かべるあたり、ウィルもその件についてはギルドを信用していないのが窺える。
自身の所属するギルドが効果のない薬を販売しているのは、あまり気分のいいものではない。
「お前ら……。まぁ、言いたいことはわかる。その件は一度ギルドで話し合っておく。効果がねぇとわかっていて金を出させるのは、確かに問題だな」
マスターはギルドへの批判を真摯に受け止めた。
「それで、なんでその白いのだけそんな効果が出たんだ。……いや、考えたってわからねぇな。その件も、今話し合って答えが出るもんでもねぇ」
最近諦めの早いマスターはクマちゃんの艶やかな被毛についての言及を避け、いつものように三人を森の調査へ送り出した。
◇
美の体現者クマちゃんは、昨日頼まれた二種類の飲み物を作るため自分の店に来ていた。
石の確保はどうにかなったが、瓶を作り続けるには魔石が必要である。
今持っているものは、あと一つだけになってしまった。
今日の試飲用のものは昨日つくった瓶に入れるとして、もしもギルドで元気になる飲み物の販売が認められたら、報酬に魔石を貰えないだろうか。
最後の一つは大事に使おう。
あらゆるプロジェクトを中止するしかない資金難なクマちゃんだったが、ふと素晴らしいアイテムを思いついた。
――今後も役に立つだろうから、朝のうちに作ることにしよう。
こうしてクマちゃん製作所の資金は枯渇した。
◇
「うわ……。なんかますますやべーことになってるんだけど……」
酒場に戻ってすぐに白い店に来たリオが目にしたものは、良くない方向に突き進んでいるクマちゃんだった。
目の前のクマちゃんは、高級感の増した長い被毛と合わせたように黒と銀の豪華なリボンを身に着け、何故か、顔に黒いサングラスをかけている。
「なに、そのサングラス。絶対似合ってないって……」
怪しげなサングラスをかけ、長い毛をなびかせ、マグカップで牛乳を飲んでいるクマちゃんを見て、彼は思った。
(マジあの毛ぜってー切る)
変な毛絶対許さない派リオのおそろしい計画に気付かないクマちゃん。
エキセントリックな長毛種はルークにサングラスを外され、優しく撫でられている。
サンも室内の光も遮るグラスはルークのお気に召さなかったようだ。
「うーん。クマちゃんは顔がきちんと見えていたほうが可愛いのではない?」
大抵なんでも肯定するウィルの賛成も、今回は得られなかった。
◇
「ああ、作ってくれたか。悪いな。……それで被験者だが、さすがに怪我人に俺が呼ぶまで待て、というわけにもいかねぇからな。怪我と言っていいのかわからんが、最近ずっと腰が痛いと言っている奴と、立ちっぱなしの仕事であちこち痛いと言ってる奴しか見つからなかった」
『謎の長毛種が作った飲み物』の運び屋リオからそれを受け取ったマスターは、白い何かに礼を言い、渋い声で告げた。
大事な冒険者に怪我人のままでいろというほど、ギルドは鬼畜ではない。
過去に回復薬で治せなかった怪我をもつ者もいるが、彼らを呼び出すのは早計だろう。
「マスター。いつ試すの?」
「もうすぐ来る。あいつらが来たらすぐに飲んでもらう。終わったらまた、仕事があるからな」
ギルドの人手不足は深刻なようだ。
謎の液体を飲まされた人間は、そのまま働きに出されるらしい。
◇
扉を数回叩く音が聞こえ、料理人らしい服装の男と、庭仕事の途中で呼び出されたような男が入ってきた。
「新しい回復薬がどうとかって言われて来たんですがね。オレは仕事が減れば薬なんてもんは貰わなくたって治ると思いますよ」
マスターに生意気な口を利く料理人らしい中年男性は、ガタイはいいが疲れているせいで、少しやつれていた。
薬より休みを寄越せと顔にも書いてある。
立ちっぱなしというのは彼の仕事のことだろう。
「あの……。マスター……。俺も、薬とかいいんで……。そろそろ引退しようかと……」
庭師なのか作物を作っているのか、外の仕事であろう男性はマスターよりも年上のようだ。
腰の痛みだけでなく年齢的なものもあって引退したいらしい。
料理人とは違い、気が強くはなさそうに見えた。
「忙しいところ呼び出して悪いな。これを飲んだら持ち場に戻ってくれてかまわない」
二人の本当の望みは仕事に戻ることではない。
マスターはわかっていて受け流した。
マスターの指示により、症状の比較的軽い料理人が白い方、外仕事の男性が緑色の方を飲むことになった。
「マスター。なんでただの牛乳をこんな……宝石より高そうな光った瓶に入れてるんです?」
匂いで『ぎゅ』から始まる白い液体の正体に気付いた料理人が『正気か』と尋ね、
「いいからやれ」雑念をもこもこに捨てられたマスターが神々しい瓶を顎で指す。
胡散臭そうな顔をして牛乳に口をつけた彼はとんでもない甘さのそれに顔を歪め――正面で見張るマスターと目が合い、一気に飲み干した。
世にも珍しい瓶に入った謎の乳飲料が、料理人の繊細な舌を襲う。
――さては砂糖ツボをひっくり返しやがったな――。
だが怒りは長くは続かなかった。
「……なん、だこれ、急に……」
彼はからだに起こった変化に驚愕した。
声が震え、言葉がつまる。
先程まであった痛みも、だるさも、不快感もすべてが消えている。
目に浮かぶ砂糖ツボに青筋を立てていたはずだったのに、その苛立ちすら跡形もなく、きれいさっぱり消えてしまっていた。
マスターが視線で『早く飲め』と言っている。
理解した外仕事の男は仕方無さそうに瓶に口をつけた。
果物と野菜がほど良く混ざり、普通の野菜ジュースと変わらない。
自然な甘さで味も悪くない――。
「…………」
液体を飲み、瞬く間に現れた効果に驚きすぎて呆然としている男性を見て、周りで見ていた者達も息を呑んだ。
一瞬前までそこにいたのは、俯き、腰を曲げ、疲れ切った顔をした引退間近の男性だったはずだ。
しかしいま同じ場所に立っているのは、背筋が伸び、顔の肌艶もよくなり、半分落ちていたまぶたを開き、先程よりもずっと健康的で、そのおかげか何歳も若返って見える、先程とはまるで別人の外仕事の男だった。
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