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起源から世界を思う神、樹海と祀るエルフ。
冥王、ユカリ達の戸惑いに忠告を与える。
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帝国の本陣を離れ戦場の地の中央に位置する所で交戦している剣聖エヴァンの隊と合流する為、俺たちは徒歩でその場所へと向かっている。
早く駆けつける為に馬車をお願いしたフェルトたが、リフィーナの進言と偵察の兵の言葉で皇帝アドライガは危険とし俺たちは徒歩になった。偵察の兵の言葉だと、突然現れた魔物や残党兵が襲ってきたらしい。
――――リフィーナの言葉が気になる事もないが、多分エルフの国に行くのを遅らせたい、そんな気持ちなんだろうな。
真剣に歩みの速いユカリとフェルトにフィルの三人よりもリフィーナとミミンそしてドナの三人は更に歩みが速くハキハキと戦場に向かっている。
「確かに魔物がでたり突然襲われて御者を守りながらなんて、戦場では無理ですわ」
「そうよ、だから歩きが最適なの」
「むぅ、人族同士の争いなんて有り得ない」
「私の世界でも、人と人の戦争なんて無かったし」
会話するユカリ立場の顔が曇っていく。血なまぐさい臭いが流れてくるが、その血臭でなく目の前に、傷つき血が滲む包帯を巻く兵の姿にだ。
いくつもの大きなテントが並び、元々白であったろう血がこびり付いた服の看護兵かそれに順次た者が行き交っている。
目の前に見える光景にペルセポネが呟く。
「野戦病院なのかしら?」
「そうみたいだな」
「なら、この先にゴミ――――敵がいるのね」
「あぁ」
――――ゴミと言ってしまっているぞ。
ペルセポネの言葉をそのままにし、野戦病院を抜けようと足を進める俺だが、そこにフェルトとユカリが俺とペルセポネの足を止める。
「リフィーナ、皆を助けて……ヒールで」
「えっ、あぁ分かったけど。 それやると」
「私も手を貸すから、ここで少し仮眠とって」
リフィーナの不安な表情の視線はフェルトを指すが、状況を理解出来てないフェルトはユカリの言葉で焦りを見せる。
「向こうでまだ傷ついた人達やエヴァンも戻ってきているのに、仮眠なんて取れないわ」
「フェルト私たち、まともに寝てやしないのよ。 ヒールかエリアヒール使えば、この先回復する手段は無いし……」
「!」
「私だって人なんだから、休みたい。 けどフェルトの真剣な顔でリフィーナとミミン、フィルにドナは必死に応えようと、疲れた顔せずにいるんだよ」
「分かっているわ、分かっていますわよ。 でも兵を救える力があるのに救わないのは……」
「分かっている。 けど私達がここで止まってたらこの先にいる兵士がここに辿り着くことさえ出来ず、負傷し命を落としているかもしれない。 それに私は勇者、ここの人たちも救いたいけど、戦場に行けばより多くの人を救える」
「むぅ、治療はここの人達に任せエヴァンさん達を助けに行くのが一番」
真剣な顔で言い合うユカリ達にフェルトは、困惑する。揉めあっている中、軽傷のような兵が、集まってくると兵士が怒りを見せる。
「き、貴様ぁぁっ、勇者かっ」
「勇者だぁぁっ、あの神エウラロノースの犬がぁっ」
「人族を狂わし、世界を分断させた元凶!!」
フラフラしている兵が武器を手にとり、ユカリ達に少しずつ詰め寄ってくる。たが、その中装飾の入った鎧を着けた者が声を上げる。
「も、もしやフェルティエーゼ様、ではっ」
その声に怒りで満ち溢れていた兵士の怒りが、一瞬で鎮まる。状況を理解出来てない兵もいるみたいだ。
「ダンパー・ニスデです。 フェルティエーゼ様」
ブロンドの髪をした貴族っぽい男性が、兵士達の前にでて膝を着くと、兵士も同時に膝を着き頭を下げる。
「無事で良かったですわ。 立ってください」
「勇者、勇者がいると声が聞こえるものだからもしやと……」
――――話が長引きそうな。ユカリは困惑たが、リフィーナ達は休んでいるのか。
話をしているフェルトにペルセポネが近づく。
「ねぇ、話の途中悪いけど。 あなた達はここにいなさい」
「えっ?」
「ちょっとっペルセポネ! 私たちの事考えてなら……」
「そうですペルセポネさん。 私たちは聖国を止めるという」
フェルトの驚きにリフィーナとユカリがペルセポネに突っかかるが、その言葉を吐いた瞬間ユカリ達の表情が凍りつく。
「はぁ――――邪魔なのよ。 わかる? わからないわよね、でも邪魔なの」
「じゃ、邪魔ってぇっ!」
「そうよ。 不安な事が起きると人はそこで足を止めるわ。 やるべき事を止め、不安な事に目をやり目的を忘れ、いざ目的をやろうとすると深刻が更に増し獲られるものすら失ってしまう」
「私たちは進むって」
「ペルセポネさん。 私たちは進みます、人族の争いを止めます」
「一人が決断を鈍らせて、ここに止まってしまったのに?」
言葉が止まってしまうユカリとリフィーナ。フェルトも気付いたのか申し訳なさそうな顔。
「ペルセポネ。 いい加減にしろ」
「そうね。 ここで言い争っていても同じだもの」
「ユカリたちは、ここで負傷者を診てくれ」
「わっ、私たっ」
フェルトの言葉を止めるペルセポネは、ユカリ達に冷たい視線を送る。
「来ても、あっちの負傷している兵を見て、あなたは同じ事を言うんじゃなくて?」
「……」
「俺とペルセポネでその……あれだっ――――先に進んで聖国の兵を止める」
「そういう事。 私とハーデスが行けば向こうにいるアレを助けられるし、聖国の奴らをコロせ――――侵攻を止めてくるわ」
軽く手を振り俺とペルセポネは、先に進みこの場から去る。
野戦病院から「なんなのぉっ~!」とリフィーナの叫び声が聞こえるとペルセポネが、ため息を吐く。
「なんか、アホが」
「ペルセポネ、お前もアホだよ」
「なっ」
「素直に『俺らが行くから、ここで治してやって』と言えばいいのに」
「だって」
「気持ちは分かる。 目的を達成させたいが為に忠告しても、人というのは不安が走ればそれを払拭する為に、忠告した約束を破る。 目的を達成させたかったのにな」
「うん。 まぁ、私達がいけは彼女らの目的は達成するし」
「まぁ、ペルセポネが辛くなければそれで良い」
「ありがと」
笑顔のペルセポネ。
――――やはり可愛く美しい。日の射す大地に色付く花のようだ。
ペルセポネが、その笑顔で尋ねてくる。
「ねぇ、冥王さま……」
「ここでは、ハーデスだ」
「そうだけど、ハーデス。 武器そのバイデントでいくの?」
――――あっ!!
魔族の神クロセアノスの時か、あのエウラロノースとの戦いの時か、ハルバードが折れたのを思い出す。
――――手に馴染んでいるこの二又の槍バイデント。おれのもう一つの相棒なのだが。
俺は、この世界では出来る限りこの世界の武器と決めた。
――――失念していた。もう二又の槍バイデントが馴染みすぎて、ハルバードの事を忘れていた。
ペルセポネの言葉に俺は足を止め、ただ空を眺め俺は思う。
――――異世界、剣と魔法のファンタジー世界は、やはりそれなりの汎用な武器よりも、強い武器が求められるという事か!!
俺は異世界にある定義を確信に変える。
すると「ハーデス。なにしてるの?」とペルセポネの呼ぶ声に俺は足を進める。
早く駆けつける為に馬車をお願いしたフェルトたが、リフィーナの進言と偵察の兵の言葉で皇帝アドライガは危険とし俺たちは徒歩になった。偵察の兵の言葉だと、突然現れた魔物や残党兵が襲ってきたらしい。
――――リフィーナの言葉が気になる事もないが、多分エルフの国に行くのを遅らせたい、そんな気持ちなんだろうな。
真剣に歩みの速いユカリとフェルトにフィルの三人よりもリフィーナとミミンそしてドナの三人は更に歩みが速くハキハキと戦場に向かっている。
「確かに魔物がでたり突然襲われて御者を守りながらなんて、戦場では無理ですわ」
「そうよ、だから歩きが最適なの」
「むぅ、人族同士の争いなんて有り得ない」
「私の世界でも、人と人の戦争なんて無かったし」
会話するユカリ立場の顔が曇っていく。血なまぐさい臭いが流れてくるが、その血臭でなく目の前に、傷つき血が滲む包帯を巻く兵の姿にだ。
いくつもの大きなテントが並び、元々白であったろう血がこびり付いた服の看護兵かそれに順次た者が行き交っている。
目の前に見える光景にペルセポネが呟く。
「野戦病院なのかしら?」
「そうみたいだな」
「なら、この先にゴミ――――敵がいるのね」
「あぁ」
――――ゴミと言ってしまっているぞ。
ペルセポネの言葉をそのままにし、野戦病院を抜けようと足を進める俺だが、そこにフェルトとユカリが俺とペルセポネの足を止める。
「リフィーナ、皆を助けて……ヒールで」
「えっ、あぁ分かったけど。 それやると」
「私も手を貸すから、ここで少し仮眠とって」
リフィーナの不安な表情の視線はフェルトを指すが、状況を理解出来てないフェルトはユカリの言葉で焦りを見せる。
「向こうでまだ傷ついた人達やエヴァンも戻ってきているのに、仮眠なんて取れないわ」
「フェルト私たち、まともに寝てやしないのよ。 ヒールかエリアヒール使えば、この先回復する手段は無いし……」
「!」
「私だって人なんだから、休みたい。 けどフェルトの真剣な顔でリフィーナとミミン、フィルにドナは必死に応えようと、疲れた顔せずにいるんだよ」
「分かっているわ、分かっていますわよ。 でも兵を救える力があるのに救わないのは……」
「分かっている。 けど私達がここで止まってたらこの先にいる兵士がここに辿り着くことさえ出来ず、負傷し命を落としているかもしれない。 それに私は勇者、ここの人たちも救いたいけど、戦場に行けばより多くの人を救える」
「むぅ、治療はここの人達に任せエヴァンさん達を助けに行くのが一番」
真剣な顔で言い合うユカリ達にフェルトは、困惑する。揉めあっている中、軽傷のような兵が、集まってくると兵士が怒りを見せる。
「き、貴様ぁぁっ、勇者かっ」
「勇者だぁぁっ、あの神エウラロノースの犬がぁっ」
「人族を狂わし、世界を分断させた元凶!!」
フラフラしている兵が武器を手にとり、ユカリ達に少しずつ詰め寄ってくる。たが、その中装飾の入った鎧を着けた者が声を上げる。
「も、もしやフェルティエーゼ様、ではっ」
その声に怒りで満ち溢れていた兵士の怒りが、一瞬で鎮まる。状況を理解出来てない兵もいるみたいだ。
「ダンパー・ニスデです。 フェルティエーゼ様」
ブロンドの髪をした貴族っぽい男性が、兵士達の前にでて膝を着くと、兵士も同時に膝を着き頭を下げる。
「無事で良かったですわ。 立ってください」
「勇者、勇者がいると声が聞こえるものだからもしやと……」
――――話が長引きそうな。ユカリは困惑たが、リフィーナ達は休んでいるのか。
話をしているフェルトにペルセポネが近づく。
「ねぇ、話の途中悪いけど。 あなた達はここにいなさい」
「えっ?」
「ちょっとっペルセポネ! 私たちの事考えてなら……」
「そうですペルセポネさん。 私たちは聖国を止めるという」
フェルトの驚きにリフィーナとユカリがペルセポネに突っかかるが、その言葉を吐いた瞬間ユカリ達の表情が凍りつく。
「はぁ――――邪魔なのよ。 わかる? わからないわよね、でも邪魔なの」
「じゃ、邪魔ってぇっ!」
「そうよ。 不安な事が起きると人はそこで足を止めるわ。 やるべき事を止め、不安な事に目をやり目的を忘れ、いざ目的をやろうとすると深刻が更に増し獲られるものすら失ってしまう」
「私たちは進むって」
「ペルセポネさん。 私たちは進みます、人族の争いを止めます」
「一人が決断を鈍らせて、ここに止まってしまったのに?」
言葉が止まってしまうユカリとリフィーナ。フェルトも気付いたのか申し訳なさそうな顔。
「ペルセポネ。 いい加減にしろ」
「そうね。 ここで言い争っていても同じだもの」
「ユカリたちは、ここで負傷者を診てくれ」
「わっ、私たっ」
フェルトの言葉を止めるペルセポネは、ユカリ達に冷たい視線を送る。
「来ても、あっちの負傷している兵を見て、あなたは同じ事を言うんじゃなくて?」
「……」
「俺とペルセポネでその……あれだっ――――先に進んで聖国の兵を止める」
「そういう事。 私とハーデスが行けば向こうにいるアレを助けられるし、聖国の奴らをコロせ――――侵攻を止めてくるわ」
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野戦病院から「なんなのぉっ~!」とリフィーナの叫び声が聞こえるとペルセポネが、ため息を吐く。
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「だって」
「気持ちは分かる。 目的を達成させたいが為に忠告しても、人というのは不安が走ればそれを払拭する為に、忠告した約束を破る。 目的を達成させたかったのにな」
「うん。 まぁ、私達がいけは彼女らの目的は達成するし」
「まぁ、ペルセポネが辛くなければそれで良い」
「ありがと」
笑顔のペルセポネ。
――――やはり可愛く美しい。日の射す大地に色付く花のようだ。
ペルセポネが、その笑顔で尋ねてくる。
「ねぇ、冥王さま……」
「ここでは、ハーデスだ」
「そうだけど、ハーデス。 武器そのバイデントでいくの?」
――――あっ!!
魔族の神クロセアノスの時か、あのエウラロノースとの戦いの時か、ハルバードが折れたのを思い出す。
――――手に馴染んでいるこの二又の槍バイデント。おれのもう一つの相棒なのだが。
俺は、この世界では出来る限りこの世界の武器と決めた。
――――失念していた。もう二又の槍バイデントが馴染みすぎて、ハルバードの事を忘れていた。
ペルセポネの言葉に俺は足を止め、ただ空を眺め俺は思う。
――――異世界、剣と魔法のファンタジー世界は、やはりそれなりの汎用な武器よりも、強い武器が求められるという事か!!
俺は異世界にある定義を確信に変える。
すると「ハーデス。なにしてるの?」とペルセポネの呼ぶ声に俺は足を進める。
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