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戦闘1

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 学校までの道は平和そのもので、スマホから声が聞こえてくることもない。まるで昨日の夜のことが嘘であったかのようだ。しかし、残されたメールが、起こったことは現実であったと証明している。いつものルーティン。いつもの風景。変わり映えのしない光景に、僕は昨日得た刺激を嬉しく感じていた。学校へ向かう道も心なしか短く感じる。高揚感とはこういうものなのかと、実感する。しかし、どうしたものだろうか。うんとも、すんとも言ってくれなければただの僕の自作自演による怪しい行動で終わってしまう。そんなことをだらだら考える間に校門前。一歩踏み込めばバトルフィールド。目くるめく戦いが待っているのではと期待を込め、僕は学校へと足を踏み入れた。

 僕のスマホが校内に入るとともにバイブ音で通知を知らせる。
 あれ?電源までしっかり切ったと思ったんだけどなぁ。カバンの底で鳴ったスマホを取り出し、通知を確認する。

「バトルフィールド 学校」

 唐突にゲームは始まった。
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