14 / 71
11
しおりを挟む
そうして、あっという間に月日が経ち、私達は学園へ入学する事になった。
14歳。これから3年間この【セントラルオーサム学園】で学ぶのだ。
この学園は貴族が通う学校だ。
もちろん、学園では身分の分け隔てなく、皆平等に接する事を歌っている。
いっぱいお友達ができるかしら?
期待に胸が膨らむ。
あれからメルティアとは1年に1回のペースで会っていた。
だが、今日からは毎日会える事に心が躍る。
メルと一緒のクラスだったらいいな!
そうこうしながら、クラス表の前に着いた。
えーっと、私はBクラスね。
・・・やった!メルも一緒じゃない!!
嬉しくて飛び跳ねたくなるが、ここは公衆の面前だ。
母に鍛えられた、淑女の仮面を被り直して気持ちを落ち着かせる為、ウィルフォードは何処のクラスなのかを見る。
・・・・・Aクラスか。お隣さんね。
クラス表を眺めていたら、後ろから肩を叩かれた。
振り向くと笑顔のメルティアがいたのだ。
思わず抱き着きたくなるところをグッと堪え、挨拶をした。
「メル、お久しぶりね。元気そうで何よりだわ。」
「私も、エルの元気な姿を見られて、とても嬉しいわ。
もうクラス表は確認したの?」
そう言ってメルティアは目線を動かしクラス表を見た。
「一通り見たわ!なんと、私達一緒のクラスなのよ!運命を感じるわね!」
「ふふっ、大げさねぇ。でも、とっても楽しい学園生活になりそう。
よろしくね!エル。
・・・あら、殿下はAクラスなのね。寂しくない?」
「え?全然寂しくないわ!・・・お隣だし。」
「それもそうね。隣だし、いつでも会えるわよ」
ふぅっ。危ない危ない。寂しいフリをしないといけないのよね。
作戦の事はまだ話せる段階ではないし、気を付けないといけないわ。
その後、入学式の会場に着いた。
周りを見回すと、みんな期待と不安が入り混じった顔をしている。
厳かな雰囲気の中、式が始まった。
学園長挨拶・在校生からの言葉と続く。
新入生代表の言葉でウィルフォードが壇上に上がった。
金色の髪に紫の瞳。スラっとしたスタイルと目鼻立ちの整った王子様にみんな高揚している。
そんな中、私は一人考える。
最近は目も合わせてくれなくなった。
そろそろ、お茶会も無くなるかもしれない。
地味に続けてきた作戦が漸く花開こうとしている。
ついに時が来たのかしら。
考えている内にウィルフォードの挨拶は終わっていた。
その後、教室へ戻り、自己紹介をし、教材を貰って終了となったのであった。
14歳。これから3年間この【セントラルオーサム学園】で学ぶのだ。
この学園は貴族が通う学校だ。
もちろん、学園では身分の分け隔てなく、皆平等に接する事を歌っている。
いっぱいお友達ができるかしら?
期待に胸が膨らむ。
あれからメルティアとは1年に1回のペースで会っていた。
だが、今日からは毎日会える事に心が躍る。
メルと一緒のクラスだったらいいな!
そうこうしながら、クラス表の前に着いた。
えーっと、私はBクラスね。
・・・やった!メルも一緒じゃない!!
嬉しくて飛び跳ねたくなるが、ここは公衆の面前だ。
母に鍛えられた、淑女の仮面を被り直して気持ちを落ち着かせる為、ウィルフォードは何処のクラスなのかを見る。
・・・・・Aクラスか。お隣さんね。
クラス表を眺めていたら、後ろから肩を叩かれた。
振り向くと笑顔のメルティアがいたのだ。
思わず抱き着きたくなるところをグッと堪え、挨拶をした。
「メル、お久しぶりね。元気そうで何よりだわ。」
「私も、エルの元気な姿を見られて、とても嬉しいわ。
もうクラス表は確認したの?」
そう言ってメルティアは目線を動かしクラス表を見た。
「一通り見たわ!なんと、私達一緒のクラスなのよ!運命を感じるわね!」
「ふふっ、大げさねぇ。でも、とっても楽しい学園生活になりそう。
よろしくね!エル。
・・・あら、殿下はAクラスなのね。寂しくない?」
「え?全然寂しくないわ!・・・お隣だし。」
「それもそうね。隣だし、いつでも会えるわよ」
ふぅっ。危ない危ない。寂しいフリをしないといけないのよね。
作戦の事はまだ話せる段階ではないし、気を付けないといけないわ。
その後、入学式の会場に着いた。
周りを見回すと、みんな期待と不安が入り混じった顔をしている。
厳かな雰囲気の中、式が始まった。
学園長挨拶・在校生からの言葉と続く。
新入生代表の言葉でウィルフォードが壇上に上がった。
金色の髪に紫の瞳。スラっとしたスタイルと目鼻立ちの整った王子様にみんな高揚している。
そんな中、私は一人考える。
最近は目も合わせてくれなくなった。
そろそろ、お茶会も無くなるかもしれない。
地味に続けてきた作戦が漸く花開こうとしている。
ついに時が来たのかしら。
考えている内にウィルフォードの挨拶は終わっていた。
その後、教室へ戻り、自己紹介をし、教材を貰って終了となったのであった。
47
あなたにおすすめの小説
『婚約なんて予定にないんですが!? 転生モブの私に公爵様が迫ってくる』
ヤオサカ
恋愛
この物語は完結しました。
現代で過労死した原田あかりは、愛読していた恋愛小説の世界に転生し、主人公の美しい姉を引き立てる“妹モブ”ティナ・ミルフォードとして生まれ変わる。今度こそ静かに暮らそうと決めた彼女だったが、絵の才能が公爵家嫡男ジークハルトの目に留まり、婚約を申し込まれてしまう。のんびり人生を望むティナと、穏やかに心を寄せるジーク――絵と愛が織りなす、やがて幸せな結婚へとつながる転生ラブストーリー。
(本編完結)無表情の美形王子に婚約解消され、自由の身になりました! なのに、なんで、近づいてくるんですか?
水無月あん
恋愛
本編は完結してます。8/6より、番外編はじめました。よろしくお願いいたします。
私は、公爵令嬢のアリス。ピンク頭の女性を腕にぶら下げたルイス殿下に、婚約解消を告げられました。美形だけれど、無表情の婚約者が苦手だったので、婚約解消はありがたい! はれて自由の身になれて、うれしい! なのに、なぜ、近づいてくるんですか? 私に興味なかったですよね? 無表情すぎる、美形王子の本心は? こじらせ、ヤンデレ、執着っぽいものをつめた、ゆるゆるっとした設定です。お気軽に楽しんでいただければ、嬉しいです。
7年ぶりに私を嫌う婚約者と目が合ったら自分好みで驚いた
小本手だるふ
恋愛
真実の愛に気づいたと、7年間目も合わせない婚約者の国の第二王子ライトに言われた公爵令嬢アリシア。
7年ぶりに目を合わせたライトはアリシアのどストライクなイケメンだったが、真実の愛に憧れを抱くアリシアはライトのためにと自ら婚約解消を提案するがのだが・・・・・・。
ライトとアリシアとその友人たちのほのぼの恋愛話。
※よくある話で設定はゆるいです。
誤字脱字色々突っ込みどころがあるかもしれませんが温かい目でご覧ください。
仕事で疲れて会えないと、恋人に距離を置かれましたが、彼の上司に溺愛されているので幸せです!
ぽんちゃん
恋愛
――仕事で疲れて会えない。
十年付き合ってきた恋人を支えてきたけど、いつも後回しにされる日々。
記念日すら仕事を優先する彼に、十分だけでいいから会いたいとお願いすると、『距離を置こう』と言われてしまう。
そして、思い出の高級レストランで、予約した席に座る恋人が、他の女性と食事をしているところを目撃してしまい――!?
裏切られた令嬢は、30歳も年上の伯爵さまに嫁ぎましたが、白い結婚ですわ。
夏生 羽都
恋愛
王太子の婚約者で公爵令嬢でもあったローゼリアは敵対派閥の策略によって生家が没落してしまい、婚約も破棄されてしまう。家は子爵にまで落とされてしまうが、それは名ばかりの爵位で、実際には平民と変わらない生活を強いられていた。
辛い生活の中で母親のナタリーは体調を崩してしまい、ナタリーの実家がある隣国のエルランドへ行き、一家で亡命をしようと考えるのだが、安全に国を出るには貴族の身分を捨てなければいけない。しかし、ローゼリアを王太子の側妃にしたい国王が爵位を返す事を許さなかった。
側妃にはなりたくないが、自分がいては家族が国を出る事が出来ないと思ったローゼリアは、家族を出国させる為に30歳も年上である伯爵の元へ後妻として一人で嫁ぐ事を自分の意思で決めるのだった。
※作者独自の世界観によって創作された物語です。細かな設定やストーリー展開等が気になってしまうという方はブラウザバッグをお願い致します。
1度だけだ。これ以上、閨をともにするつもりは無いと旦那さまに告げられました。
尾道小町
恋愛
登場人物紹介
ヴィヴィアン・ジュード伯爵令嬢
17歳、長女で爵位はシェーンより低が、ジュード伯爵家には莫大な資産があった。
ドン・ジュード伯爵令息15歳姉であるヴィヴィアンが大好きだ。
シェーン・ロングベルク公爵 25歳
結婚しろと回りは五月蝿いので大富豪、伯爵令嬢と結婚した。
ユリシリーズ・グレープ補佐官23歳
優秀でシェーンに、こき使われている。
コクロイ・ルビーブル伯爵令息18歳
ヴィヴィアンの幼馴染み。
アンジェイ・ドルバン伯爵令息18歳
シェーンの元婚約者。
ルーク・ダルシュール侯爵25歳
嫁の父親が行方不明でシェーン公爵に相談する。
ミランダ・ダルシュール侯爵夫人20歳、父親が行方不明。
ダン・ドリンク侯爵37歳行方不明。
この国のデビット王太子殿下23歳、婚約者ジュリアン・スチール公爵令嬢が居るのにヴィヴィアンの従妹に興味があるようだ。
ジュリエット・スチール公爵令嬢18歳
ロミオ王太子殿下の婚約者。
ヴィヴィアンの従兄弟ヨシアン・スプラット伯爵令息19歳
私と旦那様は婚約前1度お会いしただけで、結婚式は私と旦那様と出席者は無しで式は10分程で終わり今は2人の寝室?のベッドに座っております、旦那様が仰いました。
一度だけだ其れ以上閨を共にするつもりは無いと旦那様に宣言されました。
正直まだ愛情とか、ありませんが旦那様である、この方の言い分は最低ですよね?
王太子妃専属侍女の結婚事情
蒼あかり
恋愛
伯爵家の令嬢シンシアは、ラドフォード王国 王太子妃の専属侍女だ。
未だ婚約者のいない彼女のために、王太子と王太子妃の命で見合いをすることに。
相手は王太子の側近セドリック。
ところが、幼い見た目とは裏腹に令嬢らしからぬはっきりとした物言いのキツイ性格のシンシアは、それが元でお見合いをこじらせてしまうことに。
そんな二人の行く末は......。
☆恋愛色は薄めです。
☆完結、予約投稿済み。
新年一作目は頑張ってハッピーエンドにしてみました。
ふたりの喧嘩のような言い合いを楽しんでいただければと思います。
そこまで激しくはないですが、そういうのが苦手な方はご遠慮ください。
よろしくお願いいたします。
遡ったのは君だけじゃない。離縁状を置いて出ていった妻ーー始まりは、そこからだった。
沼野 花
恋愛
夫と子供たちに、選ばれなかったイネス。
すべてを愛人に奪われ、彼女は限界を迎え、屋敷を去る。
だが、その先に待っていたのは、救いではなかった。
イネスを襲った、取り返しのつかない出来事。
変わり果てた現実を前に、
夫はようやく、自分が何を失ったのかを思い知る。
深い後悔と悲しみに苛まれながら、
失ったイネスの心を取り戻そうとする夫。
しかし、彼女の心はすでに、外の世界へと向かっていた。
贖罪を背負いながらもイネスを求め続ける夫。
そして、母の心を知っていく子供たち。
イネスが求める愛とは、
そして、幸せとは――。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる