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後日談
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そして次の日
一睡も出来なかったじゃない。
カーテンの隙間から漏れる日差しを見ると、目にしみて痛い。
どんな顔をして会えば良いんだろう。
あんなウィルフォードは初めてで、少し怖かった。
そう思っていたら、メイドにあれよあれよと言う間に、用意をされ、暫くしたらウィルフォードがやって来たのだった。
ウィルフォードは部屋に入るなり、メイドに下がる様に伝えている。
気まずい。
それにちょっと怖い。
そう思っていたら、ウィルフォードが目の前へとやって来たのだ。
「フェアリエル、昨日は驚かせてしまって悪い」
そう言うウィルフォードは、いつもの彼だった。
私はそれに安堵し『うん、大丈夫』と笑顔で返事ができたのである。
だが、そんな私の様子を見ていたウィルフォードが苦言を呈したのだ。
「それと、あまりに無防備な姿を見せられると、どうしていいのかが分からなくなる。
俺だって我慢しているんだ。
昨日は踏みとどまれたが、次は分からない。
だから、覚悟が無いのなら、煽らないでくれ」
そう悩ましく眉間に皺を寄せた顔で言うウィルフォードに、私は首振り人形の如くコクコクと頷いたのだった。
それからは、今日の予定の確認など、いつも通りに進んで行く。
今日はそんなに忙しく無いので、家へ帰れそうだ。
すると、ウィルフォードが昨日の用件を話して来たのだ。
「兄とディアナの事なんだが、無事に婚姻が出来る事になったんだ。
だから、その礼をしたいと言われているんだが、何か欲しい物はあるか?」
欲しい物・・・。
どうしよう。何も思い浮かばない。
返答に困っていると、ジッと待っているウィルフォードが口を開いたのだ。
「田舎に家を建ててもらうのはどうだろうか?」
「・・・!?
いいの!?」
「ああ。もちろんだ。
場所と内装はこちらの自由に出来る様に、兄に話すよ」
嬉しい!
やっと、田舎に自分達の家が持てるのだ。
内装や庭、植える野菜など、想像が膨らむ。
自分の世界へと旅立っている私に、ウィルフォードが続けて話し始めたのだ。
「嬉しいのは分かるが、もう一つあるんだ」
そう言ってニヤリと笑い、勿体付ける様に話して来たのだった。
「あと半年後には婚姻するだろう?
すると、俺達は外交をしないといけなくなる。
その前に練習として、2ヶ月後、アリステリアス王国へ親善大使として行く事になったんだ」
「え?本当に!?」
『ああ』と笑顔で頷くウィルフォードを見ると、本当の様だ。
約1年ぶりにみんなに会える。
嬉しいニュースが立て続けに聞けて、天にも昇る気持ちになったのだった。
その後は、フェイマス王子に家の件の了承を得て敷地や内装を考えたり、結婚式の準備を進めたりしながら公務に励んでいると、あっという間に2ヶ月と言う月日が経ったのであった。
そして明日から、アリステリアス王国へと旅立つ。
ラピスライト合同国より遥かに長い道のりになるので、護衛含めて馬車5台で向かう事になったのだ。
そして私は、明日を楽しみにしながら、王宮の自室にて就寝したのである。
【次の日】
雲一つない冬晴れに、深呼吸をする。
すると、冷たい空気が肺に入り、気分がスッキリとした。今日は、絶好の旅日和だ。
アリステリアス王国は年間通して暖かい。その為、服装は夏物と冬物、半々で用意したのである。
今回は親善大使と言う名目なので、異文化交流が主となる事から、ベティが来ていたアオザイみたいな衣装にも袖を通せるのか、今から楽しみなのだ。
そして、朝早くから私とウィルフォードは馬車に乗り込み、他愛ない会話をしていた。
最近は忙しくて、公務や予定の話ばかりだったので、何だか嬉しく思う。
毎日こんな日が続けばいいのに、と考える程、穏やかな時間が流れていたのだった。
そして話は結婚式の事になったのだが、実は、1番張り切っているのが王妃様だったりする。
最近は母も王宮へと出向き、2人で色々と話しているそうなのだ。
私は特に拘りが無いので、任せられるのなら、任せたいと思っていたのである。
なので、私の準備はドレスの試着のみなのだ。
自分主体で結婚式の準備とか、到底出来そうにないので、大変、ありがたい。
そんな話を聞いているウィルフォードは優しく目を細めている。
後4ヶ月で夫婦になる私達。
すると、あの時の事が思い起こされたのだ。
前世の知識で知ってはいるが、恥ずかしながら、体験した事はない。
結婚するって事は、あれよね?
あの時の延長線上の様な事をするのよね?
もちろん、あれ以来そう言う接触はない。
だから忘れていたのだが、あの時のウィルフォードの色気は凄まじかった。
油断したら、鼻血が出そうな程だ。
また、アレと相見えるって事は・・・。
・・・私の心臓、耐えられるのかしら?
途中で心臓発作とか洒落にならない。
今から耐性をつけておいた方が良いのではないかと思ったのだが、怖くて出来ないフェアリエルであった。
一睡も出来なかったじゃない。
カーテンの隙間から漏れる日差しを見ると、目にしみて痛い。
どんな顔をして会えば良いんだろう。
あんなウィルフォードは初めてで、少し怖かった。
そう思っていたら、メイドにあれよあれよと言う間に、用意をされ、暫くしたらウィルフォードがやって来たのだった。
ウィルフォードは部屋に入るなり、メイドに下がる様に伝えている。
気まずい。
それにちょっと怖い。
そう思っていたら、ウィルフォードが目の前へとやって来たのだ。
「フェアリエル、昨日は驚かせてしまって悪い」
そう言うウィルフォードは、いつもの彼だった。
私はそれに安堵し『うん、大丈夫』と笑顔で返事ができたのである。
だが、そんな私の様子を見ていたウィルフォードが苦言を呈したのだ。
「それと、あまりに無防備な姿を見せられると、どうしていいのかが分からなくなる。
俺だって我慢しているんだ。
昨日は踏みとどまれたが、次は分からない。
だから、覚悟が無いのなら、煽らないでくれ」
そう悩ましく眉間に皺を寄せた顔で言うウィルフォードに、私は首振り人形の如くコクコクと頷いたのだった。
それからは、今日の予定の確認など、いつも通りに進んで行く。
今日はそんなに忙しく無いので、家へ帰れそうだ。
すると、ウィルフォードが昨日の用件を話して来たのだ。
「兄とディアナの事なんだが、無事に婚姻が出来る事になったんだ。
だから、その礼をしたいと言われているんだが、何か欲しい物はあるか?」
欲しい物・・・。
どうしよう。何も思い浮かばない。
返答に困っていると、ジッと待っているウィルフォードが口を開いたのだ。
「田舎に家を建ててもらうのはどうだろうか?」
「・・・!?
いいの!?」
「ああ。もちろんだ。
場所と内装はこちらの自由に出来る様に、兄に話すよ」
嬉しい!
やっと、田舎に自分達の家が持てるのだ。
内装や庭、植える野菜など、想像が膨らむ。
自分の世界へと旅立っている私に、ウィルフォードが続けて話し始めたのだ。
「嬉しいのは分かるが、もう一つあるんだ」
そう言ってニヤリと笑い、勿体付ける様に話して来たのだった。
「あと半年後には婚姻するだろう?
すると、俺達は外交をしないといけなくなる。
その前に練習として、2ヶ月後、アリステリアス王国へ親善大使として行く事になったんだ」
「え?本当に!?」
『ああ』と笑顔で頷くウィルフォードを見ると、本当の様だ。
約1年ぶりにみんなに会える。
嬉しいニュースが立て続けに聞けて、天にも昇る気持ちになったのだった。
その後は、フェイマス王子に家の件の了承を得て敷地や内装を考えたり、結婚式の準備を進めたりしながら公務に励んでいると、あっという間に2ヶ月と言う月日が経ったのであった。
そして明日から、アリステリアス王国へと旅立つ。
ラピスライト合同国より遥かに長い道のりになるので、護衛含めて馬車5台で向かう事になったのだ。
そして私は、明日を楽しみにしながら、王宮の自室にて就寝したのである。
【次の日】
雲一つない冬晴れに、深呼吸をする。
すると、冷たい空気が肺に入り、気分がスッキリとした。今日は、絶好の旅日和だ。
アリステリアス王国は年間通して暖かい。その為、服装は夏物と冬物、半々で用意したのである。
今回は親善大使と言う名目なので、異文化交流が主となる事から、ベティが来ていたアオザイみたいな衣装にも袖を通せるのか、今から楽しみなのだ。
そして、朝早くから私とウィルフォードは馬車に乗り込み、他愛ない会話をしていた。
最近は忙しくて、公務や予定の話ばかりだったので、何だか嬉しく思う。
毎日こんな日が続けばいいのに、と考える程、穏やかな時間が流れていたのだった。
そして話は結婚式の事になったのだが、実は、1番張り切っているのが王妃様だったりする。
最近は母も王宮へと出向き、2人で色々と話しているそうなのだ。
私は特に拘りが無いので、任せられるのなら、任せたいと思っていたのである。
なので、私の準備はドレスの試着のみなのだ。
自分主体で結婚式の準備とか、到底出来そうにないので、大変、ありがたい。
そんな話を聞いているウィルフォードは優しく目を細めている。
後4ヶ月で夫婦になる私達。
すると、あの時の事が思い起こされたのだ。
前世の知識で知ってはいるが、恥ずかしながら、体験した事はない。
結婚するって事は、あれよね?
あの時の延長線上の様な事をするのよね?
もちろん、あれ以来そう言う接触はない。
だから忘れていたのだが、あの時のウィルフォードの色気は凄まじかった。
油断したら、鼻血が出そうな程だ。
また、アレと相見えるって事は・・・。
・・・私の心臓、耐えられるのかしら?
途中で心臓発作とか洒落にならない。
今から耐性をつけておいた方が良いのではないかと思ったのだが、怖くて出来ないフェアリエルであった。
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