65 / 79
19.誘惑-3 *
払いのけることもせず、シュルークの少し冷たい指先が自身の褐色の肌にそっと触れるのを、キアーは受け入れている。腕力の差で抵抗できるはずで、これを漠然といけないことだと認識しているというのに。
「緊張していますね」
シュルークはキアーの力んで硬くなった胸筋を軽く揉んで、存在感のない男の乳首を探り当て指先で軽く引っ掻いた。そんな触り方などしたことのない場所で、羞恥心に顔が熱くなってくる。
女性には男が主導権を握るものだと思っていて、これまでもそうしてきたキアーは、シュルークの誘惑と手管に何もできず翻弄されるばかりであった。
「大丈夫ですよ。私はキアー様と一緒に少し深い場所へ下りてみたいだけです。あなたは逞しい方ですから、いつでも私を押しのけて戻ることができるはずです」
このように艶然と微笑む女性だったのだろうか。キアーは戸惑うばかりだ。
指で弄られて場所を意識するようになった乳首へ、シュルークは腰を浮かせて顔を近づけると、舌を這わせ始めた。
「あっ……、っく」
思わず声を漏らしてしまって、そんな場所で感じたと思われたくなくて羞恥心と快感を押し殺して黙り込む。
シュルークはそれを聞かないふりをしてくれているのだろう。品よく、舌先で胸の小さな粒をくすぐり続けた。
同時に割れた腹筋の溝も指でなぞられて、くすぐったいような、それとは何か違うような感覚で背筋がぞくぞくする。
腹をしばらくなでた手は徐々に下へいき、長い上着の中へ忍び込んできた手が脚衣の腰紐を解き、中へ差し込まれる。
「う……」
下着の上から優しく揉まれた逸物は、既に芯を持ち始めていた。
「手を、離してください……っ」
シュルークの裸身を見て、軽く触れられたぐらいで兆している己を恥じ、それ以上になってはいけないという思いがキアーに拒絶の言葉を口にさせた。
するとシュルークは、素直にキアーの股座から手をどけた。
「わかりました、手では触れません」
そう言いながら体を起こしたシュルークは、キアーの脚衣の前を大きく広げ、下着も性器が露出するまで引き下ろしてしまった。
「ご立派ですね」
「なっ……!?」
「手では触れていないでしょう?」
立ち上がってはいないが膨張している男根を晒されてキアーは慌てる。だがキアーが何かする前に、すかさずシュルークはその上に腰を下ろした。
彼女の滑らかな腿がキアーの下腹部周辺に密着し、陰茎も圧される。
「女官長、下着は……!?」
思わず尋ねてしまったが、答えは返されずともわかっている。脚衣だけ脱いで中は下着姿だと思っていたが、シュルークはそれすら穿いていなかったのだ。
頼みの綱のはずだった布一枚に隔てられることすらなく、女性器の割れ目に直接陰茎が触れた。
「ん……」
キアーの胴に手をついて、シュルークはそのまま腰を前後にゆすった。擦りつけられた粘膜の、熱さと潤み、柔らかさが、敏感な器官に鮮烈に感じられる。
「素敵ですよ、キアー様」
たったそれだけで硬く首をもたげた自身に、キアーは恥じ入って何も返事ができなかった。だが、もうこの先を望む自分がいることも否定できない。
「女官長、申し訳ありません……」
「いいえ。今、触れようと仕掛けているのは私です。キアー様のこれは、生理的な反応で、あなたの意思には関係ありません」
だが、抵抗できないのも、無理に犯されているのも、嘘だ。キアーの体は明らかに応じようとしている。羞恥を覚えつつも、彼女の奥を知りたいという欲求がある。
シュルークが腰を浮かせば、キアーの男根は追いかけるように天井へ向いた。彼女の愛液だけでなく、先走りも噴いて、ランプの明かりでぬらぬらと光っている。
そこへまた彼女の腰が下ろされていく。むに、と濡れた場所に亀頭が当たるが、滑って狙いが定まらない。
「は……っ、女官長、焦らさないで、ください」
挿れたい。挿れてほしい。それに頭を支配されて、キアーはいつのまにかシュルークを促してた。
「では手を使っても構いませんね」
先ほどキアーの方が拒んでいたというのに、一つ翻してしまった。
「緊張していますね」
シュルークはキアーの力んで硬くなった胸筋を軽く揉んで、存在感のない男の乳首を探り当て指先で軽く引っ掻いた。そんな触り方などしたことのない場所で、羞恥心に顔が熱くなってくる。
女性には男が主導権を握るものだと思っていて、これまでもそうしてきたキアーは、シュルークの誘惑と手管に何もできず翻弄されるばかりであった。
「大丈夫ですよ。私はキアー様と一緒に少し深い場所へ下りてみたいだけです。あなたは逞しい方ですから、いつでも私を押しのけて戻ることができるはずです」
このように艶然と微笑む女性だったのだろうか。キアーは戸惑うばかりだ。
指で弄られて場所を意識するようになった乳首へ、シュルークは腰を浮かせて顔を近づけると、舌を這わせ始めた。
「あっ……、っく」
思わず声を漏らしてしまって、そんな場所で感じたと思われたくなくて羞恥心と快感を押し殺して黙り込む。
シュルークはそれを聞かないふりをしてくれているのだろう。品よく、舌先で胸の小さな粒をくすぐり続けた。
同時に割れた腹筋の溝も指でなぞられて、くすぐったいような、それとは何か違うような感覚で背筋がぞくぞくする。
腹をしばらくなでた手は徐々に下へいき、長い上着の中へ忍び込んできた手が脚衣の腰紐を解き、中へ差し込まれる。
「う……」
下着の上から優しく揉まれた逸物は、既に芯を持ち始めていた。
「手を、離してください……っ」
シュルークの裸身を見て、軽く触れられたぐらいで兆している己を恥じ、それ以上になってはいけないという思いがキアーに拒絶の言葉を口にさせた。
するとシュルークは、素直にキアーの股座から手をどけた。
「わかりました、手では触れません」
そう言いながら体を起こしたシュルークは、キアーの脚衣の前を大きく広げ、下着も性器が露出するまで引き下ろしてしまった。
「ご立派ですね」
「なっ……!?」
「手では触れていないでしょう?」
立ち上がってはいないが膨張している男根を晒されてキアーは慌てる。だがキアーが何かする前に、すかさずシュルークはその上に腰を下ろした。
彼女の滑らかな腿がキアーの下腹部周辺に密着し、陰茎も圧される。
「女官長、下着は……!?」
思わず尋ねてしまったが、答えは返されずともわかっている。脚衣だけ脱いで中は下着姿だと思っていたが、シュルークはそれすら穿いていなかったのだ。
頼みの綱のはずだった布一枚に隔てられることすらなく、女性器の割れ目に直接陰茎が触れた。
「ん……」
キアーの胴に手をついて、シュルークはそのまま腰を前後にゆすった。擦りつけられた粘膜の、熱さと潤み、柔らかさが、敏感な器官に鮮烈に感じられる。
「素敵ですよ、キアー様」
たったそれだけで硬く首をもたげた自身に、キアーは恥じ入って何も返事ができなかった。だが、もうこの先を望む自分がいることも否定できない。
「女官長、申し訳ありません……」
「いいえ。今、触れようと仕掛けているのは私です。キアー様のこれは、生理的な反応で、あなたの意思には関係ありません」
だが、抵抗できないのも、無理に犯されているのも、嘘だ。キアーの体は明らかに応じようとしている。羞恥を覚えつつも、彼女の奥を知りたいという欲求がある。
シュルークが腰を浮かせば、キアーの男根は追いかけるように天井へ向いた。彼女の愛液だけでなく、先走りも噴いて、ランプの明かりでぬらぬらと光っている。
そこへまた彼女の腰が下ろされていく。むに、と濡れた場所に亀頭が当たるが、滑って狙いが定まらない。
「は……っ、女官長、焦らさないで、ください」
挿れたい。挿れてほしい。それに頭を支配されて、キアーはいつのまにかシュルークを促してた。
「では手を使っても構いませんね」
先ほどキアーの方が拒んでいたというのに、一つ翻してしまった。
あなたにおすすめの小説
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
敗戦国の姫は、敵国将軍に掠奪される
clayclay
恋愛
架空の国アルバ国は、ブリタニア国に侵略され、国は壊滅状態となる。
状況を打破するため、アルバ国王は娘のソフィアに、ブリタニア国使者への「接待」を命じたが……。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
触手エイリアンの交配実験〜研究者、被験体になる〜
桜井ベアトリクス
恋愛
異星で触手エイリアンを研究する科学者アヴァ。 唯一観察できていなかったのは、彼らの交配儀式。
上司の制止を振り切り、禁断の儀式を覗き見たアヴァは―― 交わる触手に、抑えきれない欲望を覚える。
「私も……私も交配したい」
太く長い触手が、体の奥深くまで侵入してくる。 研究者が、快楽の実験体になる夜。
淫らな蜜に狂わされ
歌龍吟伶
恋愛
普段と変わらない日々は思わぬ形で終わりを迎える…突然の出会い、そして体も心も開かれた少女の人生録。
全体的に性的表現・性行為あり。
他所で知人限定公開していましたが、こちらに移しました。
全3話完結済みです。