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その他(本編は完結しました) ※ネタバレあり
【あとがき】
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どうも、『青天白雪、紅の君。2072』の作者の凜 Oケイ(リン オーケイ)です。
まず言いたいのは作品を読んでくれて本当にありがとうございますということです!
この作品は自分が初めてちゃんと完成させることができた長編小説でもあります。自分のアマ小説家としてのキャリアは本当に短いものですが、自分なりのベストを尽くせたんじゃないかと思っています。
突然ですがなぜこういったストーリー、世界観の作品を書きたいと思ったかについて少し語りたいと思います。自分は小さい頃からSFが好きでした。SFは、今の社会では体験できないような心躍ったり、あるいは考えさせられる状況を臨場感たっぷりに表現してくれるところが大好きです。そういう意味では魔法とかのファンタジーもそうなんですが、なぜか自分はSFの方に惹かれることが多かったと思います。それでSFっぽい作品を自分でも書いてみたいとずっと思っていました。しかし本作を読まれた方の中にはこう思われた方もいるのではないでしょうか? 「思ったより現代社会に近くない?」と。これの理由はとても簡単です。単に自分の知識や実力が宇宙や惑星規模、遠未来を舞台にできるほど成熟していないと感じたからです(笑) この作品には様々な要素を込めたいと思っていました。そういった複雑な要素たちをあまりに現代から離れた世界観でやるというのは自分にとっては離れ業のように思えたのです。
本作ではやりすぎに思えるくらいに中華要素を出しました。これにはいくつか理由があるのですが、最大の理由は僕が好きだからです(笑) 自分は高校の第二外国語で中国語を取りました。そしてSF好きの僕が中華SFに惹かれるのは自然な流れでした。中華圏というのは文化的な興味深さもありますし、歴史的政治的な背景というのも創作の題材に向いているように思えました。
恋愛といったウェットな要素も本作は積極的に取り入れました。そういった強い感情のある方が圧倒的にドラマを生み出しやすいからです。本作は一人称視点というのもあって個人の感情の描写にかなりの重きを置きました。これは感情というのが人間を動かす原動力のうち最大のものだと自分が思っているからでもあります。
本作ではできるだけ”わかりやすさ”にこだわりました。名前のある登場人物が比較的少ないのも、冗長な文章もここから来ています。しかしこれは決して読者を信用していないからではありません。読む人の負担を軽減したいと考えたからです。自分はあまり上手な読者ではないので、難解な作品を読むと混乱したりすることがありました。自分が読んでいて心地よく読める作品を目指しました。ちなみに文体に翻訳文っぽいところがあるのは、50年後の日本語は絶対に現代とはまた違うものになっているという確信から来ています。50年後の日本語で書かれた文章を今の日本語に訳したといった感じでしょうか。
本作の元になる構想は2020年の初めぐらいには形になっていました。それから一年弱、本文はまったく書かずただただストーリーを考えていました。すぐにでも本文を書き始めたい気持ちはありました。しかし自分にはそうしたくない理由もありました。それは前に挑戦した長編小説の失敗です。ちなみにその作品はベタな異世界転生モノでした(笑) 主人公とヒロインだけを適当に決め、雑な世界観で場当たり的にストーリーを展開しました。もちろんそういった書き方で成功する人もいますが、自分はそうではありませんでした。5万字ほど書いたぐらいで先が見えなくなり、モチベーションを完全に失いました。この失敗から自分は終わりを見据えることの大切さを学びました。だからこそ本作は構想の時点でエンディングまで考え抜き、本文も完成するまでどこかに投稿したりといったことはしませんでした。
本作を完成させるには構想に一年弱、執筆に約一年半を要しました。執筆開始時に自分は18歳でした。仁山コズたちとほとんど同じです(笑) 暇な学生として自分でも引くぐらいストイックに執筆に取り組みました。
楽しさを求めて初めた執筆という趣味です。しかし本作の執筆は楽しいことばかりではありませんでした。思うように筆が進まなかったり、書くモチベーションを維持できなくて自己嫌悪に陥ったり、本作を書く意味を見失ったりしました。それでも本作を完成させることができたのは締め切りがないという安心感や自分が暇だった、そして何より前作の失敗という前提があったからでしょう。
創作は自分にとって趣味としての楽しさに欠ける面はあります。ゲームをしていた方が確実に楽しいです。しかし創作は他の趣味にはないものがあります。それは究極の自由です。小説、イラストや漫画、楽曲など…自分の作品なら何をしてもいいのです! 空想は何にも縛られなくて良いのです。そしてこれが多くの人を創作に駆り立てる原動力であると思います。
自分で意外だった現象が一つあります。それは自分が自分の作品、つまり本作に影響を受けているということでした。思考回路が主人公に近くなったり、作中の出来事にやけに動揺したりということがありました。ちなみに魏邏陽が亡くなったときはすこし泣きそうになりました(笑)
最後に作者として。一応は次回作も考えています。この作品とはまた違ったテイストの作品を書きたいななどと考えています。長編だとするとまた年単位で時間をもらうことになると思います。今後は就活やらで暇じゃなくなると思うので、下手したら本作以上に時間がかかるかもしれません。僕が次作を出す頃には皆さん本作も僕のこともお忘れかもしれませんが、いつかまたこうして会えることを楽しみにしています! ご愛読ありがとうございました!
まず言いたいのは作品を読んでくれて本当にありがとうございますということです!
この作品は自分が初めてちゃんと完成させることができた長編小説でもあります。自分のアマ小説家としてのキャリアは本当に短いものですが、自分なりのベストを尽くせたんじゃないかと思っています。
突然ですがなぜこういったストーリー、世界観の作品を書きたいと思ったかについて少し語りたいと思います。自分は小さい頃からSFが好きでした。SFは、今の社会では体験できないような心躍ったり、あるいは考えさせられる状況を臨場感たっぷりに表現してくれるところが大好きです。そういう意味では魔法とかのファンタジーもそうなんですが、なぜか自分はSFの方に惹かれることが多かったと思います。それでSFっぽい作品を自分でも書いてみたいとずっと思っていました。しかし本作を読まれた方の中にはこう思われた方もいるのではないでしょうか? 「思ったより現代社会に近くない?」と。これの理由はとても簡単です。単に自分の知識や実力が宇宙や惑星規模、遠未来を舞台にできるほど成熟していないと感じたからです(笑) この作品には様々な要素を込めたいと思っていました。そういった複雑な要素たちをあまりに現代から離れた世界観でやるというのは自分にとっては離れ業のように思えたのです。
本作ではやりすぎに思えるくらいに中華要素を出しました。これにはいくつか理由があるのですが、最大の理由は僕が好きだからです(笑) 自分は高校の第二外国語で中国語を取りました。そしてSF好きの僕が中華SFに惹かれるのは自然な流れでした。中華圏というのは文化的な興味深さもありますし、歴史的政治的な背景というのも創作の題材に向いているように思えました。
恋愛といったウェットな要素も本作は積極的に取り入れました。そういった強い感情のある方が圧倒的にドラマを生み出しやすいからです。本作は一人称視点というのもあって個人の感情の描写にかなりの重きを置きました。これは感情というのが人間を動かす原動力のうち最大のものだと自分が思っているからでもあります。
本作ではできるだけ”わかりやすさ”にこだわりました。名前のある登場人物が比較的少ないのも、冗長な文章もここから来ています。しかしこれは決して読者を信用していないからではありません。読む人の負担を軽減したいと考えたからです。自分はあまり上手な読者ではないので、難解な作品を読むと混乱したりすることがありました。自分が読んでいて心地よく読める作品を目指しました。ちなみに文体に翻訳文っぽいところがあるのは、50年後の日本語は絶対に現代とはまた違うものになっているという確信から来ています。50年後の日本語で書かれた文章を今の日本語に訳したといった感じでしょうか。
本作の元になる構想は2020年の初めぐらいには形になっていました。それから一年弱、本文はまったく書かずただただストーリーを考えていました。すぐにでも本文を書き始めたい気持ちはありました。しかし自分にはそうしたくない理由もありました。それは前に挑戦した長編小説の失敗です。ちなみにその作品はベタな異世界転生モノでした(笑) 主人公とヒロインだけを適当に決め、雑な世界観で場当たり的にストーリーを展開しました。もちろんそういった書き方で成功する人もいますが、自分はそうではありませんでした。5万字ほど書いたぐらいで先が見えなくなり、モチベーションを完全に失いました。この失敗から自分は終わりを見据えることの大切さを学びました。だからこそ本作は構想の時点でエンディングまで考え抜き、本文も完成するまでどこかに投稿したりといったことはしませんでした。
本作を完成させるには構想に一年弱、執筆に約一年半を要しました。執筆開始時に自分は18歳でした。仁山コズたちとほとんど同じです(笑) 暇な学生として自分でも引くぐらいストイックに執筆に取り組みました。
楽しさを求めて初めた執筆という趣味です。しかし本作の執筆は楽しいことばかりではありませんでした。思うように筆が進まなかったり、書くモチベーションを維持できなくて自己嫌悪に陥ったり、本作を書く意味を見失ったりしました。それでも本作を完成させることができたのは締め切りがないという安心感や自分が暇だった、そして何より前作の失敗という前提があったからでしょう。
創作は自分にとって趣味としての楽しさに欠ける面はあります。ゲームをしていた方が確実に楽しいです。しかし創作は他の趣味にはないものがあります。それは究極の自由です。小説、イラストや漫画、楽曲など…自分の作品なら何をしてもいいのです! 空想は何にも縛られなくて良いのです。そしてこれが多くの人を創作に駆り立てる原動力であると思います。
自分で意外だった現象が一つあります。それは自分が自分の作品、つまり本作に影響を受けているということでした。思考回路が主人公に近くなったり、作中の出来事にやけに動揺したりということがありました。ちなみに魏邏陽が亡くなったときはすこし泣きそうになりました(笑)
最後に作者として。一応は次回作も考えています。この作品とはまた違ったテイストの作品を書きたいななどと考えています。長編だとするとまた年単位で時間をもらうことになると思います。今後は就活やらで暇じゃなくなると思うので、下手したら本作以上に時間がかかるかもしれません。僕が次作を出す頃には皆さん本作も僕のこともお忘れかもしれませんが、いつかまたこうして会えることを楽しみにしています! ご愛読ありがとうございました!
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