壮汰、お熱です!テニスがんばります!

ゆいば

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昼休み、高熱を出す

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四時間目が終わった。
昼休みが始まった。
壮汰は、ちょっとフラフラしてた。
「おい!壮汰!一緒に手を洗いに行こーぜ」
「…」
「どしたんだ?」
壮汰は、スタスタと萌乃に近づいた。
「え?壮汰?顔色悪いよ」と萌乃は言った。
すると、壮汰は、萌乃の手をつかみ、
「あい…」と何度も言った。
「あい?どうしたの?」
すると、壮汰は、こんなことを言い出した。
「愛してる。」
と言い、バタッと倒れた。
いきなり、クラスがざわついた。
「壮汰!大丈夫?」
萌乃は、壮汰のおでこに手を当てると、ものすごく熱かった。
「えっ!壮汰!すごい熱じゃない!」
「萌乃…愛してる…から…」
「そんなこと言ってる場合じゃないよ!朝に水遊びしてるから、風邪ひいたんだよ!」
「お…ん…」
壮汰は、すごくしんどくなっていた。
すると、れおが
「保健室に連れて行けよ」と言った。
だが、他のクラスメイトが
「保健の先生も担任の先生も出張でいないんだって!」と叫んだ。
クラスメイトが言った瞬間、ざわついた。
「どうしよう!」
「もたもたするな。壮汰が危ないんだぞ!」
「でも…」
萌乃が悩み初めた。すぐに、何か思い付いた。
「そうだ!廊下の一番奥よ!そこで机で壁を作って、その中で壮汰を寝かしたらいいんじゃない?」
「お!いいんじゃない?」
「早速実行しよう!」
壮汰以外のクラスメイトが机を動かして、壁を作った。
「ねー、萌乃、布団とかどうするの?」
「あー!それは、寝袋を使って寝かす!」
5分で壁ができた。そして、壮汰を寝かす寝袋も用意された。萌乃が、壮汰を看病したのだが、
「ダメね。すぐに、タオルが熱くなるわ。」
壮汰の熱は、下がらない。なんとかしないと、と思ったら、誰か、来客が教室に来た。
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