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翌日稽古を終えて例の空間から出るとビアンカが待っていた。クラ―ネルは5分前に既に仕事に出ているはずだ。
どうもビアンカはクラ―ネルを意識しすぎて顔を合わせるのも恥ずかしいらしい。乙女心って奴かな?
さて、今日は昨日の続きでギルガムの町から調査を始める。徐々に王都へ近づいて行くつもりだ。まあ、大きな町をメインに調査して行くのでそれ程の日数は掛からないだろう。
ビアンカを連れてギルガムの町へ転移する。
ちなみに転移魔法と飛行魔法が使えるのは既にビアンカに伝えてある。戦略上必要になるかもしれないので僕が使える魔法はだいたい教えてあるのだが、時空魔法の幾つかは教えてない。
それから蘇生魔法が使える事も言ってない。これは迷ったのだが、死んでも生き返る事を前提に戦略を組まれても困るので止めて置いた。
ビアンカは初めての転移に驚いていたが、時間が勿体ないので先を急ぐ。
ギルガムはサントスとほぼ同じ位の規模の町だ。東にある町としてはかなりの大きさだ。漁業が盛んなのもサントスに似ている。
冒険者ギルドの場所を聞き、2人で向かう。今日は僕だけでなくビアンカにも冒険者の格好をさせている。
ギルドは町のやや北寄りにある。僕は川を渡って来たので南側に転移地点を置いていた。少し歩くが仕方ない。30分程歩いて、ようやくギルドに着いた。この時点で10時近い。冒険者ギルドが空いている事を祈ろう。
冒険者ギルドはサントスの町より一回り大きかった。ドアを開けると、喧騒と言う程では無いがかなり賑わっている。
僕とビアンカは一番短い列に並んだ。それでも30分位は掛かりそうだ。
「見ない顔だな。新人か?」
後ろから声を掛けられた。もしかしたらビアンカを見て新人だと思ったのかな?彼女は新しい装備を付けているし、冒険者では無いので動きが素人だ。
「止めて下さい。」
後ろを振り向くとビアンカがガタイの良い男に腕を掴まれている。ナニコレ?テンプレ?
「済まないが僕の連れなので手を放して貰えないか?」
「ほう?新人の癖に良い度胸じゃ無いか。」
僕を見ても新人とは、この馬鹿、気も読めないのか?おそらくCランク以下の冒険者だろう。
さて、どうしたものか?ぶっ飛ばすのは簡単だが、目立つのは不味い。それにギルド内で揉め事を起こすと罰金を取られる。最悪ギルドカード剥奪だ。
「その辺で止めて置け。お前次に問題を起こしたらギルドカード剥奪だって言われてるんだろう?」
ん?正義の味方登場?ドアの方から声が聞こえた。
ビアンカの腕を掴んだ冒険者が後ろを振り向く。
「ピアーズさん。これは揉め事ではありませんよ、新人に礼儀を教えてやってるだけです。」
ピアーズと呼ばれた男が近づいて来る。年齢は20歳位だろうか、均整の取れた肉体から抑えきれない闘気が溢れている。かなり強そうだ。
「礼儀ねぇ、お前に礼儀なんて教えられるのか?」
その言葉に周りから笑い声が上がる。男は顔を赤くして怒っているが、動こうとはしない。ピアーズと言う男はこの冒険者より格上らしい。
ピアーズが更に男に付かづくと、男はビアンカを放して後ろずさった。
「お嬢さん、大丈夫かな?」
なんだそのイケメン台詞は?そこまでの顔では無いと思うぞ。
「ありがとうございます。助かりました。」
ビアンカが笑顔で答えた。んー、僕が目立たなかったから良しとしよう。
「ところで、そっちの君。新人とは思えないのだが、何故彼女を助けなかったんだい?」
あら?どうやらピアーズには僕の実力を見破られていた様だ。
「ちょっと事情がありまして、騒ぎを起こす訳には行かなかったので穏便に済ませるつもりでした。ピアーズさんのお陰で助かりました。ありがとうございます。」
「ふむ、どうやら要らぬお節介だったかな?君ただ者じゃ無いよね?」
この人はどう言う人なんだ?敵か味方か良く解らない。
「えっと、自分では普通だと思っているんですがね。」
なんか、周りに人がやたらと集まってるんだけど、目立って無い?僕じゃ無いよね?
どうやったらこの状態から抜け出せるかな?そう考えていると、騒ぎを聞きつけたのか、2階から偉そうなおっさんが下りて来た。
「おお、ピアーズじゃねえか。なんかトラブルか?」
「ギルマス。ボルドムがまた新人に絡んでいたので止めていた所ですよ。」
ん?ギルマス?このおっさんがギルマスか。サントスのギルマスとは大違いだな。なんと言うかギャングの親分の様だ。あと、絡んで来た冒険者はボルドムと言うらしい。
「またボルドムか。Bランクに上げたのは失敗だったかな?少し調子に乗り過ぎだな。」
「まあ、実力はあるんですがね。如何せん性格があれじゃあ、いずれ死にますよ。」
あれ?ボルドムってBランクなの?あれがBランクじゃあ、このギルドもたかが知れているって所かな。
「ところで絡まれた方はどうなっている?怪我とかしたのか?」
「いえ、大事になる前に止めましたので大丈夫です。と言うかあのまま騒ぎになって居たら怪我をしたのはボルドムの方だったかもしれませんが。」
ギルマスが、どう言う事だと言いながら辺りを見渡す。何故か僕と目が合った。
「絡まれてたのは新人じゃなかったのか?」
「絡まれて居たのはこちらのお嬢さんです。彼は連れの様ですよ。」
ピアーズがビアンカを指さし、その後僕に目を向ける。
「確かにお嬢ちゃんは新人って感じだな。だが、後ろの奴は何者だ?」
ここで僕の正体を明かすと色々と面倒な事になりそうだ。
「あー、何処か人の少ない場所で話せませんか?」
「なんだ?訳アリか?」
「そんな感じです。」
ギルマスは少し考える素振りを見せてから、付いて来いと言った。
僕とビアンカはギルマスに付いて行く。って言うかなんでピアーズまで付いて来るんだ?
2階のギルマスの部屋に招かれた。ここに住んでいる訳では無いから執務室かな?
「で、話とはなんだ?」
「えーと、その前にピアーズさんは何で自然に混じって居るんでしょうか?」
「ん?駄目だったか?」
ピアーズが何で駄目なんだと言う口調で言った。
「ピアーズはこの町で唯一のSランク冒険者だ。トラブルなら彼が居た方が何かと都合が良いと思うぞ。」
ギルマスがそう言った。なるほど、Sランカーだったのか道理でBランクのボルドムが素直に言う事を聞いた訳だ。
「んー、まあ良いでしょう。」
僕は自分のギルドカードをギルマスに見せる。
「ほう、君もSランク冒険者だったのか。この町にSランク冒険者が2人も揃うなんて何十年ぶりだろうか。」
「なるほど、君もSランカーだった訳だ。道理で平然としていた訳だ。」
ピアーズが得心が行った顔で何度も頷いていた。
「えっと、実は本題はここからでして。我々は国王陛下の命を受けてここに来ています。」
「国王陛下だと?」
「ええ、国王陛下が新しく即位したのはご存じですよね?その理由も。」
そう言うとギルマスとピアーズが同時に頷いた。
「テロによる前国王の崩御の話は聞いている。新国王の即位の報も当然この町まで届いている。」
「僕らはそのテロ組織を追っていましてね。このギルガムの町あるいは周辺でおかしな事って起こって居ませんか?」
「おかしな事ですか?」
「ああ、些細な事でも構わない。何か異変があれば教えて欲しい。」
「異変と呼べるかどうかは判らんが、ここの所、この町の人口が減り続けている。元々、人口の増減は少なからずあったのだが、だいたい3万5千人前後をキープしていたのだが、ここ数か月で3万2千人を切る直前まで来ている。このままのペースで減り続けると後数か月で3万人を割りかねない。」
ギルマスが深刻そうにそう語った。人口の激減か、救済の箱舟のメンバーにされているのだとすれば、数千人規模の配下が既に居る事になる。
「もう一つ付け加えるなら冒険者の数も減っている。当然魔物の討伐が追い付かなくなり、町の外は危険な状況になりつつある。」
今度はピアーズがそう付け加えた。
どうやら、この町では何かが起こっている様だ。もう少し詳しく調査する必要がありそうだ。
どうもビアンカはクラ―ネルを意識しすぎて顔を合わせるのも恥ずかしいらしい。乙女心って奴かな?
さて、今日は昨日の続きでギルガムの町から調査を始める。徐々に王都へ近づいて行くつもりだ。まあ、大きな町をメインに調査して行くのでそれ程の日数は掛からないだろう。
ビアンカを連れてギルガムの町へ転移する。
ちなみに転移魔法と飛行魔法が使えるのは既にビアンカに伝えてある。戦略上必要になるかもしれないので僕が使える魔法はだいたい教えてあるのだが、時空魔法の幾つかは教えてない。
それから蘇生魔法が使える事も言ってない。これは迷ったのだが、死んでも生き返る事を前提に戦略を組まれても困るので止めて置いた。
ビアンカは初めての転移に驚いていたが、時間が勿体ないので先を急ぐ。
ギルガムはサントスとほぼ同じ位の規模の町だ。東にある町としてはかなりの大きさだ。漁業が盛んなのもサントスに似ている。
冒険者ギルドの場所を聞き、2人で向かう。今日は僕だけでなくビアンカにも冒険者の格好をさせている。
ギルドは町のやや北寄りにある。僕は川を渡って来たので南側に転移地点を置いていた。少し歩くが仕方ない。30分程歩いて、ようやくギルドに着いた。この時点で10時近い。冒険者ギルドが空いている事を祈ろう。
冒険者ギルドはサントスの町より一回り大きかった。ドアを開けると、喧騒と言う程では無いがかなり賑わっている。
僕とビアンカは一番短い列に並んだ。それでも30分位は掛かりそうだ。
「見ない顔だな。新人か?」
後ろから声を掛けられた。もしかしたらビアンカを見て新人だと思ったのかな?彼女は新しい装備を付けているし、冒険者では無いので動きが素人だ。
「止めて下さい。」
後ろを振り向くとビアンカがガタイの良い男に腕を掴まれている。ナニコレ?テンプレ?
「済まないが僕の連れなので手を放して貰えないか?」
「ほう?新人の癖に良い度胸じゃ無いか。」
僕を見ても新人とは、この馬鹿、気も読めないのか?おそらくCランク以下の冒険者だろう。
さて、どうしたものか?ぶっ飛ばすのは簡単だが、目立つのは不味い。それにギルド内で揉め事を起こすと罰金を取られる。最悪ギルドカード剥奪だ。
「その辺で止めて置け。お前次に問題を起こしたらギルドカード剥奪だって言われてるんだろう?」
ん?正義の味方登場?ドアの方から声が聞こえた。
ビアンカの腕を掴んだ冒険者が後ろを振り向く。
「ピアーズさん。これは揉め事ではありませんよ、新人に礼儀を教えてやってるだけです。」
ピアーズと呼ばれた男が近づいて来る。年齢は20歳位だろうか、均整の取れた肉体から抑えきれない闘気が溢れている。かなり強そうだ。
「礼儀ねぇ、お前に礼儀なんて教えられるのか?」
その言葉に周りから笑い声が上がる。男は顔を赤くして怒っているが、動こうとはしない。ピアーズと言う男はこの冒険者より格上らしい。
ピアーズが更に男に付かづくと、男はビアンカを放して後ろずさった。
「お嬢さん、大丈夫かな?」
なんだそのイケメン台詞は?そこまでの顔では無いと思うぞ。
「ありがとうございます。助かりました。」
ビアンカが笑顔で答えた。んー、僕が目立たなかったから良しとしよう。
「ところで、そっちの君。新人とは思えないのだが、何故彼女を助けなかったんだい?」
あら?どうやらピアーズには僕の実力を見破られていた様だ。
「ちょっと事情がありまして、騒ぎを起こす訳には行かなかったので穏便に済ませるつもりでした。ピアーズさんのお陰で助かりました。ありがとうございます。」
「ふむ、どうやら要らぬお節介だったかな?君ただ者じゃ無いよね?」
この人はどう言う人なんだ?敵か味方か良く解らない。
「えっと、自分では普通だと思っているんですがね。」
なんか、周りに人がやたらと集まってるんだけど、目立って無い?僕じゃ無いよね?
どうやったらこの状態から抜け出せるかな?そう考えていると、騒ぎを聞きつけたのか、2階から偉そうなおっさんが下りて来た。
「おお、ピアーズじゃねえか。なんかトラブルか?」
「ギルマス。ボルドムがまた新人に絡んでいたので止めていた所ですよ。」
ん?ギルマス?このおっさんがギルマスか。サントスのギルマスとは大違いだな。なんと言うかギャングの親分の様だ。あと、絡んで来た冒険者はボルドムと言うらしい。
「またボルドムか。Bランクに上げたのは失敗だったかな?少し調子に乗り過ぎだな。」
「まあ、実力はあるんですがね。如何せん性格があれじゃあ、いずれ死にますよ。」
あれ?ボルドムってBランクなの?あれがBランクじゃあ、このギルドもたかが知れているって所かな。
「ところで絡まれた方はどうなっている?怪我とかしたのか?」
「いえ、大事になる前に止めましたので大丈夫です。と言うかあのまま騒ぎになって居たら怪我をしたのはボルドムの方だったかもしれませんが。」
ギルマスが、どう言う事だと言いながら辺りを見渡す。何故か僕と目が合った。
「絡まれてたのは新人じゃなかったのか?」
「絡まれて居たのはこちらのお嬢さんです。彼は連れの様ですよ。」
ピアーズがビアンカを指さし、その後僕に目を向ける。
「確かにお嬢ちゃんは新人って感じだな。だが、後ろの奴は何者だ?」
ここで僕の正体を明かすと色々と面倒な事になりそうだ。
「あー、何処か人の少ない場所で話せませんか?」
「なんだ?訳アリか?」
「そんな感じです。」
ギルマスは少し考える素振りを見せてから、付いて来いと言った。
僕とビアンカはギルマスに付いて行く。って言うかなんでピアーズまで付いて来るんだ?
2階のギルマスの部屋に招かれた。ここに住んでいる訳では無いから執務室かな?
「で、話とはなんだ?」
「えーと、その前にピアーズさんは何で自然に混じって居るんでしょうか?」
「ん?駄目だったか?」
ピアーズが何で駄目なんだと言う口調で言った。
「ピアーズはこの町で唯一のSランク冒険者だ。トラブルなら彼が居た方が何かと都合が良いと思うぞ。」
ギルマスがそう言った。なるほど、Sランカーだったのか道理でBランクのボルドムが素直に言う事を聞いた訳だ。
「んー、まあ良いでしょう。」
僕は自分のギルドカードをギルマスに見せる。
「ほう、君もSランク冒険者だったのか。この町にSランク冒険者が2人も揃うなんて何十年ぶりだろうか。」
「なるほど、君もSランカーだった訳だ。道理で平然としていた訳だ。」
ピアーズが得心が行った顔で何度も頷いていた。
「えっと、実は本題はここからでして。我々は国王陛下の命を受けてここに来ています。」
「国王陛下だと?」
「ええ、国王陛下が新しく即位したのはご存じですよね?その理由も。」
そう言うとギルマスとピアーズが同時に頷いた。
「テロによる前国王の崩御の話は聞いている。新国王の即位の報も当然この町まで届いている。」
「僕らはそのテロ組織を追っていましてね。このギルガムの町あるいは周辺でおかしな事って起こって居ませんか?」
「おかしな事ですか?」
「ああ、些細な事でも構わない。何か異変があれば教えて欲しい。」
「異変と呼べるかどうかは判らんが、ここの所、この町の人口が減り続けている。元々、人口の増減は少なからずあったのだが、だいたい3万5千人前後をキープしていたのだが、ここ数か月で3万2千人を切る直前まで来ている。このままのペースで減り続けると後数か月で3万人を割りかねない。」
ギルマスが深刻そうにそう語った。人口の激減か、救済の箱舟のメンバーにされているのだとすれば、数千人規模の配下が既に居る事になる。
「もう一つ付け加えるなら冒険者の数も減っている。当然魔物の討伐が追い付かなくなり、町の外は危険な状況になりつつある。」
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