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第51話 男には、女に分からぬ痛みがある
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保養都市ブリューレを見下ろす、険しい崖の上に古城はあった。
打ち捨てられて久しいのか、壁は蔦に覆われ、いくつもの窓ガラスが割れている。
夕暮れの茜色の光が、城の輪郭を不気味なシルエットとして浮かび上がらせていた。
西の空を燃やすような夕日が、崩れかけた城壁と尖塔を不気味なシルエットとして浮かび上がらせている。
逆光の中、古城の正門前に立つ2つの人影が見えた。
夕闇が迫る中、俺たちを待ち構えていたかのように。
「あれは……」
リイナが息を呑み、絶句する。
「フンスッ! やる気満々ですね!」
アンナは拳をパキポキと鳴らし、臨戦態勢に入る。
「これは……予想外の展開ですね。なぜ彼まで」
レイラが温泉饅頭を口に運びながら、冷静に呟いた。
だが誰よりも早く2人に向かっていったのは、シルフィとミャミャだった。
2つの影のうちの1つを指差し、悲痛な声を上げる。
「リュカ様! なぜウッドと並んで剣を構えているのですか!」
「助けに来たにゃ! 一緒に帰るにゃ、リュカ様!」
2人の必死の呼びかけなのに、リュカからの返答はない。
代わりに、静寂を破ったのは孤高の剣士の声だった。
「……来ると思っていたぞ、セイヤ」
まるで俺たちの到着を予見していたかのような、落ち着き払った声。
ウッドが口を開くと、夕暮れの空を覆っていた雲が流れ、月光が2人の顔をくっきりと照らし出した。
まあ、『リア充チェッカー』がずっと表示されてるから俺は、どういう顔すればいいかわからないの……状態だったがな。
【リュカ(人間・冒険者)】
【最終性交時間: 8日と7時間44分前(相手:シルフィ)】
こっちはまあいい。
ただ、ここにブリューレを騒がす連続女性失踪事件の被害者がいないのは確定か。
【ウッド(人間・剣士)】
【最終性交時間: 1ヶ月と14日前(相手:リュカ)】
(いや、ウッドの相手、リュカのままかよおおおおおおおお! 王都旅立つ直前に童貞捨てた勢いでリュカとしたまんまかよ! ……隣にいるリュカの存在がギャグにしか見えねえ。ていうか、このシリアスな場面で不気味な表示見せるんじゃねえええ!)
俺が呆然としていると、ウッドが口を開く。
「セイヤも協力してくれ。リュカも俺に協力を承知してくれた」
「リュカ様が協力ですって⁉ 何をしようと言うのですか! なら、私たちも……!」
シルフィが前に出ようとするのを、リュカが静かに手で制した。
「シルフィ、ミャミャ。2人は帰ってくれ。……これは僕たち男がすべきことなんだ」
「吃驚です! 悪党のカリスマというからには、集った悪党たちがわらわらと出てくると思ったのに、いません! いきなりW階層ボス戦っておかしくないですか⁉」
アンナの経験値稼ぎ至上主義視点のツッコミが場に響く。
「アンナちゃん⁉ ツッコむところはそこじゃない! なるほど、確かに悪党どもがいないな! てかそれよりもせめて、階層ボスじゃなくてラスボス戦って言ってあげようぜ!」
「……2人の瞳に操られている気配はありませんね。念のため、お話を聞きましょうか。『闇よりもなお昏きもの、ヤマの投げ縄が汝の生命を……』」
「「ぐおおおおお、なんじゃこりゃー」」
ウッドとリュカが同時に頭を押さえて苦しみだす。
「レイラちゃん! いきなり呪殺はやめてあげて! 話を聞こうぜ! てか、操られてても問答無用で呪殺する気満々だったでしょ、今の!」
俺が慌てて止めると、レイラはチッと小さく舌打ちした。
(やめたのはありがとう! でも舌打ちしないで! 俺の心までもが抉られるから!)
リイナが気高く剣を抜き放ち、一歩前に出る。
「孤高の剣士ウッド! 黄金のナイトリュカ! 理由を話せ! なぜこのような蛮行をする! 特に黄金のナイトよ! 仲間である女の子2人を泣かせるな!」
リイナが王女としての威厳を込めて、王道の説得を試みる。
まあ、その2人がリュカが泣くことしてるんだけどな。ウッドともしてるってツッコみてええええ。
リュカは悲しげにシルフィとミャミャを見つめた。
「リイナ王女、ご忠告痛み入ります。ですが僕は、ウッドの悲しみを知ってしまった。この悲しみは……女には分からぬ痛みなのです。リイナ王女、聖女レイラ様、アンナちゃん。どうか、シルフィとミャミャを頼みます」
リュカが深々と頭を下げる。
女にはわからない痛み……だと?
俺の心臓がドックンドックンと嫌な音を立て始める。
ウッド……幼馴染……一度相手からの告白を断っている…………数年の月日。
脳内をあらゆる可能性が駆け巡り、聞きたくない単語を必死に抑え込む。
「せめて理由を言ってください、リュカ様! ウッド!」
「そうにゃ! 納得できないにゃ!」
(よせ、やめろ……。その先を語らせるな……!)
俺の願い虚しく、ウッドが唇を動かした。
「俺は、この世のリア充全てを駆逐すると決めた」
「なに?」
リイナが想像外の言葉に絶句する。
「そう……僕たちは、悪党のカリスマ目当てに集う悪党どもを屠るために居続けるんだ」
「リュカさんってリア充ですよね?」
「絵に描いたようなリア充です」
アンナとレイラがひそひそ話するが、そこは全く俺も同感だ。
だが、俺にはわかる。リア充も、精神的なダメージでリア充を憎むようになるという現象を。
「悪党どもを屠る? それにセイヤに加われと言うのか! 私たち女性は必要とせずに!」
リイナの疑問は最もだ。だがこれは理屈じゃないんだ。
「無作法にヤりまくる悪党を消滅させるその日まで、僕はウッドの側を支えようと心に誓ったんだ」
「リュカ様……私たちのことが嫌いになったのですか?」
「リュカ様は自分からミャミャたちを抱くことなかったにゃ。無作法者とは違うにゃ」
悲しげなシルフィとミャミャの声に、リュカはただ首を横に振る。
「なぜそのようなことを」
核心に迫る質問をリイナがしてしまう。
ウッドの鋭い目つきがさらに険しくなる。
「俺は……幼馴染に告白するために、4年ぶりに故郷に戻った」
(やめろ……! やめてくれ、ウッド! それ以上口にしたら、俺の魂まで削られちまうんだよ……!)
だが、ウッドの悲痛な告白は止まらない。
彼は闇に染まった空を見上げ、絞り出すように言った。
「だが……幼馴染にはもう……旦那と、3歳と2歳と1歳の子供がいたのだ! 幸せそうに、また妊娠したのって……俺に」
「うわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああっ!」
俺は魂からの絶叫を上げ、その場に崩れ落ちた。
想像していたよりも遥かに酷い現実。年子だと⁉ 3年連続でパンッパンッパンてヤッてたのかよ! その幼馴染! ウッドにフラれた直後に! それから毎年ずっと!
ウッドと再開して、あっけらかんと今も妊娠してると昔告白した幼馴染の男に告げるだと?
何その地獄コンボ。 想像しただけで胃液が逆流しそうだぜ……!
ウッドはただ静かに、夜の闇を見上げている。
リュカはウッドの悲劇に、両目から涙を流し、悲劇のヒーローの姿を見つめていた。
リイナも、アンナも、レイラも、シルフィも、ミャミャも、ウッドが可哀想だとは思っているのだろう。
だが、なぜ俺とリュカがここまで凄まじいダメージを負っているのか、全く理解できないようで、ただ呆然と立ち尽くしていた。
打ち捨てられて久しいのか、壁は蔦に覆われ、いくつもの窓ガラスが割れている。
夕暮れの茜色の光が、城の輪郭を不気味なシルエットとして浮かび上がらせていた。
西の空を燃やすような夕日が、崩れかけた城壁と尖塔を不気味なシルエットとして浮かび上がらせている。
逆光の中、古城の正門前に立つ2つの人影が見えた。
夕闇が迫る中、俺たちを待ち構えていたかのように。
「あれは……」
リイナが息を呑み、絶句する。
「フンスッ! やる気満々ですね!」
アンナは拳をパキポキと鳴らし、臨戦態勢に入る。
「これは……予想外の展開ですね。なぜ彼まで」
レイラが温泉饅頭を口に運びながら、冷静に呟いた。
だが誰よりも早く2人に向かっていったのは、シルフィとミャミャだった。
2つの影のうちの1つを指差し、悲痛な声を上げる。
「リュカ様! なぜウッドと並んで剣を構えているのですか!」
「助けに来たにゃ! 一緒に帰るにゃ、リュカ様!」
2人の必死の呼びかけなのに、リュカからの返答はない。
代わりに、静寂を破ったのは孤高の剣士の声だった。
「……来ると思っていたぞ、セイヤ」
まるで俺たちの到着を予見していたかのような、落ち着き払った声。
ウッドが口を開くと、夕暮れの空を覆っていた雲が流れ、月光が2人の顔をくっきりと照らし出した。
まあ、『リア充チェッカー』がずっと表示されてるから俺は、どういう顔すればいいかわからないの……状態だったがな。
【リュカ(人間・冒険者)】
【最終性交時間: 8日と7時間44分前(相手:シルフィ)】
こっちはまあいい。
ただ、ここにブリューレを騒がす連続女性失踪事件の被害者がいないのは確定か。
【ウッド(人間・剣士)】
【最終性交時間: 1ヶ月と14日前(相手:リュカ)】
(いや、ウッドの相手、リュカのままかよおおおおおおおお! 王都旅立つ直前に童貞捨てた勢いでリュカとしたまんまかよ! ……隣にいるリュカの存在がギャグにしか見えねえ。ていうか、このシリアスな場面で不気味な表示見せるんじゃねえええ!)
俺が呆然としていると、ウッドが口を開く。
「セイヤも協力してくれ。リュカも俺に協力を承知してくれた」
「リュカ様が協力ですって⁉ 何をしようと言うのですか! なら、私たちも……!」
シルフィが前に出ようとするのを、リュカが静かに手で制した。
「シルフィ、ミャミャ。2人は帰ってくれ。……これは僕たち男がすべきことなんだ」
「吃驚です! 悪党のカリスマというからには、集った悪党たちがわらわらと出てくると思ったのに、いません! いきなりW階層ボス戦っておかしくないですか⁉」
アンナの経験値稼ぎ至上主義視点のツッコミが場に響く。
「アンナちゃん⁉ ツッコむところはそこじゃない! なるほど、確かに悪党どもがいないな! てかそれよりもせめて、階層ボスじゃなくてラスボス戦って言ってあげようぜ!」
「……2人の瞳に操られている気配はありませんね。念のため、お話を聞きましょうか。『闇よりもなお昏きもの、ヤマの投げ縄が汝の生命を……』」
「「ぐおおおおお、なんじゃこりゃー」」
ウッドとリュカが同時に頭を押さえて苦しみだす。
「レイラちゃん! いきなり呪殺はやめてあげて! 話を聞こうぜ! てか、操られてても問答無用で呪殺する気満々だったでしょ、今の!」
俺が慌てて止めると、レイラはチッと小さく舌打ちした。
(やめたのはありがとう! でも舌打ちしないで! 俺の心までもが抉られるから!)
リイナが気高く剣を抜き放ち、一歩前に出る。
「孤高の剣士ウッド! 黄金のナイトリュカ! 理由を話せ! なぜこのような蛮行をする! 特に黄金のナイトよ! 仲間である女の子2人を泣かせるな!」
リイナが王女としての威厳を込めて、王道の説得を試みる。
まあ、その2人がリュカが泣くことしてるんだけどな。ウッドともしてるってツッコみてええええ。
リュカは悲しげにシルフィとミャミャを見つめた。
「リイナ王女、ご忠告痛み入ります。ですが僕は、ウッドの悲しみを知ってしまった。この悲しみは……女には分からぬ痛みなのです。リイナ王女、聖女レイラ様、アンナちゃん。どうか、シルフィとミャミャを頼みます」
リュカが深々と頭を下げる。
女にはわからない痛み……だと?
俺の心臓がドックンドックンと嫌な音を立て始める。
ウッド……幼馴染……一度相手からの告白を断っている…………数年の月日。
脳内をあらゆる可能性が駆け巡り、聞きたくない単語を必死に抑え込む。
「せめて理由を言ってください、リュカ様! ウッド!」
「そうにゃ! 納得できないにゃ!」
(よせ、やめろ……。その先を語らせるな……!)
俺の願い虚しく、ウッドが唇を動かした。
「俺は、この世のリア充全てを駆逐すると決めた」
「なに?」
リイナが想像外の言葉に絶句する。
「そう……僕たちは、悪党のカリスマ目当てに集う悪党どもを屠るために居続けるんだ」
「リュカさんってリア充ですよね?」
「絵に描いたようなリア充です」
アンナとレイラがひそひそ話するが、そこは全く俺も同感だ。
だが、俺にはわかる。リア充も、精神的なダメージでリア充を憎むようになるという現象を。
「悪党どもを屠る? それにセイヤに加われと言うのか! 私たち女性は必要とせずに!」
リイナの疑問は最もだ。だがこれは理屈じゃないんだ。
「無作法にヤりまくる悪党を消滅させるその日まで、僕はウッドの側を支えようと心に誓ったんだ」
「リュカ様……私たちのことが嫌いになったのですか?」
「リュカ様は自分からミャミャたちを抱くことなかったにゃ。無作法者とは違うにゃ」
悲しげなシルフィとミャミャの声に、リュカはただ首を横に振る。
「なぜそのようなことを」
核心に迫る質問をリイナがしてしまう。
ウッドの鋭い目つきがさらに険しくなる。
「俺は……幼馴染に告白するために、4年ぶりに故郷に戻った」
(やめろ……! やめてくれ、ウッド! それ以上口にしたら、俺の魂まで削られちまうんだよ……!)
だが、ウッドの悲痛な告白は止まらない。
彼は闇に染まった空を見上げ、絞り出すように言った。
「だが……幼馴染にはもう……旦那と、3歳と2歳と1歳の子供がいたのだ! 幸せそうに、また妊娠したのって……俺に」
「うわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああっ!」
俺は魂からの絶叫を上げ、その場に崩れ落ちた。
想像していたよりも遥かに酷い現実。年子だと⁉ 3年連続でパンッパンッパンてヤッてたのかよ! その幼馴染! ウッドにフラれた直後に! それから毎年ずっと!
ウッドと再開して、あっけらかんと今も妊娠してると昔告白した幼馴染の男に告げるだと?
何その地獄コンボ。 想像しただけで胃液が逆流しそうだぜ……!
ウッドはただ静かに、夜の闇を見上げている。
リュカはウッドの悲劇に、両目から涙を流し、悲劇のヒーローの姿を見つめていた。
リイナも、アンナも、レイラも、シルフィも、ミャミャも、ウッドが可哀想だとは思っているのだろう。
だが、なぜ俺とリュカがここまで凄まじいダメージを負っているのか、全く理解できないようで、ただ呆然と立ち尽くしていた。
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