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第87話 翼をください
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控え室の空気は埃と使い古された革の匂い、そして微かな魔法の残滓が混じり合った独特の匂いで満ちていた。
フェリックスは安堵の息とも、これから始まるに違いない面倒事への予兆ともつかない、深いため息を吐いた。
目の前では彼が咄嗟に張った結界の中で、第三王女マーサと侍女アルディスが忌々しげにこちらを睨んでいる。
(実況のバニーガールちゃんのセイヤを茶化す声が聞こえた。ってことは勝った……のか? いや、勝ったんだろう。だが、これからどうなる? あの変態勇者一行は俺を置いてさっさとディベート会場の騒ぎを収めに行っちまったし……。後始末、絶対俺に丸投げされるやつだろ、これ。このあとどうなる? こんな騒ぎで王族が主犯だぞ? 学校で普通に授業なんてできないよな? てことは休校か? 休校になったら給料……出るのかな? 出なかったら俺を待っているのは死だ。飢え死にか、野垂れ死にか。どっちにしろ碌なもんじゃねえぞ)
フェリックスがそんな絶望的な未来設計図を描いていると、結界の中の侍女アルディスが、ふわりと蠱惑的な笑みを浮かべた。
彼女の姿は紺色の髪のままだが、ピンと尖った耳が露わになり、彼女が人間ではないことを明確に示している。
変容はそれだけではなかった。
「ねえ? フェリックス先生? 私……結婚してません。エルフをお嫁に貰うのはどうですか? 容姿も衰えなくてずっと張りのある胸も、瑞々しい太ももも、ずっと楽しむことができますよ?」
アルディスは甘ったるい、脳髄を蕩かすような声で囁くと、制服の胸元のボタンを一つ、また一つとゆっくり外し、白いブラウスの隙間から豊満な胸の深い谷間が惜しげもなく姿を現した。
さらに彼女はスカートの裾を指でつまみ、白くて細い、まるで子鹿のような脚の太もも付近まで、じらすように露出させていく。
(フッ……色仕掛けか。俺も舐められたもんだな。騙される気など……)
フェリックスはそう、目線を逸らしてクールに呟こうとしたが、できない。できるわけなかった。
ドキドキが止まらない。止まるわけがない。至近距離で、敵対していたはずの超絶美少女のおっぱいの谷間と太ももが、今、彼のためだけに無料公開されているのだ。
こんなサービス、滅多にしないんだからね!
と、かつて世界を熱狂させた伝説の歌姫のはにかんだ声が、脳内で勝手に再生される。
「ねえ……フェリックス先生。見てください。ピンクのパンティはお嫌いですか?」
スカートが、さらに上へ。太ももの付け根まで大胆にたくし上げられ、恥じらいの表情と共にアルディスの股間にある、愛らしいリボンのついたピンク色の下着が完全に露わになった。
(ぐっ……! 風俗嬢より断然興奮する! ていうか、風俗嬢にすら相手にされなかった俺に、こんな……こんな……! 肌めっちゃ綺麗! シミ一つないの反則だろ!)
目と鼻から、だらだらと赤い液体が流れ落ちるのを、フェリックスはもはや止める術を持たなかった。
そこへさらなる追い打ちがかかる。今まで黙っていたマーサ王女もまた、スカートをたくし上げ、真っ白なパンティを晒したのだ。
「私も飽きるまで抱いてくださいませ。ちなみに分かっていると思いますが、身分は王女で処女です。お気に召しませんか?」
上目遣いで、まだ未成熟な15歳の半裸を晒し熱っぽい吐息を漏らしながら言うマーサに、フェリックスの脳でプツンと何かが切れる音がした。
プツン。
(ああ、確かに聞こえた。俺の中で、41年間必死に守り続けてきた、あるいは守らざるを得なかった理性の最後の糸が、あまりにもあっけなく、無慈悲に断ち切られる音が)
今までの人生が走馬灯となって、フェリックスの脳裏に流れる。
5歳の時、村の広場で女の子たちが花飾りを作って遊んでいた。
勇気を出して「ぼ、僕にも……」と声をかけると、「フェリックスくん、髪の毛もしゃもしゃだから似合わないよー!」と無邪気な笑顔で断られた。
その日以来、天然パーマがコンプレックスになった。
10歳の時、初めて魔法の才能の片鱗を見せる。
嬉しくて妹に「見て! 火が出せたんだ!」と小さな火の玉を手のひらに灯して見せると、「へえ、すごいね。でもサミュエルくんはもうウォーターボールも出せるんだって」と興味なさそうに言われた。
その日、サミュエルくんの教科書にこっそり泥を塗った。
15歳の時、領都の魔法学校に入学。同級生たちが恋バナに花を咲かせる中、俺は来る日も来る日も図書館に籠り、古代結界魔法の研究に没頭した。
女子に声をかける勇気もなく、ただ「いつかこの魔法で認められれば…」と信じていた。
卒業式の日、誰からも第二ボタンを求められることはなかった。
22歳の時、画期的な結界魔法の論文を書き上げた。だが、学会に発表するコネも金もなく、安酒場で論文をツマミに1人で飲んでいた。
隣の席に座った男が「兄ちゃん、それ面白いな! 俺に売ってくれよ!」と言ってきた。
酔った勢いで銀貨数枚で売り払った論文は、数年後、その男の名前で発表され、彼は魔導の名門貴族に婿入りした。
30歳の誕生日の夜。「30歳まで童貞だと大魔法使いになれる」という、最後の希望に縋っていた。
日付が変わった瞬間、ベッドから飛び起きて魔力を計測したが、1ミリも増えてはいなかった。
枕に顔を埋め、「嘘つきだあああああ!」と無声で叫び続けた。枕は悔し涙でびしょ濡れになった。
30歳と1日目。意を決して、お口でしてもらう店に行った。「初めてなんです」と正直に告げると、出てきたお姉さんに「あらそうなの、じゃあまずは色々お話ししましょうか」と、1時間みっちり彼女の故郷の話と元カレの愚痴を聞かされて終わった。
金だけが消えた。
35歳の時、自分を変えるんだと飲み屋で勇気を出してナンパした。
「あ、あの! お嬢さん、今度俺と一緒に散歩でもしない?」
翌日から半年間、牢の中だった。冷たい石の床で、俺はただ「なぜ…?」と問い続けた。
41歳。そして、今。
(そうだ……俺の人生は、ずっとこの瞬間のための壮大な前フリだったのだ! 挫折も、裏切りも、孤独も、牢獄生活も! 全てはこの王女とエルフの美少女2人による、パンチラ・ダブルアタックを我が身に受けるために! 神よ! あなたは存在した! 俺は! 俺は今、41年間の全てを肯定する!)
心が満たされる。今ならキラッ☆なんてセリフも臆面なく言えそうだ。
(もう、どうでもいい。教師としての尊厳も、41年間の孤独な人生も、この瞬間のためにあったのだ。そうだ、きっとそうだ。神はいた。俺を見捨ててはいなかった)
マーサとアルディスを拘束しているフェリックスの結界魔法が、まるで春の雪のように儚く消滅する。
「お前が……お前たちが俺の翼だ!」
両手を大きく広げ、フェリックスは歓喜の涙を流しながら、眼前の2人の女神へと抱きつこうとした。
だが、フェリックスの指先が彼女たちの柔らかな肌に触れることは永遠になかった。
「『深き眠りの揺り籠へ、抗う術なき安らぎを』」
マーサ王女がフェリックスには聞き取れないほどの速度で何かを詠唱した瞬間、彼の全身を急速な睡魔が襲う。
フェリックスは半裸の女性2人の身体に触れることなく、膝からがくりと崩れ落ち、そのまま冷たい石畳の上で安らかな寝息を立て始めたのだった。
「うふふ、単純なおじさんだこと」
マーサは眠りこけるフェリックスを見下ろし、悪戯っぽく笑う。
「マーサ姫殿下、危険な目に晒してしまい申し訳ございません」
アルディスが恭しく頭を下げると、マーサは「不問に付します」と優雅に手を振った。
「ここから状況をさらにもう一度ひっくり返せばいいだけ。うふふ、リイナお姉様、貴女にとっても好都合でしてよ?」
マーサはディベート会場の方角を見つめ、唇に昏い笑みを浮かべる。
「呪いの正体、私たちがフェリックス先生に移し、使役いたしましょう。最高の結界魔法の使い手である先生なら、グリーンウェルを完全に制御できますわ。……ええ、憑依体が抜ける際、元の身体の肉体の破損までは知ったことではありませんけど」
マーサの無邪気な声で語られる、あまりにも冷酷な計画。
この幼い王女は姉への愛情も目の前の男への憐憫も、何一つ持ち合わせていない。
ただ、自らの目的のためだけに全てを利用し尽くすだけである。
そんな底知れない闇の深さに、アルディスはクスッと笑みを浮かべた。
フェリックスは安堵の息とも、これから始まるに違いない面倒事への予兆ともつかない、深いため息を吐いた。
目の前では彼が咄嗟に張った結界の中で、第三王女マーサと侍女アルディスが忌々しげにこちらを睨んでいる。
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彼女の姿は紺色の髪のままだが、ピンと尖った耳が露わになり、彼女が人間ではないことを明確に示している。
変容はそれだけではなかった。
「ねえ? フェリックス先生? 私……結婚してません。エルフをお嫁に貰うのはどうですか? 容姿も衰えなくてずっと張りのある胸も、瑞々しい太ももも、ずっと楽しむことができますよ?」
アルディスは甘ったるい、脳髄を蕩かすような声で囁くと、制服の胸元のボタンを一つ、また一つとゆっくり外し、白いブラウスの隙間から豊満な胸の深い谷間が惜しげもなく姿を現した。
さらに彼女はスカートの裾を指でつまみ、白くて細い、まるで子鹿のような脚の太もも付近まで、じらすように露出させていく。
(フッ……色仕掛けか。俺も舐められたもんだな。騙される気など……)
フェリックスはそう、目線を逸らしてクールに呟こうとしたが、できない。できるわけなかった。
ドキドキが止まらない。止まるわけがない。至近距離で、敵対していたはずの超絶美少女のおっぱいの谷間と太ももが、今、彼のためだけに無料公開されているのだ。
こんなサービス、滅多にしないんだからね!
と、かつて世界を熱狂させた伝説の歌姫のはにかんだ声が、脳内で勝手に再生される。
「ねえ……フェリックス先生。見てください。ピンクのパンティはお嫌いですか?」
スカートが、さらに上へ。太ももの付け根まで大胆にたくし上げられ、恥じらいの表情と共にアルディスの股間にある、愛らしいリボンのついたピンク色の下着が完全に露わになった。
(ぐっ……! 風俗嬢より断然興奮する! ていうか、風俗嬢にすら相手にされなかった俺に、こんな……こんな……! 肌めっちゃ綺麗! シミ一つないの反則だろ!)
目と鼻から、だらだらと赤い液体が流れ落ちるのを、フェリックスはもはや止める術を持たなかった。
そこへさらなる追い打ちがかかる。今まで黙っていたマーサ王女もまた、スカートをたくし上げ、真っ白なパンティを晒したのだ。
「私も飽きるまで抱いてくださいませ。ちなみに分かっていると思いますが、身分は王女で処女です。お気に召しませんか?」
上目遣いで、まだ未成熟な15歳の半裸を晒し熱っぽい吐息を漏らしながら言うマーサに、フェリックスの脳でプツンと何かが切れる音がした。
プツン。
(ああ、確かに聞こえた。俺の中で、41年間必死に守り続けてきた、あるいは守らざるを得なかった理性の最後の糸が、あまりにもあっけなく、無慈悲に断ち切られる音が)
今までの人生が走馬灯となって、フェリックスの脳裏に流れる。
5歳の時、村の広場で女の子たちが花飾りを作って遊んでいた。
勇気を出して「ぼ、僕にも……」と声をかけると、「フェリックスくん、髪の毛もしゃもしゃだから似合わないよー!」と無邪気な笑顔で断られた。
その日以来、天然パーマがコンプレックスになった。
10歳の時、初めて魔法の才能の片鱗を見せる。
嬉しくて妹に「見て! 火が出せたんだ!」と小さな火の玉を手のひらに灯して見せると、「へえ、すごいね。でもサミュエルくんはもうウォーターボールも出せるんだって」と興味なさそうに言われた。
その日、サミュエルくんの教科書にこっそり泥を塗った。
15歳の時、領都の魔法学校に入学。同級生たちが恋バナに花を咲かせる中、俺は来る日も来る日も図書館に籠り、古代結界魔法の研究に没頭した。
女子に声をかける勇気もなく、ただ「いつかこの魔法で認められれば…」と信じていた。
卒業式の日、誰からも第二ボタンを求められることはなかった。
22歳の時、画期的な結界魔法の論文を書き上げた。だが、学会に発表するコネも金もなく、安酒場で論文をツマミに1人で飲んでいた。
隣の席に座った男が「兄ちゃん、それ面白いな! 俺に売ってくれよ!」と言ってきた。
酔った勢いで銀貨数枚で売り払った論文は、数年後、その男の名前で発表され、彼は魔導の名門貴族に婿入りした。
30歳の誕生日の夜。「30歳まで童貞だと大魔法使いになれる」という、最後の希望に縋っていた。
日付が変わった瞬間、ベッドから飛び起きて魔力を計測したが、1ミリも増えてはいなかった。
枕に顔を埋め、「嘘つきだあああああ!」と無声で叫び続けた。枕は悔し涙でびしょ濡れになった。
30歳と1日目。意を決して、お口でしてもらう店に行った。「初めてなんです」と正直に告げると、出てきたお姉さんに「あらそうなの、じゃあまずは色々お話ししましょうか」と、1時間みっちり彼女の故郷の話と元カレの愚痴を聞かされて終わった。
金だけが消えた。
35歳の時、自分を変えるんだと飲み屋で勇気を出してナンパした。
「あ、あの! お嬢さん、今度俺と一緒に散歩でもしない?」
翌日から半年間、牢の中だった。冷たい石の床で、俺はただ「なぜ…?」と問い続けた。
41歳。そして、今。
(そうだ……俺の人生は、ずっとこの瞬間のための壮大な前フリだったのだ! 挫折も、裏切りも、孤独も、牢獄生活も! 全てはこの王女とエルフの美少女2人による、パンチラ・ダブルアタックを我が身に受けるために! 神よ! あなたは存在した! 俺は! 俺は今、41年間の全てを肯定する!)
心が満たされる。今ならキラッ☆なんてセリフも臆面なく言えそうだ。
(もう、どうでもいい。教師としての尊厳も、41年間の孤独な人生も、この瞬間のためにあったのだ。そうだ、きっとそうだ。神はいた。俺を見捨ててはいなかった)
マーサとアルディスを拘束しているフェリックスの結界魔法が、まるで春の雪のように儚く消滅する。
「お前が……お前たちが俺の翼だ!」
両手を大きく広げ、フェリックスは歓喜の涙を流しながら、眼前の2人の女神へと抱きつこうとした。
だが、フェリックスの指先が彼女たちの柔らかな肌に触れることは永遠になかった。
「『深き眠りの揺り籠へ、抗う術なき安らぎを』」
マーサ王女がフェリックスには聞き取れないほどの速度で何かを詠唱した瞬間、彼の全身を急速な睡魔が襲う。
フェリックスは半裸の女性2人の身体に触れることなく、膝からがくりと崩れ落ち、そのまま冷たい石畳の上で安らかな寝息を立て始めたのだった。
「うふふ、単純なおじさんだこと」
マーサは眠りこけるフェリックスを見下ろし、悪戯っぽく笑う。
「マーサ姫殿下、危険な目に晒してしまい申し訳ございません」
アルディスが恭しく頭を下げると、マーサは「不問に付します」と優雅に手を振った。
「ここから状況をさらにもう一度ひっくり返せばいいだけ。うふふ、リイナお姉様、貴女にとっても好都合でしてよ?」
マーサはディベート会場の方角を見つめ、唇に昏い笑みを浮かべる。
「呪いの正体、私たちがフェリックス先生に移し、使役いたしましょう。最高の結界魔法の使い手である先生なら、グリーンウェルを完全に制御できますわ。……ええ、憑依体が抜ける際、元の身体の肉体の破損までは知ったことではありませんけど」
マーサの無邪気な声で語られる、あまりにも冷酷な計画。
この幼い王女は姉への愛情も目の前の男への憐憫も、何一つ持ち合わせていない。
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