妹と婚約者の関係にキレて飛び降りようとしたら、私は悪役令嬢だと思い出しました

編端みどり

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エンディング

バッドエンド 終わり

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婚約破棄は卒業まで言うなと言われたが、キャシーが内緒と言いながら言いふらしていた。

「ルバート、なんでキャシーが良かったの?」

久しぶりに話したクロードは呆れた顔をしていたが、婚約おめでとうと祝ってくれた。

「カトリーヌに振られたよ」

そう笑っていたクロードに、いかにカトリーヌが酷いことをしたのかを力説した。クロードは、不思議そうな顔をして去っていった。どこか不安な気持ちになる。

「ルバート! クッキー食べる?」

キャシーからクッキーを貰うと、そんな気持ちも消えていった。そうだ、卒業したらすぐキャシーと結婚できる。異例ではあるが、カトリーヌとの式の準備は進んでいたから、卒業してすぐにキャシーと結婚する段取りを進めた。キャシーは養女だから、公爵家は私が当主になるそうだ。卒業してすぐ当主になる手続きが進められていく。

そんな時だった。カトリーヌとローザが登校しなくなり、ヨハン王子が留学してきた。するとキャシーはヨハン王子に夢中になった。何故だ!

数日もすると、ヨハン王子がキャシーに愛を囁き始めた。それをキャシーもうっとりと聞いている。ありえない。キャシー、君の婚約者は私だろう?

だが、キャシーがヨハン王子を望むなら仕方ない。キャシーの望みが、私の望みだ。そう思っていたのに、ヨハン王子が皆に振る舞う紅茶を飲んだあたりから、頭がすっきりしてどうしてもキャシーを手放したくなくなった。予定通りならキャシーは私の妻だ。問題ないと思っていた。それなのにヨハン王子に帝国に連れて行けなどと言う。……そうか、キャシーは僕よりヨハン王子が良いのか。灼けつくような嫉妬心が生まれる。

だけどね、キャシー。もう、ヨハン王子は戻ってこないよ。

結婚したらすぐに、キャシーを誰にも会わせずに部屋に閉じ込めた。使用人はだいぶ減っていたが、キャシーを部屋から出さないように見張らせ、逃げ出したらクビと言ってある。

そのうち、キャシーの父親達が屋敷から逃げようとして捕まった。

そして……今度は……。

「ルバート、公爵家の領地は返還命令が出たよ。なんにも領地経営してなくて、納税もないから、自分勝手な領民達はキャシーの慈悲で今年は納税は要らないとか言い出して困るんだよね。いったん国が立て直して、厳しくしてから、公爵家の当主は、カトリーヌの従兄弟がなるよ」

「キャシー……キャシーはどうなる……」

「ルバートと、キャシーは王家の塔に生涯幽閉。最後のチャンスだよ。ルバート、キャシーとは別れなよ。そしたらルバートは自由だよ」

「キャシーと離れるなら、死んだ方がマシだ!」

「そっか、じゃあお連れして。ルバート、さよなら」

この頃のキャシーは、もうぼんやりとしていてあまり話さない。素直に連れて行かれてくれて、私とキャシーは一生塔に居る。

私は、キャシーと一緒で、幸せだ。だから、キャシー、また前みたいに笑ってくれ。
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