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最悪の悪あがき
しおりを挟む:ベリルローズ侯爵
まずいぞ。非常にまずい。
身内だけの話ではすまなくなった。
どうして陛下がここに居るのだ。
血だらけの聖女が倒れているこの状況
は処刑どころじゃ済まされない…。
考えねば、なにか考えねば…
いや、待てよ。
あんな小娘に陛下が自分の地位を
取られることを良いと思っているわけが無い。そうだ。その手があったか。
ベリルローズ侯爵は深々と頭を下げた。
「これはこれは…陛下。我がベリルローズ家に足を運び下さり誠にありがとうございます。お見苦しいところをお見せして申し訳ございません。たった今あの小娘は自室に連れていきます故、少々お待ちください。」
下げた頭の陰で侯爵はうすら笑みを浮かべていた。
応援ありがとうございます!
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みんなの感想(1件)
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ツイッターにてご応募ありがとうございます。
作品を読むのがとても遅くなってしまい、申し訳ありません。
悪役令嬢物、久しぶりに読ませて頂きました。
個人的に主人公が胸糞な展開になる作品ってあまり好きではないんです。
見てるだけで苦しくなってきて……。
しかし、この作品まだ4話時点ではありますが超スッキリしました。
こういうヒロイン気取ったキャラクターは天罰を食らうべきですよね。(悪女風)
長編物を読むのは3話までと決めているのですが、面白くて4話も読んでしまいました笑。
テンポもよく、文章も読みやすかったです。
微力ではありますが、応援しております。
これからも作品の投稿頑張ってくださいませ。
お読み頂きありがとうございます!
またコメントありがとうございます。
私自身、奈落の底から必死に強く
登ってくるような女性の物語が好きで
自分を信じきれる勇気が
湧くような作品にしました。
本当は短編の予定だったのですが
主人公の背景などが書いている私も
分からないと複雑だったので
長編にして主人公が
強くなるまでを書かせて頂いてます。
ありがとうございます。
今後とも機会がありましたら
よろしくお願いいたします。