ifと現実の狭間で私達は

時雨 琉樹

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はじまりのひ

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いつのまにか全てを諦めていた。

私には何も手に入らないのだと…


漫画やアニメの主人公は何かしら前を向ける理由があった。

私もそうだったら良かったのにと何度も何度も思っていた。

目を閉じ想像する私はいつも強かった。誰にも負けない力と揺るぎない正義を持っていた。


けど実際は何も持たない通行人A。主人公どころかモブキャラですらない。

いつかいつか必ず私は…

そう思いながら目を閉じ暗く静かな夜を過ごした。
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