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番外編 ジョゼット
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なおガエルから逃げたジョゼットは、金持ちを捕まえようと酒場で働くようになった。
一度は使用人のいる貴族生活を送っていたジョゼットにはひどい屈辱だったが、再び贅沢をするにも復讐するにも金が要る。
クローズ侯爵も、ガエルも憎いが、一番憎いのはセラフィーヌだ。
貴族令嬢のくせにガエルに選ばれず、みじめな生活を送っていた女。使用人たちにもないがしろにされるあの女を見るのは気持ちがよかった。
あのまま、平民の私に馬鹿にされながら泣いて暮らせばいいものを、いつの間にか侯爵夫人になっていた。
生存を隠し、その間に侯爵をたぶらかして屋敷から私を追い出したのだ。
(あの女、絶対に許さない。私をコケにしたことを後悔させてやる)
その復讐心を支えにジョゼットは酔っ払い客に我慢して、笑顔と愛嬌を武器に働いた。
そうしているうちに一人の常連客と懇意になった。
貴族ではないが、裕福な商人で気前が良く金払いがよい男は格好のターゲットだった。
その商人が面白いところに連れていってくれるというので喜んでついていくと、そこは一見怪しげな店だった。
「え? ここって……」
「大丈夫だよ。昼はね、お茶だけの提供もしてるんだ」
格式の高い店を装っているが、そこここにどこか淫靡で下品な調度品が飾ってある。
ここはそういう店なのだ。
「ここはね、よそと違って娼婦も男娼もいるんだよ。昼の給仕も彼らがしてくれる」
店に入ると着飾ったマダムが笑顔で近寄ってくる。
「まあ、お待ちしておりましたわ。ご希望通りご用意しております」
にこやかにほほ笑むマダムに店の奥に案内される。
怪しい雰囲気にジョゼットは少し不安になったが、その途中のテーブルにはたくさんの客が普通にお茶をしていた。ただ着飾った男女が給仕をしているだけで、明るい雰囲気で皆が楽しそうにしているのを見てほっとする。
個室に案内されると、そこも紫色の壁紙に暗い光のランプが飾られ艶麗な雰囲気を醸し出していた。
部屋の隅には黒い木枠のベンチが据えられている。夜になるとそういう事なのだろう。
(……その気だってことよね?)
商人を見るとこちらを向いてにこりと笑う。
商人が身に着けている衣装や装飾品は落ちぶれる前のガエルよりも高級品だ。
(ふふ、やっぱり私の魅力には勝てないのね。これでこの暮らしからまた這い上がることが出来るわ)
ジョゼットは勝利を確信した。
ジョゼットが商人に甘えるように声をかけようとしたとき、ノックがあり茶器を持った男女が入ってきた。
「いらっしゃ……お前は!」
「ジョゼット!」
二人はジョゼットの顔を見るなり顔色を変えた。
「は? だ、誰なのよ?」
「お前のせいで俺たちはこんな目に!」
ひどい剣幕で怒鳴られてもジョゼットには思い当たることがなかった。
「お前が奥様の胸飾りを池に投げ入れるからこんなことになったんだろうが!」
そこで初めて思い当たった。顔なんて全く覚えていなかったが、あの時セラフィーヌについていたメイドと使用人なんだろう。
しかし自分には何の関係もない。
「いやだわ。ねえ、こんな店面白くもないわ。でましょうよ」
気分が大いにそがれた。もっと雰囲気のある宿に行きたいと連れの商人の腕をとる。
「知り合いじゃないのか?」
「知りませんわ。いきなり罵声を浴びせるなんてひどい店ですのね」
「でもさ、仲良くしておかないと困るよ」
「関係ありません」
「だってこれから同僚になるんだからさ」
「何を言って……」
「君たち、今日からこの子も仲間になるから色々教えてやってくれないか?」
商人は元メイドと使用人に告げる。
「ちょっと! 何言ってるの⁈ 冗談はやめて!」
「冗談じゃないよ。君だって契約書にサインしたじゃないか」
「してないわよ!」
「この間、ここにサインすれば衣食住に困らないし収入にも困らないと言ったらサインしたじゃないか。あれはここで働くという契約書だ。君、文字が読めるって言ってたよね? だから私の役に立てるからそばに置いてって言ってじゃないか」
「そ、それは……」
「契約書を読んでサインしたんだから契約は成立。ここは私の店だから私の役に立つし、約束を守っただろ?」
「こんなの詐欺じゃない! 訴えてやるわ!」
ジョゼットが叫ぶと、元メイドと使用人が声をあげて笑う。
「ざまあねえな。今日からしっかりと指導してやるからな覚えておけ」
「うるさい! 今から騎士団へ訴え出るわ!」
ジョゼットがそう叫んだ時、これまで人の好さそうな優男の商人がテーブルにダンと大きな音を立てて足を置いた。
「お前、うるさいよ。お前さ、あちこちであることない事言いまくってるよな。クローズ家の奥様は息子と婚姻中にその父と不貞していたとか、子供は誰の子かわからないとか、財産狙いで父親をたらしこんで夫を嵌めて追い出したとか、自分と令息が恋仲だったのに散々いじめられて別れさせられたとかさあ」
「そ、それは本当の事よ!」
「へえ。愛人のくせに我が物顔で出入りし、散財した上にその奥方の大切なアクセサリーを池に投げ入れ殺そうとした奴の話なんか誰が信じるって言うんだよ」
「な、なんでそんなこと……」
「あるお方がさ、大変怒ってらしてね。それでも最初は見逃してくれていたらしいじゃないか。それなのに、反省することもなく好き勝手にされちゃあな。これ以上大切なものを傷つけられては困るからすべての罪を償わせることにしたそうだよ」
「つ、罪って……」
「これまでのやらかしだけじゃない。お前、金を借りては転々と逃げまくってるだろ。その債務をその方がすべて買い取ってその弁済にお前はここで働くことになったというわけだ。わかったか、自称文字が読める似非貴族さんよ」
ジョゼットはこの商人の出会いからすべて仕組まれていたのだと唇をかんだ。
怒りとあざけりの表情を浮かべた二人に引っ張られていったジョゼットは、二度と店の外に出ることはかなわなかった。
これにて完結です。
最後までお読みいただきありがとうございました!
一度は使用人のいる貴族生活を送っていたジョゼットにはひどい屈辱だったが、再び贅沢をするにも復讐するにも金が要る。
クローズ侯爵も、ガエルも憎いが、一番憎いのはセラフィーヌだ。
貴族令嬢のくせにガエルに選ばれず、みじめな生活を送っていた女。使用人たちにもないがしろにされるあの女を見るのは気持ちがよかった。
あのまま、平民の私に馬鹿にされながら泣いて暮らせばいいものを、いつの間にか侯爵夫人になっていた。
生存を隠し、その間に侯爵をたぶらかして屋敷から私を追い出したのだ。
(あの女、絶対に許さない。私をコケにしたことを後悔させてやる)
その復讐心を支えにジョゼットは酔っ払い客に我慢して、笑顔と愛嬌を武器に働いた。
そうしているうちに一人の常連客と懇意になった。
貴族ではないが、裕福な商人で気前が良く金払いがよい男は格好のターゲットだった。
その商人が面白いところに連れていってくれるというので喜んでついていくと、そこは一見怪しげな店だった。
「え? ここって……」
「大丈夫だよ。昼はね、お茶だけの提供もしてるんだ」
格式の高い店を装っているが、そこここにどこか淫靡で下品な調度品が飾ってある。
ここはそういう店なのだ。
「ここはね、よそと違って娼婦も男娼もいるんだよ。昼の給仕も彼らがしてくれる」
店に入ると着飾ったマダムが笑顔で近寄ってくる。
「まあ、お待ちしておりましたわ。ご希望通りご用意しております」
にこやかにほほ笑むマダムに店の奥に案内される。
怪しい雰囲気にジョゼットは少し不安になったが、その途中のテーブルにはたくさんの客が普通にお茶をしていた。ただ着飾った男女が給仕をしているだけで、明るい雰囲気で皆が楽しそうにしているのを見てほっとする。
個室に案内されると、そこも紫色の壁紙に暗い光のランプが飾られ艶麗な雰囲気を醸し出していた。
部屋の隅には黒い木枠のベンチが据えられている。夜になるとそういう事なのだろう。
(……その気だってことよね?)
商人を見るとこちらを向いてにこりと笑う。
商人が身に着けている衣装や装飾品は落ちぶれる前のガエルよりも高級品だ。
(ふふ、やっぱり私の魅力には勝てないのね。これでこの暮らしからまた這い上がることが出来るわ)
ジョゼットは勝利を確信した。
ジョゼットが商人に甘えるように声をかけようとしたとき、ノックがあり茶器を持った男女が入ってきた。
「いらっしゃ……お前は!」
「ジョゼット!」
二人はジョゼットの顔を見るなり顔色を変えた。
「は? だ、誰なのよ?」
「お前のせいで俺たちはこんな目に!」
ひどい剣幕で怒鳴られてもジョゼットには思い当たることがなかった。
「お前が奥様の胸飾りを池に投げ入れるからこんなことになったんだろうが!」
そこで初めて思い当たった。顔なんて全く覚えていなかったが、あの時セラフィーヌについていたメイドと使用人なんだろう。
しかし自分には何の関係もない。
「いやだわ。ねえ、こんな店面白くもないわ。でましょうよ」
気分が大いにそがれた。もっと雰囲気のある宿に行きたいと連れの商人の腕をとる。
「知り合いじゃないのか?」
「知りませんわ。いきなり罵声を浴びせるなんてひどい店ですのね」
「でもさ、仲良くしておかないと困るよ」
「関係ありません」
「だってこれから同僚になるんだからさ」
「何を言って……」
「君たち、今日からこの子も仲間になるから色々教えてやってくれないか?」
商人は元メイドと使用人に告げる。
「ちょっと! 何言ってるの⁈ 冗談はやめて!」
「冗談じゃないよ。君だって契約書にサインしたじゃないか」
「してないわよ!」
「この間、ここにサインすれば衣食住に困らないし収入にも困らないと言ったらサインしたじゃないか。あれはここで働くという契約書だ。君、文字が読めるって言ってたよね? だから私の役に立てるからそばに置いてって言ってじゃないか」
「そ、それは……」
「契約書を読んでサインしたんだから契約は成立。ここは私の店だから私の役に立つし、約束を守っただろ?」
「こんなの詐欺じゃない! 訴えてやるわ!」
ジョゼットが叫ぶと、元メイドと使用人が声をあげて笑う。
「ざまあねえな。今日からしっかりと指導してやるからな覚えておけ」
「うるさい! 今から騎士団へ訴え出るわ!」
ジョゼットがそう叫んだ時、これまで人の好さそうな優男の商人がテーブルにダンと大きな音を立てて足を置いた。
「お前、うるさいよ。お前さ、あちこちであることない事言いまくってるよな。クローズ家の奥様は息子と婚姻中にその父と不貞していたとか、子供は誰の子かわからないとか、財産狙いで父親をたらしこんで夫を嵌めて追い出したとか、自分と令息が恋仲だったのに散々いじめられて別れさせられたとかさあ」
「そ、それは本当の事よ!」
「へえ。愛人のくせに我が物顔で出入りし、散財した上にその奥方の大切なアクセサリーを池に投げ入れ殺そうとした奴の話なんか誰が信じるって言うんだよ」
「な、なんでそんなこと……」
「あるお方がさ、大変怒ってらしてね。それでも最初は見逃してくれていたらしいじゃないか。それなのに、反省することもなく好き勝手にされちゃあな。これ以上大切なものを傷つけられては困るからすべての罪を償わせることにしたそうだよ」
「つ、罪って……」
「これまでのやらかしだけじゃない。お前、金を借りては転々と逃げまくってるだろ。その債務をその方がすべて買い取ってその弁済にお前はここで働くことになったというわけだ。わかったか、自称文字が読める似非貴族さんよ」
ジョゼットはこの商人の出会いからすべて仕組まれていたのだと唇をかんだ。
怒りとあざけりの表情を浮かべた二人に引っ張られていったジョゼットは、二度と店の外に出ることはかなわなかった。
これにて完結です。
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重ねてありがとうございましたm(_ _)m
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イケイケ〜!と応援してました👍
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ありがとうございました!
何てこと!
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あとからでも、「保身のためにすいません」とでも言って宝石を返しに行っていればこんなことにならずに済んだのに……
以上、プチ番外編です。急遽考えたのでこの程度でよろしくお願いします(>_<)
おかげさまで、本当の意味で完結いたしました。ありがとうございました!
因果応報
苦あれば楽あり、楽あれば苦あり
今の世の中も、こんなふうにならないかなあって思いました!
本当にそう思います。
現実は理不尽なことが多いから、こうして小説の中だけでも因果応報やざまあを描きたいのかもしれません(>_<)
お読みいただきありがとうございました(*´▽`*)