5 / 15
5
しおりを挟む
「なるほどね」
二通の封筒を眺めながらジゼルが笑う。
「ミルタスの花束をください、ってラブレターだ」
「ラブレター?」
「差出人はどうやらロファー、あなたを思っている。結婚したいくらいにね」
「はぁ?」
「ミルタスは花嫁のブーケに使う。別名『祝いの木』、花言葉に『愛の囁き』ってのもある。女神に捧げる花でもあった。それをくれと言ってるんだよ? 結婚してくださいって言っているのと同じだ」
「いや、ちょっと待て。それなら宛先とか、差出人とか、書くんじゃないか? きっと間違えて配達したんだよ」
「宛先がないのは自ら持ってきたからだ」
「持参ですか?」
青ざめるロファーを見てジゼルが面白そうに笑う。
「で、ミルタスはわたしに下さい、これは別のところ、つまり、昨日、わたしのところに持っていったことを指しているのだろうね」
「……」
「焼きもち妬いて、わたしに攻撃したってところだろう」
「だから、待てって。身に覚えがない」
「本当に?」
にやにやジゼルが笑う。
「それに、それって俺は監視されているのか?」
「うん、そうなるだろうね」
そしてジゼルが上を見る。ウィステリアが満開だ。
「ここでお茶にしたのも失敗だったかも。ウィステリアの花言葉には『歓迎』のほかに、『あなたの愛を熱望する』ってのがある。入り口横のテラスだから『歓迎』って意味で植えたけれど、彼女はどう受け止めるか」
とジゼル、今度はクスクス笑いながら言う。
そんなジゼルにロファーが抗議する。
「笑いごとなのか?」
「相手はロファーの気を引きたいのだから、ロファーは取りあえず安全だ。安心していい」
「いや、そんな問題じゃなく」
「問題なのは、ロファーがわたしの助手と知っていながらちょっかい出してきたことだな」
「どう問題なんだ?」
「ロファーを一目見れば、魔女・魔導士ならロファーがわたしの持ち物だと判る。なのに、横槍を入れるのはわたしへの挑戦だ」
「俺はおまえの持ち物なのか?」
ニヤリとジゼルが笑む。
「そうさ、ロファー、あなたはわたしの可愛い飼猫だ」
これにはロファー、かなり気分を害した。
「俺はおまえの飼猫か? ニャンとでも鳴けってか?」
「飼猫ってのは魔導士の間での隠語だよ、気にするな」
「それにしても、なぜ一目でお前の飼猫と魔導士なら判るんだ?」
「ん?」
ジゼルが少しばかりすまなさそうな顔をする。
「あなたの額に、魔導師にしか見えない文字でわたしが署名しているからだ」
「おまえ、いつの間にそんな……」
「いいじゃないか、どうせ魔導士にしか見えない」
「そう言う問題じゃないだろうが。俺はおまえの助手にはなると言ったが、所有物になると言った覚えはない」
「あー、悪かった、そんな意味ではないのだ。持ち物、と言っても所有しているわけではないし、飼猫と言っても飼っているわけじゃない」
「そうでしょうとも!」
「それで、本当に心当たりはないんだ? どこかで会っていなければ、ロファーに惚れるはずもないと思うんだが」
「本当に俺は惚れられているのか?」
泣き出しそうなロファーを気にせずジゼルが続ける。
「最近、店に来始めた人とか、しょっちゅう店の前の道を通るとか、そんな誰かに思い当たらない?」
「ここんところ、新規の客はないな」
「どこかで誰かに親切にしたりとかは? って、ロファーはそんなの、日常茶飯事で気に留めやしないだろうから思いつけないか……」
「それ、俺が親切の押し売りしてるように聞こえる」
抗議するロファーを無視して、ジゼルが再び便箋に視線を落とす。
「文字はこの国の物。でも、そうだからと言って国外から来ていないとは限らない」
「そうなんだ?」
「魔導士なら大抵の国の言葉を操る。ロファーと同じくらいは扱える」
「おまえの外国語は大したことがないと言われた気分だ」
クスっとジゼルが笑う。
「街人で、あなたほど扱えるのは珍しい。あなたの語学力は魔導士並みだ」
「褒められたのか?」
「とりあえず、差出人を探すかな。ロファーは暫くわたしの住処に泊まり込め」
はぁ、とロファーがため息を吐く。
「仕事が溜まっているんだが? 今日も休んでここに来ている」
「また店に閉じ込められるかもしれないよ? 今日はバラで済んだけれど、今度はハサミじゃ切れないもので閉じ込めるかも」
「俺に危害は加えないはずじゃ?」
「今日もこうしてここに出かけてきた。どこにも行かせたくないのだろうから、明日もまた閉じ込められると思うよ」
「まったく。ジゼル、おまえに見込まれてからというもの、俺は大変な思いをしてばかりだ」
嘆くロファーを尻目に
「とりあえず中に入ろう。ここじゃ、丸見えだ」
とジゼルが笑った。
それじゃあ何か、テラスの様子をじっと見られてたってことか? と、部屋に入るなりロファーが訊く。
「魔導士の住処の看板のあたりから、こちらを睨み付けていたね」
事も無げにジゼルが言う。
「そんな人影あったかな?」
「当たり前だが姿は消していた」
「敷地の中を見えないようにはしてないんだ? ほら、結界とかなんとかで」
「できなくはないが、そんな事をしたら、誰も入って来れなくなる」
「そっか、それもそうだな。見えないんじゃ気付けもしないもんな。でもそれってソイツも入って来られるってことなんじゃ?」
「入って来られるさ、入って来なかったけどね。まぁ、建屋の中までは見通せない。壁があるのだから街人にとって見えないのは当然だけど、魔導士の遠見や遠聴なんかも弾く結界を張っている。そうしておかないと、丸見え同然、着替えや入浴してるところを見てくださいって言ってるようなもんだ――ちなみに敷地に張った結界の中では、わたし以外の魔導士の術を無効にする仕掛けもある。まぁ、魔導師の間じゃごく普通の措置だけどね」
「なぁ、その結界って、俺の店には出来ないんだ?」
ジゼルが、チッと舌打ちする。
「ロファー、あなたはヘンなところで頭が回る。訊かれたくないことを平気で訊いてくる」
「なんだよ、今の質問、おまえにとって不都合なのか?」
うーーーん、と唸ってジゼルが腕を組む。
「あなたのあの家と言うか店と言うか、権利者はあなた?」
「そうだよ? 買ったのは親父だけど、死んだあとは俺の物になっている」
「いやね、あの家にはすでに保護術が掛けられている。権利者の同意がなければできないことだ」
「魔導士の知り合いはおまえだけだ」
「あなたの父上が同意したのだろう。でも、街人がそんな事を頼むのは珍しい。どうして保護術が必要だったんだろうね」
「その保護術が掛けてあるのに、封筒が届き、バラが蔓を蔓延らせたぞ」
「ドアを開け放しているからだ。そして閉められたドアに、手紙の送り主が癇癪を起してバラを這わせた、ってことも考えられる。建物の表面は結界の外だ」
どちらにしても、とジゼルが言った。
「暫く様子を見よう。ここにいればロファーに手出しできないから諦めるかもしれない。そうでなくても、あちらから尻尾を出してくるかもしれない」
暫くって何日だよ、と文句を言いたいロファーだったが、どうせジゼルはまともに答えないと思い、黙っていることにした。
二通の封筒を眺めながらジゼルが笑う。
「ミルタスの花束をください、ってラブレターだ」
「ラブレター?」
「差出人はどうやらロファー、あなたを思っている。結婚したいくらいにね」
「はぁ?」
「ミルタスは花嫁のブーケに使う。別名『祝いの木』、花言葉に『愛の囁き』ってのもある。女神に捧げる花でもあった。それをくれと言ってるんだよ? 結婚してくださいって言っているのと同じだ」
「いや、ちょっと待て。それなら宛先とか、差出人とか、書くんじゃないか? きっと間違えて配達したんだよ」
「宛先がないのは自ら持ってきたからだ」
「持参ですか?」
青ざめるロファーを見てジゼルが面白そうに笑う。
「で、ミルタスはわたしに下さい、これは別のところ、つまり、昨日、わたしのところに持っていったことを指しているのだろうね」
「……」
「焼きもち妬いて、わたしに攻撃したってところだろう」
「だから、待てって。身に覚えがない」
「本当に?」
にやにやジゼルが笑う。
「それに、それって俺は監視されているのか?」
「うん、そうなるだろうね」
そしてジゼルが上を見る。ウィステリアが満開だ。
「ここでお茶にしたのも失敗だったかも。ウィステリアの花言葉には『歓迎』のほかに、『あなたの愛を熱望する』ってのがある。入り口横のテラスだから『歓迎』って意味で植えたけれど、彼女はどう受け止めるか」
とジゼル、今度はクスクス笑いながら言う。
そんなジゼルにロファーが抗議する。
「笑いごとなのか?」
「相手はロファーの気を引きたいのだから、ロファーは取りあえず安全だ。安心していい」
「いや、そんな問題じゃなく」
「問題なのは、ロファーがわたしの助手と知っていながらちょっかい出してきたことだな」
「どう問題なんだ?」
「ロファーを一目見れば、魔女・魔導士ならロファーがわたしの持ち物だと判る。なのに、横槍を入れるのはわたしへの挑戦だ」
「俺はおまえの持ち物なのか?」
ニヤリとジゼルが笑む。
「そうさ、ロファー、あなたはわたしの可愛い飼猫だ」
これにはロファー、かなり気分を害した。
「俺はおまえの飼猫か? ニャンとでも鳴けってか?」
「飼猫ってのは魔導士の間での隠語だよ、気にするな」
「それにしても、なぜ一目でお前の飼猫と魔導士なら判るんだ?」
「ん?」
ジゼルが少しばかりすまなさそうな顔をする。
「あなたの額に、魔導師にしか見えない文字でわたしが署名しているからだ」
「おまえ、いつの間にそんな……」
「いいじゃないか、どうせ魔導士にしか見えない」
「そう言う問題じゃないだろうが。俺はおまえの助手にはなると言ったが、所有物になると言った覚えはない」
「あー、悪かった、そんな意味ではないのだ。持ち物、と言っても所有しているわけではないし、飼猫と言っても飼っているわけじゃない」
「そうでしょうとも!」
「それで、本当に心当たりはないんだ? どこかで会っていなければ、ロファーに惚れるはずもないと思うんだが」
「本当に俺は惚れられているのか?」
泣き出しそうなロファーを気にせずジゼルが続ける。
「最近、店に来始めた人とか、しょっちゅう店の前の道を通るとか、そんな誰かに思い当たらない?」
「ここんところ、新規の客はないな」
「どこかで誰かに親切にしたりとかは? って、ロファーはそんなの、日常茶飯事で気に留めやしないだろうから思いつけないか……」
「それ、俺が親切の押し売りしてるように聞こえる」
抗議するロファーを無視して、ジゼルが再び便箋に視線を落とす。
「文字はこの国の物。でも、そうだからと言って国外から来ていないとは限らない」
「そうなんだ?」
「魔導士なら大抵の国の言葉を操る。ロファーと同じくらいは扱える」
「おまえの外国語は大したことがないと言われた気分だ」
クスっとジゼルが笑う。
「街人で、あなたほど扱えるのは珍しい。あなたの語学力は魔導士並みだ」
「褒められたのか?」
「とりあえず、差出人を探すかな。ロファーは暫くわたしの住処に泊まり込め」
はぁ、とロファーがため息を吐く。
「仕事が溜まっているんだが? 今日も休んでここに来ている」
「また店に閉じ込められるかもしれないよ? 今日はバラで済んだけれど、今度はハサミじゃ切れないもので閉じ込めるかも」
「俺に危害は加えないはずじゃ?」
「今日もこうしてここに出かけてきた。どこにも行かせたくないのだろうから、明日もまた閉じ込められると思うよ」
「まったく。ジゼル、おまえに見込まれてからというもの、俺は大変な思いをしてばかりだ」
嘆くロファーを尻目に
「とりあえず中に入ろう。ここじゃ、丸見えだ」
とジゼルが笑った。
それじゃあ何か、テラスの様子をじっと見られてたってことか? と、部屋に入るなりロファーが訊く。
「魔導士の住処の看板のあたりから、こちらを睨み付けていたね」
事も無げにジゼルが言う。
「そんな人影あったかな?」
「当たり前だが姿は消していた」
「敷地の中を見えないようにはしてないんだ? ほら、結界とかなんとかで」
「できなくはないが、そんな事をしたら、誰も入って来れなくなる」
「そっか、それもそうだな。見えないんじゃ気付けもしないもんな。でもそれってソイツも入って来られるってことなんじゃ?」
「入って来られるさ、入って来なかったけどね。まぁ、建屋の中までは見通せない。壁があるのだから街人にとって見えないのは当然だけど、魔導士の遠見や遠聴なんかも弾く結界を張っている。そうしておかないと、丸見え同然、着替えや入浴してるところを見てくださいって言ってるようなもんだ――ちなみに敷地に張った結界の中では、わたし以外の魔導士の術を無効にする仕掛けもある。まぁ、魔導師の間じゃごく普通の措置だけどね」
「なぁ、その結界って、俺の店には出来ないんだ?」
ジゼルが、チッと舌打ちする。
「ロファー、あなたはヘンなところで頭が回る。訊かれたくないことを平気で訊いてくる」
「なんだよ、今の質問、おまえにとって不都合なのか?」
うーーーん、と唸ってジゼルが腕を組む。
「あなたのあの家と言うか店と言うか、権利者はあなた?」
「そうだよ? 買ったのは親父だけど、死んだあとは俺の物になっている」
「いやね、あの家にはすでに保護術が掛けられている。権利者の同意がなければできないことだ」
「魔導士の知り合いはおまえだけだ」
「あなたの父上が同意したのだろう。でも、街人がそんな事を頼むのは珍しい。どうして保護術が必要だったんだろうね」
「その保護術が掛けてあるのに、封筒が届き、バラが蔓を蔓延らせたぞ」
「ドアを開け放しているからだ。そして閉められたドアに、手紙の送り主が癇癪を起してバラを這わせた、ってことも考えられる。建物の表面は結界の外だ」
どちらにしても、とジゼルが言った。
「暫く様子を見よう。ここにいればロファーに手出しできないから諦めるかもしれない。そうでなくても、あちらから尻尾を出してくるかもしれない」
暫くって何日だよ、と文句を言いたいロファーだったが、どうせジゼルはまともに答えないと思い、黙っていることにした。
10
あなたにおすすめの小説
三十年後に届いた白い手紙
RyuChoukan
ファンタジー
三十年前、帝国は一人の少年を裏切り者として処刑した。
彼は最後まで、何も語らなかった。
その罪の真相を知る者は、ただ一人の女性だけだった。
戴冠舞踏会の夜。
公爵令嬢は、一通の白い手紙を手に、皇帝の前に立つ。
それは復讐でも、告発でもない。
三十年間、辺境の郵便局で待ち続けられていた、
「渡されなかった約束」のための手紙だった。
沈黙のまま命を捨てた男と、
三十年、ただ待ち続けた女。
そして、すべてを知った上で扉を開く、次の世代。
これは、
遅れて届いた手紙が、
人生と運命を静かに書き換えていく物語。
冤罪で辺境に幽閉された第4王子
satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。
「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。
辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。
【完結】スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜
かの
ファンタジー
世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。
スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。
偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。
スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!
冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!
聖女は聞いてしまった
夕景あき
ファンタジー
「道具に心は不要だ」
父である国王に、そう言われて育った聖女。
彼女の周囲には、彼女を心を持つ人間として扱う人は、ほとんどいなくなっていた。
聖女自身も、自分の心の動きを無視して、聖女という治癒道具になりきり何も考えず、言われた事をただやり、ただ生きているだけの日々を過ごしていた。
そんな日々が10年過ぎた後、勇者と賢者と魔法使いと共に聖女は魔王討伐の旅に出ることになる。
旅の中で心をとり戻し、勇者に恋をする聖女。
しかし、勇者の本音を聞いてしまった聖女は絶望するのだった·····。
ネガティブ思考系聖女の恋愛ストーリー!
※ハッピーエンドなので、安心してお読みください!
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
俺の伯爵家大掃除
satomi
ファンタジー
伯爵夫人が亡くなり、後妻が連れ子を連れて伯爵家に来た。俺、コーは連れ子も可愛い弟として受け入れていた。しかし、伯爵が亡くなると後妻が大きい顔をするようになった。さらに俺も虐げられるようになったし、可愛がっていた連れ子すら大きな顔をするようになった。
弟は本当に俺と血がつながっているのだろうか?など、学園で同学年にいらっしゃる殿下に相談してみると…
というお話です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる