秘魔 =追放されし王は 荒天に煌めく星を目指す= 

寄賀あける

文字の大きさ
61 / 434
4章  聖堂の鐘、鳴りやまず

13

しおりを挟む
 カッチーが戻るとピエッチェが再び台座に乗った。女神像を抱きかかえると下で待つカッチーに渡す。
「意外と軽いですね」

 ピエッチェがすぐに台座から降りてきて、女神像を受け取ると
「動かないように台車を押さえろ」
と命じてから女神像を台車に乗せた。

「クルテ、像が倒れないように支えられるか?」
クルテが女神像に両手を添えると、今度は台座の重さを調べ始める。
「うん、持ち上げられる重さだ。先に台座を聖堂に運ぶ。女神像は俺がかついで運ぶから、今は動くな」

 台座を持ってピエッチェが聖堂に入っていくとカッチーが、
「なんで昼までには終わらせたいんですか?」
と訊いた。

「昼にはギュームを迎えに馬車が来る手筈てはずになってる」
「えっ? ギュームさんって、やっぱりここに居たんですか?」
「うん、一番奥の部屋に」
「無事でよかったですね。で、迎えって?」
「馬車でレムシャンのところに送って貰う。これからどうするのか親子で話し合うために」

「そうですか……いい方向で話がまとまるといいですね。それにしても、草刈りなんかギュームさんを見送ってから続けてもいいんじゃ?」
「大人の事情ってやつ」
「うわっ、クルテさんまで俺を子ども扱いですか?」
クルテがクスリと笑う。

「夜の内に魔物を退治したんだ」
「えっ?」
「で、セレンヂュゲの魔法使いがそれを確かめに来る。王室魔法使いだ。顔を会わせたくない」
「あぁ……なるほど」
カッチーが真面目な顔で少し考え込む。

「その魔法使いと顔を会わせたくないのはマデルさんってことですよね?」
「どうして?」
「だって、休暇中にどこの誰とも判らないヤツらと一緒に旅をしてて、さらに魔物退治だなんて、同じ王室魔法使いには知られたくないんじゃないかなって」
「カッチーは察しがいいね」
クルテがカッチーを見て微笑んだ。

 ピエッチェが戻ってきて女神像を抱き上げる。
「台車だと地面がデコボコで、どんなに気を付けたって倒れちまうからな――カッチーは台車を持って先に聖堂に行け。その後、水を容れたバケツと雑巾の用意。女神像は聖堂に運んだらいったん台車に置く。台座を清めてから、綺麗にした女神像を安置する」

 ピエッチェの指示にカッチーが台車を持つと、すっとんで聖堂に向かった。
「女神像を下には置けない?」
ニコニコしながら横を歩くクルテに
「神には敬意を払わないとな」
ピエッチェが面白くなさそうに答えた。

 水拭きしただけで台座も女神像も綺麗になった。黒くツヤツヤな台座、女神像は乳白色で象牙の輝きを放っていた。
「なんて綺麗なんだろう……神々しいってやつですね」
カッチーが像を見上げて溜息を吐く。

「さて、次は女神の娘」
「前庭の草刈りは?」
「うん? もう終わった」
「えっ?」
ピエッチェとカッチーが同時に驚き、顔を見交わす。が、クルテの脳内指示でピエッチェはカッチーに微笑んで見せた。

「でもその前に前庭に行く。長柄鎌と熊手が置き去り」
二人を気にすることもなく、前庭に向かうクルテ、
「カッチーはバケツと雑巾を持って井戸のところで待ってて」
はい! と答えるカッチー、ピエッチェはクルテについて前庭に行った。

 聖堂の扉を一歩出てピエッチェの足が止まる。ぼうぼうだった雑草が消え、石畳がきちんと並んでいる。
「魔法か?」
ピエッチェの問いにクルテがニヤリとする。

「不要な草は消えろ、石畳には元の姿に戻れと命じた」
「だったら最初からそうすればよかったんじゃ?」

「思ったよりも愚かだな。カッチーの前でこんな魔法が使えるとでも? それをマデルに言ったら? マデルは誤魔化せない」
「でも、これじゃあ結果は同じじゃないか?」
「カッチーが先に台車を聖堂に運び、バケツに水を井戸からくみ上げ、雑巾を探したり、それを聖堂に運んでいる間にやったって言え」
俺にも命じるのかよ? ま、いつものことか。

 女神の像が隠されていたあたりに放り出してあった長柄鎌をピエッチェが持ち、熊手をクルテが拾った。その横に積まれているのは抜かれたばかりの雑草だ。
 
 倉庫の脇を通り、カッチーが井戸の横で雑巾を洗っているのを横目に中庭に出る。

「そう言えば女神の娘はどれくらいの大きさなんだろう?」
ピエッチェがそう言うと、クルテが
「んー、等身大?」
と答える。

「それは女神の像だろう? 娘の方については何も聞いてない」
「聞かなくても目の前にある」
「えっ?」

 そのまま進んでいくクルテ、呆気に取られていると聖堂裏の通路に入る扉の正面にある低木の前で止まった。ピエッチェの背より頭二つ分高い木だ。
「それが娘の像?」
つたが絡まって隠してる。多分」

 また多分かよと思うが、よく見ると低木ではなくクルテの言うとおり蔦だ。ふさふさと葉を茂らせ、絡まる場所を見失ったつるの幾つかが宙に飛び出し揺れている。それが遠目だと枝に見えた。クルテではないが、ピエッチェも『多分』娘の像はこの中に埋もれている、と思った。

 ピエッチェが蔦を掴んで引っ張るが蔓は千切れそうもない。
「力任せに引っ張るな。像に傷が付いたらどうする?」
クルテが鼻で笑う。
「それより少し掻き分けて、確かに娘の像が土台になっているのか確かめろ」

 言われたとおりにしてみると、奥の方に黒い石が見えた。指先で触れてみると、つちぼこりを感じるが、軽くこするとつるつるしていた。

「女神の娘の像は黒いのか?」
「見たこともないのに知るわけがない」

 そこにカッチーが、二人を呼ぶ声が聞こえた。見るとマデルも一緒だ。
「食事の用意ができたってマデルさんが言ってます」

「判った、すぐに行くから昨日食事した部屋に運べ。カッチーが運ぶんだぞ――それから、マデルと一緒にギュームを呼びに行け。話があるって言えばきっと来る」
クルテの指示通り、ピエッチェがカッチーに答えた。カッチーがマデルと一緒に厨房へと消えた。

「うん、いい感じ」
笑んだと思うと両手を頭の上げるクルテ、ゆっくりとその手を両側に降ろしていく。すると見る見るうちに娘の像に絡んでいたつるが縮んで、黒く光る像が現れた。

 魔法か……と思ったがわざわざピエッチェも訊きはしない。中庭にえていた雑草もいつの間にか消えて、前庭と同じように刈られた草の山が奥の方にできていた。

「少し時間を置いてから行こう。これで言い訳を考えずに済む」
「長柄鎌と熊手は必要なかったな」
「なんで? それがあるからどうやったのかを訊かれずに済むのに?」
「あぁ、そう言われればそうか」
「取り敢えず鎌と熊手は倉庫に返そう」
熊手を持って倉庫に向かうクルテ、娘の像をチラリと見てからピエッチェも鎌を持って歩きだす。

 膝ほどの高さの石の台座に乗せられた女神の娘像はすらりとした肢体を軽くくねらせて、頭上に伸ばした両腕を緩く組んでいる。俯き加減で微笑んで、優しい眼差しで何かを見ているようだ。長い髪は背中で波打っていた。黒いのは黒瑪瑙オニキスの色だ。オニキスを全体に埋め込み磨いて、滑らかに仕上げてある。

 どこかで見たことがある。いいや、確かに見たことがある。グレナムの剣のさやに施された彫刻と同じだ。ただ、こちらはオニキスでグレナムの彫刻は黄金だった。立像と浮彫レリーフの違いはあれ、同じものに思えてならない。それとも、思い違いで似ているだけか? あぁ、そうだ、グレナムの彫刻は女神の娘ではなく精霊だった……

 聖堂裏の通路から入った部屋では突っ立ったままのギュームに、マデルが座るよう勧めているところだった。
「いえ、お話が済んだらすぐに失礼いたしますので」
カッチーは椅子に座って、そんなギュームをボケッと見上げている。ピエッチェとクルテが姿を見せると三人揃ってほっと息を吐いた。

「お話しとは何でしょう? それが終わったら、わたしは自分の部屋に戻ります。ご厚意は嬉しいのですが、お食事はご遠慮させていただきたい」
「そうですか……でも、まぁ、お座りください」

 クルテが納得してくれたと受け取ったのだろう、少しだけ迷ってギュームがソファーに座る。その対面にピエッチェが腰を降ろした。クルテはマデルに何か耳打ちしてからピエッチェの隣に座を取った。

「夜にお話しした件ですが、昼頃に迎えの馬車が到着します。持っていく荷物を纏めておいてください」
「……絵はすべて持っていきたい。許されるのでしょうか?」
マデルがそっとピエッチェに頷く。

「積み込めるような馬車で来るのでご安心を」
「何から何まで、なんとお礼を言ったらよいものか……」
ギュームが涙ぐんだ。

「それと……教えていただきたいことがあるのです」
「えぇ、わたしにお教えできることならどんな事でもお答えします」
「例の暖炉のある部屋の絵なんですが実在する部屋を描かれたものでしょうか? それともギュームさんの想像で描かれたものですか?」

「あぁ、あの絵……」
ギュームが懐かしそうに微笑む。
「あれはモーシャンテンの宿の一室です。宿と言ってもコテージなのですがね。妻と一緒になってすぐのころ、二人で旅行した時に利用しました」
ギュームがうっすらと頬を染める。
「美しい星空を二人で眺めたのが思い出されます」

 思い出に浸るギューム、その余韻が消えるのを待ってクルテが訊いた。
「それはモーシャンテンのどのあたりでしょうか?」

「封印の岩の近く、ジェンガテク湖畔ですよ――それがどうかしましたか?」
「いいえ、ちょっと気になったものですから」

「それともう一つ教えてください」
再びピエッチェがギュームに尋ねた。
「ギュリューの街のことなんですが、壁のことはご存知でしょうか?」

「壁のこと? 壁の、どんな事でしょう?」
「鮮やかな色に塗られている事です」
「鮮やか? うーーん、どの建物ですか?」
首をかしげるギューム、クルテが
「……ご存じないようですね。あとできっと驚かれると思います」
話しを打ち切った。

 クルテの脳内指示でピエッチェが立ち上がる。
「お聞きしたいのは以上です。ご足労いただきありがとうございました」
「いえいえ、これくらいなんてことありません」
ギュームも立ち上がり、クルテも立つ。そこにマデルが料理を一皿、トレイに乗せて差し出した。

義姉あねが作りました。お口にあえばいいのですが」
受け取ったをトレイをクルテが、今度はギュームに差し出す。
「ご一緒にと思ったのですが、ここではギュームさんも気づまりでしょう。お部屋にお持ちください。皿は食堂の物です」

 ギュームは断ろうとしたようだが、
「ありがとうございます……美味しそうだ。食欲がなかったのですが、急に空腹になりました。ご馳走になります」
涙の滲む笑顔で受け取った。

「本当に何から何まで……ご恩は一生忘れません。いずれきちんとお礼したいのですが、レムシャンに言えばあなたがたと連絡が取れますか?」

 さて、なんと答えよう?
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

裏切られ続けた負け犬。25年前に戻ったので人生をやり直す。当然、裏切られた礼はするけどね

魚夢ゴールド
ファンタジー
冒険者ギルドの雑用として働く隻腕義足の中年、カーターは裏切られ続ける人生を送っていた。 元々は食堂の息子という人並みの平民だったが、 王族の継承争いに巻き込まれてアドの街の毒茸流布騒動でコックの父親が毒茸の味見で死に。 代わって雇った料理人が裏切って金を持ち逃げ。 父親の親友が融資を持ち掛けるも平然と裏切って借金の返済の為に母親と妹を娼館へと売り。 カーターが冒険者として金を稼ぐも、後輩がカーターの幼馴染に横恋慕してスタンピードの最中に裏切ってカーターは片腕と片足を損失。カーターを持ち上げていたギルマスも裏切り、幼馴染も去って後輩とくっつく。 その後は負け犬人生で冒険者ギルドの雑用として細々と暮らしていたのだが。 ある日、人ならざる存在が話しかけてきた。 「この世界は滅びに進んでいる。是正しなければならない。手を貸すように」 そして気付けは25年前の15歳にカーターは戻っており、二回目の人生をやり直すのだった。 もちろん、裏切ってくれた連中への返礼と共に。 

【魔女ローゼマリー伝説】~5歳で存在を忘れられた元王女の私だけど、自称美少女天才魔女として世界を救うために冒険したいと思います!~

ハムえっぐ
ファンタジー
かつて魔族が降臨し、7人の英雄によって平和がもたらされた大陸。その一国、ベルガー王国で物語は始まる。 王国の第一王女ローゼマリーは、5歳の誕生日の夜、幸せな時間のさなかに王宮を襲撃され、目の前で両親である国王夫妻を「漆黒の剣を持つ謎の黒髪の女」に殺害される。母が最後の力で放った転移魔法と「魔女ディルを頼れ」という遺言によりローゼマリーは辛くも死地を脱した。 15歳になったローゼは師ディルと別れ、両親の仇である黒髪の女を探し出すため、そして悪政により荒廃しつつある祖国の現状を確かめるため旅立つ。 国境の街ビオレールで冒険者として活動を始めたローゼは、運命的な出会いを果たす。因縁の仇と同じ黒髪と漆黒の剣を持つ少年傭兵リョウ。自由奔放で可愛いが、何か秘密を抱えていそうなエルフの美少女ベレニス。クセの強い仲間たちと共にローゼの新たな人生が動き出す。 これは王女の身分を失った最強天才魔女ローゼが、復讐の誓いを胸に仲間たちとの絆を育みながら、王国の闇や自らの運命に立ち向かう物語。友情、復讐、恋愛、魔法、剣戟、謀略が織りなす、ダークファンタジー英雄譚が、今、幕を開ける。  

敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています

藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。 結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。 聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。 侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。 ※全11話 2万字程度の話です。

ダンジョンでオーブを拾って『』を手に入れた。代償は体で払います

とみっしぇる
ファンタジー
スキルなし、魔力なし、1000人に1人の劣等人。 食っていくのがギリギリの冒険者ユリナは同じ境遇の友達3人と、先輩冒険者ジュリアから率のいい仕事に誘われる。それが罠と気づいたときには、絶対絶命のピンチに陥っていた。 もうあとがない。そのとき起死回生のスキルオーブを手に入れたはずなのにオーブは無反応。『』の中には何が入るのだ。 ギリギリの状況でユリアは瀕死の仲間のために叫ぶ。 ユリナはスキルを手に入れ、ささやかな幸せを手に入れられるのだろうか。

クラス転移したからクラスの奴に復讐します

wrath
ファンタジー
俺こと灞熾蘑 煌羈はクラスでいじめられていた。 ある日、突然クラスが光輝き俺のいる3年1組は異世界へと召喚されることになった。 だが、俺はそこへ転移する前に神様にお呼ばれし……。 クラスの奴らよりも強くなった俺はクラスの奴らに復讐します。 まだまだ未熟者なので誤字脱字が多いと思いますが長〜い目で見守ってください。 閑話の時系列がおかしいんじゃない?やこの漢字間違ってるよね?など、ところどころにおかしい点がありましたら気軽にコメントで教えてください。 追伸、 雫ストーリーを別で作りました。雫が亡くなる瞬間の心情や死んだ後の天国でのお話を書いてます。 気になった方は是非読んでみてください。

もしかして寝てる間にざまぁしました?

ぴぴみ
ファンタジー
令嬢アリアは気が弱く、何をされても言い返せない。 内気な性格が邪魔をして本来の能力を活かせていなかった。 しかし、ある時から状況は一変する。彼女を馬鹿にし嘲笑っていた人間が怯えたように見てくるのだ。 私、寝てる間に何かしました?

冤罪で辺境に幽閉された第4王子

satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。 「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。 辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

処理中です...