秘魔 =追放されし王は 荒天に煌めく星を目指す= 

寄賀あける

文字の大きさ
407 / 434
21章 語られる愛

19

しおりを挟む
 カッチーは黙々と、馬にブラシをかけている。

 カッチーはリュネに乗りたいはずだ。ずっとリュネを大事だいじにしてきた。リュネもカッチーを大切に思っていることだろう。いっそのことリュネに選ばせるか? リュネは賢い。自分に誰を乗せればいいのか判断してくれるだろう。

 ダメだ……リュネが、カッチーを選んだ時より、選ばなかった時のことを考えてしまう。その時、どれほどカッチーは傷つくだろう。理屈で感情は割り切れない。あぁ、でも、リュネが選んだのがクルテなら? そうだ、何も俺かカッチーに限定することなんかない。リュネに選ばせる必要もない。クルテに『おまえがリュネに乗れ』そう言えば済むことだ。

 ピエッチェの考えが決まりそうな時、建屋から出てくる気配がした。最初は棺桶、ふらふらと宙を移動しキャビンの屋根に落ち着いた。そしてラクティメシッス、マデルと続き、最後はクルテ、すると建屋が消えた。納屋同様、跡には若いケヤキが数本立っていた。

「ふぅん……これって、元通りになったってことでしょうかねぇ?」
振り向いたラクティメシッスが苦笑交じりに唸る。
「建物が出現する前がどうだったのか、覚えていません」
マデルとカッチーも覚えていないと首を捻る。クルテはまったくわれ関せず、リュネの首に抱き着きに行った。

 そう言えば俺も覚えてないや、そう言おうとしてピエッチェが口籠る。そうじゃない、サワーフルドが言ってたじゃないか。
「建物ごと移動させたってってことは、ここは建屋が現れた場所じゃない。覚えてなくたって当り前さ」

 なんて言ってるうちに、ケヤキの若木の背が伸びた? そんな気がした。納屋があったほうを見ると、向こうは確実に成長している。女神の魔法か? サワーフルドはピエッチェたちのために作ってしまった欠損を一早いちはやく修復したいらしい。

「そうそう、それでクッシャラボ湖を見損なったんでしたね」
納得するラクティメシッス、手元からつるつると伸びたロープがキャビンの屋根の棺桶を固定している。
「ま、おんまさんが巧く制御してくれるでしょうから、これで大丈夫かな?」
掛けられたロープは見えなくなっている。

 そもそもこのキャビン、屋根にキャリーをつけていない。棺桶の上を通ったのは判ったけれど、どんなふうにロープが屋根に固定されたかはさっぱりだ。ま、どうせ魔法だ。訊いたところで、判ったところで意味はない。
「屋根に棺桶乗せてるなんて、物すごく不気味」
マデルがさもイヤそうに呟く。
「見えず聞こえず魔法を念入りに掛けますよ」
ラクティメシッスが請け合う。

「そろそろ行きましょう」
ラクティメシッスとマデルがキャビンに乗り込む。進行方向向きの座席の奥にラクティメシッス、隣にマデル、その隣はクルテが座る。ラクティメシッスの正面にはカッチー、そして出入口側にはピエッチェと決めてある。

 マデルに続いて乗り込もうとカッチーがタラップに足を乗せた。
「カッチー」
クルテに声を掛けられて、カッチーが振り返る。

「ピエッチェさんの隣は俺です。いい加減諦めてください」
「そんなの判ってる――リュネがね、カッテンクリュードにはカッチーを乗せていきたいって」
「えっ?」
「ほかの馬に乗るって言ったんだって? 悲しいってリュネが泣いてるよ」
「だって……」
泣き出しそうなんだろう、カッチーが口籠る。

「リュネには、リュネにはピエッチェさんが……国王なんです、一番いい馬に乗るべきです」
って何? リュネはカッチーがいいって言ってる」
リュネの首を放したクルテ、ピエッチェの隣に移動する。
「いいでしょ?」
いつも通りピエッチェを見上げる。

 そうか、リュネの意思は尊重しなくちゃな……迷いがすっきり消えたのを感じるピエッチェだ。
「あぁ、リュネがそう言うんなら、俺に異存はない」

 納まらないのはカッチー、
「だって……そしたらピエッチェさんが乗る馬は?」
もっともピエッチェにしてもその点は気になっている。

 フフンとクルテが鼻で笑う。
「わたしが乗ってた馬でいい。ミテスクの森でラスティンの持ってきた馬の中で一番の馬、ピエルグリフトにも負けない」
そう言われてピエッチェが改めて馬を見る。

 まだ若い馬だ。ミテスク山中に連れて来られた時、初めてくらをつけられたのかもしれない。だから嫌がっていて、それでクルテが外してやった。大急ぎで馬を揃えた。鞍もありあわせで、コイツに合っていなかったのかもしれない。今はクルテが馬具屋で買い入れた鞍が付けられている。

 カッチーが暇を見つけては手入れしているからか艶々と美しい毛並み、濃い栗毛、ひたいの曲星(三日月型の白紋)からの流星は鼻梁白(鼻筋が白毛)となっている。さらに馬体へと目を向けると、最初に見た時の頼りなさは消えて、首も胴も足も力強い。クルテがこの短期間に鍛え上げたのか?……魔法を使っているかもしれない。

「美しい馬だな」
ピエッチェが馬の首を撫でて呟いた。
「カッチーのお陰で毛艶がいい。面構えも悪くない。温和おとなしいって言ってたが、この馬体なら力は強いはずだ。なにより……」
視線を落として足元を見る。
「足先……膝から下が四本とも白い。カテルクルストが乗っていたと言われる馬もそうだった。うん、この馬にしよう」

 今まで気にすることもなかった馬を、改めてじっくりと見たピエッチェだ。そして内心、驚いている。最初から気付いていてクルテはこの馬を選んだのだと思った。足元だけじゃない。顔の模様も、伝承されるカテルクルストの愛馬と同じだ――

 キャビンの窓からデネパリエルとカッテンクリュードを見降ろした。どちらも護衛兵が以前より増やされている。カッテンクリュードの各門に配置されている兵の数は倍増されていそうだ。

 王宮の正門前の衛兵も増やされ、新たに騎兵も配されている。王都の守りは固いのだからと、以前は置かれていなかった騎兵だ。王宮の門に騎兵が必要か? 馬上から相手を威嚇するためとしか思えないピエッチェだ。

「なるほど、デネパリエル大門から真っ直ぐで、王宮正門なんですね」
ラクティメシッスが地上を見て言った。
「噴泉広場もあるのに、中央に位置していない――王宮に入るにはあの門だけってことはないですよね?」

「小さな門――勝手口みたいなのが三か所ある。二か所は出入りの商人用、もう一箇所は王宮で働く者のための門だ」
「そちらにもとうぜん門兵がいるんでしょうね」
木立の影で通用門は見えていない。
「まぁ……正門から堂々と入る、そう決めているのでしょう?」
今さらなことをラクティメシッスが訊いてくる。

「わたしにとっては初めてのザジリレン国正式訪問――あれ? 王宮を通して事前連絡をしていませんね。正式とは認められないでしょうか?」
「俺が承知していれば問題ないだろうが……気になるなら部下に命じて、今日中に通知文書を送っておいたらどうだ?」
「今日の明日、王宮を訪問すると?」
ラクティメシッスがニヤリとする。
「いいでしょう、ララティスチャングからカッテンクリュードの道のりで齟齬が生じたってことで押し通せます。王宮は大慌てでしょうね」

 すぐにでも部下に連絡を取りそうな勢いだったラクティメシッス、ふと動きを止めて、
「カテロヘブ王を護衛してきたと書いても?」
ピエッチェの顔を見る。

「もちろんだ。でなければ、ローシェッタ王太子の急なザジリレン訪問の言い訳が立たない――ジジョネテスキがデネパリエルからカッテンクリュードに戻る理由もできるし、こうなったら、アイツは俺のめいで帰都したことにしてもいい」
「先行した国王と合流するためってことですか。ちょっと無理があるけど、ドロキャスを黙らせましょう」
「それと……打ち明けておきたいことがある。カッチーのことだ」
ピエッチェが自分の隣に座るカッチーを見た。

 ザジリレン王都に入る時はリュネに乗ってと決まるとカッチーは、感極まって涙ぐみ、ずっと押し黙っている。それでも眼下にデネパリエルやカッテンクリュードが見えてくれば、食い入るように見始めた――母ちゃんが生まれた街、育った王宮……胸を震わせているのかもしれない。

 カッチーの母親はザジリレンの失われた王女……カッチーを利用してカテロヘブ王が同行していることを隠すためにラクティメシッスがでっち上げた筋書きだ。窓の外から目を離さないカッチー、だけど隣に座るピエッチェにはカッチーの緊張が伝わってくる。自分のことでピエッチェがラクティメシッスに打ち明けると言えば、一つしか思い浮かばない。

 フッと、ピエッチェが笑みを漏らす。
「カッチーの母親が失われた王女だってことにすると聞いた時、どうしてラスティンが知っているんだと、腰が抜けそうだったぞ」
「えっ?」
ラクティメシッスが言葉を失し、カッチーの顔を見る。マデルは息を飲み、動きを止める。息をするのを忘れやしないか心配なくらい驚いている。
 
「俺も知らなかった。教えてくれたのはジョーンキの森の女神だ」
「待ってください、本当に本当?」
戸惑いがラクティメシッスを慌てさせている。
「って、でも……」
混乱しながらもカッチーを見る。カッチーももう窓の外を見ていない。俯き加減で前を向いている。

「カッチーは最初から知っていた?」
「いや、知らなかった。俺が教えたんだ――ジョーンキの女神が嘘を吐くはずもないと思ったが、確認する必要はあるだろうさ。だから母親の名をカッチーに訊いた。なかなか教えてくれなかったけどな……俺の父の妹の名と同じだった。それでジョーンキの女神の情報に間違いがないと確定できた。カッチーが母の身分を知ったのは、ワイズリッヒェに立ち向かった時だ」

 そうですか……ラクティメシッスが複雑な表情でカッチーを見た。そしてハッとする。
「母親がザジリレン前王妹だとして、父親は? そちらも判っているのですか?」

「それは……」
ピエッチェが口籠った。

 判っている。ローシェッタ国貴族コメスカッチ卿の妾腹として生まれ、厄介払いとばかりにザジリレン国に追いやられたリューセンチラ……ザジリレンではやはり上級貴族サンザメスク卿に見込まれて養子になったものの、実子誕生によって継承権のない猶子の身分へと変更されたアランロレンス。

 それだけでも波乱万丈、そのうえどんな経緯でかは判らないが魔物討伐の任に就いて、それがもとで命を絶たれた。運命に翻弄され続けた生涯に、失われた王女はどう関わっているか?

 間違えればカッチーの身分も危うくなる。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

裏切られ続けた負け犬。25年前に戻ったので人生をやり直す。当然、裏切られた礼はするけどね

魚夢ゴールド
ファンタジー
冒険者ギルドの雑用として働く隻腕義足の中年、カーターは裏切られ続ける人生を送っていた。 元々は食堂の息子という人並みの平民だったが、 王族の継承争いに巻き込まれてアドの街の毒茸流布騒動でコックの父親が毒茸の味見で死に。 代わって雇った料理人が裏切って金を持ち逃げ。 父親の親友が融資を持ち掛けるも平然と裏切って借金の返済の為に母親と妹を娼館へと売り。 カーターが冒険者として金を稼ぐも、後輩がカーターの幼馴染に横恋慕してスタンピードの最中に裏切ってカーターは片腕と片足を損失。カーターを持ち上げていたギルマスも裏切り、幼馴染も去って後輩とくっつく。 その後は負け犬人生で冒険者ギルドの雑用として細々と暮らしていたのだが。 ある日、人ならざる存在が話しかけてきた。 「この世界は滅びに進んでいる。是正しなければならない。手を貸すように」 そして気付けは25年前の15歳にカーターは戻っており、二回目の人生をやり直すのだった。 もちろん、裏切ってくれた連中への返礼と共に。 

【魔女ローゼマリー伝説】~5歳で存在を忘れられた元王女の私だけど、自称美少女天才魔女として世界を救うために冒険したいと思います!~

ハムえっぐ
ファンタジー
かつて魔族が降臨し、7人の英雄によって平和がもたらされた大陸。その一国、ベルガー王国で物語は始まる。 王国の第一王女ローゼマリーは、5歳の誕生日の夜、幸せな時間のさなかに王宮を襲撃され、目の前で両親である国王夫妻を「漆黒の剣を持つ謎の黒髪の女」に殺害される。母が最後の力で放った転移魔法と「魔女ディルを頼れ」という遺言によりローゼマリーは辛くも死地を脱した。 15歳になったローゼは師ディルと別れ、両親の仇である黒髪の女を探し出すため、そして悪政により荒廃しつつある祖国の現状を確かめるため旅立つ。 国境の街ビオレールで冒険者として活動を始めたローゼは、運命的な出会いを果たす。因縁の仇と同じ黒髪と漆黒の剣を持つ少年傭兵リョウ。自由奔放で可愛いが、何か秘密を抱えていそうなエルフの美少女ベレニス。クセの強い仲間たちと共にローゼの新たな人生が動き出す。 これは王女の身分を失った最強天才魔女ローゼが、復讐の誓いを胸に仲間たちとの絆を育みながら、王国の闇や自らの運命に立ち向かう物語。友情、復讐、恋愛、魔法、剣戟、謀略が織りなす、ダークファンタジー英雄譚が、今、幕を開ける。  

敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています

藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。 結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。 聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。 侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。 ※全11話 2万字程度の話です。

クラス転移したからクラスの奴に復讐します

wrath
ファンタジー
俺こと灞熾蘑 煌羈はクラスでいじめられていた。 ある日、突然クラスが光輝き俺のいる3年1組は異世界へと召喚されることになった。 だが、俺はそこへ転移する前に神様にお呼ばれし……。 クラスの奴らよりも強くなった俺はクラスの奴らに復讐します。 まだまだ未熟者なので誤字脱字が多いと思いますが長〜い目で見守ってください。 閑話の時系列がおかしいんじゃない?やこの漢字間違ってるよね?など、ところどころにおかしい点がありましたら気軽にコメントで教えてください。 追伸、 雫ストーリーを別で作りました。雫が亡くなる瞬間の心情や死んだ後の天国でのお話を書いてます。 気になった方は是非読んでみてください。

冤罪で辺境に幽閉された第4王子

satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。 「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。 辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

魔王を倒した勇者を迫害した人間様方の末路はなかなか悲惨なようです。

カモミール
ファンタジー
勇者ロキは長い冒険の末魔王を討伐する。 だが、人間の王エスカダルはそんな英雄であるロキをなぜか認めず、 ロキに身の覚えのない罪をなすりつけて投獄してしまう。 国民たちもその罪を信じ勇者を迫害した。 そして、処刑場される間際、勇者は驚きの発言をするのだった。

S級クラフトスキルを盗られた上にパーティから追放されたけど、実はスキルがなくても生産力最強なので追放仲間の美少女たちと工房やります

内田ヨシキ
ファンタジー
[第5回ドラゴンノベルス小説コンテスト 最終選考作品] 冒険者シオンは、なんでも作れる【クラフト】スキルを奪われた上に、S級パーティから追放された。しかしシオンには【クラフト】のために培った知識や技術がまだ残されていた! 物作りを通して、新たな仲間を得た彼は、世界初の技術の開発へ着手していく。 職人ギルドから追放された美少女ソフィア。 逃亡中の魔法使いノエル。 騎士職を剥奪された没落貴族のアリシア。 彼女らもまた、一度は奪われ、失ったものを、物作りを通して取り戻していく。 カクヨムにて完結済み。 ( https://kakuyomu.jp/works/16817330656544103806 )

処理中です...