54 / 66
原因とその先
内部
しおりを挟む
どうにか鮫龍の攻撃から逃れた一行たちは遺跡内部へと進行していく
遺跡の中へ入ると水がなく、空気もあって地上と変わりなかった
「へぇ、海の中だと思えないですね。」
周囲を見渡しながら2人に話しかけるエメレッタ
「そうにゃね。」
「不思議なものだな。」
壁面は巨大な岩を大小様々な四角形に加工された物が積み上げられていて
散りばめられたかのようにコケや貝などの海ならではの物が生息しているのが、意図して描かれた絵画に見える
通路も舗装された石畳のようになっており、至る所に劣化した見た事もない文字のような模様が彫刻されている
「神秘的ですね・・・」
「そうだなぁ・・・」
エメレッタとポセイラスが進みながら目に映る風景に感動する中、ぎんた一人は現実的な事を漏らす
「ラクシスとよく似た所へ行ったことあるから興味ないにゃ。それにクロミを追いかけて来たのに、余裕がないにゃ。」
両手を肩の位置まで上げてヤレヤレという感じで顔を左右に振る
「もう・・・ぎんたさんはいつも雰囲気を壊しますね・・・」
急がないといけないと分かりつつもエメレッタはぎんたに呆れる
「ははは・・・まぁ確かにどちらも言いたい事は分かるよ。」
先頭を歩みながら、2人に気を遣うポセイラス
ドロッ
「きゃっ」「ぎゃっ!?」
先頭を歩むポセイラスの後ろで何やらエメレッタとぎんたの声が聞こえて振り返り気づく
「・・・アメーバ?」
どこから現れたのかドロッとしたジェル状でうねうねとした生き物が天井から落ちて2人が驚いたようだ
「な、なんですかこれ!?き、気持ち悪い・・・」
モゾモゾと動くアメーバは半透明で内部に目玉のような物がいくつか見え、エメレッタが気持ちがるのも理解できる
その上、通った後が少し酸か何かで溶かされたように歪な形になっている
「な、何匹・・・湧いてくるにゃ!?」
足元に沸いたアメーバに目を奪われていると後を追うように上から何匹もボタボタと落ちてくる
「ひ、ひえぇ・・・」
あまりの気持ち悪さにエメレッタの足は退く
「退いて神海竜の王剣で斬る!」
パキッ
スパッ
ポセイラスの神海竜の王剣が青白く冷気を放ちながら、アメーバに向かい斬る
1匹のアメーバが斬り倒され地面に触れた途端、冷気が地面を這い伝って他のアメーバまでも凍りついていく
「す、凄い・・・あ、ありがとうございます。」
ポセイラスの実力に圧倒してしまうエメレッタ
「さすが、強いにゃね。」
「まぁ・・・だてに冒険者してないからね。さて、先に進もうか。」
ぎんたの言葉に少し照れくさそうにしたポセイラスは話を逸らす
「ふふふ、そうですね。先に進みましょう。」
「エメレッタ、キモいにゃ」
「ちょっと、失礼ですね。」
「ははは、仲がいいな。」
2人のやり取りに思わず、笑うポセイラス
「そりゃ、なんだかんだで長いですからね。」
「そうにゃね。長くなったにゃ。でも、いつになったらラクシスが呼んだ時みたいにぎんたをフルサイズで呼べるのかにゃ?」
ニヤニヤしながら、エメレッタを煽るぎんた
「なっ!?それは難しいですよ!!」
精霊になる前と比べてぎんたのサイズが大きくなったが、ラクシスと比べてしまえば・・・差が開いてしまうのは当然だろう
「前から気になっていたんだが、そのラクシスってのはそんなに凄いのかい?」
ぎんたのエメレッタのやり取りに気になってつい口に出してしまったポセイラス
「そうにゃね・・・この世の頂点、いや最強だにゃ。」
うっとりしながら話すぎんた
「あ~確かに、最強だと思いますよ?ラクシスさんに敵う人なんて居ないと思います。」
英雄に憧れる少女みたいな表情で話すエメレッタ
「そこまで言わせる程の人なのか。それは一度で良いから手合わせしてもらいたいものだな。」
ポセイラスは少年のように嬉しそうに語る
「ニャハハハ。まぁ会えたら言ってあげるにゃ。」
「ん?ちょっと止まってくれないか?」
笑うぎんたを抑止するポセイラス
「どうしたにゃ?」
「ポセイラスさんどうしました?」
ポセイラスの言葉に2人は前方を見ると突き当たりにコケや水草に覆われてた巨大な扉が存在していた
「扉ですか?」
「扉だにゃ」
エメレッタとぎんたはお互いに見てからポセイラスを見る
「あそこで行き止まりみたいだから、進むしかないな。」
「ですよね・・・」
「嫌な予感しかしないにゃ。」
ポセイラスに言われるまでもなく嫌そうにする2人
「まぁ・・・そう言わずに私が先陣を切るからさ」
「なら、助かるにゃ。」
「それはいいですね!」
言葉通り、先頭をポセイラスにして後衛をエメレッタ、ぎんたはフォローという形で扉を開ける
「入るぞ」
「はい」
「分かったにゃ」
ギィッ
ふわぁ・・・と霧と冷気が扉から溢れ3人の視界を防ぐ
バタンッ
そして、扉は閉ざされた
遺跡の中へ入ると水がなく、空気もあって地上と変わりなかった
「へぇ、海の中だと思えないですね。」
周囲を見渡しながら2人に話しかけるエメレッタ
「そうにゃね。」
「不思議なものだな。」
壁面は巨大な岩を大小様々な四角形に加工された物が積み上げられていて
散りばめられたかのようにコケや貝などの海ならではの物が生息しているのが、意図して描かれた絵画に見える
通路も舗装された石畳のようになっており、至る所に劣化した見た事もない文字のような模様が彫刻されている
「神秘的ですね・・・」
「そうだなぁ・・・」
エメレッタとポセイラスが進みながら目に映る風景に感動する中、ぎんた一人は現実的な事を漏らす
「ラクシスとよく似た所へ行ったことあるから興味ないにゃ。それにクロミを追いかけて来たのに、余裕がないにゃ。」
両手を肩の位置まで上げてヤレヤレという感じで顔を左右に振る
「もう・・・ぎんたさんはいつも雰囲気を壊しますね・・・」
急がないといけないと分かりつつもエメレッタはぎんたに呆れる
「ははは・・・まぁ確かにどちらも言いたい事は分かるよ。」
先頭を歩みながら、2人に気を遣うポセイラス
ドロッ
「きゃっ」「ぎゃっ!?」
先頭を歩むポセイラスの後ろで何やらエメレッタとぎんたの声が聞こえて振り返り気づく
「・・・アメーバ?」
どこから現れたのかドロッとしたジェル状でうねうねとした生き物が天井から落ちて2人が驚いたようだ
「な、なんですかこれ!?き、気持ち悪い・・・」
モゾモゾと動くアメーバは半透明で内部に目玉のような物がいくつか見え、エメレッタが気持ちがるのも理解できる
その上、通った後が少し酸か何かで溶かされたように歪な形になっている
「な、何匹・・・湧いてくるにゃ!?」
足元に沸いたアメーバに目を奪われていると後を追うように上から何匹もボタボタと落ちてくる
「ひ、ひえぇ・・・」
あまりの気持ち悪さにエメレッタの足は退く
「退いて神海竜の王剣で斬る!」
パキッ
スパッ
ポセイラスの神海竜の王剣が青白く冷気を放ちながら、アメーバに向かい斬る
1匹のアメーバが斬り倒され地面に触れた途端、冷気が地面を這い伝って他のアメーバまでも凍りついていく
「す、凄い・・・あ、ありがとうございます。」
ポセイラスの実力に圧倒してしまうエメレッタ
「さすが、強いにゃね。」
「まぁ・・・だてに冒険者してないからね。さて、先に進もうか。」
ぎんたの言葉に少し照れくさそうにしたポセイラスは話を逸らす
「ふふふ、そうですね。先に進みましょう。」
「エメレッタ、キモいにゃ」
「ちょっと、失礼ですね。」
「ははは、仲がいいな。」
2人のやり取りに思わず、笑うポセイラス
「そりゃ、なんだかんだで長いですからね。」
「そうにゃね。長くなったにゃ。でも、いつになったらラクシスが呼んだ時みたいにぎんたをフルサイズで呼べるのかにゃ?」
ニヤニヤしながら、エメレッタを煽るぎんた
「なっ!?それは難しいですよ!!」
精霊になる前と比べてぎんたのサイズが大きくなったが、ラクシスと比べてしまえば・・・差が開いてしまうのは当然だろう
「前から気になっていたんだが、そのラクシスってのはそんなに凄いのかい?」
ぎんたのエメレッタのやり取りに気になってつい口に出してしまったポセイラス
「そうにゃね・・・この世の頂点、いや最強だにゃ。」
うっとりしながら話すぎんた
「あ~確かに、最強だと思いますよ?ラクシスさんに敵う人なんて居ないと思います。」
英雄に憧れる少女みたいな表情で話すエメレッタ
「そこまで言わせる程の人なのか。それは一度で良いから手合わせしてもらいたいものだな。」
ポセイラスは少年のように嬉しそうに語る
「ニャハハハ。まぁ会えたら言ってあげるにゃ。」
「ん?ちょっと止まってくれないか?」
笑うぎんたを抑止するポセイラス
「どうしたにゃ?」
「ポセイラスさんどうしました?」
ポセイラスの言葉に2人は前方を見ると突き当たりにコケや水草に覆われてた巨大な扉が存在していた
「扉ですか?」
「扉だにゃ」
エメレッタとぎんたはお互いに見てからポセイラスを見る
「あそこで行き止まりみたいだから、進むしかないな。」
「ですよね・・・」
「嫌な予感しかしないにゃ。」
ポセイラスに言われるまでもなく嫌そうにする2人
「まぁ・・・そう言わずに私が先陣を切るからさ」
「なら、助かるにゃ。」
「それはいいですね!」
言葉通り、先頭をポセイラスにして後衛をエメレッタ、ぎんたはフォローという形で扉を開ける
「入るぞ」
「はい」
「分かったにゃ」
ギィッ
ふわぁ・・・と霧と冷気が扉から溢れ3人の視界を防ぐ
バタンッ
そして、扉は閉ざされた
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
巻添え召喚されたので、引きこもりスローライフを希望します!
あきづきみなと
ファンタジー
階段から女の子が降ってきた!?
資料を抱えて歩いていた紗江は、階段から飛び下りてきた転校生に巻き込まれて転倒する。気がついたらその彼女と二人、全く知らない場所にいた。
そしてその場にいた人達は、聖女を召喚したのだという。
どちらが『聖女』なのか、と問われる前に転校生の少女が声をあげる。
「私、ガンバる!」
だったら私は帰してもらえない?ダメ?
聖女の扱いを他所に、巻き込まれた紗江が『食』を元に自分の居場所を見つける話。
スローライフまでは到達しなかったよ……。
緩いざまああり。
注意
いわゆる『キラキラネーム』への苦言というか、マイナス感情の描写があります。気にされる方には申し訳ありませんが、作中人物の説明には必要と考えました。
掃除婦に追いやられた私、城のゴミ山から古代兵器を次々と発掘して国中、世界中?がざわつく
タマ マコト
ファンタジー
王立工房の魔導測量師見習いリーナは、誰にも測れない“失われた魔力波長”を感じ取れるせいで奇人扱いされ、派閥争いのスケープゴートにされて掃除婦として城のゴミ置き場に追いやられる。
最底辺の仕事に落ちた彼女は、ゴミ山の中から自分にだけ見える微かな光を見つけ、それを磨き上げた結果、朽ちた金属片が古代兵器アークレールとして完全復活し、世界の均衡を揺るがす存在としての第一歩を踏み出す。
夫と息子に邪険にされたので王太子妃の座を譲ります~死に戻ってから溺愛されても今更遅い
青の雀
恋愛
夫婦喧嘩の末に置き去りにされた妻は、旦那が若い愛人とイチャついている間に盗賊に襲われ、命を落とした。
神様の温情により、10日間だけこの世に戻った妻と護衛の騎士は、その10日間の間に心残りを処分する。それは、娘の行く末と……もし、来世があるならば、今度は政略といえども夫以外の人の妻になるということ。
もう二度と夫と出会いたくない彼女は、彼女を蔑ろにしてきた息子とも縁を切ることを決意する。
生まれかわった妻は、新しい人生を強く生きることを決意。
過去世と同じ轍を踏みたくない……
幽閉王女と指輪の精霊~嫁いだら幽閉された!餓死する前に脱出したい!~
二階堂吉乃
恋愛
同盟国へ嫁いだヴァイオレット姫。夫である王太子は初夜に現れなかった。たった1人幽閉される姫。やがて貧しい食事すら届かなくなる。長い幽閉の末、死にかけた彼女を救ったのは、家宝の指輪だった。
1年後。同盟国を訪れたヴァイオレットの従兄が彼女を発見する。忘れられた牢獄には姫のミイラがあった。激怒した従兄は同盟を破棄してしまう。
一方、下町に代書業で身を立てる美少女がいた。ヴィーと名を偽ったヴァイオレットは指輪の精霊と助けあいながら暮らしていた。そこへ元夫?である王太子が視察に来る。彼は下町を案内してくれたヴィーに恋をしてしまう…。
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる