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第2章:仲間集め―前半
第10話「結と勇の衝突」
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郊外の閉鎖倉庫に、薄曇りの午後の光が差し込んでいた。
宅男は倉庫の中央に立ち、手に持ったクリップボードで最終確認をしている。コンクリートの床には白いテープで安全区域が区切られ、退避方向を示す矢印が貼られていた。
「時間は十五分間。停止語は『カット』。第三者が接近した場合は即座に中止」宅男は声を張って説明した。「退避は右後方へ。計測機材に触れないこと」
倉庫の隅には、早川修一が用意した計測装置が並んでいる。温度センサー、振動計、音響測定器。公式記録は残さないという条件だが、データは確実に収集される。
「了解」氷川結が淡々と答えた。
彼女は倉庫の壁際に立ち、周囲を冷静に観察している。黒いコートを着込み、長い髪を後ろで束ねた姿は、どこか近寄りがたい印象を与えた。
「俺も分かった」斎藤勇が短く応じた。
勇は結とは対照的に、作業着のような軽装だった。無精ひげを生やした顔には疲労の色があるが、その瞳には鋭い光が宿っている。
二人が初めて正面から向き合った時、空気が張り詰めた。
「氷川結です」結が先に名乗った。「氷系制御と範囲結界を扱います」
「斎藤勇」勇は素っ気なく答えた。「剣での迎撃担当」
「剣?」結は眉をひそめた。「見当たりませんが」
勇は右手を握りしめた。すると、透明な柄のようなものが浮かび上がる。
「不可視だ」勇は説明した。「聖剣の残滓を使っている」
「残滓」結は興味深そうに繰り返した。「つまり、本物ではないということですね」
勇の表情が強張った。
「本物か偽物かは関係ない。機能すればいい」
「機能するかどうかは、これから確認しますね」結は冷ややかに言った。「最短で敵を無力化できない武器は、戦術的価値が低いですから」
宅男は二人の間に険悪な空気が流れるのを感じ取った。
「それでは、開始します」宅男は割って入った。「結さん、小規模結界をお願いします」
結は頷いて、両手を広げた。足元から淡い青い光が立ち上がり、倉庫の一角を覆う透明な膜が形成される。結界の内側は微かに冷たく、外の音が薄く遠のいた。
「範囲は直径十メートル」結が報告した。「衝撃減衰率は約三十パーセント。持続時間は一時間程度です」
「勇さん、不可視剣のテストをお願いします」宅男が指示した。
勇は結界の縁に近づいて、不可視の剣を構えた。柄から伸びる見えない刃が、結界の膜に微かな歪みを作る。
「長さ可変、三十センチから三メートル」勇が確認した。「角度調整も可能」
勇が剣を振ると、空気を切る音が響いた。結界の膜が微かに波打つ。
「面で受ける分には安定しているようですね」結が観察した。「しかし、点で突く場合の制御は?」
「やってみる」勇は剣の角度を変えて、結界に突きを入れた。
その瞬間、不可視の刃が滑って、予想とは違う角度に逸れた。危うく測定機材に当たりそうになる。
「危険です」結が指摘した。「制御が不安定すぎます」
「慣れの問題だ」勇は反駁した。「実戦では対応できる」
「実戦で失敗すれば、作戦全体が破綻します」結は冷たく言った。「感情論では人は救えません」
「感情論?」勇の声に怒りが込もった。「お前こそ、守るだけで満足してるんじゃないのか?」
「私は合理的な判断をしているだけです」結は眉一つ動かさない。「最短で敵を無力化する算盤を弾けない剣は、ただの情緒です」
「情緒だと?」勇は結界に向かって剣を振り上げた。「守るだけじゃ誰も救えない。切らなきゃ止まらないんだ」
二人の言葉が激しくぶつかり合う中、倉庫内の空気が微妙に動き始めた。外の風が建物の隙間を通って反響を起こし、結界の膜が予想外の振動を始める。
「まずい」宅男が呟いた。
結界の特定の部分で共振が発生し、膜が大きく歪んだ。同時に、勇の不可視剣が制御を失って横に滑る。刃は倉庫の壁際に置かれた資材に向かって飛んだ。
「カット!右後方へ!」宅男が叫んだ。
結は即座に魔力の分配を調整し、結界の歪みを補正する。勇は不可視剣を解除して、指示通り右後方に退避した。
危機は間一髪で回避された。
「データ収集完了」早川が測定機器を確認した。「興味深い結果ですね」
早川は三人の元に歩いてきた。
「皆さん、お疲れ様でした」早川は資料を手にしていた。「予想以上の成果です」
「成果?」宅男が聞いた。
「結界と不可視剣の相互作用が確認できました」早川は説明した。「問題点も明確になりましたし、改善の方向性も見えています」
早川は一呼吸置いてから、重要な提案をした。
「政府として、皆さんに限定的な支援を提供したいと思います」
「支援?」結が質問した。
「計測機材の提供、訓練場所の確保、時間的な調整」早川は条件を列挙した。「ただし、秘匿の徹底、逐次連絡、逸脱時の即時中止が条件です」
箱根秋奈が倉庫の隅から現れた。
「コスト換算すると、相当な額になるわね」彼女は皮肉めいて言った。「タダより高いものはないって言うけど」
「正式な契約として処理します」早川は答えた。「適正な報酬もお支払いします」
宅男は考え込んだ。政府の支援は魅力的だが、同時に制約も増える。
「条件を受け入れます」宅男は最終的に決断した。「ただし、作戦の主導権は僕たちにあることを確認させてください」
「了解しました」早川は頷いた。「皆さんの自主性を尊重します」
結と勇は、まだお互いに不満そうな表情を見せていた。
「二人とも、聞いてください」宅男は両者を見据えた。「目的は衝突ではなく、迎撃の成功です」
「分かっています」結が答えた。
「俺もだ」勇が続けた。
「なら、最小限のプロトコルを決めましょう」宅男は手帳を開いた。「合図、実施、復唱、停止の四拍子。結界の荷重限界と不可視剣の角度制限を暫定設定。第三者接近時は即座に面受けへ切り替え」
結は考えてから答えた。
「理屈が通る限りは合わせます」
勇も短く応じた。
「救えるなら従う」
宅男は安堵した。完全な和解とはいかないが、最低限の協力体制は築けそうだ。
「それでは、次回はより詳細な連携訓練を行いましょう」宅男は予定を確認した。「時間と場所は早川さんに調整していただきます」
訓練終了後、三人は倉庫の外で振り返りを行った。
「相性の悪さは予想以上ですね」結が率直に言った。
「だが、不可能ではない」勇も認めた。「問題は、お前の……宅男のやり方についていけるかどうかだ」
「僕も試行錯誤です」宅男は正直に答えた。「でも、きっとうまくいきます」
結は小さくため息をついた。
「あなたの楽観主義には感心します」
「楽観じゃありません」宅男は反論した。「計算です。データに基づいた推論です」
勇は興味深そうに宅男を見た。
「面白い奴だな、お前は」
夕方、宅男は一人でノートに記録をまとめていた。
守→切→回収。このタイミングを制御するのが俺の役割。結界の斜入射弱点、不可視剣の面受け安定性。データ取得から改良への回路を確立すること。
あと二日。核ミサイル発射まで、残された時間は少ない。しかし、チームの基盤は固まりつつある。
結の冷徹な理論と、勇の直情的な行動力。相反する二つの力を調和させることができれば、最強の迎撃システムが完成する。
宅男は窓の外を見上げた。星が見え始めている。
「必ず成功させる」
彼の決意は、ますます固くなっていた。
第10話 終わり
宅男は倉庫の中央に立ち、手に持ったクリップボードで最終確認をしている。コンクリートの床には白いテープで安全区域が区切られ、退避方向を示す矢印が貼られていた。
「時間は十五分間。停止語は『カット』。第三者が接近した場合は即座に中止」宅男は声を張って説明した。「退避は右後方へ。計測機材に触れないこと」
倉庫の隅には、早川修一が用意した計測装置が並んでいる。温度センサー、振動計、音響測定器。公式記録は残さないという条件だが、データは確実に収集される。
「了解」氷川結が淡々と答えた。
彼女は倉庫の壁際に立ち、周囲を冷静に観察している。黒いコートを着込み、長い髪を後ろで束ねた姿は、どこか近寄りがたい印象を与えた。
「俺も分かった」斎藤勇が短く応じた。
勇は結とは対照的に、作業着のような軽装だった。無精ひげを生やした顔には疲労の色があるが、その瞳には鋭い光が宿っている。
二人が初めて正面から向き合った時、空気が張り詰めた。
「氷川結です」結が先に名乗った。「氷系制御と範囲結界を扱います」
「斎藤勇」勇は素っ気なく答えた。「剣での迎撃担当」
「剣?」結は眉をひそめた。「見当たりませんが」
勇は右手を握りしめた。すると、透明な柄のようなものが浮かび上がる。
「不可視だ」勇は説明した。「聖剣の残滓を使っている」
「残滓」結は興味深そうに繰り返した。「つまり、本物ではないということですね」
勇の表情が強張った。
「本物か偽物かは関係ない。機能すればいい」
「機能するかどうかは、これから確認しますね」結は冷ややかに言った。「最短で敵を無力化できない武器は、戦術的価値が低いですから」
宅男は二人の間に険悪な空気が流れるのを感じ取った。
「それでは、開始します」宅男は割って入った。「結さん、小規模結界をお願いします」
結は頷いて、両手を広げた。足元から淡い青い光が立ち上がり、倉庫の一角を覆う透明な膜が形成される。結界の内側は微かに冷たく、外の音が薄く遠のいた。
「範囲は直径十メートル」結が報告した。「衝撃減衰率は約三十パーセント。持続時間は一時間程度です」
「勇さん、不可視剣のテストをお願いします」宅男が指示した。
勇は結界の縁に近づいて、不可視の剣を構えた。柄から伸びる見えない刃が、結界の膜に微かな歪みを作る。
「長さ可変、三十センチから三メートル」勇が確認した。「角度調整も可能」
勇が剣を振ると、空気を切る音が響いた。結界の膜が微かに波打つ。
「面で受ける分には安定しているようですね」結が観察した。「しかし、点で突く場合の制御は?」
「やってみる」勇は剣の角度を変えて、結界に突きを入れた。
その瞬間、不可視の刃が滑って、予想とは違う角度に逸れた。危うく測定機材に当たりそうになる。
「危険です」結が指摘した。「制御が不安定すぎます」
「慣れの問題だ」勇は反駁した。「実戦では対応できる」
「実戦で失敗すれば、作戦全体が破綻します」結は冷たく言った。「感情論では人は救えません」
「感情論?」勇の声に怒りが込もった。「お前こそ、守るだけで満足してるんじゃないのか?」
「私は合理的な判断をしているだけです」結は眉一つ動かさない。「最短で敵を無力化する算盤を弾けない剣は、ただの情緒です」
「情緒だと?」勇は結界に向かって剣を振り上げた。「守るだけじゃ誰も救えない。切らなきゃ止まらないんだ」
二人の言葉が激しくぶつかり合う中、倉庫内の空気が微妙に動き始めた。外の風が建物の隙間を通って反響を起こし、結界の膜が予想外の振動を始める。
「まずい」宅男が呟いた。
結界の特定の部分で共振が発生し、膜が大きく歪んだ。同時に、勇の不可視剣が制御を失って横に滑る。刃は倉庫の壁際に置かれた資材に向かって飛んだ。
「カット!右後方へ!」宅男が叫んだ。
結は即座に魔力の分配を調整し、結界の歪みを補正する。勇は不可視剣を解除して、指示通り右後方に退避した。
危機は間一髪で回避された。
「データ収集完了」早川が測定機器を確認した。「興味深い結果ですね」
早川は三人の元に歩いてきた。
「皆さん、お疲れ様でした」早川は資料を手にしていた。「予想以上の成果です」
「成果?」宅男が聞いた。
「結界と不可視剣の相互作用が確認できました」早川は説明した。「問題点も明確になりましたし、改善の方向性も見えています」
早川は一呼吸置いてから、重要な提案をした。
「政府として、皆さんに限定的な支援を提供したいと思います」
「支援?」結が質問した。
「計測機材の提供、訓練場所の確保、時間的な調整」早川は条件を列挙した。「ただし、秘匿の徹底、逐次連絡、逸脱時の即時中止が条件です」
箱根秋奈が倉庫の隅から現れた。
「コスト換算すると、相当な額になるわね」彼女は皮肉めいて言った。「タダより高いものはないって言うけど」
「正式な契約として処理します」早川は答えた。「適正な報酬もお支払いします」
宅男は考え込んだ。政府の支援は魅力的だが、同時に制約も増える。
「条件を受け入れます」宅男は最終的に決断した。「ただし、作戦の主導権は僕たちにあることを確認させてください」
「了解しました」早川は頷いた。「皆さんの自主性を尊重します」
結と勇は、まだお互いに不満そうな表情を見せていた。
「二人とも、聞いてください」宅男は両者を見据えた。「目的は衝突ではなく、迎撃の成功です」
「分かっています」結が答えた。
「俺もだ」勇が続けた。
「なら、最小限のプロトコルを決めましょう」宅男は手帳を開いた。「合図、実施、復唱、停止の四拍子。結界の荷重限界と不可視剣の角度制限を暫定設定。第三者接近時は即座に面受けへ切り替え」
結は考えてから答えた。
「理屈が通る限りは合わせます」
勇も短く応じた。
「救えるなら従う」
宅男は安堵した。完全な和解とはいかないが、最低限の協力体制は築けそうだ。
「それでは、次回はより詳細な連携訓練を行いましょう」宅男は予定を確認した。「時間と場所は早川さんに調整していただきます」
訓練終了後、三人は倉庫の外で振り返りを行った。
「相性の悪さは予想以上ですね」結が率直に言った。
「だが、不可能ではない」勇も認めた。「問題は、お前の……宅男のやり方についていけるかどうかだ」
「僕も試行錯誤です」宅男は正直に答えた。「でも、きっとうまくいきます」
結は小さくため息をついた。
「あなたの楽観主義には感心します」
「楽観じゃありません」宅男は反論した。「計算です。データに基づいた推論です」
勇は興味深そうに宅男を見た。
「面白い奴だな、お前は」
夕方、宅男は一人でノートに記録をまとめていた。
守→切→回収。このタイミングを制御するのが俺の役割。結界の斜入射弱点、不可視剣の面受け安定性。データ取得から改良への回路を確立すること。
あと二日。核ミサイル発射まで、残された時間は少ない。しかし、チームの基盤は固まりつつある。
結の冷徹な理論と、勇の直情的な行動力。相反する二つの力を調和させることができれば、最強の迎撃システムが完成する。
宅男は窓の外を見上げた。星が見え始めている。
「必ず成功させる」
彼の決意は、ますます固くなっていた。
第10話 終わり
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