異世界転移したら～彼女の"王位争い"を手助けすることになった件～最強スキル《精霊使い》を駆使して無双します～

2章

第22話 もし解決出来たなら殿下の傘下に入りましょう

　その発言に伯爵と俺は驚く。
　
　たった三日で解決できるなんて、本当にそんなことが可能なのかと疑ってしまう。
　
　そんな簡単に解決できる問題ではないはずだからアトール伯爵は悩んでいるのに三日となるとアトール伯爵も疑ってしまうだろう。
　
　するとアトール伯爵はソフィアに顔を向けて口を開く。
　
　「分かりました、では三日間お待ち致します。もし解決出来たなら殿下の傘下に入りましょう」
　
　「感謝します、アトール伯爵」
　
　伯爵がそう言うとソフィアは嬉しそうに声を出す。
　
　でも実際問題本当に三日で問題解決ができるのか疑ってしまう。
　
　それから伯爵とソフィアは部屋で話すことになり、俺は部屋から出ることになる。
　
　「ソフィアは王位争いなんてしてたんだなあ、誰と揉めてるのか分からないけど……とりあえずキリアンの部屋にでも行くか」
　
　俺はキリアンがいる部屋に向かっていき、少し歩くとキリアンがいる部屋の前に着く。
　
　扉をノックした後、中から応答が聞こえたので部屋の中に入るとキリアンが座っていた。
　
　「おはようキリアン」
　
　「おはようなのですタツキ！」
　
　どうやら俺よりも早く目が覚めたらしくキリアンはもうすでに起きていたらしい。
　
　そんで今この屋敷に第三王女がいることを話すとキリアンはとても驚いていた。
　
　信じられない様子で俺をずっと見ており俺は信じるようにキリアンに説明をする。
　
　そうして俺はベッドに座ってキリアンと雑談し、時間を潰すことにしたのだった。
　
　それからしばらくの時間が経ち、使用人の女性が部屋の中に入ってくる。