2 / 93
第2話 王都へ向かう
「た、助けてください!」
と少女は突然現れた私に助けを求めている。少女の近くには剣が転がっており、魔物に怯えている様子だった。
少女の方を見ていると前方から蛇がこちらに向かって襲ってくる。
蛇の攻撃をギリギリの所でかわし、私は手を挙げて外れスキルを発動する。
「《コピー》!」
そう言うが何かが発生する気配はない。
内心、心配と恐怖で焦るが蛇は私を執拗に襲い始める。
私は逃げる事しかできず、防戦一方。このままじゃジリ貧だ。
そうすると蛇が毒のような物を吐き出す。
「やば!」
私は吐き出された液体をかわした。
当たったら一溜りもない毒だ、絶対避けなければならない。
そして着地した先には先ほど吐き出された毒があった。
私はその毒に手を伸ばして、触れない程度に近くまで手を近づける。
《コピーッッ!》
――――――――――――――――――――――
《ポイズン》がコピーされました。
あなたが使用できるスキル一覧
・《コピー》
・《ポイズン》NEW!
――――――――――――――――――――――
そう言った瞬間、体に衝撃が走った。
「これなら......!!」
私は手をもう一度巨大な蛇に向けて言い放つ!
「《ポイズン》!」
すると毒の液体が発生し、それを巨大な蛇が正面から被ると、蛇は苦しみだし、更にはしぼんだ。
恐らく毒が回ってしまったんだろう。
そうして巨大な蛇が倒れる。人生で初めて魔物を倒した経験だった。そう思っていると少女が私に近づいてくる。
「す、凄い! あの魔物を倒してしまうなんて!」
「今の魔物凄かったの?」
「凄いよ! あれはおそらくC級の魔物ね!」
初めての実践だったが何とかなってよかった。
そう実感していると少女が口を開く。
「あ……あなたは一体何者?」
と少女は興奮していたようだがすぐに落ち着きを取り戻す。
「私はラゼル、家から追放されて全てを失った者」
「色々と訳ありね......私の名前はリズ。王都の冒険者をしてるわ」
王都の冒険者か......どんなことしているんだろう?
「突然なんだけどラゼル、さっきの魔法ってあの蛇と同じ攻撃魔法じゃなかった?」
そういえばリズの言う通り、私はさっき蛇と同じ能力が使えていた。
あの時は必死で記憶が飛んでいるが、おそらく蛇の能力をコピーする事が出来たんだろう。
「私の能力は《コピー》なの。ただ全然使いこなせてなくてどうやってコピーするかもあまり分かってない」
「え、凄い能力じゃないそれ?」
はたして凄い能力なのかな......。
今回はたまたまスキルをコピーできたけど発動条件が分からない以上、良いスキルとは言えない。
でもたまに魔法を得られると思えば良いのかな?
とか思っているとリズが話しかけてくる。
「ラゼルの事情はよくわかったけど、これからどうするつもりなの?」
そうだ。追放されて住む場所もない。
しかもこの魔物の死体をどうにかしない限り、血の匂いで他の魔物が寄ってくる。
どうしようか……。そんな私の姿を見て心配になったのかリズが話しかけてくる。
「良かったら私が活動してる王都に来ない?お礼もしたいし」
「いいの?」
「どうせ私もすぐに王都に向かう予定だったから。ここで出会ったのも何かの縁だし」
そう言われた私はお世話になることにした。
本当にありがたい……この数時間でここまで良くなるとは人生わかんないものだなぁと思う。
こうして私はリズと行動していく事になり、これは私自身の二度目の冒険の話の始まりだった。
「馬車代は私が払うから安心して。」
そう言うとリズの表情は明るくなり。
「では王都まで出発しましょ!」
私は頷きリズと一緒に王都へ向かうのであった。
と少女は突然現れた私に助けを求めている。少女の近くには剣が転がっており、魔物に怯えている様子だった。
少女の方を見ていると前方から蛇がこちらに向かって襲ってくる。
蛇の攻撃をギリギリの所でかわし、私は手を挙げて外れスキルを発動する。
「《コピー》!」
そう言うが何かが発生する気配はない。
内心、心配と恐怖で焦るが蛇は私を執拗に襲い始める。
私は逃げる事しかできず、防戦一方。このままじゃジリ貧だ。
そうすると蛇が毒のような物を吐き出す。
「やば!」
私は吐き出された液体をかわした。
当たったら一溜りもない毒だ、絶対避けなければならない。
そして着地した先には先ほど吐き出された毒があった。
私はその毒に手を伸ばして、触れない程度に近くまで手を近づける。
《コピーッッ!》
――――――――――――――――――――――
《ポイズン》がコピーされました。
あなたが使用できるスキル一覧
・《コピー》
・《ポイズン》NEW!
――――――――――――――――――――――
そう言った瞬間、体に衝撃が走った。
「これなら......!!」
私は手をもう一度巨大な蛇に向けて言い放つ!
「《ポイズン》!」
すると毒の液体が発生し、それを巨大な蛇が正面から被ると、蛇は苦しみだし、更にはしぼんだ。
恐らく毒が回ってしまったんだろう。
そうして巨大な蛇が倒れる。人生で初めて魔物を倒した経験だった。そう思っていると少女が私に近づいてくる。
「す、凄い! あの魔物を倒してしまうなんて!」
「今の魔物凄かったの?」
「凄いよ! あれはおそらくC級の魔物ね!」
初めての実践だったが何とかなってよかった。
そう実感していると少女が口を開く。
「あ……あなたは一体何者?」
と少女は興奮していたようだがすぐに落ち着きを取り戻す。
「私はラゼル、家から追放されて全てを失った者」
「色々と訳ありね......私の名前はリズ。王都の冒険者をしてるわ」
王都の冒険者か......どんなことしているんだろう?
「突然なんだけどラゼル、さっきの魔法ってあの蛇と同じ攻撃魔法じゃなかった?」
そういえばリズの言う通り、私はさっき蛇と同じ能力が使えていた。
あの時は必死で記憶が飛んでいるが、おそらく蛇の能力をコピーする事が出来たんだろう。
「私の能力は《コピー》なの。ただ全然使いこなせてなくてどうやってコピーするかもあまり分かってない」
「え、凄い能力じゃないそれ?」
はたして凄い能力なのかな......。
今回はたまたまスキルをコピーできたけど発動条件が分からない以上、良いスキルとは言えない。
でもたまに魔法を得られると思えば良いのかな?
とか思っているとリズが話しかけてくる。
「ラゼルの事情はよくわかったけど、これからどうするつもりなの?」
そうだ。追放されて住む場所もない。
しかもこの魔物の死体をどうにかしない限り、血の匂いで他の魔物が寄ってくる。
どうしようか……。そんな私の姿を見て心配になったのかリズが話しかけてくる。
「良かったら私が活動してる王都に来ない?お礼もしたいし」
「いいの?」
「どうせ私もすぐに王都に向かう予定だったから。ここで出会ったのも何かの縁だし」
そう言われた私はお世話になることにした。
本当にありがたい……この数時間でここまで良くなるとは人生わかんないものだなぁと思う。
こうして私はリズと行動していく事になり、これは私自身の二度目の冒険の話の始まりだった。
「馬車代は私が払うから安心して。」
そう言うとリズの表情は明るくなり。
「では王都まで出発しましょ!」
私は頷きリズと一緒に王都へ向かうのであった。
あなたにおすすめの小説
隠して忘れていたギフト『ステータスカスタム』で能力を魔改造 〜自由自在にカスタマイズしたら有り得ないほど最強になった俺〜
桜井正宗@オートスキル第1巻発売中
ファンタジー
能力(スキル)を隠して、その事を忘れていた帝国出身の錬金術師スローンは、無能扱いで大手ギルド『クレセントムーン』を追放された。追放後、隠していた能力を思い出しスキルを習得すると『ステータスカスタム』が発現する。これは、自身や相手のステータスを魔改造【カスタム】できる最強の能力だった。
スローンは、偶然出会った『大聖女フィラ』と共にステータスをいじりまくって最強のステータスを手に入れる。その後、超高難易度のクエストを難なくクリア、無双しまくっていく。その噂が広がると元ギルドから戻って来いと頭を下げられるが、もう遅い。
真の仲間と共にスローンは、各地で暴れ回る。究極のスローライフを手に入れる為に。
チートスキル【レベル投げ】でレアアイテム大量獲得&スローライフ!?
桜井正宗@オートスキル第1巻発売中
ファンタジー
「アウルム・キルクルスお前は勇者ではない、追放だ!!」
その後、第二勇者・セクンドスが召喚され、彼が魔王を倒した。俺はその日に聖女フルクと出会い、レベル0ながらも【レベル投げ】を習得した。レベル0だから投げても魔力(MP)が減らないし、無限なのだ。
影響するステータスは『運』。
聖女フルクさえいれば運が向上され、俺は幸運に恵まれ、スキルの威力も倍増した。
第二勇者が魔王を倒すとエンディングと共に『EXダンジョン』が出現する。その隙を狙い、フルクと共にダンジョンの所有権をゲット、独占する。ダンジョンのレアアイテムを入手しまくり売却、やがて莫大な富を手に入れ、最強にもなる。
すると、第二勇者がEXダンジョンを返せとやって来る。しかし、先に侵入した者が所有権を持つため譲渡は不可能。第二勇者を拒絶する。
より強くなった俺は元ギルドメンバーや世界の国中から戻ってこいとせがまれるが、もう遅い!!
真の仲間と共にダンジョン攻略スローライフを送る。
【簡単な流れ】
勇者がボコボコにされます→元勇者として活動→聖女と出会います→レベル投げを習得→EXダンジョンゲット→レア装備ゲットしまくり→元パーティざまぁ
【原題】
『お前は勇者ではないとギルドを追放され、第二勇者が魔王を倒しエンディングの最中レベル0の俺は出現したEXダンジョンを独占~【レベル投げ】でレアアイテム大量獲得~戻って来いと言われても、もう遅いんだが』
金貨増殖バグが止まらないので、そのまま快適なスローライフを送ります
桜井正宗@オートスキル第1巻発売中
ファンタジー
無能の落ちこぼれと認定された『ギルド職員』兼『ぷちドラゴン』使いの『ぷちテイマー』のヘンリーは、職員をクビとなり、国さえも追放されてしまう。
突然、空から女の子が降ってくると、キャッチしきれず女の子を地面へ激突させてしまう。それが聖女との出会いだった。
銀髪の自称聖女から『ギフト』を貰い、ヘンリーは、両手に持てない程の金貨を大量に手に入れた。これで一生遊んで暮らせると思いきや、金貨はどんどん増えていく。増殖が止まらない金貨。どんどん増えていってしまった。
聖女によれば“金貨増殖バグ”だという。幸い、元ギルド職員の権限でアイテムボックス量は無駄に多く持っていたので、そこへ保管しまくった。
大金持ちになったヘンリーは、とりあえず念願だった屋敷を買い……スローライフを始めていく!?
異世界転移「スキル無!」~授かったユニークスキルは「なし」ではなく触れたモノを「無」に帰す最強スキルだったようです~
夢・風魔
ファンタジー
林間学校の最中に召喚(誘拐?)された鈴村翔は「スキルが無い役立たずはいらない」と金髪縦ロール女に言われ、その場に取り残された。
しかしそのスキル鑑定は間違っていた。スキルが無いのではなく、転移特典で授かったのは『無』というスキルだったのだ。
とにかく生き残るために行動を起こした翔は、モンスターに襲われていた双子のエルフ姉妹を助ける。
エルフの里へと案内された翔は、林間学校で用意したキャンプ用品一式を使って彼らの食生活を改革することに。
スキル『無』で時々無双。双子の美少女エルフや木に宿る幼女精霊に囲まれ、翔の異世界生活冒険譚は始まった。
*小説家になろう・カクヨムでも投稿しております(完結済み
~唯一王の成り上がり~ 外れスキル「精霊王」の俺、パーティーを首になった瞬間スキルが開花、Sランク冒険者へと成り上がり、英雄となる
静内燕
ファンタジー
【カクヨムコン最終選考進出】
【複数サイトでランキング入り】
追放された主人公フライがその能力を覚醒させ、成り上がりっていく物語
主人公フライ。
仲間たちがスキルを開花させ、パーティーがSランクまで昇華していく中、彼が与えられたスキルは「精霊王」という伝説上の生き物にしか対象にできない使用用途が限られた外れスキルだった。
フライはダンジョンの案内役や、料理、周囲の加護、荷物持ちなど、あらゆる雑用を喜んでこなしていた。
外れスキルの自分でも、仲間達の役に立てるからと。
しかしその奮闘ぶりは、恵まれたスキルを持つ仲間たちからは認められず、毎日のように不当な扱いを受ける日々。
そしてとうとうダンジョンの中でパーティーからの追放を宣告されてしまう。
「お前みたいなゴミの変わりはいくらでもいる」
最後のクエストのダンジョンの主は、今までと比較にならないほど強く、歯が立たない敵だった。
仲間たちは我先に逃亡、残ったのはフライ一人だけ。
そこでダンジョンの主は告げる、あなたのスキルを待っていた。と──。
そして不遇だったスキルがようやく開花し、最強の冒険者へとのし上がっていく。
一方、裏方で支えていたフライがいなくなったパーティーたちが没落していく物語。
イラスト 卯月凪沙様より
復讐完遂者は吸収スキルを駆使して成り上がる 〜さあ、自分を裏切った初恋の相手へ復讐を始めよう〜
サイダーボウイ
ファンタジー
「気安く私の名前を呼ばないで! そうやってこれまでも私に付きまとって……ずっと鬱陶しかったのよ!」
孤児院出身のナードは、初恋の相手セシリアからそう吐き捨てられ、パーティーを追放されてしまう。
淡い恋心を粉々に打ち砕かれたナードは失意のどん底に。
だが、ナードには、病弱な妹ノエルの生活費を稼ぐために、冒険者を続けなければならないという理由があった。
1人決死の覚悟でダンジョンに挑むナード。
スライム相手に死にかけるも、その最中、ユニークスキル【アブソープション】が覚醒する。
それは、敵のLPを吸収できるという世界の掟すらも変えてしまうスキルだった。
それからナードは毎日ダンジョンへ入り、敵のLPを吸収し続けた。
増やしたLPを消費して、魔法やスキルを習得しつつ、ナードはどんどん強くなっていく。
一方その頃、セシリアのパーティーでは仲間割れが起こっていた。
冒険者ギルドでの評判も地に落ち、セシリアは徐々に追いつめられていくことに……。
これは、やがて勇者と呼ばれる青年が、チートスキルを駆使して最強へと成り上がり、自分を裏切った初恋の相手に復讐を果たすまでの物語である。
世界最強の賢者、勇者パーティーを追放される~いまさら帰ってこいと言われてももう遅い俺は拾ってくれた最強のお姫様と幸せに過ごす~
aoi
ファンタジー
「なぁ、マギそろそろこのパーティーを抜けてくれないか?」
勇者パーティーに勤めて数年、いきなりパーティーを戦闘ができずに女に守られてばかりだからと追放された賢者マギ。王都で新しい仕事を探すにも勇者パーティーが邪魔をして見つからない。そんな時、とある国のお姫様がマギに声をかけてきて......?
お姫様の為に全力を尽くす賢者マギが無双する!?
魔力ゼロで出来損ないと追放された俺、前世の物理学知識を魔法代わりに使ったら、天才ドワーフや魔王に懐かれて最強になっていた
黒崎隼人
ファンタジー
「お前は我が家の恥だ」――。
名門貴族の三男アレンは、魔力を持たずに生まれたというだけで家族に虐げられ、18歳の誕生日にすべてを奪われ追放された。
絶望の中、彼が死の淵で思い出したのは、物理学者として生きた前世の記憶。そして覚醒したのは、魔法とは全く異なる、世界の理そのものを操る力――【概念置換(コンセプト・シフト)】。
運動エネルギーの法則【E = 1/2mv²】で、小石は音速の弾丸と化す。
熱力学第二法則で、敵軍は絶対零度の世界に沈む。
そして、相対性理論【E = mc²】は、神をも打ち砕く一撃となる。
これは、魔力ゼロの少年が、科学という名の「本当の魔法」で理不尽な運命を覆し、心優しき仲間たちと共に、偽りの正義に支配された世界の真実を解き明かす物語。
「君の信じる常識は、本当に正しいのか?」
知的好奇心が、あなたの胸を熱くする。新時代のサイエンス・ファンタジーが、今、幕を開ける。