12 / 93
第12話 ダークパンサー
しおりを挟む
《ブリザードッッ!》
私は手を挙げてスキルを発動し、冷気がオークを襲う。
オークは冷気を浴び体を凍らせてしまって動かない。
そこにリズが追撃をかけるようにスキルを発動させる。
「バーチカルッッ!」
綺麗にオークは切り刻まれ絶命してしまう。
それを見たオーク達は一気に襲いかかってくる。
私は束になって襲ってくるオークに向けてスキルを発動する。
《ポイズンッッ!》
ポイズンを食らったオーク達の体は溶けていき見るも無惨な姿になってしまう。
そしてそこにリズのスキルが発動する。
「〈バーチカルッッ〉!」
リズの剣撃をオークは避けられるはずもなく次々と屠られていき、あちらこちらに肉片が飛び散る。
「す、すごすぎる……」
私はリズの戦いぶりを見てドン引きしてしまう。
そう思っているとリズが近づいてきて声をかけてくれた。
「ラゼルの援護のおかげで凄い楽に倒せるよ! ありがとうね!」
そんな事を言われたら嬉しくてたまらないがまだまだ魔物はいる。
この調子でいけたらいいのだけど。
そう思っていた時、なにやら不穏な気配が近づいている。
その気配につられてると、それは瞬間的に見えた。
「リズ! 危ないっ!」
私はいち早く感知をし危機を察知したためすぐにリズを突き飛ばす事が出来たが、状況が分からないため戸惑いを隠しきれない……。
なんと私とリズがさっきまで立っていた地面一帯がなにかによって消し去られていたのだ。
この攻撃は恐らく……。
「グォォォォ!!」
ダークパンサーと呼ばれるAランクモンスターが私たちを見下ろしていたのだった。
体長は5メートル程もあるダークパンサーの成体は顔までもが体毛で覆いつくされており、赤い眼光を放つその姿は迫力に満ち溢れていた。
リズも状況が分かったようで真剣な顔つきになる。
「とんでもない威圧感がある……これがAランク……」
ホワイトウルフとは違いダークパンサーが本気で動いたらもはや止めることはできなくなってしまうだろう。
ダークパンサーがこちらに近づいてくる……。
その速度は遅いもののやはり恐怖心を抱いてしまう。
リズもそうに変わりはないらしく顔が青ざめていた……。
「大丈夫、落ち着いて対処すれば絶対に勝てるよ」
そんなリズを安心させつつ私は魔法を唱えるのだった。
私は手を挙げてスキルを発動し、冷気がオークを襲う。
オークは冷気を浴び体を凍らせてしまって動かない。
そこにリズが追撃をかけるようにスキルを発動させる。
「バーチカルッッ!」
綺麗にオークは切り刻まれ絶命してしまう。
それを見たオーク達は一気に襲いかかってくる。
私は束になって襲ってくるオークに向けてスキルを発動する。
《ポイズンッッ!》
ポイズンを食らったオーク達の体は溶けていき見るも無惨な姿になってしまう。
そしてそこにリズのスキルが発動する。
「〈バーチカルッッ〉!」
リズの剣撃をオークは避けられるはずもなく次々と屠られていき、あちらこちらに肉片が飛び散る。
「す、すごすぎる……」
私はリズの戦いぶりを見てドン引きしてしまう。
そう思っているとリズが近づいてきて声をかけてくれた。
「ラゼルの援護のおかげで凄い楽に倒せるよ! ありがとうね!」
そんな事を言われたら嬉しくてたまらないがまだまだ魔物はいる。
この調子でいけたらいいのだけど。
そう思っていた時、なにやら不穏な気配が近づいている。
その気配につられてると、それは瞬間的に見えた。
「リズ! 危ないっ!」
私はいち早く感知をし危機を察知したためすぐにリズを突き飛ばす事が出来たが、状況が分からないため戸惑いを隠しきれない……。
なんと私とリズがさっきまで立っていた地面一帯がなにかによって消し去られていたのだ。
この攻撃は恐らく……。
「グォォォォ!!」
ダークパンサーと呼ばれるAランクモンスターが私たちを見下ろしていたのだった。
体長は5メートル程もあるダークパンサーの成体は顔までもが体毛で覆いつくされており、赤い眼光を放つその姿は迫力に満ち溢れていた。
リズも状況が分かったようで真剣な顔つきになる。
「とんでもない威圧感がある……これがAランク……」
ホワイトウルフとは違いダークパンサーが本気で動いたらもはや止めることはできなくなってしまうだろう。
ダークパンサーがこちらに近づいてくる……。
その速度は遅いもののやはり恐怖心を抱いてしまう。
リズもそうに変わりはないらしく顔が青ざめていた……。
「大丈夫、落ち着いて対処すれば絶対に勝てるよ」
そんなリズを安心させつつ私は魔法を唱えるのだった。
60
あなたにおすすめの小説
隠して忘れていたギフト『ステータスカスタム』で能力を魔改造 〜自由自在にカスタマイズしたら有り得ないほど最強になった俺〜
桜井正宗
ファンタジー
能力(スキル)を隠して、その事を忘れていた帝国出身の錬金術師スローンは、無能扱いで大手ギルド『クレセントムーン』を追放された。追放後、隠していた能力を思い出しスキルを習得すると『ステータスカスタム』が発現する。これは、自身や相手のステータスを魔改造【カスタム】できる最強の能力だった。
スローンは、偶然出会った『大聖女フィラ』と共にステータスをいじりまくって最強のステータスを手に入れる。その後、超高難易度のクエストを難なくクリア、無双しまくっていく。その噂が広がると元ギルドから戻って来いと頭を下げられるが、もう遅い。
真の仲間と共にスローンは、各地で暴れ回る。究極のスローライフを手に入れる為に。
金貨増殖バグが止まらないので、そのまま快適なスローライフを送ります
桜井正宗
ファンタジー
無能の落ちこぼれと認定された『ギルド職員』兼『ぷちドラゴン』使いの『ぷちテイマー』のヘンリーは、職員をクビとなり、国さえも追放されてしまう。
突然、空から女の子が降ってくると、キャッチしきれず女の子を地面へ激突させてしまう。それが聖女との出会いだった。
銀髪の自称聖女から『ギフト』を貰い、ヘンリーは、両手に持てない程の金貨を大量に手に入れた。これで一生遊んで暮らせると思いきや、金貨はどんどん増えていく。増殖が止まらない金貨。どんどん増えていってしまった。
聖女によれば“金貨増殖バグ”だという。幸い、元ギルド職員の権限でアイテムボックス量は無駄に多く持っていたので、そこへ保管しまくった。
大金持ちになったヘンリーは、とりあえず念願だった屋敷を買い……スローライフを始めていく!?
チートスキル【レベル投げ】でレアアイテム大量獲得&スローライフ!?
桜井正宗
ファンタジー
「アウルム・キルクルスお前は勇者ではない、追放だ!!」
その後、第二勇者・セクンドスが召喚され、彼が魔王を倒した。俺はその日に聖女フルクと出会い、レベル0ながらも【レベル投げ】を習得した。レベル0だから投げても魔力(MP)が減らないし、無限なのだ。
影響するステータスは『運』。
聖女フルクさえいれば運が向上され、俺は幸運に恵まれ、スキルの威力も倍増した。
第二勇者が魔王を倒すとエンディングと共に『EXダンジョン』が出現する。その隙を狙い、フルクと共にダンジョンの所有権をゲット、独占する。ダンジョンのレアアイテムを入手しまくり売却、やがて莫大な富を手に入れ、最強にもなる。
すると、第二勇者がEXダンジョンを返せとやって来る。しかし、先に侵入した者が所有権を持つため譲渡は不可能。第二勇者を拒絶する。
より強くなった俺は元ギルドメンバーや世界の国中から戻ってこいとせがまれるが、もう遅い!!
真の仲間と共にダンジョン攻略スローライフを送る。
【簡単な流れ】
勇者がボコボコにされます→元勇者として活動→聖女と出会います→レベル投げを習得→EXダンジョンゲット→レア装備ゲットしまくり→元パーティざまぁ
【原題】
『お前は勇者ではないとギルドを追放され、第二勇者が魔王を倒しエンディングの最中レベル0の俺は出現したEXダンジョンを独占~【レベル投げ】でレアアイテム大量獲得~戻って来いと言われても、もう遅いんだが』
解呪の魔法しか使えないからとSランクパーティーから追放された俺は、呪いをかけられていた美少女ドラゴンを拾って最強へと至る
早見羽流
ファンタジー
「ロイ・クノール。お前はもう用無しだ」
解呪の魔法しか使えない初心者冒険者の俺は、呪いの宝箱を解呪した途端にSランクパーティーから追放され、ダンジョンの最深部へと蹴り落とされてしまう。
そこで出会ったのは封印された邪龍。解呪の能力を使って邪龍の封印を解くと、なんとそいつは美少女の姿になり、契約を結んで欲しいと頼んできた。
彼女は元は世界を守護する守護龍で、英雄や女神の陰謀によって邪龍に堕とされ封印されていたという。契約を結んだ俺は彼女を救うため、守護龍を封印し世界を牛耳っている女神や英雄の血を引く王家に立ち向かうことを誓ったのだった。
(1話2500字程度、1章まで完結保証です)
復讐完遂者は吸収スキルを駆使して成り上がる 〜さあ、自分を裏切った初恋の相手へ復讐を始めよう〜
サイダーボウイ
ファンタジー
「気安く私の名前を呼ばないで! そうやってこれまでも私に付きまとって……ずっと鬱陶しかったのよ!」
孤児院出身のナードは、初恋の相手セシリアからそう吐き捨てられ、パーティーを追放されてしまう。
淡い恋心を粉々に打ち砕かれたナードは失意のどん底に。
だが、ナードには、病弱な妹ノエルの生活費を稼ぐために、冒険者を続けなければならないという理由があった。
1人決死の覚悟でダンジョンに挑むナード。
スライム相手に死にかけるも、その最中、ユニークスキル【アブソープション】が覚醒する。
それは、敵のLPを吸収できるという世界の掟すらも変えてしまうスキルだった。
それからナードは毎日ダンジョンへ入り、敵のLPを吸収し続けた。
増やしたLPを消費して、魔法やスキルを習得しつつ、ナードはどんどん強くなっていく。
一方その頃、セシリアのパーティーでは仲間割れが起こっていた。
冒険者ギルドでの評判も地に落ち、セシリアは徐々に追いつめられていくことに……。
これは、やがて勇者と呼ばれる青年が、チートスキルを駆使して最強へと成り上がり、自分を裏切った初恋の相手に復讐を果たすまでの物語である。
~唯一王の成り上がり~ 外れスキル「精霊王」の俺、パーティーを首になった瞬間スキルが開花、Sランク冒険者へと成り上がり、英雄となる
静内燕
ファンタジー
【カクヨムコン最終選考進出】
【複数サイトでランキング入り】
追放された主人公フライがその能力を覚醒させ、成り上がりっていく物語
主人公フライ。
仲間たちがスキルを開花させ、パーティーがSランクまで昇華していく中、彼が与えられたスキルは「精霊王」という伝説上の生き物にしか対象にできない使用用途が限られた外れスキルだった。
フライはダンジョンの案内役や、料理、周囲の加護、荷物持ちなど、あらゆる雑用を喜んでこなしていた。
外れスキルの自分でも、仲間達の役に立てるからと。
しかしその奮闘ぶりは、恵まれたスキルを持つ仲間たちからは認められず、毎日のように不当な扱いを受ける日々。
そしてとうとうダンジョンの中でパーティーからの追放を宣告されてしまう。
「お前みたいなゴミの変わりはいくらでもいる」
最後のクエストのダンジョンの主は、今までと比較にならないほど強く、歯が立たない敵だった。
仲間たちは我先に逃亡、残ったのはフライ一人だけ。
そこでダンジョンの主は告げる、あなたのスキルを待っていた。と──。
そして不遇だったスキルがようやく開花し、最強の冒険者へとのし上がっていく。
一方、裏方で支えていたフライがいなくなったパーティーたちが没落していく物語。
イラスト 卯月凪沙様より
【鑑定不能】と捨てられた俺、実は《概念創造》スキルで万物創成!辺境で最強領主に成り上がる。
夏見ナイ
ファンタジー
伯爵家の三男リアムは【鑑定不能】スキル故に「無能」と追放され、辺境に捨てられた。だが、彼が覚醒させたのは神すら解析不能なユニークスキル《概念創造》! 認識した「概念」を現実に創造できる規格外の力で、リアムは快適な拠点、豊かな食料、忠実なゴーレムを生み出す。傷ついたエルフの少女ルナを救い、彼女と共に未開の地を開拓。やがて獣人ミリア、元貴族令嬢セレスなど訳ありの仲間が集い、小さな村は驚異的に発展していく。一方、リアムを捨てた王国や実家は衰退し、彼の力を奪おうと画策するが…? 無能と蔑まれた少年が最強スキルで理想郷を築き、自分を陥れた者たちに鉄槌を下す、爽快成り上がりファンタジー!
ユニークスキルの名前が禍々しいという理由で国外追放になった侯爵家の嫡男は世界を破壊して創り直します
かにくくり
ファンタジー
エバートン侯爵家の嫡男として生まれたルシフェルトは王国の守護神から【破壊の後の創造】という禍々しい名前のスキルを授かったという理由で王国から危険視され国外追放を言い渡されてしまう。
追放された先は王国と魔界との境にある魔獣の谷。
恐ろしい魔獣が闊歩するこの地に足を踏み入れて無事に帰った者はおらず、事実上の危険分子の排除であった。
それでもルシフェルトはスキル【破壊の後の創造】を駆使して生き延び、その過程で救った魔族の親子に誘われて小さな集落で暮らす事になる。
やがて彼の持つ力に気付いた魔王やエルフ、そして王国の思惑が複雑に絡み大戦乱へと発展していく。
鬱陶しいのでみんなぶっ壊して創り直してやります。
※小説家になろうにも投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる