映画

あ ゆ 。

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君は今日も駅のホームで

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駅のホームに入り込んでくる冷たく鋭い風から顔を守るかのようにして稀美くるみはマフラーに顔をうずめた。
マフラーから微量に香る安い香水の匂いから稀美は彼ともう1年会っていないことを思い出した  。忘れていた訳では無い。忘れられるわけが無い  。


あれは  、   去年のクリスマスの2日後の日だった  。稀美はいつもより早めに駅のホームに立っていた。いつもならギリギリの時間にホームにたどり着きそのまま暖かい車両の中へ乗り込むのだが彼女には強い味方がいた。それは、2日前に届いたマフラーだった  。 遠距離中の彼がクリスマスに一緒に居れないからとプレゼントを送ってくれたのだ。
少し緩む頬を隠すようにマフラーに顔をうずめた。
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