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7、重戦士とお役人
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東風野川駅から徒歩五分。大通りから外れた路地裏に、その喫茶店はひっそりと建っていた。駅から近く、自家焙煎の珈琲と手作りケーキが絶品なこの店が常時空いているのは、古い雑居ビルの奥にあって、入口が見落とされがちだからだろう。
お陰で常連客は静かな店内でゆっくりと上質な時間を過ごせている。
――そんな、落ち着いた店の雰囲気をぶち壊す人物が現れたのは、午後二時。ランチタイムが過ぎて、少ない客が更に減ってきた時間帯のことだった。
カランとドアチャイムが鳴り、エプロン姿のウエイトレスが入口を振り返る。
「いらっしゃいませ。何名さ……」
お決まりの台詞を言おうとした舌が凍りつく。何故なら……、上枠に頭がぶつからないように身を屈め、窮屈そうにドアから入ってきたのは、銀色の西洋風甲冑を身に纏った重戦士だったから。
シルバートレイを抱きしめ硬直するウエイトレスに、全身甲冑はくぐもった声で、
「待ち合わせなのだが」
「は、はい? まちあ……」
待ち合わせってなんだっけ?
混乱に言葉の意味さえ飲み込めずにいる彼女の背後から、「ここです」と声がした。振り返ると、奥のソファ席にいたスーツのサラリーマンが軽く手を挙げている。
鉄靴を鳴らしてそちらへ向かう重戦士を見送って、ウエイトレスは慌ててカウンターの中に入った。
「店長、なんか凄いお客様が来たんですけど、近くでコスプレイベントでもやってるんですか?」
「ああ、鎧の人だろ?」
声を潜めて訴える従業員に、店長はミルで珈琲豆を挽きながら返す。
「何回かあのスーツのお客さんと来てるよ。うちは隠れ家的な店だからね、余計な詮索は無用だよ」
常連とまではいかないが、顔なじみの客らしい。
ウエイトレスは怪しい客席を気にしつつも、注文を取った後は呼ばれない限りはそっとしておくことにした。
「ご足労ありがとうございます、リェクトォクヮーヴォルさん」
対面に座った二十代後半と思しき男がリクトの難しい本名を淀みなく呼び、お辞儀する。かっちりとセットされた髪に黒縁眼鏡、細身のスーツ姿の彼の名は水沢。異世界人担当行政官だ。彼は普段は都内に勤務しているが、定期的に異世界人の生活状況を確認するために東風野川市に来ている。
「その後、お変わりありませんか?」
「特にない。平和に暮らしてる」
鷹揚に頷くリクトに「そうですか」と返しながら、水沢は鎧の剣帯に引っかかっている物に目を留めた。本来なら剣を下げるべきそこには、布の袋がぶら下がっている。
「……それはなんですか?」
訊かれたリクトは布袋を手に取る。パンダ模様のキルティング生地で作られた長方形のそれは、
「スマホケースだ。俺がいつも忘れて出歩くから一花殿が作ってくれた」
「なるほど」
水沢は無表情で相槌を打ってから、口元を押さえて「ゴホン」と咳払いした。
「それでですね……ゴホン、し、失礼。ゴホッゴホッゴフォッ!」
「……水沢殿、我慢せずに笑った方が体にいいぞ?」
噎せる役人に異世界人が冷静にツッコむ。どうやらイカツイ全身甲冑にファンシーなスマホケースがツボったようだ。
「すみません、そのケース自体は良い作りだと思います。ただなんでパンダなのかと」
珈琲を飲んで息を整える水沢に、リクトは淡々と答える。
「ヒャッキンで一番丈夫そうな布を選んだと言っていた。最初はもっと目立たない色の布で作ってもらったのだが、薄くて歩いている時に鎧が当たって画面が割れて……」
「……割れた?」
リクトの言葉尻を捕らえて、水沢が身を乗り出す。
「画面が割れたのですか? 見せてください」
促されて、リクトはスマートフォンを差し出す。液晶画面にいくつも入った蜘蛛の巣状の亀裂に、水沢は大きなため息をついた。
「あなたのスマホは政府の支給品なんですから、大事にしてくださいね」
これは始末書モノだなと内心うんざりしつつ、内ポケットから同じ機種のスマートフォンを取り出す。
「壊れたスマホは回収しますので、こちらを使ってください」
「これは?」
新しいスマートフォンを手に取るリクトに、水沢はサラリと、
「あなたのクローンスマホです。メッセージアプリも写真も動画もネットの閲覧履歴も全部共有されています。私は同じ物をもう一台持ってますので」
……異世界人は地球人にとって未知の脅威だ。監視されていても不思議はない。
正直、私生活を覗かれることは不快だが、リクトに疚しいことはないし、身分証明書も銀行口座もない異世界人にとっては、通信手段を支給してもらえるのはありがたい。リクトは文句をいわずに新しいスマートフォンをパンダの袋にしまった。
「ところで、そちらは何か新しい情報はないのか? トツエルデに帰る方法は?」
「先月は”扉”の痕跡と思われる穴が二個見つかりましたが、すでに閉じた後で手掛かりはないですね。リェクトォクヮーヴォルさんには、こちらの用意した宿泊施設に滞在していただければ、もっと早く詳細な情報を共有できるのですが……」
「……あんな自由のない生活はお断りだ」
憮然とメロンソーダを啜る異世界人に、役人は苦笑する。
「こちらには強制する権限はありませんからね。でも、くれぐれも問題は起こさないでください。すでに何件か警察から問い合わせが来てますが」
「それは俺のせいではない」
「分かっています。しかし、鎧姿は目立ちますからね。それに、考慮する事情があるにせよ、未成年の篁さんが異世界人身元引受人になるなんて、本来なら許可されるはずのない特例ですから」
問題が起こればすぐにリクトは一花の家から宿泊施設に移送される。そういう立場だ。
「……一花殿の両親の所在はまだ分からないのか?」
ぼそりと尋ねるリクトに、水沢は珈琲で唇を湿す。
「表向きは一年前に海難事故で乗っていた船ごと行方不明。半年後には未成年の娘に代わって成人の親戚が認定死亡の届けを出したので、戸籍上は故人ですからね。うちの部署でも再調査に当たっていますが、実際、上層部は篁夫妻失踪と『異世界の扉』との因果関係には懐疑的でして」
「そうか……」
リクトは兜の下で奥歯を噛みしめる。……しかし。
「でも、リェクトォクヮーヴォルさんが篁さんと関わっている以上、何かしらの情報は入るはずです」
「……引続き、頼む」
両手を膝につき、ガシャリと身体を折り曲げ、リクトは水沢に頭を下げた。
面談が終わると、二人は席を立つ。
「この店はソファ席が多くていいですね。木の椅子だと鎧の重量で潰れる恐れがありますから」
実際、潰したことがあるので、水沢はリクトとの面談場所をローソファのある場所と決めている。
水沢が会計をしている間、リクトはショーケースに並んだケーキを眺めている。
「なにか気になる物でも?」
領収書をしまいながら訊いてくる役人に、異世界人は顔を上げずに答える。
「一花殿に土産でもと思って」
「それなら、私が買いましょう。篁さんにはお世話になってますし」
リクトの返事を待たずに、水沢はケーキを二つ注文し、今度は領収書を貰わず会計する。
「では、またご連絡いたしますので、スマホを壊さないように。篁さんにもよろしくお伝え下さい」
水沢にケーキの紙箱を渡され、リクトは潰さないよう慎重に受け取る。
「ありがとう、水沢殿。その……うちに寄っていかないか? そろそろ一花殿も帰ってくる頃だから」
リクト的にはお礼のつもりで誘ったのだが、水沢は「遠慮しておきます」と首をすくめた。
「これから役所に戻って書類仕事もありますし。それに」
くいっと眼鏡のブリッジを押し上げる。
「あの部屋、三人も入ったら床が抜けるでしょう?」
……この役人、大概失礼な奴だった。
お陰で常連客は静かな店内でゆっくりと上質な時間を過ごせている。
――そんな、落ち着いた店の雰囲気をぶち壊す人物が現れたのは、午後二時。ランチタイムが過ぎて、少ない客が更に減ってきた時間帯のことだった。
カランとドアチャイムが鳴り、エプロン姿のウエイトレスが入口を振り返る。
「いらっしゃいませ。何名さ……」
お決まりの台詞を言おうとした舌が凍りつく。何故なら……、上枠に頭がぶつからないように身を屈め、窮屈そうにドアから入ってきたのは、銀色の西洋風甲冑を身に纏った重戦士だったから。
シルバートレイを抱きしめ硬直するウエイトレスに、全身甲冑はくぐもった声で、
「待ち合わせなのだが」
「は、はい? まちあ……」
待ち合わせってなんだっけ?
混乱に言葉の意味さえ飲み込めずにいる彼女の背後から、「ここです」と声がした。振り返ると、奥のソファ席にいたスーツのサラリーマンが軽く手を挙げている。
鉄靴を鳴らしてそちらへ向かう重戦士を見送って、ウエイトレスは慌ててカウンターの中に入った。
「店長、なんか凄いお客様が来たんですけど、近くでコスプレイベントでもやってるんですか?」
「ああ、鎧の人だろ?」
声を潜めて訴える従業員に、店長はミルで珈琲豆を挽きながら返す。
「何回かあのスーツのお客さんと来てるよ。うちは隠れ家的な店だからね、余計な詮索は無用だよ」
常連とまではいかないが、顔なじみの客らしい。
ウエイトレスは怪しい客席を気にしつつも、注文を取った後は呼ばれない限りはそっとしておくことにした。
「ご足労ありがとうございます、リェクトォクヮーヴォルさん」
対面に座った二十代後半と思しき男がリクトの難しい本名を淀みなく呼び、お辞儀する。かっちりとセットされた髪に黒縁眼鏡、細身のスーツ姿の彼の名は水沢。異世界人担当行政官だ。彼は普段は都内に勤務しているが、定期的に異世界人の生活状況を確認するために東風野川市に来ている。
「その後、お変わりありませんか?」
「特にない。平和に暮らしてる」
鷹揚に頷くリクトに「そうですか」と返しながら、水沢は鎧の剣帯に引っかかっている物に目を留めた。本来なら剣を下げるべきそこには、布の袋がぶら下がっている。
「……それはなんですか?」
訊かれたリクトは布袋を手に取る。パンダ模様のキルティング生地で作られた長方形のそれは、
「スマホケースだ。俺がいつも忘れて出歩くから一花殿が作ってくれた」
「なるほど」
水沢は無表情で相槌を打ってから、口元を押さえて「ゴホン」と咳払いした。
「それでですね……ゴホン、し、失礼。ゴホッゴホッゴフォッ!」
「……水沢殿、我慢せずに笑った方が体にいいぞ?」
噎せる役人に異世界人が冷静にツッコむ。どうやらイカツイ全身甲冑にファンシーなスマホケースがツボったようだ。
「すみません、そのケース自体は良い作りだと思います。ただなんでパンダなのかと」
珈琲を飲んで息を整える水沢に、リクトは淡々と答える。
「ヒャッキンで一番丈夫そうな布を選んだと言っていた。最初はもっと目立たない色の布で作ってもらったのだが、薄くて歩いている時に鎧が当たって画面が割れて……」
「……割れた?」
リクトの言葉尻を捕らえて、水沢が身を乗り出す。
「画面が割れたのですか? 見せてください」
促されて、リクトはスマートフォンを差し出す。液晶画面にいくつも入った蜘蛛の巣状の亀裂に、水沢は大きなため息をついた。
「あなたのスマホは政府の支給品なんですから、大事にしてくださいね」
これは始末書モノだなと内心うんざりしつつ、内ポケットから同じ機種のスマートフォンを取り出す。
「壊れたスマホは回収しますので、こちらを使ってください」
「これは?」
新しいスマートフォンを手に取るリクトに、水沢はサラリと、
「あなたのクローンスマホです。メッセージアプリも写真も動画もネットの閲覧履歴も全部共有されています。私は同じ物をもう一台持ってますので」
……異世界人は地球人にとって未知の脅威だ。監視されていても不思議はない。
正直、私生活を覗かれることは不快だが、リクトに疚しいことはないし、身分証明書も銀行口座もない異世界人にとっては、通信手段を支給してもらえるのはありがたい。リクトは文句をいわずに新しいスマートフォンをパンダの袋にしまった。
「ところで、そちらは何か新しい情報はないのか? トツエルデに帰る方法は?」
「先月は”扉”の痕跡と思われる穴が二個見つかりましたが、すでに閉じた後で手掛かりはないですね。リェクトォクヮーヴォルさんには、こちらの用意した宿泊施設に滞在していただければ、もっと早く詳細な情報を共有できるのですが……」
「……あんな自由のない生活はお断りだ」
憮然とメロンソーダを啜る異世界人に、役人は苦笑する。
「こちらには強制する権限はありませんからね。でも、くれぐれも問題は起こさないでください。すでに何件か警察から問い合わせが来てますが」
「それは俺のせいではない」
「分かっています。しかし、鎧姿は目立ちますからね。それに、考慮する事情があるにせよ、未成年の篁さんが異世界人身元引受人になるなんて、本来なら許可されるはずのない特例ですから」
問題が起こればすぐにリクトは一花の家から宿泊施設に移送される。そういう立場だ。
「……一花殿の両親の所在はまだ分からないのか?」
ぼそりと尋ねるリクトに、水沢は珈琲で唇を湿す。
「表向きは一年前に海難事故で乗っていた船ごと行方不明。半年後には未成年の娘に代わって成人の親戚が認定死亡の届けを出したので、戸籍上は故人ですからね。うちの部署でも再調査に当たっていますが、実際、上層部は篁夫妻失踪と『異世界の扉』との因果関係には懐疑的でして」
「そうか……」
リクトは兜の下で奥歯を噛みしめる。……しかし。
「でも、リェクトォクヮーヴォルさんが篁さんと関わっている以上、何かしらの情報は入るはずです」
「……引続き、頼む」
両手を膝につき、ガシャリと身体を折り曲げ、リクトは水沢に頭を下げた。
面談が終わると、二人は席を立つ。
「この店はソファ席が多くていいですね。木の椅子だと鎧の重量で潰れる恐れがありますから」
実際、潰したことがあるので、水沢はリクトとの面談場所をローソファのある場所と決めている。
水沢が会計をしている間、リクトはショーケースに並んだケーキを眺めている。
「なにか気になる物でも?」
領収書をしまいながら訊いてくる役人に、異世界人は顔を上げずに答える。
「一花殿に土産でもと思って」
「それなら、私が買いましょう。篁さんにはお世話になってますし」
リクトの返事を待たずに、水沢はケーキを二つ注文し、今度は領収書を貰わず会計する。
「では、またご連絡いたしますので、スマホを壊さないように。篁さんにもよろしくお伝え下さい」
水沢にケーキの紙箱を渡され、リクトは潰さないよう慎重に受け取る。
「ありがとう、水沢殿。その……うちに寄っていかないか? そろそろ一花殿も帰ってくる頃だから」
リクト的にはお礼のつもりで誘ったのだが、水沢は「遠慮しておきます」と首をすくめた。
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