藤原家~姉妹の絆~

omot

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藤原朱里

中編

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梓は嘘をついている。
しかし、それを確かめる術は梓に聞くより他は無かった。よし、今日聞いてみよう。

「すみません。藤原梓の妹なんですけど、姉はいますか。」
「あ、妹さん?ちょっと待ってね。」

「朱里、何の用事?」
「梓、今日一緒に帰らない?」
「何言ってるの。友達と一緒に帰れば良いじゃない。」
家には愛里がいるから駄目だ。帰り道に聞かないと。
「どうしてもなの!じゃあ放課後ね!」
少し強引になってしまったが、仕方ない。

「朱里、一緒に帰ろー。」
「ごめん、今日は無理。また今度!」
「そうなんだ。じゃあまた明日ね。」
「うん!」

ヤバい、ヤバい。もうすぐ下校時間になっちゃう。梓待たせてるかな?
「梓、ごめん、待った?」
「ええ、大体10分ってとこかしら。で、何?何が話したいの?」
相変わらず冷たいな。まぁ私が悪いんだけど。
「梓、私に隠してることって、無い?」
「無い。」
「本当に?」
「無い。」
「本当の本当に?」
「朱里、しつこい。」
何の収穫もなし、か…。早く聞かないとな。
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