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それぞれの思い マッド視点
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マッド視点
リオは旧王都の街を静かに見つめていた。その横顔には、決意と同時に深い悲しみが浮かんでいる。この旅が始まる前、両親に告げられた言葉が、俺の脳裏によみがえった。
「もしも向こうへ行って生存者がいたら、リオは放って置けないだろう。その時は、後悔だけはしないように、自分の気持ちに従って欲しいと思っている」
それは、リオだけではなく、俺にも向けられた父さんからの言葉だった。
「でも、必ず一度は帰ってきて欲しいの。無事な姿を見ないと心配で夜も眠れないもの。これだけは約束して頂戴」
それが母さんからの唯一の願いだった。
俺は今、リオに言葉をかけるべきだと感じた。
「リオ、どうしたんだ?」
リオは俺の目を見据え、ゆっくりと、しかしはっきりと口を開いた。
「あのさ、マッド。僕はしばらくここに残って、自分が出来ることをしようと思うんだ」
頭では予想していたことだった。それでも、リオの口から直接聞くと、胸に大きな衝撃が走った。全身の血が凍りついたかのように、頭が真っ白になる。
「ああ、いいと思うぞ。俺も同じ気持ちだ」
俺は迷いなくそう答えた。だが、その後のリオの言葉に、俺の心は再び引き裂かれた。
「まだ決めてはいないけど……。僕がずっと残ると決めても、マッドやキャロルはドレスデン国に帰って、父さんと母さんの側にいてあげて欲しいんだ」
「リオ、それでは離れ離れになってしまうし、キャロルが悲しむぞ」
俺がそう言うと、リオの瞳から静かに涙が溢れ落ちた。その悲しげな顔に、俺の胸は締め付けられるようだった。
「分かっている。でも、僕は父さんと母さんが大好きだから、悲しんで欲しくないんだ」
彼はそう言って、子供のように泣いた。普段の彼からは想像できない、その弱い部分に、俺の胸は締め付けられるようだった。
もし俺に、大陸を跨ぐ魔法陣を描くスキルがあったなら……。だが、他国で魔法陣を描くことは厳しく禁じられている。俺が魔法陣を描けば、国を危険に晒し、父さんたちを巻き込むことになる。それは絶対にできない。それに、もし俺が北方大陸の人間になったら、今まで描いた魔法陣が消えてなくなるかもしれない。そんな不安も、俺を支配していた。
「リオ、いずれにしても、一度は戻らないといけないからな。これだけは約束だ」
「ああ、その約束は絶対に守るよ」
今思えば、俺がキャロルとの結婚を急いだのは、こうなる予感があったからなのかもしれない。結婚することで、キャロルを俺に縛りつけ、離れないようにしたかったのかも……。
それから、リオとキャロルは髪と目の色を変え、眼鏡と帽子を被って、皆で旧王都の街を巡った。
思った以上に多くの人々が生活しており、子供たちもたくさん住んでいた。
しかし、皆顔色も悪く、痩せ細っている者が多い。病気に苦しんで寝込んでいる者もたくさんいた。まずは、川をどうにかしないといけないだろう。
俺たちは川に行ったが、悪臭が酷くて、息を吸い込むのも嫌になるほどだった。
「ドナ、モドキにここの様子を聞いてくれ」
ドナがモドキに尋ねてくれた。
「モドキが言うには、土や大気を浄化することは出来るが、水はかなり時間がかかるそうです」
「キャロルはどうだ?出来そうか?」
キャロルに聞くと、彼女は笑顔で答えた。
「時間は少しかかるけど、出来ると思うわ!」
「では、無理せずに頼むよ。ドナはキャロルを頼んだぞ。俺はジルやバンスと共に、住居を何とかするよ」
俺がそう言うと、リオは俺に礼を言った。
「マッド、いろいろありがとう。僕は神官長のところに行って、今後のことを相談してくるよ」
「私はレティと旧教会跡地で炊き出しの手伝いをしてくるわ」
マリアもそう言って、手伝いに行った。
こうして、俺たちはそれぞれができることをした。
三カ月が過ぎると、街の様子は、以前とは見違えるように変わっていた。凍りついていた川が少しずつ流れ始め、子供たちがその水を汲んでいる。瓦礫の間からは、小さな花が顔を出し、わずかだが緑が戻ってきた。以前は聞こえなかった、子供たちの笑い声が、あちこちから響いている。
「王族の復活の話しを聞いたか?」
「信じられないが、水が綺麗になり、以前に比べて気温も穏やかだ」
「噂は本当なのよ! きっと王族がどこかで生き残っていたのよ!」
そんな人々の囁きが、俺の耳にも届く。
人々は王族の復活に希望を抱き、前を向き、動き始めた。
リオはそんな人々を優しい眼差しで眺めていた。
既にリオはこの国の王なのだと俺は感じた。
十日後、俺たち九人はドレスデン国に帰る準備を始めた。
今日は俺たち九人と神官長たち、ザナンの父、アルトさん、ザナンで昼ご飯を食べながら、今後のことについて話し合った。
リオがそこで、自分の思いを伝えた。
「僕は、ドレスデン国に一度帰るが、再びここに戻るつもりでいる。そして戻ってきたら、この大陸で暮らすつもりだ。それでも構わないだろうか?」
神官長やザナンの父も、アルトさんもザナンも、頷きながら涙を流していた。キャロルは、その横で悲しそうに俯いていた。
昨日の夜に、リオは俺とキャロルには話をしてくれていた。キャロルも頭では分かっているが、気持ちが追いつかないようで、昨日の夜からずっと泣いていた。
俺はキャロルと共に、ドレスデン国で暮らすつもりだ。リオと何度も話し合って決めたことで、俺とリオはそれぞれの意思でそう決めた。
出発の直前、神官長は古い文献の写しを俺たちに渡してくれた。
そこには神の使いについて、そしてスキルについて、詳しく記載されていた。
『神々は五百年ごとに、人々の魔力量を増やす目的で神の使いを送るが善人ばかりではなかった。そのために様々な国で争い事が繰り返された』
まさに俺たちが危惧していることだ。
俺はスキルについての記載されているところに目をやった。
『仮説では、支配や感情を操るスキルを持っている者はいない。威嚇や魅了はあるが、それは本来は身を守るためのスキルであり、他の使い方をした場合は、その強さは急激に落ちる』
俺はそれを読みながら、頭の中でさまざまなスキルを思い浮かべた。鑑定した時、俺は「支配」というスキルを見たことがない。父さんもお爺様も、そんなスキルの存在は聞いたことがないと言っていた。
では、ルートのスキルは一体何なんだろう?
俺は続きに目を通した。
『奴隷契約スキルは一見すると負のスキルに思えるが実はそうではない。法に基づき犯罪、借金と表示された場合しか奴隷契約は結べない。また奴隷が嫌がることを強制出来ないし、犯罪行為をさせることも法により禁じられている。現に闇商人は奴隷契約を結ぶことをあえてせずに人身売買をして金儲けをしている。奴隷契約スキルは弱き者を守るスキルである』
俺は頭を抱えながら、文献の最後のページをめくった。そこに書かれていた一文が、俺の心に深く突き刺さった。
『神の使いは、神ではなく人間だ』
そうか、そうだ。俺たちはただの人間なんだ。魔力量やスキルがどんなに多くても、不老不死ではない。そして、その力は、人を支配するためではなく、人を救うためにあるはずだ。
疑問は尽きないが、今はドレスデン国に帰り、このことを父さんたちに相談しよう。俺はそう決意し、ドレスデン国へ向かった。
リオは旧王都の街を静かに見つめていた。その横顔には、決意と同時に深い悲しみが浮かんでいる。この旅が始まる前、両親に告げられた言葉が、俺の脳裏によみがえった。
「もしも向こうへ行って生存者がいたら、リオは放って置けないだろう。その時は、後悔だけはしないように、自分の気持ちに従って欲しいと思っている」
それは、リオだけではなく、俺にも向けられた父さんからの言葉だった。
「でも、必ず一度は帰ってきて欲しいの。無事な姿を見ないと心配で夜も眠れないもの。これだけは約束して頂戴」
それが母さんからの唯一の願いだった。
俺は今、リオに言葉をかけるべきだと感じた。
「リオ、どうしたんだ?」
リオは俺の目を見据え、ゆっくりと、しかしはっきりと口を開いた。
「あのさ、マッド。僕はしばらくここに残って、自分が出来ることをしようと思うんだ」
頭では予想していたことだった。それでも、リオの口から直接聞くと、胸に大きな衝撃が走った。全身の血が凍りついたかのように、頭が真っ白になる。
「ああ、いいと思うぞ。俺も同じ気持ちだ」
俺は迷いなくそう答えた。だが、その後のリオの言葉に、俺の心は再び引き裂かれた。
「まだ決めてはいないけど……。僕がずっと残ると決めても、マッドやキャロルはドレスデン国に帰って、父さんと母さんの側にいてあげて欲しいんだ」
「リオ、それでは離れ離れになってしまうし、キャロルが悲しむぞ」
俺がそう言うと、リオの瞳から静かに涙が溢れ落ちた。その悲しげな顔に、俺の胸は締め付けられるようだった。
「分かっている。でも、僕は父さんと母さんが大好きだから、悲しんで欲しくないんだ」
彼はそう言って、子供のように泣いた。普段の彼からは想像できない、その弱い部分に、俺の胸は締め付けられるようだった。
もし俺に、大陸を跨ぐ魔法陣を描くスキルがあったなら……。だが、他国で魔法陣を描くことは厳しく禁じられている。俺が魔法陣を描けば、国を危険に晒し、父さんたちを巻き込むことになる。それは絶対にできない。それに、もし俺が北方大陸の人間になったら、今まで描いた魔法陣が消えてなくなるかもしれない。そんな不安も、俺を支配していた。
「リオ、いずれにしても、一度は戻らないといけないからな。これだけは約束だ」
「ああ、その約束は絶対に守るよ」
今思えば、俺がキャロルとの結婚を急いだのは、こうなる予感があったからなのかもしれない。結婚することで、キャロルを俺に縛りつけ、離れないようにしたかったのかも……。
それから、リオとキャロルは髪と目の色を変え、眼鏡と帽子を被って、皆で旧王都の街を巡った。
思った以上に多くの人々が生活しており、子供たちもたくさん住んでいた。
しかし、皆顔色も悪く、痩せ細っている者が多い。病気に苦しんで寝込んでいる者もたくさんいた。まずは、川をどうにかしないといけないだろう。
俺たちは川に行ったが、悪臭が酷くて、息を吸い込むのも嫌になるほどだった。
「ドナ、モドキにここの様子を聞いてくれ」
ドナがモドキに尋ねてくれた。
「モドキが言うには、土や大気を浄化することは出来るが、水はかなり時間がかかるそうです」
「キャロルはどうだ?出来そうか?」
キャロルに聞くと、彼女は笑顔で答えた。
「時間は少しかかるけど、出来ると思うわ!」
「では、無理せずに頼むよ。ドナはキャロルを頼んだぞ。俺はジルやバンスと共に、住居を何とかするよ」
俺がそう言うと、リオは俺に礼を言った。
「マッド、いろいろありがとう。僕は神官長のところに行って、今後のことを相談してくるよ」
「私はレティと旧教会跡地で炊き出しの手伝いをしてくるわ」
マリアもそう言って、手伝いに行った。
こうして、俺たちはそれぞれができることをした。
三カ月が過ぎると、街の様子は、以前とは見違えるように変わっていた。凍りついていた川が少しずつ流れ始め、子供たちがその水を汲んでいる。瓦礫の間からは、小さな花が顔を出し、わずかだが緑が戻ってきた。以前は聞こえなかった、子供たちの笑い声が、あちこちから響いている。
「王族の復活の話しを聞いたか?」
「信じられないが、水が綺麗になり、以前に比べて気温も穏やかだ」
「噂は本当なのよ! きっと王族がどこかで生き残っていたのよ!」
そんな人々の囁きが、俺の耳にも届く。
人々は王族の復活に希望を抱き、前を向き、動き始めた。
リオはそんな人々を優しい眼差しで眺めていた。
既にリオはこの国の王なのだと俺は感じた。
十日後、俺たち九人はドレスデン国に帰る準備を始めた。
今日は俺たち九人と神官長たち、ザナンの父、アルトさん、ザナンで昼ご飯を食べながら、今後のことについて話し合った。
リオがそこで、自分の思いを伝えた。
「僕は、ドレスデン国に一度帰るが、再びここに戻るつもりでいる。そして戻ってきたら、この大陸で暮らすつもりだ。それでも構わないだろうか?」
神官長やザナンの父も、アルトさんもザナンも、頷きながら涙を流していた。キャロルは、その横で悲しそうに俯いていた。
昨日の夜に、リオは俺とキャロルには話をしてくれていた。キャロルも頭では分かっているが、気持ちが追いつかないようで、昨日の夜からずっと泣いていた。
俺はキャロルと共に、ドレスデン国で暮らすつもりだ。リオと何度も話し合って決めたことで、俺とリオはそれぞれの意思でそう決めた。
出発の直前、神官長は古い文献の写しを俺たちに渡してくれた。
そこには神の使いについて、そしてスキルについて、詳しく記載されていた。
『神々は五百年ごとに、人々の魔力量を増やす目的で神の使いを送るが善人ばかりではなかった。そのために様々な国で争い事が繰り返された』
まさに俺たちが危惧していることだ。
俺はスキルについての記載されているところに目をやった。
『仮説では、支配や感情を操るスキルを持っている者はいない。威嚇や魅了はあるが、それは本来は身を守るためのスキルであり、他の使い方をした場合は、その強さは急激に落ちる』
俺はそれを読みながら、頭の中でさまざまなスキルを思い浮かべた。鑑定した時、俺は「支配」というスキルを見たことがない。父さんもお爺様も、そんなスキルの存在は聞いたことがないと言っていた。
では、ルートのスキルは一体何なんだろう?
俺は続きに目を通した。
『奴隷契約スキルは一見すると負のスキルに思えるが実はそうではない。法に基づき犯罪、借金と表示された場合しか奴隷契約は結べない。また奴隷が嫌がることを強制出来ないし、犯罪行為をさせることも法により禁じられている。現に闇商人は奴隷契約を結ぶことをあえてせずに人身売買をして金儲けをしている。奴隷契約スキルは弱き者を守るスキルである』
俺は頭を抱えながら、文献の最後のページをめくった。そこに書かれていた一文が、俺の心に深く突き刺さった。
『神の使いは、神ではなく人間だ』
そうか、そうだ。俺たちはただの人間なんだ。魔力量やスキルがどんなに多くても、不老不死ではない。そして、その力は、人を支配するためではなく、人を救うためにあるはずだ。
疑問は尽きないが、今はドレスデン国に帰り、このことを父さんたちに相談しよう。俺はそう決意し、ドレスデン国へ向かった。
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