72 / 174
マーカス到着 カルロ視点
しおりを挟む
カルロ視点
子供たちとの初旅行だというのに、まさかの事態に直面してしまった。今回の襲撃は、どう考えても計画的なものだろう。幸い、子供たちは皆、想像以上に強く、大事には至らなかった。送り出した山賊は総勢58名。ミシェラン侯爵である父が、この件を厳しく調査してくれるはずだ。だが、この異常な事態に、侯爵として、そして一人の父親として、私の心はざわついていた。
トド町の町長から、山賊に捕らえられていた5人の被害者について相談を受けた。
「被害者とはいえ、彼らはこの町の者ではない。それに、もしかしたら山賊が被害者に化けているのかもしれん。この町では怖くて預かれんのだ」
町長の言うことも、もっともだ。賊が被害者に紛れ込むことは少なくない。念入りに調べなければ、寝首をかかれることにもなりかねない。鑑定したところ、彼らに犯罪歴はなかったが、町長の言うように偽装している可能性も捨てきれない。
クレア 14歳 女 風属性、小さな魔道具
ランド 14歳 男 光属性、回復、浄化
バーン 22歳 男 土属性、解体
マーザ 21歳 女 風属性、採集
ナナン 20歳 女 水属性、清掃
ランドは珍しい光属性だし、クレアも魔道具を持っているため、スキル目当てで誘拐された可能性が高いだろう。
問題は残りの3人だ。3人とも顔立ちは悪くないが、どうにも拭えない違和感があった。特にバーンとマーザは、まるで貼り付けたような笑顔と不自然な落ち着きがあり、偽装スキルでごまかしているように俺には思えた。だが、俺の鑑定では確証を得られず、念のためマッドにも見てもらうことにした。
「バーンとマーザは山賊の仲間だと思います。偽装スキルを使ってかなり誤魔化しているようなので、リオを呼んで解除してもらいましょう」
解除ができるとは驚きだ。リオがすぐに来てくれてスキルを解除すると、彼らの前には信じられないほどの犯罪歴がずらりと並んだ。
「父さん、どう? 見えたかな?」
「ああ、見えたよ。これはすごいな」
名前も変わり、二人とも賞金首のかかった凶悪犯だった。窃盗、恐喝、殺人、詐欺……悪事の限りを尽くしているような奴らだ。
「バーンとマーザ以外は、俺は被害者だと思います。父さんはどう思いますか?」
「ああ、俺もそう思う」
バーンとマーザはすぐに魔法陣で送ってもらい、残りの3人については後日改めて対応することにした。
翌朝、キャロルが「元気になるから」と薬膳料理を作り、皆に振る舞ってくれた。これが実に素晴らしい。美味な上に、疲れが吹っ飛ぶようだ。
残りの山賊たちの住処を放置するわけにはいかないので、再編成することになったが、戦える者が減ってしまい、今の状態では厳しい。あまり子供たちを参加させたくはないが、一緒について来てもらうしかないだろう。
だが、山賊が仲間を取り返しにここを襲ってくる可能性も否定できない。トド町の警備も怠ることはできないのだ。どうしたものか……。
決断しかねていると、マーカスが精鋭たちを10人引き連れて応援にやってきた。
「カルロ、待たせたな。状況はどうだ?」
「マーカス、早速で申し訳ないが、今から出発しようと思うんだ。そっちは大丈夫か?」
「ああ、問題ないと言いたいが、ほとんど休まず飛ばしてきたんで、少しだけ休ませてやってほしい」
「分かった、1時間後に出発する」
マーカスと打ち合わせをし、精鋭のうち5人にはこの村の警護に残ってもらい、残りは出発することにした。マッド、キャロル、ジル、ドナは連れて行き、リオたちには町を守ってもらうことにした。
精鋭たちは馬車でしっかりと休息してもらい、3時間ほど走ったところでマッドが言ってきた。
「父さん、30人ぐらいの敵がこちらに向かっています」
やはりトド町を襲うつもりだったか。
「キャロル、弓使い二人が厄介だ。距離があるうちに倒してもらえるか? それから父さん、かなりの腕の者が6人もいます」
キャロルは躊躇うことなく、すぐに動いた。馬の上にすらりと立ち上がり、肩にはピッピとモドキが止まっている。一本、二本、そして三本。矢は放物線を描いて勢いよく飛翔し、あっという間に敵の弓使い二人を射抜いた。
「マッド、弓使いの二人は倒したわ!」
キャロルの放った矢が合図となり、戦いの火蓋が切って落とされた。精鋭たちは本能で強敵を悟ったのか、練度の高い者たちへと向かい、受け止めてくれたようだ。マッドとジルも精鋭たちの方へと駆けつけ、共に戦い始めた。そしてキャロルは、その間も冷静に弓を構え、次々と敵を確実に仕留めていく。キャロルはまるで教会に飾られた女神の化身のようだった。オレンジ色の夕焼けを背景に、悪者を制裁する女神の姿に見える。
ドナはモドキをキャロルに預けたまま、まるで解放された猛獣のように唸り声を上げ、マッドたちの戦場へと突進した。鍛え抜かれた両の拳から放たれる一撃一撃は重く、山賊たちはまともに受ければ骨が砕けるような音を響かせ、地面に沈んでいった。
子供たちに負けてはいられない。
マーカスと共に戦うのはいつ振りだろうか。20代の頃は国境沿いで小競り合いが何度かあり、マーカスと俺はよく駆り出されたものだ。あれからも常に稽古はしていたつもりだが、やはり実戦は違うな。マーカスも同じように思ったのか、『まだまだ行けるぞーっ!』と、俺に負けじと大声で叫んでいる。
マッドは身の丈ほどもある大剣を振るい、山賊たちを薙ぎ払っていく。その一閃ごとに複数の敵が宙を舞い、血飛沫が上がる。ジルの盾は、敵の攻撃を完璧に受け止め、時には自ら盾で敵を弾き飛ばし、その隙をマッドや他の精鋭たちが突く。彼らの連携は熟練の域に達している。
強い奴らは精鋭に任せて、俺とマーカスは目の前の敵に集中して共に戦った。俺もマーカスも武術系のスキルは持っていない。だが、その辺の騎士よりはまだまだ強い。剣を構え、踏み込み、振り抜く。経験に裏打ちされた無駄のない動きで、次々と敵を斬り伏せていく。
「マーカス、まだまだ行けるぞーっ!」
「おおーっ!」
山賊の奴らが逃げようとしているが、そうはさせない。
「一人も逃すなーっ!」
俺とマーカスが大声で喚いた。戦場に響き渡る怒号。山賊たちは完全に戦意を喪失し、あちこちで投降の声が上がった。
捕らえたのは35人だ。一体何人いるんだ? まだまだいるのだろうか。
「マーカス、一旦戻ろう。向こうも心配だ」
「ああ、こいつら一体どれだけいるんだ。おかしいだろう」
マーカスが言うように、ただの山賊にしては確かに数が多すぎる。そして、その戦い方も尋常ではない。この数の山賊を組織し、操っている黒幕がいる。何かが裏で蠢いているような、嫌な予感が拭えなかった。
子供たちとの初旅行だというのに、まさかの事態に直面してしまった。今回の襲撃は、どう考えても計画的なものだろう。幸い、子供たちは皆、想像以上に強く、大事には至らなかった。送り出した山賊は総勢58名。ミシェラン侯爵である父が、この件を厳しく調査してくれるはずだ。だが、この異常な事態に、侯爵として、そして一人の父親として、私の心はざわついていた。
トド町の町長から、山賊に捕らえられていた5人の被害者について相談を受けた。
「被害者とはいえ、彼らはこの町の者ではない。それに、もしかしたら山賊が被害者に化けているのかもしれん。この町では怖くて預かれんのだ」
町長の言うことも、もっともだ。賊が被害者に紛れ込むことは少なくない。念入りに調べなければ、寝首をかかれることにもなりかねない。鑑定したところ、彼らに犯罪歴はなかったが、町長の言うように偽装している可能性も捨てきれない。
クレア 14歳 女 風属性、小さな魔道具
ランド 14歳 男 光属性、回復、浄化
バーン 22歳 男 土属性、解体
マーザ 21歳 女 風属性、採集
ナナン 20歳 女 水属性、清掃
ランドは珍しい光属性だし、クレアも魔道具を持っているため、スキル目当てで誘拐された可能性が高いだろう。
問題は残りの3人だ。3人とも顔立ちは悪くないが、どうにも拭えない違和感があった。特にバーンとマーザは、まるで貼り付けたような笑顔と不自然な落ち着きがあり、偽装スキルでごまかしているように俺には思えた。だが、俺の鑑定では確証を得られず、念のためマッドにも見てもらうことにした。
「バーンとマーザは山賊の仲間だと思います。偽装スキルを使ってかなり誤魔化しているようなので、リオを呼んで解除してもらいましょう」
解除ができるとは驚きだ。リオがすぐに来てくれてスキルを解除すると、彼らの前には信じられないほどの犯罪歴がずらりと並んだ。
「父さん、どう? 見えたかな?」
「ああ、見えたよ。これはすごいな」
名前も変わり、二人とも賞金首のかかった凶悪犯だった。窃盗、恐喝、殺人、詐欺……悪事の限りを尽くしているような奴らだ。
「バーンとマーザ以外は、俺は被害者だと思います。父さんはどう思いますか?」
「ああ、俺もそう思う」
バーンとマーザはすぐに魔法陣で送ってもらい、残りの3人については後日改めて対応することにした。
翌朝、キャロルが「元気になるから」と薬膳料理を作り、皆に振る舞ってくれた。これが実に素晴らしい。美味な上に、疲れが吹っ飛ぶようだ。
残りの山賊たちの住処を放置するわけにはいかないので、再編成することになったが、戦える者が減ってしまい、今の状態では厳しい。あまり子供たちを参加させたくはないが、一緒について来てもらうしかないだろう。
だが、山賊が仲間を取り返しにここを襲ってくる可能性も否定できない。トド町の警備も怠ることはできないのだ。どうしたものか……。
決断しかねていると、マーカスが精鋭たちを10人引き連れて応援にやってきた。
「カルロ、待たせたな。状況はどうだ?」
「マーカス、早速で申し訳ないが、今から出発しようと思うんだ。そっちは大丈夫か?」
「ああ、問題ないと言いたいが、ほとんど休まず飛ばしてきたんで、少しだけ休ませてやってほしい」
「分かった、1時間後に出発する」
マーカスと打ち合わせをし、精鋭のうち5人にはこの村の警護に残ってもらい、残りは出発することにした。マッド、キャロル、ジル、ドナは連れて行き、リオたちには町を守ってもらうことにした。
精鋭たちは馬車でしっかりと休息してもらい、3時間ほど走ったところでマッドが言ってきた。
「父さん、30人ぐらいの敵がこちらに向かっています」
やはりトド町を襲うつもりだったか。
「キャロル、弓使い二人が厄介だ。距離があるうちに倒してもらえるか? それから父さん、かなりの腕の者が6人もいます」
キャロルは躊躇うことなく、すぐに動いた。馬の上にすらりと立ち上がり、肩にはピッピとモドキが止まっている。一本、二本、そして三本。矢は放物線を描いて勢いよく飛翔し、あっという間に敵の弓使い二人を射抜いた。
「マッド、弓使いの二人は倒したわ!」
キャロルの放った矢が合図となり、戦いの火蓋が切って落とされた。精鋭たちは本能で強敵を悟ったのか、練度の高い者たちへと向かい、受け止めてくれたようだ。マッドとジルも精鋭たちの方へと駆けつけ、共に戦い始めた。そしてキャロルは、その間も冷静に弓を構え、次々と敵を確実に仕留めていく。キャロルはまるで教会に飾られた女神の化身のようだった。オレンジ色の夕焼けを背景に、悪者を制裁する女神の姿に見える。
ドナはモドキをキャロルに預けたまま、まるで解放された猛獣のように唸り声を上げ、マッドたちの戦場へと突進した。鍛え抜かれた両の拳から放たれる一撃一撃は重く、山賊たちはまともに受ければ骨が砕けるような音を響かせ、地面に沈んでいった。
子供たちに負けてはいられない。
マーカスと共に戦うのはいつ振りだろうか。20代の頃は国境沿いで小競り合いが何度かあり、マーカスと俺はよく駆り出されたものだ。あれからも常に稽古はしていたつもりだが、やはり実戦は違うな。マーカスも同じように思ったのか、『まだまだ行けるぞーっ!』と、俺に負けじと大声で叫んでいる。
マッドは身の丈ほどもある大剣を振るい、山賊たちを薙ぎ払っていく。その一閃ごとに複数の敵が宙を舞い、血飛沫が上がる。ジルの盾は、敵の攻撃を完璧に受け止め、時には自ら盾で敵を弾き飛ばし、その隙をマッドや他の精鋭たちが突く。彼らの連携は熟練の域に達している。
強い奴らは精鋭に任せて、俺とマーカスは目の前の敵に集中して共に戦った。俺もマーカスも武術系のスキルは持っていない。だが、その辺の騎士よりはまだまだ強い。剣を構え、踏み込み、振り抜く。経験に裏打ちされた無駄のない動きで、次々と敵を斬り伏せていく。
「マーカス、まだまだ行けるぞーっ!」
「おおーっ!」
山賊の奴らが逃げようとしているが、そうはさせない。
「一人も逃すなーっ!」
俺とマーカスが大声で喚いた。戦場に響き渡る怒号。山賊たちは完全に戦意を喪失し、あちこちで投降の声が上がった。
捕らえたのは35人だ。一体何人いるんだ? まだまだいるのだろうか。
「マーカス、一旦戻ろう。向こうも心配だ」
「ああ、こいつら一体どれだけいるんだ。おかしいだろう」
マーカスが言うように、ただの山賊にしては確かに数が多すぎる。そして、その戦い方も尋常ではない。この数の山賊を組織し、操っている黒幕がいる。何かが裏で蠢いているような、嫌な予感が拭えなかった。
93
あなたにおすすめの小説
3歳で捨てられた件
玲羅
恋愛
前世の記憶を持つ者が1000人に1人は居る時代。
それゆえに変わった子供扱いをされ、疎まれて捨てられた少女、キャプシーヌ。拾ったのは宰相を務めるフェルナー侯爵。
キャプシーヌの運命が再度変わったのは貴族学院入学後だった。
転生してチートを手に入れました!!生まれた時から精霊王に囲まれてます…やだ
如月花恋
ファンタジー
…目の前がめっちゃ明るくなったと思ったら今度は…真っ白?
「え~…大丈夫?」
…大丈夫じゃないです
というかあなた誰?
「神。ごめんね~?合コンしてたら死んじゃってた~」
…合…コン
私の死因…神様の合コン…
…かない
「てことで…好きな所に転生していいよ!!」
好きな所…転生
じゃ異世界で
「異世界ってそんな子供みたいな…」
子供だし
小2
「まっいっか。分かった。知り合いのところ送るね」
よろです
魔法使えるところがいいな
「更に注文!?」
…神様のせいで死んだのに…
「あぁ!!分かりました!!」
やたね
「君…結構策士だな」
そう?
作戦とかは楽しいけど…
「う~ん…だったらあそこでも大丈夫かな。ちょうど人が足りないって言ってたし」
…あそこ?
「…うん。君ならやれるよ。頑張って」
…んな他人事みたいな…
「あ。爵位は結構高めだからね」
しゃくい…?
「じゃ!!」
え?
ちょ…しゃくいの説明ぃぃぃぃ!!
【完結】捨てられた双子のセカンドライフ
mazecco
ファンタジー
【第14回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞作】
王家の血を引きながらも、不吉の象徴とされる双子に生まれてしまったアーサーとモニカ。
父王から疎まれ、幼くして森に捨てられた二人だったが、身体能力が高いアーサーと魔法に適性のあるモニカは、力を合わせて厳しい環境を生き延びる。
やがて成長した二人は森を出て街で生活することを決意。
これはしあわせな第二の人生を送りたいと夢見た双子の物語。
冒険あり商売あり。
さまざまなことに挑戦しながら双子が日常生活?を楽しみます。
(話の流れは基本まったりしてますが、内容がハードな時もあります)
【完結】天下無敵の公爵令嬢は、おせっかいが大好きです
ノデミチ
ファンタジー
ある女医が、天寿を全うした。
女神に頼まれ、知識のみ持って転生。公爵令嬢として生を受ける。父は王国元帥、母は元宮廷魔術師。
前世の知識と父譲りの剣技体力、母譲りの魔法魔力。権力もあって、好き勝手生きられるのに、おせっかいが大好き。幼馴染の二人を巻き込んで、突っ走る!
そんな変わった公爵令嬢の物語。
アルファポリスOnly
2019/4/21 完結しました。
沢山のお気に入り、本当に感謝します。
7月より連載中に戻し、拾異伝スタートします。
2021年9月。
ファンタジー小説大賞投票御礼として外伝スタート。主要キャラから見たリスティア達を描いてます。
10月、再び完結に戻します。
御声援御愛読ありがとうございました。
お兄様、冷血貴公子じゃなかったんですか?~7歳から始める第二の聖女人生~
みつまめ つぼみ
ファンタジー
17歳で偽りの聖女として処刑された記憶を持つ7歳の女の子が、今度こそ世界を救うためにエルメーテ公爵家に引き取られて人生をやり直します。
記憶では冷血貴公子と呼ばれていた公爵令息は、義妹である主人公一筋。
そんな義兄に戸惑いながらも甘える日々。
「お兄様? シスコンもほどほどにしてくださいね?」
恋愛ポンコツと冷血貴公子の、コミカルでシリアスな救世物語開幕!
【完結】男爵令嬢は冒険者生活を満喫する
影清
ファンタジー
英雄の両親を持つ男爵令嬢のサラは、十歳の頃から冒険者として活動している。優秀な両親、優秀な兄に恥じない娘であろうと努力するサラの前に、たくさんのメイドや護衛に囲まれた侯爵令嬢が現れた。「卒業イベントまでに、立派な冒険者になっておきたいの」。一人でも生きていけるようにだとか、追放なんてごめんだわなど、意味の分からぬことを言う令嬢と関わりたくないサラだが、同じ学園に入学することになって――。
※残酷な描写は予告なく出てきます。
※小説家になろう、アルファポリス、カクヨムに掲載中です。
※106話完結。
悪役令嬢の妹(=モブのはず)なのでメインキャラクターとは関わりたくありません! 〜快適な読書時間を満喫するため、モブに徹しようと思います〜
詩月結蒼
ファンタジー
白髪碧眼の美少女公爵令嬢に転生した主人公が「私って、主要人物なの!?」となり、読書のため脇役を目指し奮闘するお話です。
読書時間を満喫したいという思いから、あれやこれやと頑張りますが、主要人物である以上、面倒ごとに巻き込まれるのはお決まりのこと。
腹黒(?)王子にウザ絡みされたり、ほかの公爵令嬢にお茶会を持ちかけられたり。あるときは裏社会へ潜入して暗殺者を従者にし、またあるときは主要人物と婚約し……ん? あれ? 脇役目指してるのに、いつのまにか逆方向に走ってる!?
✳︎略称はあくモブです
✳︎毎週火曜日と金曜日午前0時更新です。
✳︎ファンタジー部門にて6位になりました。ありがとうございます(2025年10月7日)
✳︎カクヨムでも公開しております
→https://kakuyomu.jp/works/16818093073927573146
ヒロインですが、舞台にも上がれなかったので田舎暮らしをします
未羊
ファンタジー
レイチェル・ウィルソンは公爵令嬢
十二歳の時に王都にある魔法学園の入学試験を受けたものの、なんと不合格になってしまう
好きなヒロインとの交流を進める恋愛ゲームのヒロインの一人なのに、なんとその舞台に上がれることもできずに退場となってしまったのだ
傷つきはしたものの、公爵の治める領地へと移り住むことになったことをきっかけに、レイチェルは前世の夢を叶えることを計画する
今日もレイチェルは、公爵領の片隅で畑を耕したり、お店をしたりと気ままに暮らすのだった
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる