【ＢＬ】空と水の交わる場所～30のお題

30 ホットな事をする

梅花です。30のお題の30個め。
ホットな事をする。

意味は…読んでいたたければと思います。

30のお題はここで終わりですが、本編はまだまだ続きます。
よろしければそちらと、サイドストーリーがありますので宜しくお願いします。




「アイヴィス様…おかしくなる…」

セラフィリーアは白い敷布を蹴る。
薄布を纏うセラフィリーアは敷布の波の中にいた。
アイヴィスの部屋の小瓶の中身を口にしてから身体が火照ったように疼く。

「うん？仕方ないです…セラが可愛いのがいけません」

髪を撫でてくれるアイヴィスの手は優しいが、セラフィリーアはもどかしげに腰を揺らした。
体内に挿入されているアイヴィスだが、先程から焦らすように動いてくれない。
繋がる部分はアイヴィスの手技でトロトロに解されており何度も達った後の挿入で、上手く自分でも動けないでいる

「や、アイヴィス…さま、動いて…苦し…」

組み敷かれ、自分からはあまり動けない体勢でアイヴィスを見上げているセラフィリーアの唇から零れるのは甘い吐息と欲しいと言う言葉。

「もう少しこうしていたいのです…セラ、ゆっくり息を吐いて？」

頬や唇にキスを受けながら、アイヴィスの言うように息を吐くも力を抜くとアイヴィスの大きさがまじまじとわかってしまい、抜いた力が再び集まる。

「無理…です、アイヴィス様のが…大きく…て。
もう、いっぱいです…アイヴィス様が欲しい…」

掻き抱くように腕を回し、少しでも触れる部分を多くしたくてセラフィリーアは力を入れる。
しっかりとした筋肉で覆われたアイヴィスの身体は少しの事ではびくともしないのもわかっている。

「アイヴィスさまぁ…お腹の奥…に…」

苦しい苦しい…
とろとろと自分の蜜が流れ出ているだろう。
沢山白濁を吐き出した筈なのに熱は簡単に上昇する。

「お願い…します…」

これ以上はもう無理だと身体が悲鳴を上げる。
早く欲しい…それしか考えられない。

「はしたないと…思われますか？」

「いや、最高に嬉しい」

ゆらりと揺らめくアイヴィスの腰に、セラフィリーアは嬌声を上げる。
微かな刺激も快楽に変わる。

「あ…っ…」

身体が跳ねて白濁を放たずに絶頂を迎える。

「いぁっ…あぁ…」

アイヴィスの剛直はまだ力を失わない。
止まることなく揺さぶられ、身体の位置を変えられてセラフィリーアはもう下肢の感覚が無くなってくる。

「こんな…ぁ…」

ふわりと香る甘いコロンにアイヴィスは目を細める。
漸く全身を回った媚薬がセラフィリーアの身体から抜けていく証拠だ。
だが、アイヴィスはそれで止めることはなく、ゆっくりと確実にセラフィリーアを攻め立てる。
セラフィリーアのなかを自分で満たしたい。
そんな欲望を抱きながら愛しい伴侶を抱くのだった。