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6章 自我
6-7
セラフィリーアの知らない場所で色々な事が変化していく。
「…ルディアス、僕はママを守りたい…早く大きくなるのにはどうしたらいい?」
少しだけ焦る声音。
産まれたときより低くなった声と大きくなった身体は成竜と遜色がない。
大型であるルディアスとは比べるわけにはならないが島で産まれた飛竜と比べれば、格段の差が出るだろう。
それも、あの一件からだ。
護られるものから護るものへと変わる瞬間。
幼竜から成竜へと変わる工程。
「良く食べて良く眠り動く事だ」
「ルディアスみたいになれる?」
「あぁ、なれる」
「じゃあ、頑張る」
キラリとシュクラの目の光が変わった。
何かを決意する顔に、それでこそ我の伴侶だと思う。
「我ができることなら教えてやる。契約騎士も使うがいい」
「ん」
こくりと頷いた白い竜はゆっくりと翼を開く。
真っ青な空に白い翼が線を描く。
「ルディアス、少しだけ飛びたい…島にも行く…」
「わかった、行こう」
地を蹴って飛び立つと、シュクラは1つ涙を溢した。
キラキラと光るそれは海岸の崖下へと珠になって落ちていく。
「ルディアス、見ないで…もう最後にするから」
母を呼んで泣いていた弱々しい幼竜の姿を捨てて
シュクラは高い高い空を見上げる。
大切な人を傷付けたくない。
その思いだけで成長するのだ。
「…ルディアス、僕はママを守りたい…早く大きくなるのにはどうしたらいい?」
少しだけ焦る声音。
産まれたときより低くなった声と大きくなった身体は成竜と遜色がない。
大型であるルディアスとは比べるわけにはならないが島で産まれた飛竜と比べれば、格段の差が出るだろう。
それも、あの一件からだ。
護られるものから護るものへと変わる瞬間。
幼竜から成竜へと変わる工程。
「良く食べて良く眠り動く事だ」
「ルディアスみたいになれる?」
「あぁ、なれる」
「じゃあ、頑張る」
キラリとシュクラの目の光が変わった。
何かを決意する顔に、それでこそ我の伴侶だと思う。
「我ができることなら教えてやる。契約騎士も使うがいい」
「ん」
こくりと頷いた白い竜はゆっくりと翼を開く。
真っ青な空に白い翼が線を描く。
「ルディアス、少しだけ飛びたい…島にも行く…」
「わかった、行こう」
地を蹴って飛び立つと、シュクラは1つ涙を溢した。
キラキラと光るそれは海岸の崖下へと珠になって落ちていく。
「ルディアス、見ないで…もう最後にするから」
母を呼んで泣いていた弱々しい幼竜の姿を捨てて
シュクラは高い高い空を見上げる。
大切な人を傷付けたくない。
その思いだけで成長するのだ。
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