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本編
650話
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ルスが何かを手にこっちに走って来ようとするのをリルが必死に止めている。
それを見ただけでルスの手には何がいるかわかってしまった。
「……連れてこなきゃ良いんだけど……」
俺の呟きは砂に消え、腕に抱いたリエラがぐずり始めた。
「わ、ミルクかな」
時間を確認するとそろそろミルクの時間だが、獣化が早かった双子たちは俺たちと同じ食事に移行していたのだ。
バスケットを開けると、いつの間にかネイさんがミルクを作ってくれていた。
「マジで……?あたたかさ人肌だよ……」
なんで?と、俺は首を傾げながらもリエラにミルクを向けるとリエラはんくんくと飲み始める。
食が細くて心配したが、少しずつ食べる量も増えて今は安心している。
「あ、ぅー」
リエラがもういらないと声を上げて、俺はミルクやりを止めた。
げっぷをさせて、ミルクの匂いのする愛しい娘に頬を寄せる。
「お腹いっぱいかな?リエラ……少しゆらゆらしようか」
俺はリエラを抱いて立ち上がると、ゆっくり歩き始める。
サンダルで踏む砂の感触に懐かしさを覚えながら肌寒い位の気温にぎゅうとリエラを抱き締めた。
「うぁ」
俺がゆらゆらとリエラを揺らしていると、リエラはうとうとと眠り始め俺はその姿を見ていた。
「リクト、大丈夫か。代わろう」
レヴィが子供たちをリルに任せ戻ってきていた。
「大丈夫だよ?でも、ありがとう」
そっとリエラをレヴィに渡すと、レヴィも幸せそうにリエラを見ていた。
「ルスとライは?」
「お前の苦手なのを捕まえてリルと遊んでる」
「……今夜、リルと一緒に寝たくないなぁ」
「それは流石にかわいそうだろ」
レヴィに眉を顰められると冗談だよと笑った。
「わ、ネイさん腕捲りと裾捲って……大丈夫かなぁ」
楽しそうに笑う子供たちが、声は聞こえないが見て取れた。
はしゃぐ姿を見ながら俺はレヴィの腕に触れて、座ろうと促した。
レヴィは器用にリエラを抱いたままシートの上に胡座をかいた。
「レヴィ、何かあたたかいものでも飲む?」
「もらうか」
「うん」
飲むと言うレヴィにポットとお湯、茶葉、カップを取り出して俺はハーブティーをいれはじめた。
ふわりと香るハーブの香りが爽やかで、俺も自分の分もいれた。
「リエラを預かるよ?」
「気にするな」
レヴィにそっと腰を抱かれてもたれ掛かるようになるも、レヴィの身体はビクともしない。
少しひんやりした体温を感じながら、ハーブティーの入ったカップをレヴィに差し出すとレヴィは器用にそのままカップに口をつけた。
それを見ただけでルスの手には何がいるかわかってしまった。
「……連れてこなきゃ良いんだけど……」
俺の呟きは砂に消え、腕に抱いたリエラがぐずり始めた。
「わ、ミルクかな」
時間を確認するとそろそろミルクの時間だが、獣化が早かった双子たちは俺たちと同じ食事に移行していたのだ。
バスケットを開けると、いつの間にかネイさんがミルクを作ってくれていた。
「マジで……?あたたかさ人肌だよ……」
なんで?と、俺は首を傾げながらもリエラにミルクを向けるとリエラはんくんくと飲み始める。
食が細くて心配したが、少しずつ食べる量も増えて今は安心している。
「あ、ぅー」
リエラがもういらないと声を上げて、俺はミルクやりを止めた。
げっぷをさせて、ミルクの匂いのする愛しい娘に頬を寄せる。
「お腹いっぱいかな?リエラ……少しゆらゆらしようか」
俺はリエラを抱いて立ち上がると、ゆっくり歩き始める。
サンダルで踏む砂の感触に懐かしさを覚えながら肌寒い位の気温にぎゅうとリエラを抱き締めた。
「うぁ」
俺がゆらゆらとリエラを揺らしていると、リエラはうとうとと眠り始め俺はその姿を見ていた。
「リクト、大丈夫か。代わろう」
レヴィが子供たちをリルに任せ戻ってきていた。
「大丈夫だよ?でも、ありがとう」
そっとリエラをレヴィに渡すと、レヴィも幸せそうにリエラを見ていた。
「ルスとライは?」
「お前の苦手なのを捕まえてリルと遊んでる」
「……今夜、リルと一緒に寝たくないなぁ」
「それは流石にかわいそうだろ」
レヴィに眉を顰められると冗談だよと笑った。
「わ、ネイさん腕捲りと裾捲って……大丈夫かなぁ」
楽しそうに笑う子供たちが、声は聞こえないが見て取れた。
はしゃぐ姿を見ながら俺はレヴィの腕に触れて、座ろうと促した。
レヴィは器用にリエラを抱いたままシートの上に胡座をかいた。
「レヴィ、何かあたたかいものでも飲む?」
「もらうか」
「うん」
飲むと言うレヴィにポットとお湯、茶葉、カップを取り出して俺はハーブティーをいれはじめた。
ふわりと香るハーブの香りが爽やかで、俺も自分の分もいれた。
「リエラを預かるよ?」
「気にするな」
レヴィにそっと腰を抱かれてもたれ掛かるようになるも、レヴィの身体はビクともしない。
少しひんやりした体温を感じながら、ハーブティーの入ったカップをレヴィに差し出すとレヴィは器用にそのままカップに口をつけた。
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