【BL】転生したら獣人の世界で何故か肉食獣に愛されています。

梅花

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本編

97話

あのあと、ミトさん達が起きてきて俺はパンケーキを焼いたが、ルーファスさんはミトさんのパンケーキがいいみたいで、たくさんは食べてくれたが、ミトさんをちらりちらりと気にしていた。

「ミトさん、今度ミトさんのパンケーキを教えてくださいね…リルもレヴィもたぶんミトさんのパンケーキが好きだから、同じ味になるように頑張りますから」
「あらっ、リクトちゃんのパンケーキも美味しいわよ?」
「ありがとうございます、足りないのは愛情かなぁ…」

なんて笑いながらも食べてくれるのは嬉しくて何枚も焼いた。
そろそろバターも無くなるから、買ってこなきゃね。

「リクトちゃんたちはでかける?」
「あ、はい…リボンと刺繍糸を…」
「まぁっ!まぁまぁ、ダーリン聞いた?良いわね!もうひとりくらい私達もやってみない?」
「それもいいかもな…」

…え。
いや、まだまだミトさんたち若く見えるけど…

「じゃあダーリン…あ、おこめ…だっけ、リクトちゃんの欲しがってたの…ムギみたいなんだけど、中は白くて小さな粒のやつ…飼料にあったわよね?それが欲しいんですって…」
「…ライス…か?」
「ライス!?」

それ、どう見てもお米っぽいよね?
俺はルーファスさんを見てしまう。

「はい、少しでいいので、分けていただけませんか?お支払はしますので…」
「どのくらい必要だ?樽1つか?もっとか?」

樽と言われてワイン樽を思いだし、まずは1つと思ったが、それが届いて唖然とした。
玄関のドアと同じくらいの酒樽を見上げながら、こんなにどうしようと悩んでしまったのは、もっと後の話なのだが。
俺が思っていた物と同じうるち米に似たライスは、俺達の食生活に劇的な変化をもたらすのだった。



それから、俺達はぞうさんの所に行き、ホットプレートとバーベキューコンロを発注すると、ぞうさんは快く引き受けてくれた。
大丈夫かなぁ。
そう心配しなからもその辺りは頼み込むと、メインの手芸用品店に向かう。
至るところに可愛らしさが滲み出た作りになっている。
リボンが結ばれたノブを回して店の中に入ると、そこは綺麗な色彩が溢れていたのだった。
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