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本編
175話
「もっと……」
あられもない声が出てしまう。
リルとレヴィの屈強な身体に抱かれて俺は歓喜の声を上げた。
ふたりが用意してくれたこの宿には色々な物が揃っていて、現代で言うハッピーホテルのようなものらしい。
寝台回りに備え付けられたものは様々で俺の身体の隅々にまで快楽を与えてくれていった。
「大丈夫か?リクト」
「……うん……」
もう無理だと泣いて懇願した俺の目は腫れぼったくなっている。
それくらいふたりを受け止めた。
途中から、ふたりは自我を保てていないような部分もあったが、互いに首の辺りを噛むことで我にかえったように見えた。
「でも、ちょっと怠い……よ」
「そうか」
すまないと謝るレヴィとは対照的ににやけた顔のリルが擦り寄ってくる。
「リクトもずいぶん慣れてきたよな、俺らを相手にできるんだから」
うん、絶対ふたりとも絶倫だよね……ふたりのいちゃいちゃも見ていて楽しいからいいけど。
それでもふたりがセーブしてくれているのはわかっているから。
いつぞやのエッチの時を思い出して赤面する。
ふたりの性癖の一部を垣間見た気がした。
「だって、そりゃ……だいたいふたり同時なんだから」
別々にしたのはあのときだけで、あの後は常に三人一緒。
それが幸せだけれど、ふたりはどうだろうか。
「これからも三人で……だな」
レヴィがゆっくり起き上がると、先に風呂に行ってくると部屋を出た。
広い風呂があるのは知っているけれど、流石に身体が起きられない。
「リクトはどうする?」
「俺は寝ていたい……ごめんな?食事もろくにできなかったろ」
「大丈夫だって、じゃあゆっくり寝ろよ?俺もレヴィと風呂に行くからさ」
「うん、おやすみ」
広い寝台の上で仰向けになると、リルがぽんぽんと上掛けを叩いてから離れて行った。
「落ち着かない……」
いつも傍にあるぬくもりが無いだけでこんなにも不安なのだ。
延びをしてから目を閉じる。
そのままゆっくりと意識がなくなり、風呂場でのふたりの会話を聞くことはなかった。
あられもない声が出てしまう。
リルとレヴィの屈強な身体に抱かれて俺は歓喜の声を上げた。
ふたりが用意してくれたこの宿には色々な物が揃っていて、現代で言うハッピーホテルのようなものらしい。
寝台回りに備え付けられたものは様々で俺の身体の隅々にまで快楽を与えてくれていった。
「大丈夫か?リクト」
「……うん……」
もう無理だと泣いて懇願した俺の目は腫れぼったくなっている。
それくらいふたりを受け止めた。
途中から、ふたりは自我を保てていないような部分もあったが、互いに首の辺りを噛むことで我にかえったように見えた。
「でも、ちょっと怠い……よ」
「そうか」
すまないと謝るレヴィとは対照的ににやけた顔のリルが擦り寄ってくる。
「リクトもずいぶん慣れてきたよな、俺らを相手にできるんだから」
うん、絶対ふたりとも絶倫だよね……ふたりのいちゃいちゃも見ていて楽しいからいいけど。
それでもふたりがセーブしてくれているのはわかっているから。
いつぞやのエッチの時を思い出して赤面する。
ふたりの性癖の一部を垣間見た気がした。
「だって、そりゃ……だいたいふたり同時なんだから」
別々にしたのはあのときだけで、あの後は常に三人一緒。
それが幸せだけれど、ふたりはどうだろうか。
「これからも三人で……だな」
レヴィがゆっくり起き上がると、先に風呂に行ってくると部屋を出た。
広い風呂があるのは知っているけれど、流石に身体が起きられない。
「リクトはどうする?」
「俺は寝ていたい……ごめんな?食事もろくにできなかったろ」
「大丈夫だって、じゃあゆっくり寝ろよ?俺もレヴィと風呂に行くからさ」
「うん、おやすみ」
広い寝台の上で仰向けになると、リルがぽんぽんと上掛けを叩いてから離れて行った。
「落ち着かない……」
いつも傍にあるぬくもりが無いだけでこんなにも不安なのだ。
延びをしてから目を閉じる。
そのままゆっくりと意識がなくなり、風呂場でのふたりの会話を聞くことはなかった。
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