【BL】転生したら獣人の世界で何故か肉食獣に愛されています。

梅花

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本編

448話

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「お待たせして申し訳ありません」
俺とレヴィはラディットさんが待つ部屋に向かう、
「いえ、とんでもない。これから食事を運びますのでゆっくりとお食事をしてくださいませ」
そう言われて俺は立ち止まる。
「あの、ここにわざわざ運ぶなら、俺とレヴィは厨房に近い部屋に行きますよ?それにまだ食事をしていない方たちもいますよね?片付けもあるなら皆で一緒にいだいてしまいましょう?レヴィ行こうか」
レヴィを見上げると、勿論だと頷く。
「ラディットさん、俺たちに気を使わないでください」
色々な事をして貰うのは慣れておらず、宿泊客だと思ってもらえればいいのだがそれでも申し訳なさが先に立つ。
「大概のことは俺たちできますし、シャーラを植えた事でここを王様から譲り受けることになると思います。その話もしないといけないので、後でラディットさんのお時間をください」
「もちろんでございます」
そうして、俺たちは自室から厨房脇の食堂へと向かう。
「庭師の方とかも食事をしてるのかな……嫌でなければ一緒に食べたいし、ラディットさん……集まれる人がいたら皆で食べちゃいましょう?」
皆を呼んでいただけますか?と、お願いをして俺たちは先にテーブルに付いた。
「先に食べちゃおう。レヴィはカツ丼食べるんだろ?リルに慌ててお握りを持たせたからあまりご飯が無いけど……」
レヴィと並ぶようにして席に着くと、レヴィは俺を膝に乗せたかったようだが、食事が運ばれてきて断念をしたようだった。
「いただきます」
並べて貰った食事はレヴィには安定の俺の三倍の量が並べられている。
さっき、カツサンド食べてるのにと思いながらレヴィとゆっくりと食事をしながら今日の事を話す。
レヴィの穏やかな低音は耳に心地好い。
「ふふ、ご馳走様。レヴィお腹にはまだ余裕がありそう?あるなら軽めに作るし、明日にするでもいいよ?」
「食う」
「待ってて?ご飯は炊きたてじゃなくなっちゃったけど、熱々の作ってくるね」
俺は立ち上がると、隣の厨房に向かう。
そこにはまだ昼間のシェフたちが残っていた。
「夕飯、ごちそうさまでした。とても美味しかったです」
俺はぺこりと頭を下げると、軽く腕捲りをした。
フライパンにひいておいた出汁、醤油、砂糖等を入れながらカツを揚げる。
レヴィだからどのくらい食べるかなと思いつつ、とりあえず三枚揚げることにした。
一枚は揚げたてを食べてもらうのと、二枚はカツ丼。
更に刻みキャベツを用意してから、少し冷めてしまったご飯を別皿に盛った。
玉ねぎを切ったのをだし汁に入れてしんなりしたのを確認しつつ、揚がったカツを一枚包丁を入れてからだし汁に投入。解いておいた玉子を頃合を見ながらカツの周りに回し掛けてから少しして火を止めた。
「レヴィ、カツ食べる?揚げたてだよ?」
声を掛けるとレヴィがいそいそと立ち上がり、先にカツと白ご飯を持っていく。
「熱いうちにね?でも、お水は用意して」
背中から声を掛けると、レヴィは手を上げる。
「ご飯は少なめでいいかな?」
火が通った玉子を確認しながら、俺は深めの皿に盛ったご飯の上にカツ煮を乗せるとふわりと甘じょっぱさがわかる匂いが鼻腔をくすぐった。
「あの、これを私達も食べてみたいのですが……」
丼を運ぼうとすると、昼間の様にシェフたちが後ろに立っていた。
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