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本編
463話
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「キシャール、アンタアタシの可愛い息子に手ぇ出すんじゃねぇぞ?」
ミトさんの低い声が降ってくる。
俺は振り向いたミトさんに抱き締められていた。
「キシャール、俺たちの息子の嫁のリクトだ。リルとレヴィは知ってるな?それと、孫のルスとライ」
ルーファスさんが俺たちを紹介してくれる。
よろしくお願いしますと言うに言えない状況で、俺は困ってしまった。
「お母さん……あの」
「もう、リクトちゃんが可愛いのはわかってるんだけどね」
「ママったら、リクト兄さん苦しいだろうからやめてあげて、キシャールもそれ以上近付くと本気でボコられるからやめた方がいいよ」
ミラがまさかの俺を庇ってくれるが、まってその言葉遣い何処で覚えたの!
「あら、ごめんなさいね。ダーリン船に乗りましょ?案内をしてあげないと」
ミトさんの言葉に、何をしに来たのか思い出し俺たちは船を見上げる。
「先に乗るぞ」
ルーファスさんがひょいと桟橋から船へと飛び乗る。
まって、俺……それ飛び越えられる自信が無い。
桟橋の高さよりも船の壁面上部は高い。
ルーファスさんを見ると、桟橋と船の床の高さはあまり変わらないようだが。
「ほら」
ルーファスさんが船内から取り出したのは広い幅の渡し板で俺は安堵した。
「リクト兄さん行こ?ルスもライも手を繋ごうね?」
ミラがお姉さんだと、感心してしまう。
「リクト、気を付けろよ?」
リルが先に船へと渡り、俺たちの後ろにミトさんとレヴィが渡るらしい。
「うん」
高所恐怖症ではないが、やはり掴まるところがない不安があり足が竦む。
「ほら」
リルが差し出した手を子供たちが掴み、ひょいひょいと腰を掴んで抱き上げ床に下ろし、ミラは大丈夫と断ると、今度は俺を抱き上げた。
「ありがとうリル……このくらいなら降りれると、思うけど」
「まぁ、気にすんな」
「ちょっと愚息、何でアタシはやってくれないのよ!」
「無理に決まってんだろうが!」
ギャンギャン騒ぐミトさんとリル。
「じゃあお母さん俺が……」
リルの隣から手を出すと、ミトさんはあら。と、嬉しそうに笑って手を繋ぐとふわりと降りる。
「ほらー、リクトちゃん優しいわぁ。本当に愚息には勿体ないわぁ」
「んだよー」
だからと言って仲が悪い訳では無いのが楽しい。
「レヴィは手、掴む?」
「大丈夫だ」
最後にレヴィが乗り込んできて全員だ。
それからルーファスさんが船内を案内してくれた。
広い甲板。三本の太いマストには大きな白い帆がついていて、風を受ける時にはこれを広げる。
船室に入ると、操舵室や寝室、厨房など様々なものがあり、驚いたのは遊技場もあるらしい。
見たこともないような物ばかりで子供たちだけでなく俺もとても楽しめたが、大柄なレヴィは少し窮屈そうだったのが印象的だった。
ミトさんの低い声が降ってくる。
俺は振り向いたミトさんに抱き締められていた。
「キシャール、俺たちの息子の嫁のリクトだ。リルとレヴィは知ってるな?それと、孫のルスとライ」
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よろしくお願いしますと言うに言えない状況で、俺は困ってしまった。
「お母さん……あの」
「もう、リクトちゃんが可愛いのはわかってるんだけどね」
「ママったら、リクト兄さん苦しいだろうからやめてあげて、キシャールもそれ以上近付くと本気でボコられるからやめた方がいいよ」
ミラがまさかの俺を庇ってくれるが、まってその言葉遣い何処で覚えたの!
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「先に乗るぞ」
ルーファスさんがひょいと桟橋から船へと飛び乗る。
まって、俺……それ飛び越えられる自信が無い。
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ルーファスさんを見ると、桟橋と船の床の高さはあまり変わらないようだが。
「ほら」
ルーファスさんが船内から取り出したのは広い幅の渡し板で俺は安堵した。
「リクト兄さん行こ?ルスもライも手を繋ごうね?」
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「リクト、気を付けろよ?」
リルが先に船へと渡り、俺たちの後ろにミトさんとレヴィが渡るらしい。
「うん」
高所恐怖症ではないが、やはり掴まるところがない不安があり足が竦む。
「ほら」
リルが差し出した手を子供たちが掴み、ひょいひょいと腰を掴んで抱き上げ床に下ろし、ミラは大丈夫と断ると、今度は俺を抱き上げた。
「ありがとうリル……このくらいなら降りれると、思うけど」
「まぁ、気にすんな」
「ちょっと愚息、何でアタシはやってくれないのよ!」
「無理に決まってんだろうが!」
ギャンギャン騒ぐミトさんとリル。
「じゃあお母さん俺が……」
リルの隣から手を出すと、ミトさんはあら。と、嬉しそうに笑って手を繋ぐとふわりと降りる。
「ほらー、リクトちゃん優しいわぁ。本当に愚息には勿体ないわぁ」
「んだよー」
だからと言って仲が悪い訳では無いのが楽しい。
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最後にレヴィが乗り込んできて全員だ。
それからルーファスさんが船内を案内してくれた。
広い甲板。三本の太いマストには大きな白い帆がついていて、風を受ける時にはこれを広げる。
船室に入ると、操舵室や寝室、厨房など様々なものがあり、驚いたのは遊技場もあるらしい。
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