【BL】転生したら獣人の世界で何故か肉食獣に愛されています。

梅花

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本編

481話

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あれから、子供たちと楽しくくだもの当てクイズをしながら水分補給をしっかりとして、殆ど全ての店を見て回った。
お昼は、湖で取れる魚などを焼いて食べさせてくれるお店に入り、焼きたての魚を頬張った。
「美味しかったー」
俺はかなり食べて満足したが、大食漢な肉食獣人二人は足りなさそうにしているが、もう魚はいらないと双子が言い出し、俺たちは店を出た。
「子供たちには食べづらかったかなぁ」
比較的、食べやすいように調理したものを食べさせていたのと、つい料理しやすいからと肉料理を多くしてしまっていたのが良くなかったかもしれないと魚料理を増やそうと心に決めた。
「おいしかったよ、ママ」
「うん、おいしかったよ」
ルスとライはニコニコしながら俺を見上げてきた。
「そっか、良かったね」
二人の頭を撫でてから手を繋ぐ。店の外に出ると雨の匂いがした。
「あ、雨が降るかも?」
「そうだな、早めに帰るか」
レヴィが隣に並んで空を見上げる。
「リル、帰ろう?もう今日はやらないといけないことは終わったし、リオさんが夕方には来てくれるだろうからその件もラディットさんと話さなきゃ」
俺がそう言うとそうだなと頷く。
「ほーら、ルスとライはパパたちが抱っこしような?」
「かたぐるまがいーい」
「ぼくも」
「お?いいぜ、ほら」
ひょいっと双子を一人ずつ抱き上げるとそのまま肩車に移行をする。
双子を落としそうでハラハラするが、運動神経の良い子供たちは器用に動いて肩車をしてもらっている。
「高いねぇ」
視線が高くなって大はしゃぎの双子に、良かったねと笑いかけながら歩き出した。
「あまり降らないのも困るけど、シャーラには良い雨になるといいなぁ」
冷たい雨ではなさそうだなと思いながら、ゆっくりと歩く。
石畳の上に、ポツリポツリと雨粒が落ちて色を変えていく。
「早い方がいいかもなぁ」
そう言いながら乗り込んだ馬車が走り出すまでには随分と雨粒が落ちてきていた。
ガラガラと車輪が音を立てて馬車は家に向かう。
馬車止めぎりぎりの所までくると、玄関はすぐそこで其処にはラディットさんが傘を持って待っていてくれた。
「わぁ、すみませんラディットさん!濡れちゃいますから屋根のある其処にいてください」
俺は窓を開けて声を掛ける。
さすがに人数分の傘は無いと馬車が止まるのを待って俺は扉を開ける。
「お帰りなさいませ、生憎の天気で……」
「ありがとうございます。ラディットさん御者さんに傘を!俺たちは直ぐに降りられますから」
ずぶ濡れになっているであろう御者さんを心配しながら、俺たちは大丈夫ですと一斉に馬車を降りた。
「拭くものは玄関の中に」
ラディットさんの声に、俺たちは玄関を開けると中に入る。
俺たちが降りた馬車はガラガラと裏庭の方に向かって行った。
御者さんが風邪をひかないといいなと思いながら、俺はタオルを手に膝をつくとルスの髪を拭いてやる。
それほど濡れていなかったため、今度はそのままライを。
「二人とも大丈夫かな、寒くは無い?」
双子に聞くと大丈夫だと頷いたが、その後ろに並んでいるのはリルとレヴィ。
ん?二人も拭いてくれって?
俺は立ち上がるとタオルを変えて並んだ順番のリルを先に拭いてから、次はレヴィ。
最後に自分を拭くとクシュッとくしゃみをすると、今度は伴侶二人が慌て出すのがおかしかった。
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