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本編
492話
シャーラの枝に黒のリボンを結ぶと、サワサワ動いていた葉が静かになり、リボンの先端に小さな小さな実が成った。
「え、待ってシャーラ!?そんなに頑張らなくていいんだよ?」
慌てた俺はシャーラの太い幹に触れる。
双子の時とは違う実の出来の速さに俺は驚いてしまう。
「シャーラ、ちょっと俺たちは明日からか……王都に行ってくるからな?その間頼んだぞ?」
リルが笑うように枝を撫でてシャーラに話し掛ける。
「悪ぃけど、シャーラを頼むな?」
ニコニコと、リルが笑いながらその場にいる皆に頼む。
シャーラが無事に実を付けたのだから、後は大きく育つのを待つだけなのだが……。
「リル様、シャーラ様にリボンを掛けたい場合はどうすればよろしいのでしょうか」
ラディットさんが手を上げた。
「あー……シャーラは俺たちの家族だが、今回が初めてなんだ。周囲にある聖樹とは違ってこれからまだまだ成長すると思うんだが、まだ沢山の負荷を掛けたくはねぇ。王都に行ってその辺を調べてくるから戻るまではそのままにしてくれ。
まぁ、結んでもシャーラの機嫌で実をつけない可能性もあるから、その辺は大丈夫だと思うけどな?
それで、王都でどうしているか聞いたら少しずつシャーラに頼むかな……ひとつきに数個……あまり希望者が多くなるようなら考えなきゃいけねぇけど……まずは子の街の住民優先にしたいけど、此処は外からも入ってこられるから無理やり結ぶ奴が出てくるかもしれない。
そんな事が発生しないようにはしたい」
「ではそうならないように対処するにはどうされる予定ですか?」
「王都でその辺も相談してくるつもりだ。自警団に頼むか他の団体を設立するか。公的事業にするなら王宮からの何か補助を貰うことも視野に入れてはいるつもりだ」
淡々と答えるリル。
「ただ、まだ手探りだからはっきりしたことは言えない」
そう言ってリルが話を締めた。
「シャーラをよろしくお願いします」
俺が頭を下げると、レヴィがぽんと背中を叩いてくれた。
「初めてこんなに近くで実を見るなんて凄いなぁ」
「リボン、結んでみたいねぇ」
なんて会話が聞こえてくる。
「シャーラ、ありがとう……無理をしないでね?俺たちの子、よろしく」
シャーラに触れるとシャーラがぽとりと葉を一枚落とした。
「え?」
「まただな。リクト、王宮の聖樹にも葉っぱを貰っただろ?」
リルがその葉を拾うと手渡してくれる。
そう言えばそうだったと思い出して、その葉も栞にしているが王都の家に置きっぱなしなのだ。
「うん。シャーラありがとう。これも栞にさせてもらうね?」
シャーラの幹に触れて俺はその幹に頬を当てて感謝を告げた。
「え、待ってシャーラ!?そんなに頑張らなくていいんだよ?」
慌てた俺はシャーラの太い幹に触れる。
双子の時とは違う実の出来の速さに俺は驚いてしまう。
「シャーラ、ちょっと俺たちは明日からか……王都に行ってくるからな?その間頼んだぞ?」
リルが笑うように枝を撫でてシャーラに話し掛ける。
「悪ぃけど、シャーラを頼むな?」
ニコニコと、リルが笑いながらその場にいる皆に頼む。
シャーラが無事に実を付けたのだから、後は大きく育つのを待つだけなのだが……。
「リル様、シャーラ様にリボンを掛けたい場合はどうすればよろしいのでしょうか」
ラディットさんが手を上げた。
「あー……シャーラは俺たちの家族だが、今回が初めてなんだ。周囲にある聖樹とは違ってこれからまだまだ成長すると思うんだが、まだ沢山の負荷を掛けたくはねぇ。王都に行ってその辺を調べてくるから戻るまではそのままにしてくれ。
まぁ、結んでもシャーラの機嫌で実をつけない可能性もあるから、その辺は大丈夫だと思うけどな?
それで、王都でどうしているか聞いたら少しずつシャーラに頼むかな……ひとつきに数個……あまり希望者が多くなるようなら考えなきゃいけねぇけど……まずは子の街の住民優先にしたいけど、此処は外からも入ってこられるから無理やり結ぶ奴が出てくるかもしれない。
そんな事が発生しないようにはしたい」
「ではそうならないように対処するにはどうされる予定ですか?」
「王都でその辺も相談してくるつもりだ。自警団に頼むか他の団体を設立するか。公的事業にするなら王宮からの何か補助を貰うことも視野に入れてはいるつもりだ」
淡々と答えるリル。
「ただ、まだ手探りだからはっきりしたことは言えない」
そう言ってリルが話を締めた。
「シャーラをよろしくお願いします」
俺が頭を下げると、レヴィがぽんと背中を叩いてくれた。
「初めてこんなに近くで実を見るなんて凄いなぁ」
「リボン、結んでみたいねぇ」
なんて会話が聞こえてくる。
「シャーラ、ありがとう……無理をしないでね?俺たちの子、よろしく」
シャーラに触れるとシャーラがぽとりと葉を一枚落とした。
「え?」
「まただな。リクト、王宮の聖樹にも葉っぱを貰っただろ?」
リルがその葉を拾うと手渡してくれる。
そう言えばそうだったと思い出して、その葉も栞にしているが王都の家に置きっぱなしなのだ。
「うん。シャーラありがとう。これも栞にさせてもらうね?」
シャーラの幹に触れて俺はその幹に頬を当てて感謝を告げた。
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