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本編
493話
「まま、シャーラにおねがいしてるの?」
ルスが俺の足に腕を巻き見上げてくる。
「うん、ルスとライの新しい弟か妹が元気に産まれてくるようにってね?ルスもお願いしてくれるかな?」
「うん!」
可愛らしく、ギュッとシャーラに抱き着いたルスにさわさわシャーラが葉を揺らす。
まだ、ルスの腕でも難なく回ってしまうほどの細さなのだ。
そんなシャーラに実をつけさせる負担を強いてしまった。
でも、シャーラはここ数日で随分と大きくなった。
先日まで、鉢に植わって馬車に積めたのだから。
「シャーラ、俺がぎゅってしてもいいかなぁ?」
そう聞いてからシャーラを抱きしめると、さわさわがザワザワになった。
「らいも」
ぎゅうっとライもシャーラを抱き締める姿が愛らしくなって、俺は地面に膝をつくと、ルスとライごとシャーラを抱き締める。
「おいおい、何やってんだって」
レジャーシートやお皿を片付けてくれていたリルとレヴィが迎えに来てくれた。
「ん?ルスとライと一緒にシャーラにお願いをしていたところだよ。ね?」
俺が首を回してルスとライをそれぞれ見やると、ねーと元気な声が上がった。
「片付けありがとう。ルスとライはお昼寝する?眠くない?」
元気な子供たちと手を繋ぐ。
「明日から、お船の旅だから荷物を詰めたいな。ふたりともお手伝いできるかな?服を選んでくれる?」
シャーラに実を託したから、明日には船に乗る。
「あ、何時出港予定なんだろ……リル聞いてる?」
「あー……飯を食ってからで良いらしいけど汽笛を慣らしてから各々集合だと」
案外、時間に適当だなと思いながらその汽笛を鳴らすクルーは先に乗っていなければならない。
あまり遅くはなれないなと思いながら、子供たちは最悪抱っこして連れて行こうと決めた。
「俺、船ってあまり乗ったことないけど、何か注意があるかな?」
「特には……でも、船長には絶対だな。あと、ごく稀に魔獣が出るから出たらリクトたちは鍵のかかる部屋に入ってもらうしかねぇな」
さらりとリルが怖い事を言う。
海にも魔獣がいるのだと……確かにクラーケンやシーサーペントなど、ゲームの中では聞いたことがあるがこの世界にもいるのだろうか。
ケツァルコアトルやレッドボアなども名前は聞いて見たこともある。
「リルたちも、何かあったら戦うの?」
「あぁ、任せておけ。シーサーペントは美味いんだよな」
そんな呑気な事を言うリルを俺は少し睨むのだった。
ルスが俺の足に腕を巻き見上げてくる。
「うん、ルスとライの新しい弟か妹が元気に産まれてくるようにってね?ルスもお願いしてくれるかな?」
「うん!」
可愛らしく、ギュッとシャーラに抱き着いたルスにさわさわシャーラが葉を揺らす。
まだ、ルスの腕でも難なく回ってしまうほどの細さなのだ。
そんなシャーラに実をつけさせる負担を強いてしまった。
でも、シャーラはここ数日で随分と大きくなった。
先日まで、鉢に植わって馬車に積めたのだから。
「シャーラ、俺がぎゅってしてもいいかなぁ?」
そう聞いてからシャーラを抱きしめると、さわさわがザワザワになった。
「らいも」
ぎゅうっとライもシャーラを抱き締める姿が愛らしくなって、俺は地面に膝をつくと、ルスとライごとシャーラを抱き締める。
「おいおい、何やってんだって」
レジャーシートやお皿を片付けてくれていたリルとレヴィが迎えに来てくれた。
「ん?ルスとライと一緒にシャーラにお願いをしていたところだよ。ね?」
俺が首を回してルスとライをそれぞれ見やると、ねーと元気な声が上がった。
「片付けありがとう。ルスとライはお昼寝する?眠くない?」
元気な子供たちと手を繋ぐ。
「明日から、お船の旅だから荷物を詰めたいな。ふたりともお手伝いできるかな?服を選んでくれる?」
シャーラに実を託したから、明日には船に乗る。
「あ、何時出港予定なんだろ……リル聞いてる?」
「あー……飯を食ってからで良いらしいけど汽笛を慣らしてから各々集合だと」
案外、時間に適当だなと思いながらその汽笛を鳴らすクルーは先に乗っていなければならない。
あまり遅くはなれないなと思いながら、子供たちは最悪抱っこして連れて行こうと決めた。
「俺、船ってあまり乗ったことないけど、何か注意があるかな?」
「特には……でも、船長には絶対だな。あと、ごく稀に魔獣が出るから出たらリクトたちは鍵のかかる部屋に入ってもらうしかねぇな」
さらりとリルが怖い事を言う。
海にも魔獣がいるのだと……確かにクラーケンやシーサーペントなど、ゲームの中では聞いたことがあるがこの世界にもいるのだろうか。
ケツァルコアトルやレッドボアなども名前は聞いて見たこともある。
「リルたちも、何かあったら戦うの?」
「あぁ、任せておけ。シーサーペントは美味いんだよな」
そんな呑気な事を言うリルを俺は少し睨むのだった。
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