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第1章 転生
2話
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「んっ…痛い…」
何だか背中が痛い。
ゴツゴツした石のようなものが当たる気がする。
「ねぇ、ねぇ大丈夫?」
可愛らしい声と揺さぶられる身体。
痛いからあまり揺らさないでくれ……
「鴇?鴇ってば……」
「ん……え?」
目を開くと木々の間から空が見える。
空!?
え、俺……眠る時は家にいたよな?
それも、眠くなってベッドに入った……か?
うん、入った記憶はある。
眠る前は月が見えて、それ……で。
脳内の処理能力が追い付いていかない。
開いた目を何度か瞬きさせて息を吐き出した。
「あ、よかった。気がついたのね?」
「蓮……?」
俺を揺さぶっていたのはピンクの髪の少女。
誰?でも俺は蓮って呼んだよね。無意識で。
見たことがあるその容姿は、よくよく見ると妹がやっていた乙女ゲームの主人公そのままで、コスプレイヤーにしては凄く手が込んでいるなと思う。
長い髪は背中を覆うほどあり、今はそれを首の後ろでまとめているが、覗き込んできたときに肩から前へと落ちてきていた。
ん?ちょっと待て。
その蓮が、俺に向かって何て呼んだ?
『鴇』だと?
「翠、鴇の意識が戻ったわ。良かった」
「鴇、水をほら」
翠と呼ばれたのは髪が黄緑色に少し青を足した色をした青年で、片眼鏡を掛けていた。
こっちもコスプレイヤーにしては良くできている。
男なら綺麗すぎる作りの顔だななんて思っていると背中に腕を差し入れられ、ぐいっと上体を起こさせられると差し出された竹筒を受け取った。
何故か俺は意識をしてしまうととても喉が渇いており、栓を抜くと口をつけごくりと水を飲み込んだ。
喉を流れる水は冷たくて甘く感じた。
「悪い、ご馳走さま」
翠に竹筒を返すと、唇から喉を伝って溢れた水をぐいっと袖口で拭う……
ん?俺、Tシャツにジャージだったよな?
口を拭った手は俺の知っている大きさよりも少し小さく、綺麗に切り揃えられた爪は細い指先に鎮座している。
そして、その右手の小指には鮮やかな赤い石の埋められた指輪。
声も少し高く感じる。
「いえ、痛い場所はありませんか?擦り傷ができていますから帰ったら傷を洗って薬を塗りましょう。
今、傷を洗えるほどの水はありませんから、軽く流す程度になりますが。
君の綺麗な顔に傷が残らなければいいのですが……」
翠の指先が頬を撫でる。
その指が優しくて、俺はきょとんと相手を見上げる。
「何、言ってんだよ、綺麗なわけあるか。でも心配してくれてありがとな?」
にこりと笑うと翠は恥ずかしそうに顔を背けた
何だか背中が痛い。
ゴツゴツした石のようなものが当たる気がする。
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目を開くと木々の間から空が見える。
空!?
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開いた目を何度か瞬きさせて息を吐き出した。
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誰?でも俺は蓮って呼んだよね。無意識で。
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長い髪は背中を覆うほどあり、今はそれを首の後ろでまとめているが、覗き込んできたときに肩から前へと落ちてきていた。
ん?ちょっと待て。
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「鴇、水をほら」
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今、傷を洗えるほどの水はありませんから、軽く流す程度になりますが。
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翠の指先が頬を撫でる。
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「何、言ってんだよ、綺麗なわけあるか。でも心配してくれてありがとな?」
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初めての投稿です。
結構ノリに任せて書いているのでかなり読み辛いし、分かり辛いかもしれませんがよろしくお願いします。主人公がボーイズでラブするのはかなり先になる予定です。
※ストックが切れ次第緩やかに投稿していきます。
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