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33話
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「わぁ、石鹸……って、コレ?」
フレイアに連れてこられたのは石鹸を売る店だったか、石鹸と言うと私たちは固形石鹸、粉石鹸、液体石鹸などを想像するが、だいたいどれも同じ大きさや量になっていて、定額だと思っていたがこの世界で石鹸は巨大な塊からある程度の大きさに割って販売する量り売りのようだった。
それに、店の中にあるのは!大きな塊で、その場で割って購入する。
「粉石鹸とかなら適量を使いやすいのに……
ぽつりと呟くと店の店主が声を掛けてくる。
「お嬢ちゃん、ちょっと詳しく」
おいでおいでと手招きされると、粉石鹸?と聞かれた。
私は頷いてこの大きな石鹸を細かくして使うと、水に溶けやすいこと。
使う量が分からなければ決まったスプーンを一緒に販売して、盥一杯につきスプーン一杯が標準量としてうたえば最初の一本は皆がスプーンを、買ってくれること。
細かくした石鹸に香りの素を混ざれば香りを変えられること。
そんな、ざっくりとした話をするとその案をやってみてもいいかと聞かれ、もしそれで人気が出たら今後石鹸を買いに来てくれたら安くしてもいいと言われ、了承した。
と言っても自分で考えたことでは無いから心苦しいか。
それでも少し大きめの石鹸を購入して美南はほくほくしながら店を出た。
「ミナミは発明家だったりするのか?」
は
フレイアが不思議そうに聞いてくるのを美南は頭を横に振った。
「そんな訳ないよ、私のいたところだとそうやって使ったりもしていたってこと」
ベルゴッド様にナイフを借りて買った石鹸を細かくしたい。
また、さっきの店主にも伝えたが、固形の石鹸をピーラーみたいなもので削れば薄い紙になり、瓶に入れれば持ち運びが簡単になる為、屋外等での手洗いなどに重宝する。
ただ、ピーラーというイメージを伝えたが野菜の皮を剥く器具は無く、色々と考えてから漸く美南の描くイラストと柱を削るような刃物のイメージで納得をして貰った。
「でも、もし持ち運ぶことが出来るようになるなら遠征の時に楽になりそうだなぁ」
そう呟いたフレイア。
遠征があるのかと思いながら美南は街並みを見ていく。
赤レンガを組んだ街並みは美しかった。
「あぁ、茶葉を扱っているのはあの店だ。シルヴィア様も良く来ている」
「あぁ、ここのお店のなんですね?先日団長の部屋に何も無くて、相談したら分けていただいたんです!あまり紅茶は詳しくないのですが、オレンジの香りのする紅茶がとても美味しかったので買おうかなと。
いつか、時間があったらクッキーでも焼いてみたいですが」
「へぇ、ミナミは料理ができるのか?」
「簡単なものですけど……でなければ誰も作って貰えませんでしたし、少しでも安価に済ませるなら自分で……ってフレイア!?」
「……ミナミ……団長に幸せにして貰えよ?」
そう言われてまた何か勘違いされてないかと不安になる美南だった。
フレイアに連れてこられたのは石鹸を売る店だったか、石鹸と言うと私たちは固形石鹸、粉石鹸、液体石鹸などを想像するが、だいたいどれも同じ大きさや量になっていて、定額だと思っていたがこの世界で石鹸は巨大な塊からある程度の大きさに割って販売する量り売りのようだった。
それに、店の中にあるのは!大きな塊で、その場で割って購入する。
「粉石鹸とかなら適量を使いやすいのに……
ぽつりと呟くと店の店主が声を掛けてくる。
「お嬢ちゃん、ちょっと詳しく」
おいでおいでと手招きされると、粉石鹸?と聞かれた。
私は頷いてこの大きな石鹸を細かくして使うと、水に溶けやすいこと。
使う量が分からなければ決まったスプーンを一緒に販売して、盥一杯につきスプーン一杯が標準量としてうたえば最初の一本は皆がスプーンを、買ってくれること。
細かくした石鹸に香りの素を混ざれば香りを変えられること。
そんな、ざっくりとした話をするとその案をやってみてもいいかと聞かれ、もしそれで人気が出たら今後石鹸を買いに来てくれたら安くしてもいいと言われ、了承した。
と言っても自分で考えたことでは無いから心苦しいか。
それでも少し大きめの石鹸を購入して美南はほくほくしながら店を出た。
「ミナミは発明家だったりするのか?」
は
フレイアが不思議そうに聞いてくるのを美南は頭を横に振った。
「そんな訳ないよ、私のいたところだとそうやって使ったりもしていたってこと」
ベルゴッド様にナイフを借りて買った石鹸を細かくしたい。
また、さっきの店主にも伝えたが、固形の石鹸をピーラーみたいなもので削れば薄い紙になり、瓶に入れれば持ち運びが簡単になる為、屋外等での手洗いなどに重宝する。
ただ、ピーラーというイメージを伝えたが野菜の皮を剥く器具は無く、色々と考えてから漸く美南の描くイラストと柱を削るような刃物のイメージで納得をして貰った。
「でも、もし持ち運ぶことが出来るようになるなら遠征の時に楽になりそうだなぁ」
そう呟いたフレイア。
遠征があるのかと思いながら美南は街並みを見ていく。
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「あぁ、茶葉を扱っているのはあの店だ。シルヴィア様も良く来ている」
「あぁ、ここのお店のなんですね?先日団長の部屋に何も無くて、相談したら分けていただいたんです!あまり紅茶は詳しくないのですが、オレンジの香りのする紅茶がとても美味しかったので買おうかなと。
いつか、時間があったらクッキーでも焼いてみたいですが」
「へぇ、ミナミは料理ができるのか?」
「簡単なものですけど……でなければ誰も作って貰えませんでしたし、少しでも安価に済ませるなら自分で……ってフレイア!?」
「……ミナミ……団長に幸せにして貰えよ?」
そう言われてまた何か勘違いされてないかと不安になる美南だった。
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